映画のまとめ 『ジョーカー・ゲーム』、とか。五本。


ジョーカー・ゲーム (DVD 豪華版)

亀梨和也,深田恭子/バップ

undefined


 入江悠監督の、ビックバジェットな映画。
 身も蓋もないことを先に云ってしまふと、日本版「スパイ大作戦」。
 音楽も似てます!

 主演の亀梨君は、意外と良かった。
 スタイルや身のこなしがシャープで、性格の良さやキレ者感もあった。
 只、
 エロス面が物足りないとゆーか、男性の勃起感がまるで感じられないのは、ジャニーズだからか。

 逆に、
 エロスは足りてるのに、それ以外まるでダメだったのは、深田恭子。
 今回は、ハズレでした。
 役柄とマッチしてないし、アクションが最悪。
 謎の美女的な扱いにしたいのだろーが、そこも上手くハマっていない。

 伊勢谷祐介の上官は、怪しくて好キャラ。
 彼が出てるシーンだけは、どれも雰囲気があった。

 しかし亀梨君の、
 特にアクションシーンとなると、物足りなさばかりが目立ってしまふ。
 逃走しながら変装するシーンなど、まったく効果が現れていないから、
 意味がないどころか、何やってんだ、コイツ?
 と、観客には観えてしまふ。

 ラストもね、爆発と落下は、まだいい。
 写真の使い方も、ま、許せるとして。
 そこに至るまでの展開が、もちっとスマートに、スピーディーに出来んもんかな…。
 つか、
 火薬って、あんな風に燃えるモノなの?

 とゆー、
 トムさんの「スパイ大作戦」を目指しながらも、何故か「ルパン三世」になってしまふ。
 「ルパン三世」としては、小栗旬のアレよりはマシな、
 そんな映画でした。


ノイズ(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [Blu-ray]

ジョニー・デップ,シャーリーズ・セロン,ジョー・モートン,クレア・デュバル/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

undefined


 99年公開の、
 SF…の形を借りた、古典的なサスペンス・ホラー。

 二分間連絡が途絶えるアクシデントがあったものの、無事に帰還した二人の宇宙飛行士。
 しかしその妻たちはある異変に気付き…。

 とゆー、
 主演がジョニー・デップと、シャーリーズ・セロン。
 普通のニンゲン役なデップを、久しぶりに観た。
 ま、フツーではないけどな。

 サスペンス色がつよく、
 何かに似てるなーと思いつつ、いろいろ検索してみると、
 断片的に『ローズマリーの赤ちゃん』を参考にしたよーで。納得納得。

 デップも、一生懸命フツーのニンゲンのふりを頑張っておりますが、
 頑張れば頑張るほど、マネキンみたいに見えるのな、このヒト。
 なんたる不憫。


DEVIL'S HAND

Lions Gate

undefined


 日本版ソフトが見付からず。
 邦題は、
 『悪魔が棲む家666』。

 「の」、ではなく、
 「が」。
 ココ「が」ポイント。
 「が」。
 「悪魔が棲む家」。

 6月6日、6人の女子が同時に生まれた。
 18歳の誕生日を迎える時、一人生き残った者が悪魔の化身となるであろう。

 なんっつーオカルトチックな予言から始まるこの映画。ステキ。
 一人は出産後すぐに母親の手で殺されたため、
 5人となった同じ誕生日の少女らはすくすく育ち、色気付く頃。
 しかしこの村は厳しい戒律によって現代社会から隔離されていた。
 所謂「アーミッシュ」みたいなもので、
 映画でゆーとシャマランの『ヴィレッジ』みたいな感じです。
 今、さらっとネタバレしたよーだが、気のせいだ。

 オカルトな予言を盲信する村人たち。
 一人、また一人と何者かに惨殺されてゆく少女たち。
 犯人は誰なのか。
 予言は真実なのか。

 謎を残しつつ、
 村人の狂信的な行動は常識を逸脱し、少女らを翻弄してゆく…。
 そして遂に、
 18歳の誕生日が訪れて…。

 とゆー、
 かなり早い段階から予言よりも村人の危険度が際立つので、
 オカルトの形を借りた、
 古い因習から若者が抜け出す成長物語かと、すっかりアタマが切り替わってたトコロに、あの衝撃のラスト。
 母親の存在も、巧いフックになっておりますな。
 そっちかい!? と。

 完全に油断しました。
 面白いかどーかは、またべつなんだけどね。。。


NO (ノー) [DVD]

ガエル・ガルシア・ベルナル,アルフレド・カストロ,アントニア・セヘルス/オデッサ・エンタテインメント

undefined


 チリの独裁政権から脱却するため、
 選挙で反対の「NO」へ投票しよう!

 その厳しい闘いを、
 選挙広報、プロパガンダの立場から描いた、たいへんな意欲作。

 当然、実話が基のドラマで。
 敢えて八十年代当時のカメラ、テープで撮影されており、
 粗く滲んだ映像は、まるでドキュメントのよーな臨場感を表現している。

 この効果は、面白い。じつに有効である。

 「弾圧の真実を訴えることも大切だが、今は恐怖を拭い去ることが先決」
 と、
 主人公のテレビマンが選択した決断とは、、、。

 エンタメの有効性と希望を描く内容に、とても共感を覚えた。
 (同時に、「広告」の恐ろしさでもあるのだが。)


 も、ね、
 タイトル通りの、映画です。
 真相に迫るわけでも、新事実があるわけでもなく、
 あの日あの時、何が起きたのか。
 目撃者や体験者の視線で描く、再現ドラマ。

 その緊迫感、
 事件の衝撃を追体験するには、とても興味深い作りになっております。
 ケネディとオズワルドが同じ病院に運ばれた、とかね。

 只、
 事件をまったく知らないヒト向けなのも確かで。
 オリバー・ストーンの『JFK』の予習として、オススメ。


[PR]
by y.k-ybf | 2016-01-04 21:47 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
プロフィールを見る
画像一覧