『御緩漫玉日記』 桜玉吉

御緩漫玉日記 (1)
桜 玉吉 / エンターブレイン
ISBN : 4757721439



 他人の日記がおもしろいと感じたことは一度もないが、
 おもしろい日記なら読んだことがある。

 日記をおもしろく書けるのは、一種の能力である。

 他人の、
 日記だから無条件でおもしろいわけではなく、
 おもしろく書けるヒトの、日記だからだ。

 そんな当たり前のことを力説してしまうほど、
 桜玉吉の日記を書く能力は秀逸で、おもしろい。
 釣りばかりしていても、漫画がかけなくなっても、
 離婚しても、鬱病になっても、アレなクスリをかじっても、
 POPを損なわず、表現できる。
 (実際は、笑えない状況だったらしいが。)

 『御緩漫玉日記』では、
 現実のカウンターパンチをモロに食らい、伊豆で隠遁生活をはじめたせいか、
 妄想(フィクション)の割合が高い日記(ノンフィクション)が、
 ムラムラモワモワと描かれている。
 マンガとしてはそれこそ正しい形なのだが、
 桜玉吉の場合、
 それが逆転していたり連想させるのが、妙。
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by y.k-ybf | 2005-04-18 22:20 | 本棚 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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