『アイアムアヒーロー』


【映画パンフレット】 アイアムアヒーロー 監督 佐藤信介 キャスト 大泉洋, 有村架純, 長澤まさみ, 吉沢悠, 岡田義徳, 片瀬那奈, 片桐仁,

松竹

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 主演・大泉洋との発表を聞いた時は、
 全然原作とイメージ違うやないの、と、かなりガックリしたものだけど。
 予告を観て、おや?
 本編を観て、これわ! と。
 も、大泉洋=鈴木英雄にしか見えない。
 あの見事な立ち姿を観せられては、文句のつけようがない。
 悔しいので誉めたくもないのだが、素晴らしい演技でしたよ。大泉め。

 そんで、
 洋邦合わせても、トップクラスのゾンビ映画になっているとおもいます。

 特に前半の、
 ゾンビ(ZQN)が街中で発症して、その中を決死で走り抜けるシーンからの、高速道路でのタクシーのクラッシュ。
 ザック・スナイダーの『ドーン・オブ・ザ・デッド』冒頭を想起させる、絶品のシークエンス。
 スピード感が違うものの、
 「生活習慣」が残るZQNの特性を表現するためには必要なので、まったく問題ない。
 韓国で撮影したとゆー暴走タクシーのクラッシュシーンも、
 ぐるぐるっと回転させる迫力に加えて、あの絶望&終末感。
 完璧でした。

 後半のアウトレットモールも含めて、韓国ロケは大正解。
 実銃を撃てたってのも大きいし、メイク等の特撮も素晴らしかったなー。

 とゆーわけで、クライマックス。
 最高潮にアガる、名シーンがバッチリ決まるのだから、言うこともないです。

 これはヒーローになろうとした男の話ではなく、
 ヒーローとは何か? に気付いた男の話だ。

 ラスト、
 虚勢を捨て、名乗るシーンにはそんな意味が込められていたとおもふ。
 彼はついに不安を乗り越えて、自分を受け入れたのだ。

 原作が元々良く出来ているから、との見解も拭えないけども、
 だからと云って映像化が簡単な作品ではない。
 映画だから活きたシーンもたくさんあった。
 有村架純はカワイいし、
 ロレックスの使い方もいいし、音楽も良かった。

 ゾンビ映画のキモとは、
 変貌した世界の光景と、本能が剥き出しとなるニンゲンの姿だとおもふが、
 それもしっかり描写してある。
 アウトレットモールのリーダーとか、クズ野郎で最高。
 高跳びゾンビなど、ちゃんと「モンスター感」もあるし。

 何度も云いますが、
 ロメロの『ゾンビ』へのオマージュをも宿した、最高クラスのゾンビ映画ではないだろーか。
 と、
 わたくしはおもいますよ。


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by y.k-ybf | 2016-04-29 21:41 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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