『テラフォーマーズ』
2016年 05月 15日
まず、出来が悪いとゆー類の映画ではない。
クオリティが低いわけでもないので、その手の批判は全てデタラメと云ってもよい。
只、
只々、ツマラナイのだ。この映画わ。
そもそも。
原作のコミックは何が魅力かってーと、絶妙に挿入される昆虫の説明&トリビアだとおもふのだが、
が。
ほぼそのまんまとゆーか、寧ろナレーションのアレンジが裏目にしかならず、
まったく盛り上がりのない平坦な演出になってしまいました。
まるで火星の大地のよーに。
そもそも。
原作は単純なターン制バトルの繰り返しである。
殴り殴られより強く殴り返し殴り返されそれでも殴り殴られ更に殴り(以下、死ぬまで続く)。
そこにキャラの魅力やドラマ、ストーリーが加わる形の、とてもシンプルなマンガであります。
ならばこそ、
設定を全員日本人に変更した以外、ストーリー上に目立った変更点はなし。
そもそも。
何故この第一部(?)を映画にしたのだろーか。
エピソードの順番的には正しいし、丁度区切りがあるから作りやすいってのもあるだろー。
が。
原作の中でも、そこまで面白いエピソードでもないんだよな、ここって。
それはいい。
それはいいんだけど繰り返すが、何故、そのままやるのか?
とゆー疑問が湧いてくる。
面白くする、とゆー工夫が感じられないし、
また繰り返しになるが、
ツマラナく改悪されているのは、どんな了見かと問い詰めたいぐらいだ。
観てるこっちが恥ずかしくなるよーな「ブレードランナー」のパクリや、
小栗旬の悪ふざけも的外れにおもえたし。
山Pの特殊メイクも、やればいいってもんじゃないしな。
ゴキブリの造形だけは、予想より良かったです。
とゆー、
予告編以上のモノが何一つない、本編でした。