『REX 恐竜物語』


REX 恐竜物語 初回限定生産エディション [DVD]

安達祐実,大竹しのぶ,伊武雅刀/角川エンタテインメント

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 93年7月公開の、角川映画。
 監督は角川春樹で、主演はまだ子役だった安達祐実。
 原作はあのムツゴロウさんで、そっちはシリアスな内容みたいですね。

 現代に甦った恐竜の子供とニンゲンの少女との心の交流を描く、なんかそんなの。

 まず、何故に恐竜かとゆーと、
 同じ93年は『ジュラシック・パーク』が公開された年で、ちょっとした恐竜ブームがあったから、だろね。
 (日本では公開月も同じ7月なので、完全にぶつけて便乗してる。さすが春樹。)
 因みに同年公開された「ゴジラ」シリーズにも、ベビーゴジラとゆー恐竜を意識したものが登場している。
 要するに、
 全員が恐竜ブームに乗っかったわけだわ。

 大量のタイアップと宣伝の乱れ撃ち、
 角川必殺の「前売り券バラ撒き」によって、一時は記録に残るぐらい大ヒットした本作ですが。
 93年8月、角川春樹がコカイン密輸の罪で逮捕。
 その急ブレーキ&打ち切りの余波で、ずさっと表舞台から消えてしまいました。
 わたくしもね、
 さすがにこんな「ロリコンの春樹が安達祐実で映画を撮りたいが為に作ったモノなど観ていられるか(偏見)」と、
 今までスルーしてきたのですが、
 WOWOWでの放送を機に、ついに観たわけですよ。


 なんか大自然の、凄い空撮のオープニング。
 しかしクレジットも何もなく、
 どんな意味や繋がりがあるかも判らない空撮を延々見せられて、やっとタイトル。
 すげー不安な気持ちになる。

 幽体のよーに、ぼんやりと佇む安達祐実。
 両親の別居がショックで学校にも行かず自閉症になったと、随分差別的な言葉を投げつけられます。

 「誰かの声が聞こえる」、
 「ムー帝国」、
 「古代の神殿」と、オカルトなキーワード三連発で、科学的考証の出る幕無し。

 何も食べよーとしない恐竜の赤ちゃんに、
 ピーマンを食べさせて、ついでにお前(安達)のピーマン嫌いも治せ、とゆー強引な件には狂気を感じる。

 中盤、
 助手の男はヒトが変わったよーに裏切り、REXを狙い始める辺りから、も、めちゃくちゃ。
 全てに、※これはイメージです。と付けたくなるほど、安達祐実のイメージビデオ状態に。
 (米米CLUBの楽曲を流しながら。)

 最後は、REXをムーかなんかのお母さんがいる場所へ帰して、終了。
 恐竜よりそっちの発見の方が凄い気もしますが、もう終わるので、良し。
 早く忘れたい。

 どっかで見たよーな空撮をバックに、
 (死ぬほどダサい)ローマ字のエンドロールが流れてホッとしていると、オマケがありました。
 まだ終わってくれません。

 「「具」が大きい」なんて、
 当時の安達祐実が出演したCMを覚えていないと一ミリも面白くない風化したネタを挟み、
 別居していた母親が戻り、ハッピーエンド。
 (ちゃんと、「ハッピーエンド」って文字もでます。)
 そして改めて、
 スポンサー様のクレジットの嵐!

 コレ作ったヤツはクスリでもやってたんじゃねえか?
 とおもったら、本当にやっていた。
 奇跡のよーな怪作の一本でした。


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by y.k-ybf | 2016-06-05 22:44 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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