コメディ映画をまとめて、六本。
2016年 06月 09日
大学のアカペラサークル、でいいんかの?
個性的なメンバーが集まって、ニギニギしく挫折を乗り越えて、成功したりする、
安心のお決まりなストーリー。
予想以上に下ネタ全開で、エッジが効いたユーモアは最新事情を理解してないと笑いドコロすら判らない。
いきなり女子のゲロネタから始まるのも驚いたけど、
主人公のキャラが(風体含めて)いちばん地味っつーのも、フシギな割り切りのよーなモノを感じた。
もう少しDJ要素を増やしてもいいくらいなのにね。
つか、
そんな極端とも云えるバランスを成立させているのが、アカペラ。ダンス。リズム。
ぶっちゃけ、ストーリーなんか関係無しに、
なんかバカにされてるけど、
エース・オブ・ベースの「サイン」は、じつはドンピシャ世代なので、好きな曲だったりするんだけどね。。。
あまり期待もせず、前作を観たからとゆー理由だけで観たわけでして。
結果、
面白い、とはおもいますが、
なんつーか、悉く笑いのツボが合わないとゆーか。
ってな具合なので、
クリストフ・ヴァルツはやっぱ巧いな、おもいました。
こないだのアカデミーでメインMCをするぐらい人気者で、アメリカでは一番面白いヒト、なんですって。
わたくしはなんとなく知ってる程度でしたが。
あ、因みに黒人の方です。
さて、そんな人気コメディアンのクリス・ロックが監督脚本も務めた本作。
さぞ爆笑なコメディなんでしょうな? ワレ。
と観たトコロ、
どーも予想とは違うタイプの映画で、
なるほどなるほどと、感心させられました。
「コメディ」ではあるんだけど、殆どが黒人をネタにしたジョークっつーか、
ゲットーカルチャー?
そもそもタイトルの「トップ・ファイブ」が、
要するに、彼ら独自のライフスタイルに密接したコメディ、なんですよ。
なので。
現在進行形のその文化スタイルを理解してないと、
笑いよりも、へぇ~って感嘆が先に出てしまふのです。
カルチャー寄りな作品なので、スマートでオシャレだしねー。
物語の面白さもちゃんとありまして。
婚約者の新婦が、
本来は損な悪役になりそーなトコを、巧く救った感じが良かったです。
成功するってなんだろ? と。
突然無職となった腕利きのセールスマン二人が、
PCやネットをよく判らないオッサンが、若者らに混じって知識と知恵と勢いで乗り切るとゆー、
そんなパターンのアレ。
見事な王道コメディでした。
Google本社で実際に撮影されているので、会社モノとしても楽しめる。
つか、も、
嫌みなレベルのプロモーションに感じたけどな。
意識高い系の、
うちの会社いいでしょ? 自慢に。
アホがアホな顔してアホなコトをする、最近ではちょっと珍しい気もする正統派で。
異常なほど不謹慎。
「無名のスタッフ&キャストが楽しく製作」とゆー、WOWOWの番組説明が最高。
ビーバーがゾンビになっていろんなモノを囓るお話。
そんなゾンビーバーが想像以上に安っぽく、ぬいぐるみ感が隠しきれない可愛らしさよ。