映画のまとめ 『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』 とか、六本。


オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 [DVD]

トム・ハーディ,ルース・ウィルソン,オリヴィア・コールマン,アンドリュー・スコット,ベン・ダニエルズ/アルバトロス

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 トム・ハーディの、(ほぼ)一人による会話劇。

 ハイウェイをそれなりの高級車でブーンと飛ばしながら、
 電話で仕事や家庭やプライベートの会話を続けて、ある目的地へ向かいます。

 トム・ハーディの演技力頼り…とゆーか、
 彼個人の魅力で成立させた作品のよーな気がします。
 そもそも比べよーもないし。
 何処にでもいるタイプではないのに、何処にでもすっぽり収まるのが、彼の特異な点だとおもふが、
 そーゆー意味でも、彼の魅力が堪能できる一作と云えるでしょう。

 コレね、
 「帰り道」バージョンも観てみたい。
 破滅を前提で語られるコトが多いけど、
 もう一丁、山場があるんじゃね? と、わたくしはおもふのだが。


要塞警察 スペシャル・エディション [DVD]

オースティン・ストーカー,ダーウィン・ジョストン,ローリー・ジマー,マーティン・ウェスト/TCエンタテインメント

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 ジョン・カーペンター監督、76年公開。

 近未来、
 強大な権力で街を支配する警察組織へ、遂にレジスタンスが立ち上がる。
 要塞と化した警察署をぶっ潰せ!


 とゆーストーリーではなく、
 ならず者集団に包囲されて襲撃を受ける、移転間際の旧警察署での壮絶な一夜を描いております。
 なので正確には、「籠城警察」ですな。

 西部劇の影響を色濃く残しており、その意図もよく判る。
 アクション、或いは犯罪映画とも明らかにニュアンスが違う。
 全体を覆うダウナーな空気感と、
 追い詰められる緊張感が共存する作品バランスは、「七十年代」とゆー言葉以外に例えるのが難しい。
 襲撃する側の空虚な造形は、むしろホラーに近い気もする。


 脅迫電話で事件に巻き込まれてゆく、サスペンス。
 ハル・ベリー主演の『ザ・コール』を連想させますが、
 当然ストーリーはまったく違うので、安心してください。B級です。

 真犯人の狙いと要求はなんとなく理解できたけど、
 犯行の一つ一つがキレイに巧く行き過ぎで、だんだんと興味が薄れてゆく。
 製作費って、
 こーゆー説得力の裏付けに使うべきなのだなー。

 オペレーターも意外とやれることが多いし、勘も鋭いので、
 さっさと解決しろや、とゆー気分になります。


奇跡の2000マイル [DVD]

ミア・ワシコウスカ,アダム・ドライバー/ポニーキャニオン

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 ロビン・デヴィットソンとゆー女性冒険家の著作が原作。
 オーストラリアを徒歩で横断する、お話。

 困り笑顔が特徴的なミア・ワシコウスカが主演で、
 砂漠の厳しい環境にたった独りで挑む女性を、全裸で熱演しております。
 が、
 この主人公の女性とゆーのがなかなかの偏屈な変わり者で、他者を異常なほど拒絶する。
 困った顔で。

 その心理が「砂漠」を表現してるとしたら、フツーに都会で暮らしてても同じじゃね?
 とさえおもえてくる反面、
 判るわー! と、ドハマリするヒトもいるのでしょーな。
 とゆーのも、
 そもそもこの冒険が、
 現代社会を拒絶した「自死」の側面を含んでいるからだとおもふ。


リアリティー [DVD]

アニエッロ・アレーナ,ロシダーナ・シミオーリ,ナンド・パオーネ,ラファエレ・フェランテ,クラウディア・ジェリーニ/東宝

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 タイトルの「リアリティー」とは、
 テレビの「リアリティー・ショー」番組のコトを指しておりますが。
 同時に、そんな番組に人生を振り回される「リアル」な姿のコトでもある。
 そんな映画。

 番組のオーディションに受かればいいな。。。
 受かったかもな。。。
 受かっただろ。。。
 受かったよ?
 受かってるのに。。。
 受かっていた、はず…。。。
 と、
 アットホームだった家族が、次第に狂気へ引き摺り込まれる。
 メディアの無責任な影響力だけではなく、
 ニンゲンの飽くなき名声への欲望が描かれております。

 のダガー、
 結末がちょっと不満とゆーか、
 そこまでやるなら、更にその先まで描かないと締まらないんじゃないかな、このストーリーわ。


 タイトルがアレっぽいので、
 スーパーカーの公道レース系かなと期待して観たら、少し違った。
 原題は『Channeling』。
 コンタクト型のカメラを目に装着して、独自の実況プログラムをリアルタイムで配信。
 高額のスポンサー料を稼ぐため、あの手この手とプログラムが作られて…。
 とゆー、
 若干SFなストーリーで吃驚。
 やってることはニコ生主と同じですが。

 一応、
 主人公の弟が「高級車を盗んで逃げ切る」プログラムを実行してるヒトで、
 その場面はアレっぽいのですが、ストーリーの主軸は別にあって。
 配信チャンネルの裏側に隠された企みとわ?
 みたいなサスペンスになります。

 つか、勿体無い。
 このコンタクト型カメラの主観映像ってのがなかなか面白く、
 ちゃんと「大人用オムツ」とか変な広告が入ったり、突然アップデートが始まったりして。
 如何にもそれっぽい。

 自分を切り売りして拍手を貰って、
 アイデンティティを支えよーと苦悩する姿などは、モロに現代の問題であろう。
 と、何気に風刺も含んだ映画でした。

 アレではない。


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by y.k-ybf | 2016-09-07 11:31 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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