もしもビートルズがもう一枚アルバムを作ったとしたら? (Reprise!)
2016年 11月 10日
『ゲット・バック』ではなく、
なんせ元々が「幻」なので資料など無いに等しく、
も、最終的には推測頼りになっておりました。
いろいろ調べるうちに、
あんな曲やこんな曲もと新たな発掘もできたし、初めて判ったことも少なくなかった。
特にジョージのソングライターとしての才能が、
バンド後期から如何に開花していったのか。改めて実感できました。
「Not Guilty」を100テイク以上もレコーディングして採用されないとか、
どんだけジョンとポールの壁は高いのか、と。
『(Hot As) SUN-SHINE』。
丁度、『アビイ・ロード』と『ゲット・バック』の中間みたいなアルバムにはなったかな、と。
最期に、
作業過程で行った『ホット・アズ・サン』の検証報告を載せておきます。
所有してるCDは「セブンスターレコード」とゆーレーベルのモノで、その収録内容を基本データにしました。
なので、
真偽はまた他にあると思ふので、コレも妄想の類だと冷ややかに見て頂けると助かります。
・ポールのソロ・アルバム『マッカートニー』に収録。
冒頭には、観光案内のナレーションのよーなパロディが入る。
「Junk」
・同じくポールのソロ・アルバム『マッカートニー』に収録。
音源はおそらく使い回しだが、
アンソロジー版でも未完成な以外、大きな変化はない。
「I Should Like To Live Up A Tree」
「Zero Is Just Another Even Number」
・「ゲット・バック・セッション」での、
「What's The New Mary Jane」
・同名曲のデモか?
判断が難しいとゆーか、面倒臭い。
「Dirty Old Man」
・「Mean Mr. Mustard」の、おそらくデモ。
「Proud As You Are」
・「It's Just For You」或いは「This Song of Love」とも呼ばれている曲。
ピアノのみで演奏される、オペラ調のバラード。
「Watching Rainbows」
・「I've Got A Feelin」の原曲の一つらしい…けども、コレもまたジャムセッションの一部のよーな気がする。
「My Kind Of Girl」
・ポールのソロ・アルバム『マッカートニー』に収録された、「Oo You」のタイトル違い。
「Suicide」
・ポールのソロ・アルバム『マッカートニー』に、「Hot As Sun」とメドレーで収録された「Glasses」の原曲。
ちゃんと仮歌も存在するのは、
「Lullaby For Alazyday」
・ジョンの曲なのは正しいけれど、
「Have You Heard The World」
・ジョンにソックリな、まったく他人の曲、だそーで。
ヨーコも間違えたとゆーエピソードによって、正しく存在が否定されました。
メデタシ。
「Madman」
・「Madman A Comin」とも呼ばれる、「Mean Mr. Mustard」の原曲、らしい。
「Oh! Had A Dream」
・レイ・チャールズのカバー…か、何なのか。
「Four Knights In Moscow」
・厄介なのがこの曲!
調べてみたら何のコトはない、リンゴの「Early 1970」で。
おそらく音源も使い回し、デモの可能性さえ薄く、時期的にもアウトだと思われる。
そもそも「Four Knights In Moscow」は「Early 1970」の仮タイトルで、
しかもリンゴはカバー・アルバムを二枚作った後の、
「Portraits Of My Love」
「Swinging Days」
この二曲は収録リスト上には存在するが、音源が見つからず、詳しい情報も確認できなかった。
おしまい。