ノーベル賞制定記念 まんが・まつり! 五本。


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 コミックを原作とする、原恵一監督のアニメーション。

 江戸末期、
 葛飾北歳の娘、お栄が主人公。
 江戸の日常とゆーか、風俗を細かく描写するドラマで。
 庶民の息遣いが感じられるよーな作品に仕上がっている。
 スズメの逃がし屋とか、面白い商売だ。

 貧富だけではなく、身分の違いが生活水準に大きな影響を与えているのだろーが、
 そこも踏まえて、江戸の人々の自由な振る舞いが羨ましくもおもえた。
 (快適かはさておき。)

 「絵」が如何に重要で生活に根付いたものなのか。
 豊かではない暮らしを、
 たった一枚の紙で変えられるコトを、日本人は知っているのだろう。

 日本人の漫画好きな本流を見たよーな気もしたよ。


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 「ムーミン」と云えば、
 「日本のムーミンはケンカばっかりするのね」(原作者・談)でお馴染みの、
 東京ムービー版を見慣れて育ったわたくし。(そしたら、後期は虫プロが担当してたのね。)
 本作はフィンランドで作られた、トーべ・ヤンソン生誕100周年記念で製作されたアニメ映画。
 なので、
 だいぶ違う。だいぶ違う!
 二度云いました。
 とは云え、わたくしも記憶が定かではないので、
 何が違うとか、気になるコトもなかったのですが。

 ミィとミムラが初めてムーミン谷へ訪れるトコロから始まったのは、ちょっと意外。
 そこからやるんだ、と。
 基本、ムーミンのパパがいちばんの問題児で、
 ムーミンのママがその問題を延焼させる役割なのも、印象が違った。
 いちばんまともだったのは、ムーミンでした。

 ストーリーに関しては、まあ、さておき。
 絵柄が原作に…近‥‥‥くもないよーな気もするが、
 絵本みたいなアニメになっていて、お国柄の特徴を楽しめる映画でしたよ。


 何故かバカルディが声を当てており、コレも意外と悪くなかった。


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 チャーリー・カウフマン監督による、ストップモーション・アニメ。
 一応、ストーリーの説明には「中年の危機」を表現とあるんだけど、
 中年に限らない話だとおもふけどな。
 ある種の精神疾患とまでは云わないけれど。

 他人の声が男女問わず全て同じ声に聞こえるよーになってしまった中年男性が、
 講演先で泊まったホテルで一人の女性と出会う。
 彼女だけは「声」を失っていなかった。。。

 とゆー粗筋が意外とキレイにまとまったのだが、
 簡単に云うと、一夜だけの不倫の話。
 なのだが、
 単純であるが故に難解で。
 正直、わたくしも理解できてるのか判らない。
 判らないのでスルーする。(※駄洒落です。)

 人類の英知インターネットで調べてみても、皆が判らないことだけはよく判った。
 某ブログに、
 「あの女性は男の幻想で、じつはセックスもしておらず、ダッチワイフを相手にしていただけ」
 とゆー独自な解釈を見付け、なるへそと感心しつつ、
 さすがに無理があるかなともおもふ。

 この映画には、日本製のカラクリ人形みたいなダッチワイフが登場する。
 まるで「クーロンズ・ゲート」にでも出てきそーなデザインの芸者ロボで、しかもボロボロ。
 童謡の「桃太郎」を唄いながら、アレをナニしてくれる、らしい。
 つかね、
 問題はこの男の、排他的な自意識のよーなもの、ではないのかな。
 いくら珍しいからって、子供へのお土産にダッチワイフはダメだろ?
 勝手な理由で別れた元カノを呼び出すとか、
 要するに、そーゆーヒトで。
 結局世界を均一化させているのは、他者を興味の外へ切り捨てる自意識なんじゃないのかな、と。

 さておき。
 ストップモーション・アニメとしては、
 とんでもなく緻密でリアルなコトを、
 (リアル過ぎて無意味なコトまで)やっているのは、
 「誰かの」ではなく、
 「誰もの」物語にしたかったんじゃないのかな。とおもたよ。
 何故に急に「ちびまる子」? とおもふでしょーが、
 DVD化されていない幻の傑作との噂を耳にしたので、丁度WOWOWの放送もあり、観たのですよ。

 傑作かどーかはさておき、
 確かに、見事な音楽映画でした。
 (「ミュージカル」ではなく、音楽パートが挿入されるスタイルなので「音楽映画」。)

 まず選曲が「ナイアガラ」方面で、渋くてズルい。
 そこに湯浅政明のドラッギーなアニメーションがノるのだから、まあ詰まらないわけがない。
 全曲全アニメ、力の入れようが半端なく、
 コレは当時リアルタイムで観たならば、忘れられない作品になっただろーなと、容易に想像できる。
 こーゆー偏った作品こそ、情操教育には不可欠なのだよ!

 ドラマパートもしっかり泣けるドラマを抑えてて、手堅い作りになっております。

 DVD以降ソフト化されていないとゆーのは、勿体ない。
 フジはしょーもない新作を作るお金があるのなら、
 まずこーゆー優れたアーカイブを管理すべきだとおもいますよ。


 フランス産のCGとストップモーション・アニメを併せた、
 「星の王子さま」の後日談を、現代の女の子の視点から描く。

 まず問題なのは、わたくしが原作の絵本を読んでおらず、特に思い入れもない点なのだが、
 作中、
 何があったのか程度は説明してくれたので、助かりました。
 この絵本を動かしたよーなストップモーション・アニメのパートがまた素晴らしくてね、
 これだけで一本の作品に仕上げてほしかったぐらいだ。

 CGで描かれる現代と「その後」は、
 悪くはないんだけど…、悪くはないんだけど、とゆー感じ。
 完璧な人生設計に窮屈な女の子の心情も判るけど、
 システマチックな大人側の世界も、それなりに魅力的だったりするんだよね。
 つか、
 この「大人側」の描写がほぼ描かれないのは不満が残る。
 そこをやらないのなら、後日談の意味はないんじゃないかな…。
 皆、大人になるのだから。

 と、イイコト風なコトも云えたので、許します。
 飛行機の件とか。


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by y.k-ybf | 2016-11-27 22:17 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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