SEKAI NO OWARI映画、四本。
2016年 11月 28日
巨大な円盤が上空に現れて、なんとなく終末が訪れる。
問題となるのは世界の行く末より痴話喧嘩、
個人的にはかなりダメだった一作。
正直、何を描きたいのか判らないとゆーか、
不条理でもなければ、喩え話としてもヘタ。
そしたらね。
ネットで検索したら「このユーモアが理解できないなんて」と絶賛してる方もおりまして。
こーして同じモノを観ても真逆の感想が生まれるのが、映画の楽しみであり、魅力の一つだなとおもいます。
スペイン産の、パニック・サバイバル。
突如蔓延する、広場恐怖症っつーか、
「屋外へ出ると死ぬ」病。
全人類極限の引きこもり状態となった世界で、生き別れとなった妻を探しに冒険だ!
屋外へ出られないため地下を掘り進み、
やや退屈なまま、エンディングへ。
無理矢理に味付けをしない点は好感触だけど、ストーリーが設定に負けてるよーな気も否めない。
「助かってる」or「助かってない」で言い争いになるとか、
ラストは、
アメリカとインドネシアの合作。
どの辺が合作かとゆーと、…場所?
原題は「哲学者たち」、みたいな意味かな。
哲学の最後の授業は、先生も生徒も含めた「思考実験」。
仮想された状況の世界で、目的をクリアしよう! みたいな。
予告にもあるのでネタバレではないとおもふけど、
ホントに密室劇とゆーか、学級会型とゆーか。
そこで完結してしまふ。
そーゆー映画だっつってんだろ、と云われたらそれまでなんだけど、
実は…、
とゆーのも、
この先生ってヒトが怪しくて、
そんな理由で生徒全員追い詰めたんか! と。
コレね、
この内容でやるならテンポ、悪過ぎ。先生がチート過ぎ。
トライ&エラーで、もっと実例をバァーーーッと見せるべきだし、
先生の悪巧みが全部ブレーキになっているとゆー、ホトホト気の毒な映画。
(例えば『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のよーなノリでいいのに。
ぶっちゃけ、『キサラギ』。
先生「オレの妄想を砕いてみろよ」
生徒「(知らんがな…) (早く帰りたい…)」
みたいな。
世界の、とゆーかアメリカの終わり。
(情報が遮断される状況なので、よく判りません。)
原因不明の全土ライフライン停止によってパニックとなるアメリカ。
しかし、
こんな事もあろーかと食料、飲料水、太陽発電に医薬品まで用意しておいたぜ!
最初は旧友との再会に盛り上がりますが、
(お約束の)無法者が現れたりと、
パニック映画みたいな事態となります。(映画だけど。)
コミューンが生まれ、拡大し、分裂、対立を経て、和解する。
土地の所有権の話はモロだし、
銃が象徴する呪いのよーな責任も、近年アメリカが抱えてる問題そのものだ。
と、
正解は兎も角、一々アイツは何で、コレはアレで、と考えながら当てはめてみるのも面白い。
パニック映画として派手さはないが、
妙なリアリティを感じさせてくれる映画でした。