物騒なサスペンス。五本。


 嫌な映画を観た!

 亡くなった両親の借金と、重たい病を抱える弟のため、とあるゲームに参加する主人公。
 そのゲームとは、
 大金持ちが秘密裏に開く、残忍なゲームであった…。

 とゆー設定だけで、はいはいと気付く方もいるだろーが、
 だいたいそんな感じで間違いない。
 お金に困ったヒトらが集められて、勝者が大金を総取りできるゲームが始まります。
 「電流を自分に流すか? 隣のヒトに流すか?」とか、
 「ムチで打つか? アイスピックで刺すか?」とか。
 非人道で残忍なものばかり。
 しかもこのパターンにありがちな、救いがない。

 どー救いがないかは観てのお楽しみとして。
 「ソウ」との類似を指摘する方もいるよーですが、
 そこまでの作為、ストーリーを用意してない分、こっちのが残酷に感じられました。
 (つまり、物足りなさが効果的に作用している、と。)

 オチも含めて、とても嫌な気分を味わえますので、
 そーゆーのが大好物な方には、オススメかと。


 わたくしは、コレジャナイなとおもいましたが。。。


ゲーム [DVD]

マイケル・ダグラス,ショーン・ペン/東宝

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 ついつい見逃していた、デビッド・フィンチャー監督の『ゲーム』。97年の作品。

 サプライズ地獄で貴様の性根を叩き直してやるぜ!
 とゆー、
 たいへん迷惑なお話。

 じつは以前、結末だけを観るとゆー暴挙をしでかしまして。
 結末だけは知っていたのです。
 なので今回、
 途中から、ホントにあの結末にたどり着くのか? と、ドキドキしながら見守るハメになりました。

 ウェイトレスの制服が一瞬でキレイになるミスなどを見付けてしまいましたが、
 無事にエンディングを向かえ、ホッとしました。


 でも、
 口座の暗号を電話の相手と、彼女は聞いてたけど、いいのかな?


人生スイッチ [DVD]

ダリオ・グランディネッティ,リタ・コルテセ,フリエタ・ジルベルベルグ,レオナルド・スバラーリャ,リカルド・ダリン/ギャガ

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 原題はスペイン語で、『Relatos salvajes』。「野生の物語」とゆー意味らしい。
 因みに英題だと、『Wild tales』。「デタラメな話」となる、らしい。
 それが邦題になると、『人生スイッチ』。
 随分と洒落たタイトルになりますな。

 「人生スイッチ」とゆーガジェットが劇中に登場し、
 それにまつわる世にも奇妙な物語が始まるのかとおもっていたが、
 そんなモノは現れず、そんな物語でもありませんでした。

 暴力と復讐がテーマのよーで。
 原題が示すよーに、ニンゲンの抑圧された本性が剥き出しとなるドラマが、6本並びます。
 テーマを尊重したオムニバスとゆー形は、懐かしさすら感じる。
 世の皮肉とゆーテイストも効いており、ちゃんと驚くポイントもある。
 その丁寧な徹底ぶりはよかった。

 只、
 贅沢を云わせてもらふなら、もう一捻りあったら完璧だった。
 勝手な願望ですが、そこの物足りなさが惜しかったなー。


クーデター ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]

オーエン・ウイルソン,ピアス・ブロスナン,レイク・ベル/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 食う、出たー。

 東南アジアの某国へ転勤で訪れたアメリカ人家族が、突発的なクーデターに巻き込まれまくる、異国パニック。

 言葉も判らなければ、何が起きたかも判らない。
 確かなのは命の危機だけ。
 この緊張感は凄まじく、凶悪凶暴な現地民の描き方はどーなのよ?
 なんてポリコレなど気にしてる暇もない。

 ホテルの屋上にヘリがくるシーンは意表をつかれたが、
 その後の、隣の屋上へ飛び移るシーンは、ちとやりすぎだわな。
 スリルはあるけど、もうちょい現実味のある距離にしてほしかった。
 NPCのお助けキャラみたいなピアス・ブロスナンが時折現れるのも、すぐにいなくなるのも、
 フシギでしゃーない。

 クーデターの真相がまた、聞き流せない問題だったりしてね。
 絵空事でもないかもな、とかおもったりもしましたよ。

 ラスト、
 ネタバレになってしまふけど、
 「アメリカ人がベトナムで…」とゆー顛末は、象徴的でいいなとおもいました。


 元ネタは諺のよーですが、「良い行いではない」とゆー意味。

 凶悪犯が護送中に脱走、
 それを知らずに、夫が留守の家に招き入れてしまい…。
 とゆー、サスペンス。
 原題のタイトルが二重に意味してるわけですな。

 逃走する犯人の、
 残忍な面と穏和で知的な面があるとゆーサイコパスな感じは、悪くない。
 被害に合う女性側はインテリな経歴のわりに脳天気過ぎる気もしたが、
 人柄が良く、穏和に暮らしてきたのだろう。
 この二人の会話(正確には友人も入れて三人)が、
 もうちょい巧妙でスリルあるものだったなら、更に面白くなってたかもなー。
 (後から合流する友人が、凶悪犯の脱走を知っててもよかったかもね。)

 と。
 要するに、まーまーな映画ではありましたが、
 事の真相は捻りがあって、じつは偶然ではなかったと判明するミスリードは効いておりました。


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by y.k-ybf | 2016-12-05 11:17 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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