階段の影で昼食を。映画のまとめ。七本。


ダーク・スター 【HDニューマスター版】スペシャル・エディション初回生産限定版 [Blu-ray]

ダン・オバノン,ブライアン・ナレル,ドレ・パヒッチ,カル・ニホルム,ジョー・サンダース/TCエンタテインメント

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 74年公開の、ジョン・カーペンター長編デビュー作。
 ダン・オバノンが主演と脚本で参加しております。

 レトロなTVゲームのよーなピコピコ音。
 妙に艶っぽく、優しい口調のコンピュータ。
 ピタッと停止するワープ。
 どっからどー見てもビニールボールのエイリアン。
 安い。
 何もかもが安いこのSFが、
 今となっては懐かしく、親近感をも感じられるからフシギなものでございます。

 新天地を探し求め、二十年も銀河を旅する宇宙船「ダーク・スター」。
 トラブルで船長を欠いた船員たちは、
 既に意欲も意義も失い、身勝手な行動を取り始めて…。

 とゆーストーリー展開は、
 とても七十年代的で、寧ろ新鮮(SF的にも)。
 退屈しのぎのよーに不安定な新星を爆破したり、光線銃を乱射する姿は、
 ロメロがゾンビ映画で描いた世界のよーに、退廃的だ。
 コンピュータ同士の間の抜けた会話は、ユーモラスであると同時に恐ろしさも感じる。

 宇宙船に流れるカントリー・ミュージックと、
 タイトルインのカッコ良さにシビれ、
 今では絶対に選択されないだろー驚愕のラストに、恍惚する。


 監督はピーター・ハイアムズで、
 けっこーいろんな作品を撮っております。
 気になる方は検索してください。(丸投げ

 本作はシカゴの博物館を舞台に、
 謎の生物が進化して、なんやかんやと暴れる、お話。

 怪物に襲われ&倒すとゆー従来のモンスター映画フォーマットだけではなく、
 舞台が博物館とゆーコトもあり、
 専門的な分析と解析が繰り返されるのが、本作のポイント。
 本編の半分以上はそんなシーンばかりだった気がします。

 怪物の正体とわ?

 一見、欠かせないピースのよーだが、
 はたしてここまで引っ張ってまでやるコトだろーか。
 (そもそもの発端となる部族に、「怪物」は存在しなかったのに。)

 それと、画面が暗い。見えない。
 カットが細かく、判別できない。
 伏線台無し。

 結論、
 モンスター映画として、失敗している。

 向いてないヒトが、向いてないなりに作っちゃった映画って感じで、非常に退屈。


 05年公開、フランス産。
 「クリムゾン・リバー」と同じ原作者の映画化で、ジャン・レノも出演しております。
 こーゆーコンビの括り方にどんな意味があるのか判りませんが。。。

 「クリムゾン・リバー」のよーなハードなサスペンス。
 とゆー表現に異議を唱える気もありませんが、
 「クリムゾン・リバー」がハードに秀でているわけでもないしなー。

 劇中に出てくる「灰色の狼」って奴が実在の殺し屋だかテロリストで、
 映画に取り上げられるのは初めてらしく、そっちが本当の売りみたい。
 とゆー、
 何も確証がない情報で申し訳ない。
 ジャン・レノは主演…でもないしなあ。

 ストーリーの説明をしたいトコロだけど、コレがまーややこしい。

 日々、過去の記憶が薄れてゆくことに悩む女性と、残忍な連続殺人犯を追う若手刑事。
 この二つのストーリーが同時進行に展開して、やがて一つにまとまるんだけど、
 それぞれの枝葉も多く、
 それぞれに謎を含むので、頭の中で整理するのがたいへん。
 更にフランスの歴史や裏事情、トルコとの関係やカッパドキアやら絡んで絡んで絡みまくるので、
 理解に気持ちが追い付かず、まったく盛り上がらない。
 せめて同時進行は避けて、女性パートだけでも先に片付けてくれたらなー。

 社会問題を取り入れたリアルなストーリーなのに、SFチックな設定を入れてるのも失敗だわな。
 例え実現してるとしても、思考のブレーキになってまう。


 ジャン・レノの荒くれ元刑事っぷりも悪くないけど、
 「お土産」のアレは、
 考えてみたらジョーカーのパクリ…かとおもったら、こっちのが先でした!
 (『ダークナイト』は07年公開。)


 オーストラリアの、SFサスペンス。
 助けに行ったヒトらを助けに行く、お話。

 異星を舞台にした『遊星からの物体X』とも云えるし、エイリアンが出てこない『エイリアン2』のよーでもある。
 前半のスリリングな展開が壮絶で、
 コレわ! と期待するも、後半の謎が解かれてゆく段階で失速。
 このギャップがあまりに激しくて、強烈な睡魔とバトルするコトとなった。オレが。

 「判ったよーな判らないよーなオチ」とは、まさにコレ、と云えそーなラストであったが、
 キレ味は鋭く、緊張が残る。

 惜しい一作。

 あ、『ルーパー』と雰囲気は似てるかな。
 あくまで雰囲気だけ。


スタング 人喰い巨大蜂の襲来 [DVD]

マット・オリアリー,ジェシカ・クック,ランス・ヘンリクセン,クリフトン・コリンズ・Jr,セシリア・ピラード/アメイジングD.C.

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 巨大で凶悪なモンスターと化したハチがヒトを襲う、そんなお話。

 モンスターが現れるまで。
 正確には、ヒロインがメガネを外すまで、が、ピーク。
 後はだらだらとモンスターに襲われたり殺されたり助かったりするだけで、
 目新しいモノは何もなく、工夫もない。
 モンスター映画なのに。

 冒頭で擦れ違った庭師の男や、
 妙にキャラ立ちしてるジジイ連中、陽気なミュージシャンなど、
 伏線かな?
 と覚えていたモノが、悉く意味はないと裏切られる失望感。
 まあ、こんなものかと云えば、こんなものであろーが。


 えーと、
 ハチ、コワいですね。


○『リアル刑事(デカ)ごっこ in LA』

 ここにきて、日本版ソフト無し映画。

 社会のルーザー(負け犬)が、暇と欲求不満の吐け口にレプリカの制服を着て、お巡りさんに。
 とゆー、成り変わりコメディの定番。

 わたくしはよく知りませんが、
 人気のコメディアンが出演しており、大ヒットしたみたいですよ?
 日本だったら吉本の芸人さんが作った映画のよーなもんかな。

 ‥‥‥例えが悪かったですね。

 実際、
 王道コメディのポイントはしっかり抑えた、不動の出来映え。
 偽警官とゆー、
 現実的にはかなりヤバい案件を扱う、ピリッとした刺激もありつつ、
 悪役となるギャングもちゃんと悪そう恐そうなので、
 この展開、笑っていいの? とゆー戸惑いもあり。
 単調にならず、飽きさせない作りになってる点は、人気なコメディアンの腕前なのかも。

 アバンギャルドな面も少なく、きっちり着地させる結末の安定感。
 そーゆーコメディです。


インクレディブル・ハルク デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD]

リヴ・タイラー,ウィリアム・ハート,ティム・ロス,エドワード・ノートン/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 地上波で放送された吹替版は何度か観ましたが、ノーカットの字幕版は初めて。

 マーベルのMCUが大きな区切りを迎えよーとしている現在、
 改めて観ると、
 感慨深いとゆーか、この「ハルク」だった未来(MCU)も有り得たんだなー…と、考えてしまふ。

 ご存知のよーに、
 現在の「ハルク」は本作のエドワード・ノートンから、マーク・ラファロに変更されている。
 もしもエドワード・ノートンがそのままハルクを続けていたならば、
 今とは異なるイメージのハルクになっていただろう。
 ブラック・ウィドウとのロマンスなども無かったかも知れないし。

 実際、本作の設定は兎も角、
 ストーリーは後のMCUにほぼ反映されておらず、微妙な存在となっている。
 個人的な思い込みかも知れないが、
 ラファロのハルクは、
 どちらかと云えばアン・リー版の『ハルク』(03)に近いよーな気もするよ。

 さて、
 本編の方はハルクの誕生編とゆーより、逃亡編(或いは帰還編)とも云える内容で、
 ハルク誕生の過程が大胆にすっ飛ばされております。(これもアン・リー版の影響が大きいと思われます。)

 ハルクの魅力はその圧倒的な破壊力だとおもいますが、
 工場での特殊部隊とのバトルや、軍用ヘリを相手にする対人間戦は迫力があるのに比べて、
 後半の所謂ヴィランとの対決は、意外とこぢんまりとしている印象。
 完全に予算と技術の問題だとおもいますが、
 ハルクって、
 実写のドラマにすると難しいんだろなー、特撮以外にも。
 と、製作の苦労が忍ばれます。

 細かい伏線も提示されているので、
 コレを次世代のアベンジャーズで引き継いだら、オモシロくなりそーですね。


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by y.k-ybf | 2017-01-11 10:55 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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