コメディ映画。四本。
2017年 04月 30日
長髪にヒゲなので、気がつきませんでした。
バカ兄貴は、正直にバカがつくタイプのバカで。
ヒトには好かれますがトラブルも連発するので、近しいニンゲンほど苦労します。
でも時として、このよーなバカは無自覚に、強烈な批評性をもって現代人の滑稽さを浮き彫りにします。
炙り出された秘密や苦悩や因習は痛み伴いながら、ココロを少しだけ軽くしてくれます。
ソフィー・マルソー、未だ現役で頑張っております。
セックス中毒を克服して、
現在は性生活専門のカウンセラーとして働いてる中年男性と、
現在セックス中毒真っ最中な(中年)女性との、ラブコメディ。
エロ要素は意外と低め。残念。
セックス中毒改め性依存の女性を、ソフィー・マルソーが演じてるってのがね。
(それ以降は既にアレでしたけども。。。)
男は、愛のないセックスを拒み、
女は、愛を肯定できず、浅い関係を重ねる。
正直この二人が何を拘って結ばれないのか、まったくピンときませんでしたが、
重すぎず軽すぎず、
否定ではなく、歩み寄る大切さを描いております。
全米スペル大会とゆー、
全米スペル大会とは、
何故、オッサンの彼が出場するのか?
その動機がポイントとなります。
コメディです。
コレね、
小粒な作品ながら、ストーリーの引っ張り方と展開がたいへん巧くて、ぐいぐいと引き込まれる。
ほぼ変人扱いのオッサンの孤立感、
ネタバレになると勿体無いので避けますが、
インド人の少年は、お父さんに従順だからこそ孤立してしまふんだな。
そこにシンパシーを感じるのだろう。
オッサンが大人でも混乱する難問に答えられたのは、
捨てられずに残された「百科事典」を読み込んでいたからじゃないのかな。
そー考えると、動機と結末がより深い味わいにおもえる。
しかもエンディングに流れるのはスマパンの「SNEIL」で。
ご存知のよーに、
ボーカルのビリー・コーガンは実父と確執があり、後に和解して共にステージに立っております。
何たる気の利いた選曲!
父と息子と、
失った少年時代を取り戻す物語。
ニック・フロスト主演の、ダンスバトル・コメディ。
ニックがサルサを踊りまくります。
ワンスアゲインなストーリーに、恋愛要素も多めで、
若干ファミリー向けではありますが、
彼の映画を観たコトがある方には安心してオススメできる、いつものあんな感じ。
やはりコメディを作り慣れているとあって、たいへんテンポが良く、楽しめます。