ヒーローは死なず、我らの心に眠るだけ。『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』
2017年 06月 01日
まさか「鋼鉄ジーグ」が、このよーな形で甦るとわ。
子供の頃にアニメを観ていた世代としては、感慨深いなんて言葉では物足りない。
素直に、嬉しい。
しかもネタ的な扱いではなく、
スーパーヒーロー映画に転換させている点が素晴らしい。
「鋼鉄ジーグ」とゆー作品が、
少女の壊れた心を救い、孤独な迷える男を導く。
やや荒唐無稽でド直球な設定も寧ろ心地良く、
ヨーロッパ(イタリア)の作品らしいハードな描写とのバランスが、絶妙とも云える。
また悪役となるジンガロが、
「バットマン」のジョーカーを思わせる狂気っぷりで、物語を加速させる。
新しいかどーかはさておき、
マーベルやDCではないスーパーヒーロー映画の登場を、歓迎したい。