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映画のまとめ 『レヴェナント:蘇りし者』、とか。大作五本。


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 熊ちゃんの食べ残しことディカプリオが、
 あらゆる寒さに耐え抜き、復讐を誓う、そんなお話。

 アカデミーで監督、主演、撮影の三部門を穫るよーな映画なので余計な感想も必要ないとおもうが、
 やはり圧倒的なのは、映像の美しさと迫力。
 広く遠くまで常に見渡せるカメラのアングルは正直異常で。
 それを観ている自分も雪原にいるよーな気分にさせられる一方、
 レンズが湯気で曇ったり水滴が付いたりするので、
 撮ってるなとゆーカメラの存在が明確に意識させられる。(コレを臨場感と呼んでいいのか、若干の抵抗はある)

 熊ちゃんの活躍ばかりがクローズアップされがちだが、
 血生臭い戦闘や描写がちょいちょい挿入される、かなりハードな作品でもありましたよ。


 既に流行に埋もれた感もあるが、取り返しがつかなくなる前に観よう!


白鯨との闘い ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

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 エイハブ船長はいつ出てくるのかな?
 期待しながら観ていたら、最期まで出ませんでした。。。
 そっちの「白鯨」ではないらしい。

 この映画とゆーか、この原作は、
 「白鯨」の基となった実際の事件を題材にしており、その映画化。
 雨の中、取材に訪れる人物が「白鯨」の著者であるハーマン・メルヴィルなんですって。

 なので。
 巨大な白鯨とのいつ果てるか判らぬ壮絶なバトルを描く!
 とかではなくて。
 白鯨に翻弄されて大海原で難破した捕鯨船員の、極限サバイバル。
 と云った内容でした。
 ニンゲンの意志の強さとか、そっち系。
 当然、それはソレで興味深く、楽しめました。

 迫力ある捕鯨と生々しい鯨の解体シーンは、
 まあ凄まじく、
 西洋人がどの口で捕鯨反対なんてほざくんだろと、おもえます。野蛮人。

 巨大な白鯨の姿は神々しく、スクリーンで観ると迫力あっただろーな。
 本編では抽象的表現は極力避けて、
 厄介なヤツに目を付けられたわ、的な扱いだったけど。


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 インドの山奥で修行してメジャーリーグを目指す、お話。
 ウソ。
 インド人初のメジャーリーグで活躍できる選手を発掘する、そんなお話。
 実話の映画化。

 インドでメジャーリーガーを探すのかー。
 さぞやいろんなトラブルやハプニングが起きるんだろなー、と期待していたら、
 意外とすんなり事が運び、舞台はアメリカへ。
 慣れない土地でルールも判らない野球をするのだから、
 さぞやいろんなトラブルやハプニングが起きるんだろなー、と期待していたら、
 そーゆー事でもねえのかと。

 メジャーを目指すインド人の選手二人がメインで、その葛藤や努力も描かれるんだけど、
 この物語の主人公は彼らではなく、
 彼らを連れてきたエージェント(マネージャー?)の、JB・バーンスタインってヒト。
 コーチですらないので野球そのものとゆーより、
 入団テストの根回しとか、モチベーションのケアとか、そーゆー話が中心になる。
 それはそれで重要だし面白いんだけども、
 あ、そっちなんだ…と。
 んでまた、意外と問題が起こらないし…。

 結末に触れてしまうので、その後の彼らについては省きますが、
 じつは二人も…。

 とゆー、
 エピソード自体は面白いんだけども、、、な、映画でした。
 コレは流石に、もっと盛ってもよかったのではないだろーか。


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 詳しいコトは、割愛。
 死傷者も出さず、ハドソン川に航空機を着水させた奇跡の実話、
 の単純な映画化ではなく、
 寧ろその美談は真実なのか、突つきまくるお話であった。

 すぐに連想したのはロバート・ゼメキスの『フライト』。
 大雑把に云い切ると殆ど同じ内容で、
 只、
 イーストウッドはそこからドラマ性を削って削って削りまくって「ドラマ」にしており、
 その監督の視点の違いが面白い。

 トム・ハンクスも、
 らしさを徹底的に削られているよーに思えるのは、気のせいだろーか。
 (スピルバーグとは真逆の演出をしておりますね)

 CG関連にも個性がよく出ており、
 ホントにイーストウッドはCG等の映像効果には興味がないんだな、とゆーコトがよく判る。

 「人間を信じろ」は最早通用せず、
 正しさの正しさを証明しなくてはならない、現代の厳しさ。

 エンディングでの、実際の人々の姿にはホッとさせられました。


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 コレ、
 原題は『ゴッズ・オブ・エジプト』で、
 正直、どっちでも大差はないけど、
 「砂漠の王」についての話だから、邦題の方が相応しい気もする。

 ハリウッドに限らず、西洋のヒトは神話が大好きなよーで、
 一定のスパンでこーしたキラキラ神話系の映画を作りますね。セイント映画。
 以前はギリシャ系が主流だったけど、今回はエジプト系。
 太陽神やら冥界神やら超合神! やら、まあ景気のいいお話でございます。

 しかしこの映画の売りは、完全にヴィジュアル。
 空想を刺激する、キラキラ輝くキャラクターと、
 美しく構築された美術&CGを堪能する為だけの映画なので、
 その点ではかなりハイレベルな作品に仕上がっていると思います。
 逆にそこさえ間違わなければ、
 いくらでも続編は作られるし、楽しめるのではないでしょーか。
 逆に。


by y.k-ybf | 2017-10-28 11:21 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo