新しいのと以前の「キューティーハニー」、二本。シャランラッ!
2017年 12月 06日
難しい。
この映画のいいトコロを探すのが、難しい。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」をやろーとしてるし、
スゴく安易に「ブレードランナー」を引用してるのが、古い。27年ぐらい古い。
「下層社会」ってさ、下に住んでるからってコトじゃないだろ。
この問題自体も、
(環境汚染の原因となる)排気孔をもっとヒトがいない場所まで伸ばせばいいし、わざわざ真下に住まなくてもいいのにね。
郊外はどーなっとるんか。
それと台詞が殆ど説明の為の台詞で不自然なわりに、大切な部分は何も説明してくれないので、
「人工知能」とゆー言葉が頻繁に出ますが、管理してるのは「コンピューター」じゃないの?
お父さんの博士はあんな状態で、何をやっていたの?
ほら、止まりません。
全体的にスベっている印象を受けました。(特に外人のアレとか)
それでは続けて、
庵野秀明版「キューティーハニー」を観てみましょう。
こちらは04年に公開された、
庵野秀明監督による、「キューティーハニー」。
当時は丁度マンガ原作の実写映画化が続いた時期で、かなり話題にもなりました。
とても悪い意味で。
『キューティーハニー』が5月。
『デビルマン』が10月。全て、04年公開)
個人的には本作にネガティブな印象はなかったけども、
世間的な評価も高いわけではなく、この独特な作風に賛否分かれていた気がする。
アニメの演出で実写を撮るとゆー手法は、
(主演でハニー役を演じた佐藤江梨子の、
そんな本作を約十年ぶりぐらいに、
とゆーか『シン・ゴジラ』を経過した上で観てみると、
意外とタイトにまとまっており、
意外と演出もハマってて、
意外と楽しめた。
何つーか、
トゲトゲしく感じられた刺激が、だいぶまろやかになっておりました。
当時は「アニメに逃げた(誤魔化した)」よーに受け止められた手法も、
原作ではなく、
アニメ版の変換実写化と考えるなら、悪くないのでわ?
だっていきなりパカパカのガラケーから映るからなー。
嗚呼、時代!!
主題歌、倖田來未ですよ?
佐藤江梨子の脚がもうちょい短くて、ロリっぽさがあったなら、
また反応も違っていたかもな。。。等とも思ったり。
(彼女の低音ボイスはとても魅力的です)
ジルの最期に、
自身の未来の姿を重ねるハニーとゆー、ちと切ないラストも良い。
も少し再評価されてもいい気がしますよ。