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『13時間 ベンガジの秘密の兵士』、とか。ドンパチ映画三本。


13時間 ベンガジの秘密の兵士 ブルーレイ+DVD+ボーナスブルーレイ(3枚組セット) [Blu-ray]

ジョン・クラシンスキー,ジェームズ・バッジ・デール,デヴィッド・デンマン,マックス・マーティーニ,パブロ・シュレイバー/パラマウント

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 マイケル・ベイ監督作なのに、日本では未公開。
 リビアで起きた、
 アメリカ在外公館襲撃事件を基にした、壮絶な銃撃戦が描かれております。

 約二時間半の長尺の内、半分が銃撃戦。
 もう半分が戦闘への前フリとゆー、じつにどーかしてる映画で、
 全編を満たす緊迫感が、ヘタなホラーより恐ろしい。

 「よく判らない理由で殺し合い、何も判らずに死ぬ」とゆー劇中の言葉は、
 他人事にしてはいけない。

 そもそも何故そこに「アメリカ」が? とゆー疑念やら、
 何も対応できない現状やらやら。
 延々続く戦闘に埋もれがちだけど、
 ベイの痛烈な社会批判が込められているとおもいましたよ。
 ベイは、バカ(映画ばかり)じゃない。


 『ゼロ・ダーク・サーティ』のよーな状況で、
 『ブラックホーク・ダウン』のよーな戦闘が始まり、
 『要塞警察』のよーに籠城を迫られる、悪夢のよーな二時間半を味わえます。



 309人のファシストを狙撃した、
 ロシアの天才女性スナイパー、リュドミラ・パブリチェンコの半自伝的な映画。実在する人物です。

 ロシア産ながら、とゆー前置きは失礼かもしれんが、
 良い意味でも悪い意味でも見事な大作、エンタメ映画になっております。

 舞台は、第二次世界大戦。
 その壮絶な戦闘描写は『プライベート・ライアン』を連想させるし、
 ドラマチックな盛り上がりは娯楽映画のよーだ。
 何が云いたいかってーと、
 エンタメとしては正しいけれど、ドラマ性がつよく、史実の姿は見えてこない。
 特に日本人の感覚では、
 ソビエト赤軍(当時)の情勢を知らないと、テーマの根幹すらぼやけてしまう。
 青春の全てを戦争に捧げた、
 リュドミラのメッセージを際立たせる辛辣さが足りてない気がしたよ。

 んで、
 彼女の戦果が、また新たな犠牲を生む遠因にもなるんだけどね。。。



 ゲームだと思っていたらリアルな殺し合いでした。
 とゆー、
 かなり使い古されたネタを、ド直球で描いております。
 原題は『THECALLUP』。タイトルもシンプル。

 「VR」とゆー題材だけは新しいけど、兎に角、ヒネリがない。
 予想通りにストーリーは展開するし、
 フツーと云ったら何だけど、サバイバル・アトラクションみたいなゲームが続く。
 吃驚するほどヒネらず進行するので、逆に新鮮。
 んで、
 2017年の映画で、あんなに分かり易いダイイング・メッセージを見ることになるとは思わなかったよ。

 冒険してない分、
 ストーリーが安定しており、最期まで楽しめました。

 それはさておき。
 たぶん今の技術なら再現可能なゲームだと思うので、
 SFでは、ないよね?
 (致命傷を与えるスーツは無理?)


by y.k-ybf | 2018-01-05 11:06 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo