鉄拳シティへようこそ! 『鉄拳 Kazuya's Revenge』
2018年 01月 28日
冒頭から「鉄拳シティ」なる聞き慣れぬワードが飛び出し愕然としていると、
本作の原題『TEKKEN2:KAZUYA'S REVENGE』の文字が。
「2」なんだ、コレ! (※ソフトでは修正されていますが、本編にはタイトルが残っていました)
今すぐ停止ボタンを押せと、わたくしのゴーストは囁いておりましたが、
別のゴーストは「もうちょっと観てもいいんじゃね?」とも囁いてもいるので、
ストーリーは、
えー…と、敵とエンカウントするまでケイン・コスギが歩きます。
アジア風な街角や線路沿いを、こんなとこにいるはずもないのに。
兎に角、
まるで時が止まったかのよーな錯覚を覚えるので、早送りして丁度いい。
大丈夫、
そんなスローで歩くシーンが約六割。
運良く敵と遭遇すると戦闘が始まります。ラッキーですね。
残りの比率は戦闘が二割、
オマケでケインのベッドシーンや、
体内に埋め込まれた爆弾を取り除くシーンなどもあるから、最高です。
なんやかんやもなく、
原作ゲームの面影など性別ぐらいしか残っていない、
まるで美味しいたこ焼きでも焼いてくれそーな風貌の平八に、身震いするほどのショックを受ける。
(拉致したケインの彼女を)キスだけで、殺す!
瞬間移動が出来る!
えっ!?
戦わないんだっ!!!
斬新!
とゆーね、
恐らく誰も「鉄拳」を知らずに映画にしてみたら「シェンムー」になっちゃった。
そんな奇跡みたいなファニー映画でした。
(この似ても似つかない平八を演じたケイリー=ヒロユキ・タガワさんは、
因みに本作中、最も「鉄拳」らしさがあったシーンは、
第一位が、
ラストに平八が「TEKKEN」のネオンをバックに、「俺の鉄拳」って吼えるシーン。
「鉄拳」っつってんだから、「鉄拳」なんだろな。
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