『DEATH NOTE』 小畑 健

DEATH NOTE (1)
大場 つぐみ 小畑 健 / 集英社
ISBN : 4088736214




 相も変わらず世間から遅れております。
 今やっと、
 『DEATH NOTE』を読んでます。おもしろい。

 マンガ自体がおもしろいのは当然であるが、
 これを、
 アドバンスをポッケにつっこんだ子供が読んでるとおもうと、
 ふふふと、愉快になる。

 わたくしが子供の時分には、触れられなかった類のマンガだ。

 この作品について、
 いまさら、あれこれどーこーゆーのも気恥ずかしいし、
 とくに、あるわけでもない。

 これは、
 「殺人」という「チカラ」を描いたマンガである。

 ヒトを殺めることを取り扱うマンガは珍しくもないが、
 そこには正義や、使命や仕事など、理由が必ず提示され、
 代償として「闘い」が描かれるのが、定石となっている。(「モラル」の緩衝材になる。)

 「ヒト」を、「コロス」ための、「ナニカ」。

 その「ナニカ」を描くのが、だいたいのマンガであるのだが、
 『DEATH NOTE』の場合、
 ヒトを殺める「チカラ」が主体に置かれている。
 純度ある「チカラ」をつかうこと、
 それをストレートに描くことで、
 本来なら作品の看板となる「ナニカ」を、最小といえるほどまで削っているのだ。

 こーゆーと、特異なもののようにおもえるかもしれないが、
 チカラをつかう、のは、
 少年マンガの王道でもあって、
 じつは『ドラゴンボール』なんかとも、さほどちがいはない、
 とも、言えるのではないか。
 とか。

 その、さほど、が、重要でもあるのだが。
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by y.k-ybf | 2005-06-05 21:27 | 本棚 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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