『機動戦士ZガンダムⅢ-星の鼓動は愛-』


機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-
/ バンダイビジュアル
ISBN : B000ELGLD0



 Ⅰ、ⅡとやっておきながらⅢだけ飛ばすのも気持ちが悪いので、
 三部作の完結編、『機動戦士ZガンダムⅢ-星の鼓動は愛-』について。

 だいぶ時間が空いてしまいましたが、しっかり観てきましたよ。

 で、なのだが。
 なんでこんな時間が空いたかとゆーと、何を書けばいいのかまとまらなかったからで。
 おもしろかったんだけども、
 そーゆーことではなく、何か、が、足りないとゆーか、気付かなかったとゆーか。
 鑑賞後に雑誌等で読んだインタビューのほうが興味深かったし、
 的を射ておるので、そっちを参考にいたしました。

 まず、
 「全体的に三部作ではなく、二部作になってしまった。」とゆー、話し。
 つまり、ⅡとⅢが前後編の関係になってしまったことを指しておりまして、
 その通りやと、納得してしまいました。
 Ⅱが中途半端だったのは、すべてがⅢへの前フリだからであって、
 ただ、連作としての依存が強すぎて、独立作品としての魅力に問題が生じてしまったのだ。

 そんで、
 シャア・アズナブルとかつて呼ばれたクワトロ・バジーナ。

 彼は、醜態を曝しただけとか、ケーキを食べに来ただけだとか散々言われておりますが、
 テレビ版でのでっかい見せ場である『ダカールの演説』等をごっそりカットされとるわけで、致し方ないところ。
 周囲の状況に流されて、迷ってる暇もないぐらいの印象でしたが、
 この反動として『逆襲のシャア』へと繋がるのならば、確かに収まりは良いようにおもえる。

 しかしながらそーなると、
 やはり期待してしまうのは『ZZ』で。どーすんやろってところでございます。
 因みに『ZZ』は、『機動戦士Zガンダム』の続編にあたるテレビシリーズなのですが、
 ほとんど評価もされず、ゲーム化すら敬遠されることの多い、不遇の作品でございまして。
 宇宙世紀の次世代とゆーか、なかなか重要なテーマを扱っておるので、
 実際、作り直していただきたいものでございます。
 空白の期間も含めて。

 話を戻しますが、コレ。
 何も知らないヒトが、まあ、そんなヒトが観るともおもえませんが、
 観たとしても、理解するのは難しいのではないでしょうか。
 そもそも前作『機動戦士ガンダム』在っての、『機動戦士Zガンダム』であって、
 そこへ、「三つ巴の闘い」なんて説明もされますが、コレ、明らかに「四つ巴」なんです。
 説明すらめんどくさいぐらいに。
 更に、展開が宇宙に限定し、ズンズン進んでゆくので、
 完全にわたくしの理解力を越えておりました。
 もうちょいゆっくりと人物描写があっても良いかとおもいますが、
 そのあたりを犠牲にしたおかげで、全体の緊張感は保たれておりましたし、
 Ⅱを前編と考えるならば、これでよいのでしょう。
 たぶん。
 ラスト近くになると、主要な方々がバッタバッタと死んでゆくのですが、
 その印象は、不思議とテレビより強くなっておりました。
 全体としての死ではなく、個々の死として。
 そして話題にもなった誰も知らないラストは、結局、誰もが想像できるラストでしたが、
 精神世界な結果や結論に収めず、
 肉体的感覚、快感を忘れずにカミーユを「生還」させたのは、とても現在的であったとおもいます。

 「映画」として、
 『機動戦士ガンダム』を越えることはできなかったかもしれませんが、
 「映画版」とゆー存在位置としては、成功したのではないでしょうか。

 わたくしは、
 充分、楽しめました。
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by y.k-ybf | 2006-04-06 22:38 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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