『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』 (1999)/『ジャージー・デビル・プロジェクト』(1998) (4/100)


 今更ではあるが。。。

 この映画を名作だとは毛頭呼ぶつもりはないが、おもしろかったのは事実である。
 と、おもう。
 ような、気がする。
 たぶん。時々。

 この素晴らしく低予算なワン・アイデアについて話すには、
 まず『ジャージー・デビル・プロジェクト』を先に紹介しなくてはならない。

 『ジャージー・デビル・プロジェクト』とは、
 アメリカで作られたドキュメンタリー番組を模して作られた映画である。
 ざっと内容を説明すると、
 ジャージー・デビルって魔物を捜しに森の中へ入って行方不明になったテレビクルーらの謎を追う、
 って、もので。
 これが『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の原型になったそうである。
 しかし大きな違いがあって、
 『ジャージー・デビル・プロジェクト』はラスト、大きな展開があって、
 謎も解けて、フィクションですって提示があって、終わる。トコロ。
 この「展開」によって映画としての様式を保ち、秀作となるが、
 緊張感といったものが、すべて放棄されてしまう。
 (衝撃的だが、ふってわいたようなドラマ性は、間が抜けてるようにもみえる。)

 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は、
 このへんうろ覚えであるが、、、
 警察が発見した映像記録、って形を崩さなかった。崩さなかったようにみせた。
 ドキュメンタリーと名乗ったわけではないが、フィクションとも示さずに。
 かといって、観客が判断するわけでもなくて。

 えーと。

 つまり。
 この映画を嫌うヒトの多くは、映画、フィクション、ドラマを求めているわけで、
 しかし、そのどれもがこの「映画」には欠けていたのだ。
 つまりつまり。
 野球が観たいヒトにクリケットを観せたら、
 何じゃこりゃ、と、怒られるに決まっているのだ。
 この「映画」の楽しみは、そんな映画の楽しみではないのだ。
 無声映画に向かって、
 これで音があればねえ、って、言ってるようなもんなのだ。
 だから。
 最大の敗因は、話題になり過ぎちゃったことだろう。
 誰にも楽しめる映画ではないのだ。
 偉そうな言い様ではあるが、観客を選ぶのだ。
 それが映画か?
 といった意見は、また別の話なのだ。

 つまりつまりつまり、根本的な踏み違いである。

 『ノロイ』に、続く。


ブレア・ウィッチ・プロジェクト デラックス版
/ ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B00005FX2U
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by y.k-ybf | 2006-08-24 22:35 | 映画/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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