仮面ライダーカブトが、最悪最低な最終回をむかえた。


 所詮、
 子供向け番組だと途中から頭を切り換えて観ていたが、これはダメだ。

 同時期に放送されている、
 さらに低年齢層向けの「戦隊シリーズ」が、
 方向性を見誤ることなく、
 一定の水準を守り、高いクオリティの作品を作り続けている、の、に、だ。

 何故か。

 わたくしはド素人なので、内部の事情もまったく知らないので、
 ド素人の感想として言わせてもらうと、
 とにかく、何から何まで一貫性に欠けていた。
 まるで大喜利のリレー作文みたいな作品であった。

 (リレー作文ってのは、
  何も書いてない本を使って、それぞれ勝手に文章を作って、
  それをリレーで繋げていくもので、正式な呼び名は知りませんが、
  あたかも読書か?)

 シリアスでいくのか、コメディでいくのか。
 SF物か、モンスター路線か。
 どちらに決めることもできずに、どちらもやり抜く姿勢も見せず。
 パラノイヤといえば聞こえはいいが、
 そこまで気の利いたものにもならず。
 おなじみの例えになるが。
 それなりの材料を揃えて、
 結局カレーにしちゃった、わけでもなくて、
 ルーが足りてないから、ただのゴッタ煮、水炊きみたいになっとるのだ。
 言い方が悪いけど、
 それでは子供も騙せないし、大人も誘われないだろう。

 おもえばと、遡ると前作の『仮面ライダー響鬼ヒビキ』が、
 大きな要因であったのではなかろうか。

 前々作、『仮面ライダーブレイド』が、
 それまでの平成ライダーシリーズの集大成として、
 問題は残りながらも作り上げられ、
 ほぼ全リセット状態で製作されたのが、『ヒビキ』であった。
 その独特の世界観、作風と、
 仮面ライダーらしからぬものであったが、
 新鮮な作品として、徐々に新しいファンを獲得していった。
 だがしかし、
 中盤辺りから、明らかなテコ入れと称する「展開」が加えられ、
 作品はかき乱されて、混乱を抱えたまま、完結してしまう。
 結果、
 多くの新しいファンも、古くからシリーズを支えてきたファンも裏切ることとなり、
 今では「前半」と「後半」と、
 二つに分けて語られてしまう、歪なものになってしまった。
 『カブト』は、そんな「後半」の状態がデフォルトのように、進行していった。
 そんな作品が楽しめるものでも、おもしろいわけでもない。
 まるでお笑い芸人が、
 「今のネタ、おもしろかった?」って、イチイチ訊きながらやってるみたいなのだから。

 カブトのデザインや、撮影エフェクトは良かったし、
 何より主人公の唯我独尊なキャラクターが格好良かっただけに、残念で仕方ない。

 そんで。
 シナリオと演出がボロボロなんだ。
 説明はできてないし、秘密は隠せないし、伏線は生かせないし。
 今まで鉄板だった、
 ダブルライダーキックが、ここまで盛り上がらなかったのは致命傷で、
 最後のほうに出てきた、偽善的なボスキャラも、まるで無意味だった。
 そもそも、「ボス」が不在なのだ、『カブト』は。
 ラストの展開、『寄生獣』でもパクってやったらおもしろいのになあとおもったけど、
 そんな甲斐性すらない。
 最後の最後の「豆腐を買いに行く」すらも、ぜんぜんだ。

 そして、だ。
 もっともっとアカンのは、こんな体たらくなのに次回作があることで、
 それが、
 えー、
 あー、
 もー、アレだ。
 電車で、昔話で、桃鉄じゃねえか。

 もー。

 もーーーーーーーーーー!
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Commented by まぐろ。 at 2007-01-30 01:44 x
こんばんわ。カブト、みてましたが、確かにどっか分裂した人が脚本書いたり演出していたのかと思うような感じでした。
よくアレでハッピーエンドにする気になれたなあと。

あ、首都圏にいるうちに一度ご一緒したいと弊サイトで言ってましたが、結局今週をもって北国に復帰することとなりました。会社の決定というのはいつも唐突です。またの機会に是非。
Commented by y.k-ybf at 2007-01-30 22:42
こんばんわ。
お会いするのを楽しみにしておりましたが、それは唐突に、残念でございます。
次の機会には、是非、お誘いください。
by y.k-ybf | 2007-01-25 23:22 | テレビ | Comments(2)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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