『スパイダーマン3』

スパイダーマン3
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ISBN : B000GQMJB6




 おもしろかった。
 続編物としては、『ゴーストバスターズ2』と比べたら、遙かにおもしろかった。

 ハリウッドのアメコミ映画は、
 安直なヒロイズムやら、味気ないリアリティ、
 お約束なドラマ等々にパターン化してしまうことが多い中、
 スパイダーマン・シリーズは、監督がサム・ライミだけあってか、
 ちょっと異質なヒーロー映画として成立していた。
 (なにが「変わって」いるかは、
  ティム・バートンが関わった『バットマン』と、
  そーでない『バットマン』とが、一番分かり易い。)

 が、しかし、三度続く何とやら。

 たぶん始まって十分くらいで、これはやっちゃったなあと、気付くであろう。
 ええ、
 そんな映画でした。
 もー、メチャクチャとゆーか、やりたい放題とゆーか。
 三回も作れば飽きるものかと勘ぐりたくなるほど、
 むやみやたらにスパイディが飛び回り、
 モンスターが、半ば強引に生み出され、引きずり出され、
 待ちが壊され、ヒロインがさらわれてゆきます。
 それが悪いとゆーわけではありませんが、
 映画として、観客としましては、
 なんらかのストレスのない「理由」が欲しいわけで。
 かといって、この『3』の出来が悪いわけでもなく、
 もっとなんかねえのかなと、おもう次第でございやす。

 ピーターが街中で踊り出すシーンは、
 マイケル・J・フォックスの映画かと、錯覚しそうになりましたが。

 一番アレだったのは、
 親友でニューゴブリンって敵になっちゃうハリーが、
 闘いの末、記憶喪失になって、主人公のピーターと以前のような仲良しに戻っちゃうあたり。
 あんまりの大技に、呆然としてしまいましたが、
 さすがにそれでは終わらず、展開もあって、ほっといたしました。
 それからまた悪くなったり、今頃になって執事(?)から真相を聞かされたり、
 それからそれからまた仲良くなったり、あんな事になったりで。

 全体の結末として、
 前作、前々作にあった、ひねてあるけど、不思議と抜けがよいエンディングとは違い、
 あまりにもモヤモヤとした終わり方も、不満でありました。

 ま、これからもシリーズが続くみたいなんで、これぐらいでいいのかもしれませんが。



 『Ⅱ』は良かったけど、
 それでも『Ⅰ』だけで終わらせておけば、よかったかなあ。

 あと、出てくる女性のアクの強さは、異常ですね。
 メイ伯母さんだけは、安心してみていられるのだが。
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by y.k-ybf | 2007-05-16 09:16 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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