『GO FUNK』/米米CLUB (035,036/100)


 まずは、関係のないチバテレビの話。

 昔、まだCDもなかった頃、
 プログラム自体がスカスカだったローカル局の千葉テレビでは、
 音楽だけを流してる時間ってのがありました。
 森や河など自然の風景をバックに、
 アーティスト名と曲目のリストだけ映し、1、2時間延々と曲だけを流す。
 ラジオとゆーより、映像付きの有線放送みたいなものです。
 子供ながらに、その現実に愕然としたのを覚えているが、
 これが音楽好きになると重宝なもので、BGMとして具合が良かった。
 しばらくすると、最悪の環境ビデオみたいなバックから、
 ちゃんとレコードのジャケットを映すようになるのですが。
 これ、
 すごいのは、シングルのA面B面だけではなくて、アルバム丸ごと流したりもするのです。
 貸しレコード屋さんもビックリです。
 テレビなので当然音質はよくありませんが、
 金がないけど音楽は聴きたいってニンゲンには、これほど便利なものはありません。
 ジャケットを映してるだけなので、何の曲を流しているのか、わからないときもありますが、
 テレビとラジオをラインで繋いで、せっせと録音していたものでございます。
 チバテレビは、まさに千葉のMTVだったのでございます。

 んで。
 米米クラブもチバテレビで流れておりまして。
 これはええぞと、
 先の話になりますが、CDを買いました。
 生まれて初めて買ったCDが、米米の『KOMEGUNY』でありました。

 『KOMEGUNY』ってアルバムは、
 当時、悲しいぐらい売れていなかった米米が、
 悪魔に魂を売るかの如く、ネタ無し毒無しのメジャー狙いで作られたアルバムで、
 「sūre danse」や「浪漫飛行」も収録されておりまして。
 出来は悪くなかったけど、やっぱり売れませんでした。
 (浪漫飛行は、バンドがブレイクした後に、改めてシングルカットして、やっと売れたのです。)

 これが区切りになったのかどーかは定かではありませんが、
 その後、メンバー脱退もあり、
 吹っ切れたかのよーに発表されたシングルが「KOME KOME WAR」で、
 正も邪も混ぜてしまえとつくられたのが、『GO FUNK』でした。
 一応、ファンク・ミュージックをベースにしながらも、
 ゴッタ煮状態となったアルバムは、
 節操のない米米の音楽スタイルを、最良の形で表現することに成功しました。

 以後、
 残念ながら、この絶妙なバランスは失われてしまいますが、
 おもいきって二つに分けたベストアルバム、『K2C 』と『米米CLUB 』。
 それぞれ「上半身」と「下半身」と呼ばれたアルバムでは、
 まさに上品と下品に、
 ゴージャスで、洗練かつ馬鹿馬鹿しく、わたくしのお気に入りなので、挙げておきます。
 「下半身」のほうを。




GO FUNK
米米CLUB / / ソニーレコード




米米CLUB
米米CLUB / / ソニーレコード
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by y.k-ybf | 2008-07-09 22:24 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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