『Help: A Charity Project for the Children of Bosnia』/V.A. (050/100)


 ブリットポップの偏った想い出。その四。


 ボスニアへのチャリティーアルバムとして制作された、コンピレーション。
 詳しいことはライナーノーツにもあるので省略いたしますが、
 ブリットポップ隆盛の頃なので、
 メンツがとにかく豪華で、しかも、当時はこれでしか聞けないトラックばかりでした。

 ざっと、リストをコピペしてみますが。

1.Fade Away/Oasis And Friends
2.Oh Brother/The Boo Radleys
3.Love Spreads/The Stone Roses
4.Lucky/Radiohead
5.Adnan/Orbital
6.Mourning Air/Portishead
7.Fake The Aroma/Massive Attack
8.Shipbuilding/Suede
9.Time For Livin'/The Charlatans
10.Sweetest Truth (Show No Fear)/Stereo MC's
11.Ode To Billy Joe/Sinead O'Connor
12.Searchlights/Levellers
13.Raindrops Keep Falling On My Head/Manic Street Preachers
14.Tom Petty Loves Veruca Salt/Terrorvision
15.The Magnificent/The One World Orchestra
16.Message To Crommie/Planet 4 Folk Quartet
17.Dream A Little Dream/Terry Hall And Salad
18.1, 2, 3, 4, 5/Neneh Cherry and Trout
19.Eine Kleine Lift Musik/Blur
20.Come Together/The Mojo Filters

 異常なぐらい、豪勢ですね。

 ブリットポップの中核となったものから、
 復活したもの、再評価されたもの、
 さらに中堅、ベテランまで加わった、錚々たるメンツ。
 ブリットポップのダイジェストとも云える、アルバムでございます。

 象徴的なのは、
 オアシスのノエルと、
 ポール・ウェラーと、ポール・マッカートニーとのUK三世代の共演(The Mojo Filters)。
 これまでムーブメントってのは、
 過去への反発、拒絶、対抗から始まったのがほとんど。
 そーすることで新しい世代、新しいカルチャーが生まれたわけで、
 ポール・ウェラーのザ・ジャムなどは、その代表と言ってもいいのだけれど。
 それよりも若い世代、オアシスやブラーらによるブリットポップは、
 過去でも何でも、良いものまで否定するべきではない、とする意識がつよい、
 めずらしいムーブメントで。
 結果的に、
 過去の音源再発、再評価が活発となり、自然と、世代間を越えたブームとなったのです。

 そー考えると、
 本質は渋谷系と、とても似ています。
 それが、大げさに云えば、世界規模で起きたのだから、おもしろい話でありますな。


 では、なぜ「過去」が必要とされたのか、とかわ、続く。




Help: A Charity Project for the Children of Bosnia
Various Artists / / Polygram
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by y.k-ybf | 2008-09-10 11:17 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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