『SMiLE』/ブライアン・ウィルソン


 ブライアン・ウィルソンが復活したと聞いて、素直に聴いてみたいと思えなかった。
 ライブで『ペット・サウンズ』をやったといわれても、
 『スマイル』を再現したといわれても、やっぱり迷ってしまった。

 期待できなかった、
 わけではなく、
 何というか、分かり難いかもしれんけど、魔法が解けるような気がしたからだ。

 わたくしにとって、
 ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』というアルバムは、
 そーゆーアルバムなのだ。

 で、
 当然この『スマイル』という作品が、
 オリジナルアルバムとして完成したと知っても、喜んでいいものやら不安が残った。
 それがこうして今、わたくしの手元にあって、
 しっかり耳にしておるというのはどーいうことかといいますと、
 中古屋さんで見つけたからなのです。
 ええ。


 幻のアルバムとして、
 世界で一、二を争うほど有名な、ビーチ・ボーイズの『スマイル』。
 その辺はほんっとに有名なので詳しく説明いたしませんが、
 ブライアンの手によって、37年ぶりに完成したと。ゆーわけでございます。

 んで、
 やっぱり聴くのは怖かったのですが、
 聴いてみますと、あーこれこれと。
 見事な完成度合いに感嘆する一方で、
 でもやっぱり、
 ブライアン・ウィルソン、「の」、『スマイル』なのだなあ。と、思いました。

 細かいところは萩原健太もライナーノーツで書いておりますが、
 音が新しく整理されすぎている、
 本来アナログであったフォーマットが、CD用に直されている等々。
 もっともわかりやすいのは、、、
 アルバム的には盛り上がるところなのですが、「グッド・バイブレーション」ではないでしょうか。

 元々、
 アメリカのポップミュージックを総括するみたいな目的で作られたオリジナルの『スマイル』がドキュメンタリーならば、
 当事者であるメンバーによってまさに再演されたのがこの『スマイル』ではなかろうかと。

 なんか当たり前のことを偉そうに書いているような気がしてきたのでここらで終わりにいたしますが、
 作品としては、本当に素晴らしいので、
 興味がある方は聴いてみてもよろしいのではないでしょうか。

SMiLE
Brian Wilson / Nonesuch
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by y.k-ybf | 2004-11-14 21:53 | 音盤 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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