2016年 10月 08日 ( 2 )

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』アルティメット版、を、観た。ジャスティス!


バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 アルティメット・エディション ブルーレイセット(初回仕様/2枚組) [Blu-ray]

ベン・アフレック,ヘンリー・カビル,エイミー・アダムス,ジェシー・アイゼンバーグ,ダイアン・レイン/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 公開時の感想は、コチラ


 『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』のアルティメット版ブルーレイが半額ジャスティスになっていたので、思わずジャスティスした。
 約30分に及ぶシーンがジャスティスされたアルティメット版の評判は耳にしていたので、早速ジャスティスる。

 この三時間もある、アルティメット版。
 敢えて大袈裟紛らわしく誇張するなら、まったくの別物。
 間違いなくコチラが真の『ジャスティスの誕生』である。
 ジャスティス!

 それでは劇場公開版との違いを、順を追って説明…するのは大変面倒なので、
 ざっくりとポイントだけを挙げてみます。
 まず大きいのは、
 冒頭での、ロイスが砂漠の町を訪れるシーン。
 後からスーパーマンが救出に現れて、その際の被害が問題視され、公聴会が開かれることになるのだが。
 公開版では、
 この「被害」が抑え気味に描写されているため、スーパーマンの「罪」が観客に伝わり難い。
 また最初からロイスがカメラマン(じつはCIA)共々目隠しで連行されているので、二人の関係が曖昧。
 いくらセリフで説明しても、
 ロイスがCIAに協力してるよーに、見えなくもない。

 これがアルティメット版になると、
 カメラマンが急遽別の人物に変わり、ロイスと初対面だと判る。
 更にCIAはドローンを使い、ロイス諸共町を爆撃しよーとするも、スーパーマンに阻止される。
 町のゲリラ(?)は、傭兵(レックスの一味)の裏切りによって一方的に壊滅されるが、
 その死体は傭兵らの手により、山積みにされ焼かれてしまふ。
 町の住人はショックでパニックとなり、
 その内一人の黒人女性が訴えるわけだ、スーパーマンを。
 これで「被害」が克明に伝わり、同時に「誤解」であることも観客は知る。
 事の真相は何か?
 ロイスは残された銃弾の線から探り、
 クラークは黒人女性と面会するためゴッサムを訪れる。
 (そこで犯罪者すら恐れる「バットマン」の存在を実感する。)
 ミステリアスな展開はテンポ良くストーリーを牽引ので、
 驚くべきことに、飽きがこない。
 ジャスティス
 黒人女性は、証言は虚偽だったと訴えを撤回する場面もあり、その後の無惨な末路まで描かれる。
 ロイスは例の「車椅子の男」の部屋を訪ね、犯行は男の意志ではなかったと突き止める。
 この辺を公開版はごっそりカットして、「結果」だけを繋いでいるから事件の全体像がぼやけて、
 そりゃ唐突に展開してるよーに見えるわけだ。

 クラークとブルース、
 スーパーマンとバットマンの邂逅に、ちゃんとカタルシスも生まれている。
 この二人の父母への想いは、
 アルティメット版では対比がより強調される編集で、
 後半での和解の大切な伏線になっていると共に、スーパーマンの「神格化の否定」も兼ねている。
 要するに。
 前作のストーリーを引き継ぎ、
 「ヒトになろーとしている神」が、スーパーマンで。
 「存在しない神を殺すことを望む者」が、バットマンとレックス。
 この両者の対決が本作の主軸なのだ、たぶん。ジャスティス
 神を否定するには、神が必要で、
 神を倒すには、悪魔の力が必要だ、
 とゆー皮肉が、魅力となるはずだったんじゃないかなー。
 しかしそれをやるには、二時間半ではやはり物足りない。
 アルティメット版を観た後だと、
 公開版は、
 も、ダイジェスト版にしかおもえない。
 只、
 当時の状況や観客の期待を考えると、
 あの形にして、
 早く、二大ヒーローをぶつけないと! とゆー焦りもあったのだろーな。
 いろいろと、いろんな意味で。

 そんな、アルティメット版。
 他にも、
 クラークの普段の働きっぷりや、
 ドゥームズ・デイの正体(原型?)や、ケネディの死と重ねられるスーパーマンの葬儀など、
 細かいシーンもいくつかあるけど、
 個人的に気になったのは、
 ラストの、牢屋でのバットマンとレックスの会話。
 「僕は異常者だから裁判は受けられない」とゆーレックスに対して、
 「オマエが行くのはゴッサムのアーカム・アサイラムだ。オレの友人たちが待ってるぞ」と、
 応えて焼き印を壁に打ち込むバットマン。

 ええやん!
 こっちのがええやん!
 ジャスティスやん!!

 おそらく次作の『スーサイド・スクワッド』との関係も含めて変更になったのでしょーが、
 アイツらとレックスが絡むのかーと考えると、わくわくします。


 買っちゃったから、とゆー心理はさておき。
 このアルティメット版にはたいへん満足しました。
 わたくしの評価も逆転しております。

 公開版だけを観て酷評されている方にこそ、観てほしい。

 ジャスティス


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by y.k-ybf | 2016-10-08 21:26 | 映画 | Comments(0)

『SCOOP!』


【映画パンフレット】 SCOOP! スクープ

東宝

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 まず、『ナイトクローラー』ではなかった。
 ではない。

 冒頭からカーセックスのシーンで始まるよーな、
 通俗的で血肉を感じる、「パパラッチ」とゆーより「週刊誌のスクープカメラマン」の物語。
 この違いは、けっこう大事。

 本作はリメイク作で、
 元はテレビ映画の「盗写1/250秒」だとゆー。(監督は、原田眞人。)
 ソフト化もしてないよーなテレビ映画なので、さすがにチェックは無理でした。

 新人記者の二階堂ふみが、良い。
 仕事の意味も魅力も判らないド新人が、
 経験を重ねてスキルを研くことで理解を深め、没頭してゆくとゆー、
 まーお約束的なキャラを、
 真っ正面から演じることでその役割を完璧にこなしているし、そこにちゃんと個性も乗せている。
 彼女の視線が段々と落ち着いて、迷わなくなる。
 「最期」のカメラを構える姿が、また良し。

 副編集長を演じた吉田羊も、
 美人過ぎない具合が、なんか良かった。
 (ベランダから二階堂ふみを見送るシーンは、アラーキーのオマージュだろーな?
  この時の福山とのキスシーンはエロくて素晴らしい。)

 そして。
 何より凄まじいのは、リリー・フランキーの怪演!
 も、「そーゆーヒト」にしか見えない憑依っぷりで。
 こーゆー知り合いをいっぱい見てきたんだろなーおもたら、
 パンフに、
 「こーゆー知り合いがいっぱいいる」と応えておりました。
 中盤での乱闘シーンも痛快で、最高。
 あの腕っぷしの強さが不自然におもえないのが、また凄い。

 さて。
 主演の福山雅治は、
 前半こそタレントイメージとのギャップが邪魔に感じられましたが、
 後半、キャラが動き始めるとそれもなくなり、
 ラストのリリーさんとの一連のシーンは名場面と呼びたくなるほどスリリングで、かつ切ないシーンでした。

 編集部の作り込みとか、
 ターゲットとなる芸能人のソレっぷりとか話し始めるとキリがないので省略しますが、
 兎に角、キャストが脇に至るまで良し。

 気に入らなかったは、福山と二階堂ふみとのラブシーン。
 パンツすら脱がないラブシーンなどハナから入れるな、と云いたいトコロだが、
 せめて、もちっとエロく撮ってくださいよ。
 そーゆー映画で、ここまできっちりやってきたのに、何で急に健全爽快ラブシーンを入れるかな。
 脱げないんなら、脱がないやり方もあろーに。
 個人的な感覚だけど、ここはがっくりさせられた。

 あとは最後の、
 写真を掲載するかどーかで、遠藤賢一が命の尊厳云々と反対する場面。
 それを今、このタイミングで言うか? オマエが?
 と、疑問におもふ。
 流れ的に、渋々賛成するのが遠藤で、
 反対するのはむしろ吉田羊か二階堂ふみじゃないの?
 理屈もなんか中途半端でし。

 と、まーそんな具合で、
 スクープとわ?
 スキャンダルとわ? みたいな難解なテーマを扱ってるわけでもなく、
 気楽に面白い、そんな映画でした。

 最初と最後のショットで判るとーり、「都会」が主役の映画でしたね。
 (そーゆー意味では、福山とリリーさんの存在こそが、テーマなのだろーな。)


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by y.k-ybf | 2016-10-08 21:02 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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