2016年 12月 24日 ( 1 )

『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』


ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー パンフレット(限定版)

ウォルト・ディズニー

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 エピソードⅣの前!
 デス・スターの設計図を盗む!
 以上、粗筋&説明。

 監督は、ギャレス・エドワード。

 「SW」のスピンオフとしては、大正解。
 見所しかないとゆーぐらい、見所ばかりだった。
 映画としては、
 噛み合わない展開と変化のないストーリーに、前半は退屈。
 やっと動き始める後半も、理屈や描写があまりに弱くて、物足りない。

 49失点したけど51点取ったから勝ちだぜ! 面白いぜ!
 みたいな感覚の映画でした。

 兎に角、キャラの心理的肉付けがまるで出来ていなくて、
 オマエ何時心変わりしたんや、って場面が多数。
 描写ではなく、状況で全てを語ろーとしたのが失敗だったのかも。
 見れば判るでしょ、みたいな。
 キャラや展開の多さのわりに、エピソードが少なすぎる。

 例えばキャシアン・アンドーとゆー主人公にいちばん密接なキャラだけでも、
 何を考えて悩んでいるのか、明確にするドラマが必要だった気がするよ。
 任務への疑問や、ドロイドのK-2SOとの友情とか、
 見れば判るけど、弱い。
 演じるディエゴ・ルナがそもそも感情豊かなヒトではないので、
 最悪、冷徹なキャラだと誤解されてもおかしくない。
 (K-2SOがトークも出来るイイキャラなんだから、会話でいくらでも膨らませたろーに。)

 主要なキャラでこの物足りなさだから、ちょっと脇になると更に薄くて、
 チアルートやベイズとか、
 判るよ!
 判るけど、もっと欲しい! もっと話せよ!
 って感じなんだよね。
 ボーディーなんか、いつの間にか正気に戻ってるし。
 ホントこの、
 枝だけど大事な部分、を直接描くのがヘタだよな、ギャレス監督。
 隠し味が多すぎ。

 クライマックスとなる、デス・スターの設計図を奪取するシークエンスも、
 悪くはないんだけど、巧くもない。
 アソコは、
 二人一緒に動くとか、爆弾とケーブル二者択一を迫るとか、アンテナも…。
 (※ネタバレ回避でぼやかしてます。)
 山場はあるけど、スッキリサッパリとゆー快感が足りないんだよなー。

 と、
 コレが失点部分。

 得点となったのは、やはりデザインの素晴らしさ。
 時代は遡ってるけど、レトロ感が際立つデザインが更新されている!
 帝国軍の圧倒的な支配力や、
 ゲリラ的な活動を強いられる反乱軍を、それぞれビジュアルで表現している。
 (統一される帝国と、梁山泊的な反乱軍。)
 その効果は臨場感ある戦闘シーンでも際立ち、
 あんな兵士や、
 あんなメカや、あんな戦闘機がと、場面ごとに興奮させられる。

 ドニー・イェンのアクションは期待通りで、
 何より彼の名前が「SW」の歴史に刻まれたのが嬉しい。
 (個人的にはK-2SOが大好きになったので、只今フィギュアを探しております。)

 帝国軍側だと、
 まさかのターキン総督登場に、鼻血が出そーになった。
 (ああ、繋がる…。)
 んで、あのヒト。
 あのヒトの、
 あのシーンが、まあ恐ろしくて、最高。
 (繋がる…、繋がる…。)
 そして…っつーね、
 そして、繋がれた僅かな希望が…っつーラストは、そりゃガンッと上がりますよ。
 繋がったーッ! だよ。

 『ローグ・ワン』は、
 これまで意外と重要視されなかった(具体性を避けた)、「恐怖」と「希望」を改めて描き直したとゆー点で、
 シリーズにおいて、画期的な作品になったとおもいます。

 そして最大の勝因は、主演のフェリシティ・ジョーンズ。
 彼女の大きな眼差しが、この作品のブレを鎮めてくれている気がしたよ。


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by y.k-ybf | 2016-12-24 22:00 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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