2017年 11月 02日 ( 1 )

映画のまとめだよ、琥珀さん! 『HiGH&LOW THE MOVIE』、とか。四本。


HiGH & LOW THE MOVIE(豪華盤) [DVD]

AKIRA、TAKAHIRO、黒木啓司、ELLY、岩田剛典他/rhythm zone

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 昨年、一部で熱狂的に話題となった本作。
 「スーパーEXILEトライブ大戦」。
 スーパーは、劇場版とゆー意味だ(虚言)。

 元々はTVドラマのシリーズな訳だが、
 わたくしはそのドラマを一話たりとも観ておらず、EXILEにもトライブにも興味が微塵もない。
 そんなニンゲンでもこの映画は楽しめるのだろーか。
 楽しめました(即答)。

 んとね。
 最初に感じたのは、懐かしさ。
 ヤクザ・チンピラ映画のブームを通過した後に生まれた、ヤンキー(不良)系のケンカ映画(ドラマ)。
 この味は、
 いつか食べた、ごった煮の闇鍋味。
 感覚的に今いちばん近いのは、特撮ヒーローモノですな。
 言わば、特撮ヤンキー映画。
 その比率は七割が特撮(ヒーロー)、
 二割がヤンキー(EXILE・トライブ)、
 残りの一割が、琥珀さんだ。

 この割り切り具合が発見のよーな新鮮さで、若年層を魅了したのではないだろーか。


淵に立つ(豪華版)[Blu-ray]

浅野忠信/バップ

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 良い意味で、予想を裏切り続ける恐ろしい映画。
 ニンゲンの二面性とゆーより、
 矛盾する心を描いているよーな気がした。

 罪と罰とゆー言葉が、
 教会に通っていた妻と娘ではなく、誰が口にするのか、って部分が興味深い。
 そして、
 罪と罰を求めるかのよーに町をさ迷う家族の車には、
 バラバラの想いを結び付ける何かがあって、
 それは尊いものではなく、むしろ邪悪な何かだとゆーのも、恐ろしい皮肉だ。


 浅野忠信の、存在が放つ戦慄が素晴らしかった。
 彼以外にこの役は不可能だろう。

 そして、妻役の筒井真理子。
 途中、
 まるでキャストが変わったかと錯覚するよーな、凄まじい変貌を見せてくれる。
 一瞬で年月の経過と、「生きる」道程を伝える表現力には驚くばかりだ。

 (主演の古館寛治も、当然良かったです。
  この方の安定と破綻させる力は、いつも感心させられます)

 意図的に伏せられた、読み取らなくてはならない部分が多いため、
 解釈が困難になってしまうのが少し残念な気がする。
 そろそろ邦画は、ココを突破して文学の呪縛から離れてもいいんじゃないかなー。

 と、勝手なことを云ってしまいましたが、
 スリラー映画としても秀逸な作品なので、オススメです。


何者 Blu-ray 豪華版

佐藤 健,有村架純,二階堂ふみ,菅田将暉,岡田将生/東宝

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 原作が「桐島、部活辞めるってよ」の朝井リョウだとゆー情報を知ってしまうと、
 ついつい比べて観てしまう。
 就活大学生版「桐島」とも捉えるコトは可能だけど、
 少し時代も違っているので、繋げる必要なし。

 「演劇」とゆー具体的な目標があるヒト限定の話でもなく、
 今、社会と向き合う「若者」の話にしているのが良い。

 わたくしはろくに就活もしなかったニンゲンなので特に何も云えないのですが、
 恐らく「モノヅクリ」を一度は経験したコトがある方なら共感できるだろーし、
 ちゃんと「その先」も描いている気がしましたよ。

 「エンゲキ?」って何度も云うバイトのコの半笑い感が、イラッとさせてくれて、いいです。
 彼女を仮想敵にするのが、そもそもの間違いなんだけど。


 16年はNHK大河で「真田丸」をやるとゆーのに、
 同じ年に同じ題材を映画でぶつけるのは、ケンカか偶然なのか。(或いは便乗か)
 三谷幸喜VS堤幸彦とゆーカードは何とも香ばしく魅力的だが、
 わたくしは「真田丸」を観ていないので判定も出来ず、
 また本作の設定もかなり独特なので、
 じつは関係ないと云えば、まったく関係のない両作。

 主人公は、猿飛佐助。
 真田幸村は名将でも何でもなく、
 その「風貌」から勝手に誤解されてしまうとゆー人物。
 ならば、
 大嘘のハッタリで、幸村を本物の「名将」にしてやるでござる。
 そんなフィクション強めなお話。

 とゆー仕掛け(設定)を、
 冒頭の長いアニメ(!)で親切に説明してくれます。

 さて。
 いろいろ云いたいよーな云いたくないよーな、微妙な気持ちになるのは、
 フィクションとしての振り切りが甘いから。
 この流れだったら徳川を倒しても構わないのに、
 そこでブレーキになるのが、「大嘘で本物に」するとゆー設定。
 本物=史実は守らないと成立しない、妙な縛りが発生してるんだな。
 (物語のカタルシスもロジックも台無しになるので、考えすぎではないと思います)
 この設定が無ければ、
 ま、徳川を倒さなくとも、
 かなり自由で、意外な展開の物語が作れたんじゃないかな。

 つーか、
 それをエンドロールで実際にやってるわけだが、
 んー…、
 スベってるなぁ…とゆー印象しかございません。
 古い。
 十年、古い。

 なんかまとめるのも気恥ずかしくなってきたので、一つだけ。
 徳川家康役の松平健が、
 全力で手を抜いていたのが、楽しかったです。
 以上です。


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by y.k-ybf | 2017-11-02 20:40 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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