カテゴリ:音盤/100( 95 )

『ベスト・オブ・ガンダム』/V.A. (090/100)


ベスト・オブ・ガンダム

池田鴻 / キングレコード



 まあ、待て。
 落ち着いて、話を聞け。わたくしは正気だ。

 『ベスト・オブ・ガンダム』は、
 最初の「ガンダム」のテレビシリーズと劇場版三部作のヴォーカル曲を集めた編集盤でございます。
 テレビ主題歌の「翔べ! ガンダム」は勿論のこと、
 「シャアが来る」と云った挿入歌や、
 やしきたかじんの「砂の十字架」、井上大輔の「哀 戦士」なども勿論、収録されております。
 めちゃくちゃ渋い「砂の十字架」は、谷村新司作詞作曲なのね。
 んで、
 このアルバム、じつは小学生の頃、既にレコードで購入しておりまして、
 当時、アホみたいに繰り返し聴いておりました。
 ピクチャーレーベルでいいのかな? 盤にイラストが描いてあって、とてもいいものなのですよ。
 更に、
 曲間には名場面の音声が、ちゃんとオリジナル音源で収録されており、
 あの声、あのSE、あのシーンと併せて聴けるので、かるくテンションが上がります。
 曲だけ聴きたいときは邪魔なんだけどね。

 とゆー、
 只のわたくしの愛聴盤で、ファースト・ガンダム限定の楽曲になってしまいますが、
 年代順に並べただけなのに、流れもまとまりも、見事に仕上がっておるのです。

 ファースト世代の方には、とくにオススメですよ。



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by y.k-ybf | 2014-02-16 22:13 | 音盤/100 | Comments(0)

『ヤング・アメリカンズ』/David Bowie (089/100)


ヤング・アメリカンズ・スペシャル・エディション(DVD付)

デヴィッド・ボウイ / EMIミュージック・ジャパン



 1975年に発表された『ヤング・アメリカンズ』は、
 『ジギー・スターダスト』から確立したグラムロック期と、
 後のベルリン三部作と呼ばれる『ヒーローズ』などとの、ちょうど狭間の時期にあたるアルバムで、
 ブラックソウル、R&Bに挑んだ意欲作であり、異色作でもある。
 ブラックミュージックを取り入れたとゆーよりも、
 ブラックミュージックの世界へ自ら飛び込んだよーなコンセプトで、
 こーゆーアプローチは、ボウイにしては珍しいケースになるだろう。
 さらにジョン・レノンとの共作曲「フェイム」、
 ビートルズのカバー「アクロス・ザ・ユニバース」 が収録されたことで、余計な複雑さも含んでしまう。

 本来、
 『ヤング・アメリカンズ』はプラスチックソウル、白人であるボウイがソウルを歌うアルバムとして、
 より濃厚なモノになるはずであったが、
 ジョン・レノンとのナンバーを入れることで、かなり印象が変化したと推測できる。
 未収録となった曲は、どれもアルバムの方向性とマッチした、ソウルナンバーであったからだ。
 では何故、
 そこで曲をチェンジさせたのかって話になるのだが、理由は諸説あって、
 実際、収録曲やアルバムタイトルさえも定まらず、なかなか完成まで至らなかったそーだ。
 それをまとめ上げたのが、ジョン・レノンとの共演であるのも確かで、
 完成して発表されたアルバムの形こそが、必然だったと云っても間違いではないのだろう。
 「フェイム」は大ヒットして、今やクラシックなナンバーにもなったわけだし。

 只、
 わたくしがこのアルバムを聴いた時には、
 未収録だった曲もボーナストラックとしてCDに含まれている状態だったので、
 発表当時とも印象が違うんですよ。
 この曲は、何? ってなるし、
 製作経過も、その後のキャリアも評価も調べればわかるのだから。
 ジョン・レノンとの共演がなければ、どんなアルバムになっていたのかな、と。

 ベスト盤を除けば、このアルバムが最初に買ったボウイのオリジナルアルバムでした。
 (『ジギー』や『ヒーローズ』は友人の家で散々聴いておりました。)
 しかし前述の通り、
 偏ったタイプのアルバムでもあるので、好きになるまでだいぶ時間も掛かったのですが、
 理由はもう一つあって、
 表題曲の「ヤング・アメリカンズ」のインパクトが強烈過ぎて、
 アルバム全体がぼやけて聞こえてしまったのです。
 「フェイム」でさえも。

 ソウル、ファンク、ブルース、ロックンロールが渾然となった、あのサウンド。
 自らの欲心で正気を見失ったよーな歌詞は、難解で未だによく分からんのですが、
 失望と渇望が嵐のように渦巻き、
 低音からファルセットまで荒々しく舵を切るボウイの歌声に、圧倒される。
 プラスティック(偽物)なボウイが、
 対極のリアルなソウルを求めることで、電離のように生じたエネルギーが、
 この曲と、このアルバムには込められている。
 だからボウイのボーカルは冷たく哀しく、そして怒りに燃えているのだ。


 (シングルはヒットしたものの、アルバムのセールスは芳しくなく、
  ボウイも次作ではまたスタイルを変えるも、ドラッグ中毒が深刻な問題となり、
  例のベルリン時代へと移ることになる。
  だが世界的には、
  このアルバムが予見したようなダンス、ディスコブームが起こり、
  イギリスの若者たちがスタイルを参考にしたのは、『ヤング・アメリカンズ』期のボウイの姿だった。
  そしてそれがニュー・ロマンティックの下地となり、アメリカをも席巻するムーブメントとなったそーな。)


 とゆー、アルバム。
 最後に、「ヤング・アメリカンズ」の歌詞から抜粋。

 Ain't there one damn song
 that can make me break down and cry?
 (僕を打ちのめし、泣かせてくれる歌はないのか?)



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by y.k-ybf | 2013-12-12 00:48 | 音盤/100 | Comments(0)

(途中の訂正と修正。)


 斉藤和義のライブアルバム、
 『Golden Delicious Hour』(077)と、
 『十二月』(078)を、(077)に一つとしてまとめます。
 同時期に収録された、本来、二枚組みたいなモノだから。

 (002)には、『KEISUKE KUWATA』/桑田圭祐を戻します。

 大瀧詠一の『A LONG VACATION』は、(078)へ移動。

 (088)は、
 HMOとかの中の人。(PAw Laboratory.)の、『Hatsune Miku Orchestra』。
 ちょっとわかりにくいので、改めて載せておきます。


 以上。
 どーでもいい訂正&修正でした。
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by y.k-ybf | 2013-12-10 00:22 | 音盤/100 | Comments(0)

『シンクロニシティーン』/相対性理論 (074/100)*


シンクロニシティーン

相対性理論 / みらいrecords



 あの頃。
 あの頃ってーと、
 音楽を熱心に追いかけることもなくなり、
 雑誌も読まなくなり、レコード屋さんへ行くのも少なくなった、あの頃。

 相対性理論とゆーユニークな名前のバンドがいることも、
 その噂も聞いていたけれど、正直、そこまでだった。
 どーせインパクトだけだろ、と。
 ロケットorチリトリみたいなもんだろーと。
 いままで散々似たよーなの見てきたから、期待すらなかった。
 そんな無闇に高くなったハードルを、最初に越えてきたのは「ミス・パラレルワールド」のPVだった。
 夜の高速なのかな?
 逆さまになったカメラが、逆さまに流れてゆく照明だけを淡々と映してゆく。
 そしてリフレインする「パラレルワールド」とゆー歌詞。
 逆さまに映しただけの街が、パラレルにおもえる感覚。
 八時のニュースが大変なのに、暇ならワタシと来て、と。
 そもそもそれはパラレルではなくヴァーチャルじゃないのか、とか。
 そこからぐいぐいと引き寄せられて、CDを全部揃えてしまった。
 アルバムを手にして驚いたのは、
 作詞がボーカルのやくしまるえつこではなく、他のメンバー、おそらく男性が中心となって担当していたこと。
 この舌足らず知恵足らずで、
 女の子が口を閉じたまま呟いてるよーな歌詞を男性が書いているとわ。。。
 潔いほどシンプルな楽曲は、アマチュアっぽさも残るが、
 バランス感覚の妙は素人レベルなどではなく、
 既に特殊なスキルへとレベルアップしており、耳にすると、アタマのなかを無限ループで響いてくる。
 勿論、やくしまるえつこの、あの声で。

 リアルとは、生々しさや真実だけではなく、幻想や虚像まで含んでこその、リアルである。
 うん、
 関係ないかもしれんけど、そーゆー意味でも、相対性理論の楽曲は、リアルに聴こえるのだ。
 そのリアルが結実して完成したのが、『シンクロニシティーン』とゆーアルバムだと、おもふのですよ。

 彼らにはファッションやモードは、必要ないとおもうのだがな。






 (ロケットorチリトリ、いまも活動してるよーですな。)
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by y.k-ybf | 2013-12-02 21:55 | 音盤/100 | Comments(0)

『音樂ノススメ』/HALCALI (073/100)*


音樂ノススメ

HALCALI O.T.F Kasekicider≡ Sinya Kogure RYO-Z DJ FUMIYA ″LOW-CUT″ productions JUNJI ISHIWATARI DJ TAフォーライフミュージックエンタテインメント



 ハルカリのセカンドアルバム、『音樂ノススメ』は2004年の作品ですな。

 ハルカリは、
 当時、人気絶頂だったリップスライムのメンバーがプロデュースしたラップ・ダンスユニットで、
 女の子二人組の、
 ま、雑に云ってしまうと、ラップ版パフィーですよ。
 只、
 基本、ラップが巧い生え抜きの、普通の女の子なので、
 雑誌のインタビューとか、いつも解読不能になっていたのが、印象深い。
 そんな彼女らも、今では十年以上のキャリアなんですなぁ。

 で、『音樂ノススメ』。
 プロデュースは前作と代わらずリップスライムのO.T.F(RYO-Z、DJ FUMIYA)が担当しておりまして、
 そこへ参加しておるのが、
 かせきさいだぁ≡やらスケボーキング、
 Fantastic Plastic Machine、宇多丸、m-floやらやらで、谷川俊太郎まで名を連ねておるのです。
 要するに、
 その周辺の才能が寄って集って、好き勝手にハルカリで遊んでいるよーなアルバムなのだ。

 当時はまだ、アイドル冬の時代だったからこそ生まれた、
 アーティスティックな香りをもつ、ラヴリーでポップなアルバムだと、おもいますよ。



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by y.k-ybf | 2013-12-01 22:56 | 音盤/100 | Comments(0)

『Washington,C.D.』/ホフディラン (072/100)*

Washington,C.D.

ホフディラン / ポニーキャニオン



 1997年に発表された、ホフディランのセカンドアルバム。

 ホフディランは、小宮山雄飛とワタナベイビーの二人によるユニットで、
 それぞれがソングライターであり、シンガーでもある上に、
 固定のジャンルに縛られない自由なスタイルで、型はないけど個性は強い二人なのです。
 その個性の強さは、
 活発な各々のソロ活動にも現れておりますが、
 ホフディランとしても、時には偏り過ぎたり、解散したり、再結成したりで。

 この『Washington,C.D.』は、
 そんな二人のパワーバランスが、がっぷり組み合わさっての均衡が見事で、
 噛めば噛むほど味がでるとゆーか、味わい深いとゆーか、
 いつまでも飽きがこないアルバムなのですよ。



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by y.k-ybf | 2013-10-22 22:47 | 音盤/100 | Comments(0)

『愛と笑いの夜』/サニーデイ・サービス (067/100)*


愛と笑いの夜

サニーデイ・サービス / ミディ



 前回、『愛と笑いの夜』はほぼ確定状態だった。
 しかし、アルバムを聴き直したときに、
 このアルバム独特の淀みみたいなものが邪魔くさく感じられて、
 比べてみるとヌケが良かった『MUGEN』の方を選んだ。

 とゆー前回の記事は、コチラ

 でもねー、これねー、
 今回、再びアルバムを全部引っ張り出して聴き直してみると、感触がだいぶ変わっていた。
 『愛と笑いの夜』は、
 あれ、こんなに聴きやすかったっけ? ってゆーぐらい、
 邪魔なモノが消えていた。或いは、憑き物がおちたかのよーに。
 これは当然、聴く側の、わたくしの変化に因るものなのだが、
 曽我部恵一のソロや、サニーデイ・サービスが復活した影響もあるのかも。
 オモシロいもんだなと、おもいましたよ。

 逆に『MUGEN』は、いまでも良いアルバムだとおもうけど、、、
 ヌケの良さが、以前のよーなプラスには感じられなかった。
 これはこれで、意外だったんだけど。

 とゆーわけで、今回は『MUGEN』から、『愛と笑いの夜』へと変更してみました。

 あ、(68)の『LOVE ALBUM』は、そのままですよ。

 そのままかい、と。



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by y.k-ybf | 2013-06-10 00:23 | 音盤/100 | Comments(0)

『ナチュラル・ボーン・キラーズ』/V.A. (060/100)*


ナチュラル・ボーン・キラーズ

サントラ / MCAビクター



 オリバー・ストーン監督、タランティーノ脚本、音楽がトレント・レズナーとゆー、
 何処の誰が夢想した組み合わせなのか、
 まあ、そんな、悪漢映画ですよ。

 アタマがイカレてて人殺ししかできないカップルが、
 自由気ままに犯罪を重ねながら、繰り返す、そんなどーしょもない内容で、
 その出来栄えにタランティーノでさえ、「笑えないし、気に入らねえ」と批判したとゆー、
 厄介で、悪い意味でエッジが立ってる作品でございまして。
 何故だかわたくしは、この映画が嫌いになれないのです。
 オリバー・ストーンが一生懸命ワルぶってる感じがして。

 で、そんな映画のサントラですが、
 メインテーマとなっている、レナード・コーエンのナンバーが素晴らしく、また恐い。
 さらにナイン・インチ・ネイルズは当然ながら、
 ボブ・ディラン、パティ・スミス、ピーター・ガブリエルなどの楽曲も使用されており、
 ジャンル的にはヒップホップ、メタル、カントリー、クラシック等々と幅広く、
 それでいて作品のカラーは損なわず、異様な凄みのある盤に仕上がっております。
 劇中のセリフなんかも入ってて、好きな方なら楽しめるとおもいますよ。





 こっちは、映画のトレーラー。



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by y.k-ybf | 2013-06-06 22:36 | 音盤/100 | Comments(0)

『ONLY YOU』/大槻ケンヂ (042/100)*


オンリー・ユー

大槻ケンヂ / MCAビクター



 大槻ケンヂは、
 タレント、物書きとしては好きだが、バンドの筋肉少女帯はあまり好みではなかった。
 興味外の音楽、だったのです。

 それから暫く、
 時は過ぎ、
 ある日、
 オザケン(小沢健二)の「天使たちのシーン」をオーケン(大槻ケンヂ)がカバーしたと知り、
 どれどれとアルバムを手にしたわけでございます。
 「天使たちのシーン」が収録されているのは、ソロで発表したセカンドアルバム。
 全体的に、
 (病的な意味での)癒しをテーマとした、ゆるーいアルバムで、
 作りは苦手でしたが、曲はおもしろいものが揃っていた。
 「天使たちのシーン」も、
 オーケンが歌っているとゆー以外、原曲とさほど変わりはないんだけど、
 意外とマッチしていて、嫌いではなかった。
 ソロを始めた頃の大槻ケンヂは、精神的な病をかなり抱えていたそーで、
 その反動がアルバム作りに、モロに出ておったそーです。

 で、わたくしが今回選んだのは、
 そんなリハビリみたいなソロ活動の、最初に作られたアルバム、『ONLY YOU』。
 原点回帰のよーな理由があるのでしょう。
 日本のパンク、アングラシーンの名曲をカバーしたアルバムで、
 ばちかぶり、じゃがたら、スターリン、エンケンやらやら、
 知ってるヒトは知っている、ある意味、どメジャーな曲を揃えたカバーアルバムなのです。

 わたくしのよーに、サブカル等に疎いニンゲンにとって、
 大槻ケンヂとゆー存在は、とても接し易く、分かり易く、じつにちょうど良い、窓口であった。
 そんな彼の特性が、このアルバムにもよく現れており、
 本来ならとてもアクの強い楽曲が、聴き易く、受け取り易くアレンジされておるのです。

 このアルバムでいちばん印象に残っているのは、有頂天のカバー「BYE-BYE」。
 ナゴムレコードを作り、インディーの先駆けとなりながら、
 ついにメジャーデビューを決めた時の、有頂天のデビューシングル。
 そのタイトルが「BYE-BYE」とゆーのは、なんとも意味深いものだなと、おもたですよ。
 インディーとメジャー、ファンの気持ち、バンドメンバーの想い、
 それぞれの「距離」について歌っているのかなと、今でも考えてしまいますが、
 これがまた、当時のわたくしの心境とも妙に合ったよーです、な。

 ま、そーゆー時期だったのです。
 いまでも、懐かしく、想うときもあるのですよ。


【ニコニコ動画】大槻ケンヂ - BYE-BYE(有頂天Cover).mpg
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by y.k-ybf | 2013-06-01 00:12 | 音盤/100 | Comments(0)

『K2C』、『米米CLUB』/米米CLUB (036/100)*


K2C

米米CLUB / ソニーレコード



米米CLUB

米米CLUB / ソニーレコード



 36枚目は、
 『K2C』を追加して、『米米CLUB』との二枚で一つにしておきます。
 元々二枚組的な発想で発表されたものなので、このほーが収まりいいかな、と。

 『K2C』の説明をちょっとしておきますと、
 新曲と、新録された曲とのベストセレクションアルバム、です。
 おふざけなしの、キッチリ外向けに作られた、上品な、表ベスト。
 作り直された曲も、新曲も、まー見事に仕上がっておりまして。
 これを狙ってできるバンドの力、
 (主に悪い)企みを思い付いた時の才能は、トビ抜けたものがあるなと、感心いたします。

 んで、それに対する裏ベストが『米米CLUB』。
 下品で素敵な出来栄えの、ベストライブ盤、ですな。



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by y.k-ybf | 2013-05-17 10:46 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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