カテゴリ:音盤/100( 95 )

『TAKE OFF AND LANDING』/砂原良徳 (072/100)


 砂原良徳、、まりんのアルバムです。

 空港と航空会社をイメージしたとゆー、一風変わったものでありますが、
 まさにその通りのものに仕上がっております。
 テクノとゆーよりラウンジ・ミュージック。
 ほんとにロビーやレストラン、プロモーションで流れてるような。
 まあ、飛行機なんか一度しか乗ったことないけどな。

 クラブやらアッパーなものを求めると期待外れかも知れませんが、
 BGMとしては鉄板と云っていいほどなので、選んでみました。


TAKE OFF AND LANDING

砂原良徳 / キューンレコード


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by y.k-ybf | 2009-06-28 22:05 | 音盤/100 | Comments(0)

『HAWAII』/The High Llamas (071/100)


 あまりにも素晴らしい音楽だったので、
 その印象が壊れるのを恐れて、他のアルバムを聴く気にもならなかった。

 大袈裟なようだが、本当にそーおもっちゃったので、
 未だに聴いていないし、よく知りもしない。

 普通は逆で、もっと聴きたいとか知りたいとかおもうんだけども。

 なので、まったく関係のない話をするが、
 一度、うちの店にお客さんが四人いたときに、
 その四人が全員「Hawaii」とプリントされたシャツを着ていたことがあって、
 そーなると、もはやそこはHawaiiである。
 千葉だろうが、
 醤油工場の匂いがしようが、Hawaiiなのだ。

 そんな、不思議時空的な言霊、Hawaii。

 その名をもつハイ・ラマズのアルバムも、必然的に不思議さに満ちている。


ハワイ

ハイ・ラマズV2レコーズジャパン/コロムビアミュージックエンタテインメント


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by y.k-ybf | 2009-06-24 00:07 | 音盤/100 | Comments(0)

『オディレイ』/BECK (070/100)


 確か、ベックが世に出たのは、
 カート・コバーンの死後、そしてグランジ・ロックが終焉を迎えようとしていた頃でございました。
 確か。

 そんな葬式ムードの中、勢いがあったのはグランドロイヤルの連中と、ビースティ・ボーイズでした。
 メッセージ性やナルシズム、ファッションなイメージがまだ横行していたヒップホップを、
 彼らは自分たちのカルチャーとして時代性を織り込み、先鋭化した音楽を作り上げました。
 九十年代の、
 と言えば、想像できるような倦怠、緩慢、空虚、惰性やらやら、
 マイナスな景色へシリアスに向き合ってしまったのがグランジならば、
 自嘲気味にも受け止めようとしたのがビースティーズらでした。
 そんなとこから、象徴的にも現れたのがベックなのです。

 「俺は負け犬。早く殺してくれよ」と歌われるデビューシングルの「ルーザー」。
 ブルーズ、カントリーを基調としながら、
 ラップやターンテーブルを用いて、弛緩した調子で鳴らされる音楽は、
 恐ろしいほど時代性と同化しておりました。
 さらに気の抜けたPVもスナッフ的だったし、
 アルバムもヒットするし、多くの話題と支持を獲得しておりました。
 が、
 四年は空いたのかな?
 待望されたセカンドアルバム『オディレイ』は、我々の予想を突き抜けたものでありました。

 大雑把に云ってしまえば、ファンク・ミュージック。
 その根底にあるアコギの音に変わりはないけど、
 よりクールなサウンドになり、より熱いビートを鳴らすようになった。
 自嘲はユーモアと辛辣さに変換された。
 脳天気なパーティー・バンドでもない。
 ルーツと最新のサウンドを融合させた、とても現代的且つ都会的な音楽でありました。
 アーバン・ブルーズみたいな。

 この来日ツアーを見に行ったけども、
 ヒップホップをやったかとおもえば、いきなりアコギでカントリーを歌い、
 大袈裟なバラードをやったり、ファンクバンドになったりと、
 盛り上がったけれど、
 お客さんそっちのけで好き勝手に暴れまくるベックの姿が、とても印象的でありました。
 んで、
 その時に「ルーザー」もやったのだけど、
 でろんでろんな音はそのままに、ぴょんぴょん飛び跳ねながら歌う姿を見て、
 あ、ベックはそっち側なんだなと、やっと確信する事ができました。

 『メロウ・ゴールド』は、一緒に作ったカール・スティーヴンソンの影響があったんやなあ、と。


オディレイ+19(デラックス・エディション)

ベック / UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)


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by y.k-ybf | 2009-06-24 00:02 | 音盤/100 | Comments(0)

『ゆらゆら帝国 III』/ゆらゆら帝国 (069/100)

 ゆらゆら帝国のPVを初めて観たとき、
 また何かレアなバンドのリバイバルかとおもいましたら、新人なので驚いたものでございます。
 あのヴィジュアルなんだもの。

 正直、このサイケデリックと、グルーヴを基調としながら、
 ポップさと破壊力を合わせ持つ、ゆらゆら帝国の音楽を的確に説明はできません。
 よく知らないからw

 ただ、このアルバムが、どえらくカッコイいのはわかります。
 グルーヴをメインにすると退屈に聞こえたり、
 サイケデリックを売りにすると自己満足で終わったりと、
 良いイメージのないタイプの音楽でしたが、
 ゆらゆらは、バンドの音もボーカルも振り切れたパワーが素晴らしく、
 それでいてちゃんと曲にはメロディーがあって、
 ポップに聞こえるんだから、すごいとおもう次第でございます。

 ええ。


ゆらゆら帝国 III

ゆらゆら帝国 / ミディ


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by y.k-ybf | 2009-05-27 23:36 | 音盤/100 | Comments(0)

『MUGEN』、『LOVE ALBUM』/サニーデイ・サービス (67,68/100)


 一応、この俺ベスト100枚の企画は、
 一つのミュージシャンにつき一枚の方針で選んでおります。
 二枚以上選んだらベストじゃないからね。
 たぶん、今のところはない‥‥あ、米米CLUBか(・_・;)
 すげえ、米米。
 ビートルズだって一枚なのに。

 まあ、そんなわけでよろしいかなと、二枚まとめて選んでしまいました。
 サニーデイ・サービスの『MUGEN』と『LOVE ALBUM』。
 ・・・まあ、待て。話を聞きたまえ。

 わたくしもサニーデイは好きでずっととゆーか、いまでも普通に聴いております。
 なので、
 当初はコンセプト色が濃く、強気な姿勢の『24時』で決定と、
 聴き返してみたら、これがコッテリ過ぎて腹にもたれる。
 だいたい一枚に収まらず、何気に二枚組になってるし、
 シングルにも曲が漏れてるまとまりの無さがダメ。
 じゃあ、
 個人的に好きな『愛と笑いの夜』はどーか。
 コッテリさは幾分解消されるけど、抜けがない。
 ハマらない時の半端な感じが気になる。
 これが『サニーデイ・サービス』になると、抜け過ぎてアッサリとしてしまう。
 軽いとゆー意味ではないが。
 かといって、ファーストの『若者たち』は未完成の未完成とゆーか、
 即席ではないけど生ラーメンみたいな具合だし、
 『東京』は、はるかに良くなって、お店に出せるものにはなってるけど、
 まだバラつきがあり、個性や深みが足りない。

 さて、そこで『MUGEN』でございます。
 濃い味、薄い味とメーターの針を振り回してきたサニーデイでしたが、
 ここに着てちょうどバッチリな味に、、、 じゃなかった、アルバムに到達します。
 深みがあっても濃くなり過ぎず、
 コクがあっても抜けが良い。
 これまでの作品にあった強い個性のようなものはないが、
 それは欠けているのではなく、必要としなくなったからだ。
 バンドが蓄積してきたものを、最良の形に出来ただけの、とてもシンプルなアルバム。
 わたくしは、このアルバムこそが、サニーデイ・サービスのラストアルバムだとおもっている。

 そして『LOVE ALBUM』は、完全に外へと飛び出てしまったアルバムだ。
 前作『MUGEN』は、あくまで内側の核を起点として外側へ向けられたのに対して、
 『LOVE ALBUM』は全体から外へと向いている。
 それがこの二作の大きな違いであり、
 むしろ一対に近いものとして、一緒に選んだ理由でもあるのだ。
 打ち込みを多用し、外部の助けも借りて、
 ダンスナンバーや新たな曲調を試みており、それまでとは異なる艶やかさがある。
 これは、サニーデイらしさを素材とした、外向け用ののアルバムなのだ。
 大概、こーいった挑戦的なものは成功とは違う結果を招くのだけど、
 前作で到達したものがあるから、
 これが妙に聴き応えもあり、聴きやすくもあるのだ。
 ほんとに、らしくないアルバムなんだけどねw
 だから、ここには野心みたいなものはない気がする。
 さらに次へと考えたときに、あとはもう(バンドを)壊すしかないと気が付いて、
 こんな形のアルバムになったのかな、と。
 まあ、推測なんだけども。


 えー、まとめてみますと、
 『若者たち』は、即席じゃないけど生ラーメン。
 『東京』は定番で基本な醤油味、『愛と笑いの夜』はしっかりと味が残る味噌味、
 『サニーデイ・サービス』はアッサリな塩味、『24時』はコッテリな豚骨味で、
 『MUGEN』は複雑な味わいとコクのある醤油豚骨、
 『LOVE ALBUM』はいろんな味が楽しめる、つけ麺と云ったところであろうか。



MUGEN

サニーデイ・サービス / ミディ




LOVE ALBUM

サニーデイ・サービス / ミディ


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by y.k-ybf | 2009-05-26 21:23 | 音盤/100 | Comments(0)

『TEAM ROCK』/くるり (066/100)


 くるりの悪いところは、統一感の無さだ。
 と、
 いきなり断言してみる。
 あくまでアルバムに関しての話だが。

 理由は案外明白で、
 バンドとゆーか、岸田繁の音楽的野心とオリジナリティへの追求がハンパなく強いからだ。
 まるで元から何もなかったかのように、
 彼は彼らは、あらゆるジャンルの垣根を越えてしまうし、吸収してしまう。
 そしてその先には、いつも最新型のくるりの音楽を生み出してきた。
 そのスピードが、時として統一感を殺してしまうのだ。
 同世代のミュージシャン、
 同時代の音楽からの影響を一身に受けまくりつつ、うっちゃるように手前の音楽を創るのが、
 くるりらしさだとおもいます。

 しかしおもしろいのは、
 よくまとまっていたファーストアルバムが、どーにも退屈な仕上がりになっていることで。
 つまり、まとまりのない不安定なバランスこそが、くるりにとってはベストなのだ。

 と、
 つまらない結論に達したところで、『team rock』。

 ギリギリまで『図鑑』と迷いましたが、楽曲の好みでこっちに決めました。
 「ワンダーフォーゲル」、「ばらの花」、「リバー」と云ったシングルだけでなく、
 実験的なダンス・ミュージックもアクセントとして良い感じでございます。


TEAM ROCK

くるり / ビクターエンタテインメント


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by y.k-ybf | 2009-05-20 22:35 | 音盤/100 | Comments(0)

『010』/THE MAD CAPSULE MARKETS (065/100)


 デジタルとロックを混合させた、デジタル・ロック。
 確かそんなカッコ悪いことを最初に言い出したのはB'zであったとゆーのは嘘ではあるが、
 イマイチ売れずにいつの間にやら本格派路線にチェンジしていたのは事実である。
 その後、
 再びデジタル・ロックに脚光が向けられるようになるのはプロディジーがブレイクした時で、
 デジロックなんて略称されながらケミカル・ブラザーズもアンクルなんかもひとまとめにされていた。
 気がする。

 しかし、デジタル機器が珍しい時代ならともかく、
 まあ、B'zの時でも珍しくはなかったが、、、
 プロディジー辺りの頃には使われて当たり前とゆーか、
 むしろ基礎中の基礎なので、
 そこで敢えてデジタルを推す必要があるのかとおもいつつ、
 むしろ疑問に感じなくてはならないのはロックのほうで、
 プロディジーやケミカルをロック呼ばわりしていいものなのかと。
 イヤ、
 確かに当時、彼らの存在はロックそのものであったし、
 わたくし個人もロックであると今でもおもうのだが、
 デジロックとゆー括りは些か乱暴ではないかと感じるところがあり、
 気付いてみると、現在ではあんまり使われてないね、デジロック。
 つまり、音楽のジャンルなんてのは、こんなものなのだ。よ。
 本のポストイットみたいに、いざ聴く時には剥がして捨てちゃってもええのだ。
 わたくしも頻繁にジャンルやブームなんかを取り上げたりしておりますが、
 あくまで分かり易さを優先しているだけで、重要視しているわけではないのです。
 それぐらいなんやなあ、と。

 テキトーな前置き、終了。

 さて、やっと本日の一枚の話になりますが。
 ザ・マッドカプセルマーケッツの『010』。
 マッドとゆーとハードコアなイメージがあって苦手でしたが、
 この前作あたりから急激にイメージが変わり、曲もメロディアスなものが多くなりました。
 それもデジタルと生演奏を完全に同調させているので、
 音が太く、厚く、よりハードになっている。

 そーいや、このメタルやテクノやコアやラップが渾然としたのは、ミクスチャーと呼ぶんですな。
 オルタナティブとは違うんか?

 あと、ベスト的選曲な内容のライブアルバム『020120』もよろしいので、オススメ。


010

THE MAD CAPSULE MARKETS / ビクターエンタテインメント


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by y.k-ybf | 2009-05-20 00:48 | 音盤/100 | Comments(0)

『Futurama』/スーパーカー (064/100)


 スーパーカーの登場は、
 なんてゆーと、車のスーパーカーみたいだが、
 この、青森の若くて清新なバンドの登場は、かなりの刺激となりました。
 広い意味で。

 おそらくマッドチェスターやシューゲイザーの影響を一番に受けたのでしょうが、
 そこにバンドブームや渋谷系といった日本のロック・ミュージックが交じり、
 彼らの世代の独自性となっております。
 その何が違うかってーと、歌詞の英語を極力減らして日本語で唄うトコ。
 ピンっとこないかもしれませんが、
 マッドチェスターやグランジの影響を直で受けた方々は、すでに英語詩で唄うことに抵抗はなく、
 そのスタイルは徐々に浸透し、認知されておりました。
 当然、ルーツを同じく、日本語で歌ったのはスーパーカーが初めてではありませんが、
 無理矢理感がない、彼らの自然体に驚かされ、新しさを感じたわけです。
 が、
 それもデビューアルバムまでで。

 次のセカンドを作る頃には、
 テクノや最新のクラブ・ミュージックへの傾倒を始め、来るべきエレクトロの片鱗を見せるようになります。
 しかしまあ。
 わたくしは、その後の音楽性の急激な変化が、ちょいと苦手ではありましたが。

 『フューチャラマ』は三枚目のアルバムで、
 ギリギリ、ギターロックの体裁を残しつつ、音響的には完全に電子系へと向いております。
 音響的?

 もはやメンバーの担当パートすら明記しておりません。
 タイトルからも察しがつくように、
 未来、変化をテーマとしており、
 キャリアや音楽性も含めて見事に表現できたトータルアルバムだとおもいますよ。

 帰ってこいw


Futurama

スーパーカー / キューンレコード


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by y.k-ybf | 2009-05-17 00:46 | 音盤/100 | Comments(0)

『ERA』/中村一義 (063/100)


 なんだ寝てたの?
 あんただって、いたろ?

 へいき?へいき?へいき?

 本来立つ場所に、君はいるかい?


 目ぇ覚めたの?
 言い飽きないの?

 へいき?へいき?へいき?

 死んだ夢だろ?
 この声、聞こえるかい?


 何故ゲルニカのレプリカを、描いては焼いたのさ?


 (『ERA』より抜粋。)


ERA

中村一義 / EMIミュージック・ジャパン


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by y.k-ybf | 2009-05-17 00:40 | 音盤/100 | Comments(0)

『Viva La Revolution』/Dragon Ash (062/100)


 ドラゴンアッシュはブレイクすると同時に、物凄いバッシングに晒されましたね。
 元々ロックバンドからはじまって、後からヒップホップを取り入れた形なので、
 両方のファンから偽物扱いされ、妬まれたわけですね。
 中途半端なところもあったしね。
 それと、やっぱりカッコ良すぎたんですね。
 やることが一々サマになっていたしね。
 でも逆境がバンドを鍛えたとゆーか、短期間のうちにメキメキと力をつけて、
 音は厚くなるわ、ラップはキメるわ、
 ヒットは連発するわで、
 しかもZEEBRAを味方につけるわ、同世代の仲間を増やすわで、
 逆転街道を駆け上ってゆくわけですね。

 まあ、その後でまたいろいろあるんだけどもね。

 『viva la revolution』はそんな逆転劇を決定付けた一枚ですね。
 シングルが三枚かな?
 それとちゃんとロックナンバーも入れておきながら、見事にまとまっておりますね。
 当時のバンドの熱気や勢いを生々しく感じる事ができますね。
 ただ、繰り返しになるけど、カッコ良すぎるんだよね。
 日本のヒップホップらしさがないんだわ。
 それは当人らの意志とはべつに、暗に批判的でもあるし、
 そもそもなんでかってゆーと、
 目標として想定されたのが、ザ・マッドカプセルマーケッツだったからなんじゃないかな、
 と、おもうのだが、
 如何であろうかね。


 ※今回は、気持ち悪い口調でお送りいたしました。
  なんとなく。


Viva La Revolution

Dragon Ash / ビクターエンタテインメント


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by y.k-ybf | 2009-05-13 22:22 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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