カテゴリ:映画( 773 )

『アニー・ホール』とか、夏なのでコメディ映画、五本。


アニー・ホール [Blu-ray]

ウディ・アレン,ダイアン・キートン,トニー・ロバーツ/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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 ウディ・アレン、うるせえ!
 うるせえよ…。
 と、かなりげんなりさせられましたが、結末は切なく、ほろ苦く終わるのね。
 全ては、
 全ては良かれとおもってやるんだけど、結果は散々だったりするんだよ。
 上手に、スマートになんて、フィクションみたいなもんだ。
 本当に愛していても、
 いや、
 そーゆー想いがつよくなると、余計に伝わらなくなるもので。
 衝突したり、誤解をしたり。
 上手に、スマートに出来ればな。

 ロブスターの味なんて忘れてしまったけど、思い出だけはいつまでも胸に残る。

 もしかすると、玉子がね…。


マジック・イン・ムーンライト [Blu-ray]

コリン・ファース,エマ・ストーン/KADOKAWA / 角川書店

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 14年公開の、ウディ・アレン監督作。
 高慢なマジシャンと可憐な霊能者との、所謂ロマコメとゆーやつ。

 じつにオーソドックス且つシンプルなストーリーで、
 ウディ・アレンのスケベ爺がエマ・ストーンを撮りたかっただけだな、
 と邪心したくなるほど、
 劇的な展開も起こらず、平坦に終わる。

 エマ・ストーン繋がりでゆーと、
 『ラ・ラ・ランド』から音楽を抜いたよーな感じ。

 天文台も出るよ!


ユーズド・カー [DVD]

カート・ラッセル,ジャック・ウォーデン,ゲリット・グレアム,フランク・マクレー,デボラ・ハーモン/復刻シネマライブラリー

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 ロバート・ゼメキス監督の、長編映画第二作目。
 80年公開。

 敢えてこの表現を使わせてもらうなら、全力で振り切ったB級映画。
 「テーマ」なんて鼻で笑うよーな、堂々たる開き直りが痛快で、愉快。
 八十年代の安っすい日本のチンピラ映画と、何故か同じ匂いがします。

 クライマックスでの中古車大行進は、ある意味、映画の奇跡的なシーンで。
 最近こーゆーの見落としてない?
 と考えさせるほどの、名場面だとおもいます。

 ハッタリ上等。


パディントン [Blu-ray]

ベン・ウィショー,ニコール・キッドマン,ヒュー・ボネヴィル,サリー・ホーキンス,ジュリー・ウォルターズ/ポニーキャニオン

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 ファミリー映画だろー、と、わたくしの中でスルー確定でしたが、
 好評価がいくつか目立っていたので、興味本位で観てみた。

 うん、
 予想以上の出来映えに、感心致しました。
 ファミリー向けなのは間違いないけど、
 シナリオの構成が良く、複線の鬼回収がスゴい。

 コメディだからこそ、コレぐらいの組立はフツーにやらないと。
 とゆー、見本的な一作。

 辛辣っつーか、
 ちょっと悲哀のあるストーリーに、お国柄が出ておりますね。


神様メール [DVD]

ピリ・グロワーヌ,ブノワ・ポールヴールド,カトリーヌ・ドヌーヴ/KADOKAWA / 角川書店

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 たいへんキュートな、愛らしい寓話。
 意味が重複してるよーな気もするが、それぐらい心豊かな、優しいストーリー。

 フィクションってのは面白いもので、
 現実への批評性が鋭さを増すほど、寓話化が進行してゆく。

 神は無能だ。
 と、神は教わる。神に。


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by y.k-ybf | 2017-07-23 22:32 | 映画 | Comments(0)

『ピエロがお前を嘲笑う』とか、夏なのでサスペンス映画、四本。


Who Am I - Kein System ist sicher: - Keine Info -

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 日本版のソフトが見付かりませんでした。
 邦題は『ピエロがお前を嘲笑う』。WOWOWで観ました。

 ドイツの、青年ハッカーが主人公の、サスペンス。

 「マインドファック」と作風が大袈裟に煽られておりますが、
 アレとアレとアレを組み合わせた、
 要するに、
 一人「藪の中」みたいな構造のサスペンス。
 この辺がネタバレギリギリのライン。
 映画好きなヒトならすぐに判るネタなので、殆ど云えないし、つまりは新鮮味も少なかった。

 後半からの展開にイマイチ熱くなれないのは、
 基本、ハッカーの話で、
 自尊心を充実させる為だけに行動して、目標はあっても敵がいないストーリーだからなのだな。
 作中でも表現されているよーに、大きいよーでとても小さい。
 その構造は楽しめたけど、
 自己完結型のストーリーに痛快さは得られなかった。

 只、
 ネットのアンダーグラウンドを地下鉄で表現する描写は良く、トリックも巧いとおもた。
 冒頭の、
 高速で映される映像をコマ送りで観ると、そーゆーコトか、と判る仕掛けにもなっております。
 (ラスト間際の、
  車の外に立つ人影については、ツィッターの方で触れております。)


 ハリウッドでリメイクされるそーですが、
 このシナリオをどーやって料理するのか、
 楽しみな半面、アレとアレとアレの影響はどー処理するのだろーか?



○『シリアルキラーNo.1』

 ソフトが完全に見付からず。

 フランスでDNA鑑定が導入される最初のケースとなった、凶悪な連続強姦殺人事件の犯人を追う。
 フランス産、刑事サスペンス。

 実際に起きた事件をベースにしており、
 その異常な連続性と、目を覆いたくなる凄惨な犯行には絶句させられる。
 ストーリーは真犯人逮捕までの経緯と、逮捕後の裁判の模様が交互に進行するスタイルで、
 誰が犯人なのか? とゆーサスペンス要素は薄い。
 恐らくフランス国内では誰もが顛末を知る有名な事件なので、
 犯人特定の部分は削り、捜査と裁判に焦点を置いたのだろう。
 しかし事件をよく知らない側から観ると、
 遅々として進展しない捜査にはイライラさせられるし、
 既に犯人が確定してるよーな裁判には違和感を感じてしまう。

 科学捜査が認められる以前の捜査は、
 縁故や因縁に基づく「推理」で動いており、すげー呑気にも見えた。
 警官の夜回りも当てにしてないみたいだし。

 食事の際は必ずワインを呑むとか、
 そんな場合かと思うが、コレがフランスなんだろーな。


ニック・オブ・タイム [DVD]

ジョニー・デップ,クリストファー・ウォーケン,チャールズ・S・ダットン,ピーター・ストラウス,グロリア・ルーベン/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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 95年公開の、
 劇中の時間がリアルタイムで進行する、サスペンス。
 主演は、ジョニー・デップ。

 この「リアルタイムで時間が進行する」とゆーのが売りで、
 要するに90分の出来事を90分の映画に収めたわけだが、
 個人的な感想を云うと、
 だから面白くなったかどーかは、微妙だ。
 正直モタつく場面もあるし、
 リアルタイムに収める為の無理や、物足りなさも目立つ。
 (それがマイナスになってるわけではないけども。)
 フツーに、脚本がいいんだと思いますよ。

 そんなわけで、
 寧ろ見所はジョニー・デップが素顔で演じる、平凡なパパさん。
 真っ白な肌がぷにぷにした白玉団子のよーな顔付きをしておりますが、いまとなっては素顔は新鮮。
 平凡なニンゲン役なんだけど、時折油断するとすぐイケメン顔になるのが面白い。
 ホントこのヒトは、つくづく感情を面に出せないヒトなんだな。
 俳優として致命的な気もするが、
 イケメンとメイクで乗り切ってきたのは、それはソレでスゴいのではないでしょーか。


記憶探偵と鍵のかかった少女 ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]

マーク・ストロング,タイッサ・ファーミガ,サスキア・リーヴス,リチャード・ディレイン,インディラ・ヴァルマ/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 14年公開の、
 アメリカ・スペイン合作の、サスペンス。

 他人の記憶を遡って見るコトができる「記憶探偵」なる職業が社会的にも認知され、
 警察とも協力関係にあるとゆー世界のお話。
 じつは、SF的オカルト映画。

 そんな記憶探偵が、ある問題を抱えた少女を捜査することになるのだが…。

 とゆーね、
 少年マガジンっぽい設定の物語ながら、ディテール次第ではちゃんと大人向けのドラマになるんだなーと、感心する。

 後半のどんでん返しは、
 正直、テンプレ感は否めず、物足りなさも残る。
 少女の心情とゆーか本心がイマイチが見えないのも、不満。
 しかし記憶ってのは要するに「視線」なわけで、
 ニンゲンの抑制できない欲求が現れる部分でもあるので、興味深い。

 魅力的な設定なので、続編とか作ってほしいな。


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by y.k-ybf | 2017-07-23 22:15 | 映画 | Comments(0)

『28日後・・・』、と、『28週後・・・』。


 以前地上波で観た記憶はあるのだが、
 それが『28日後…』なのか『28週後…』なのか曖昧で、永らく疑問であった。



 正解は、『28日後…』。


 『28日後…』を久しぶりに観たけれど、
 色が滲み、ザラザラとノイズが走るインディペンデンスのよーな荒々しい演出に、困惑。
 こんな映画だったのか。。。
 ストーリーの展開と共にザラザラ感は減少してゆくので、主人公らの心理状態を表現しておるのかな。
 「ゾンビ映画」の文脈で語られるコトが多いけど、
 どっちかってーと「パニック映画」の部類で、ゾンビ要素はかなり薄い気がした。

 テーマの根底にあるのは「流行」だろーか。
 遅れたヒトと、飲み込まれたヒトと、抗うヒトを描いているのかな?
 と、おもいましたよ。


28週後… [Blu-ray]

ロバート・カーライル,ローズ・バーン,ジェレミー・レナー,マッキントッシュ・マグルトン,イモジェン・プーツ/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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 一方、
 続編の『28週後…』は見事な「ゾンビ映画」に仕上がっている。
 ゾンビ映画の定義は面倒なのでスルーするが、
 全ての選択が裏目に出るよーな悲劇性は見応えあった。
 ヘリコプターの反則技も観れたし。

 軍の対応は一々早計過ぎるよーにおもえたけど、実際はあんなものかもなー。
 実際!?

 ジェレミー・レナーが出てるのにも驚いたけど、
 監督はダニー・ボイルじゃないのな。


 次は『28ヶ月後…』か…。
 と冗談のつもりが、製作企画はホントにあるよーですね。

 ゾンビ映画のオイシいトコ取りみたいなシリーズですが、続きがあるなら楽しみです。


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by y.k-ybf | 2017-07-23 21:44 | 映画 | Comments(0)

眠たい。『ソムニア』と『インソムニア』。二本。眠たい。


○『ソムニア-悪夢の少年-』

 またソフトが見付からない!

 ホラーの側面をもつ、ダーク・ファンタジー。
 或いは、逆か。
 ストーリーの悲痛な悲しさと、
 その理不尽な恐怖のバランスを、どーにも受け止められなかった。
 心理とゆーか心情を刺激するアレは、
 最強にズルく、恐ろしい。

 結末も監督(脚本)の迷いではないかなーと、良い方向で捉えてみる。
 ハッピーエンドでもいいのになぁ…。

 後味悪い系が好きな方にはオススメかも。


インソムニア [DVD]

アル・パチーノ,ロビン・ウィリアムズ,ヒラリー・スワンク,モーラ・ティアニー,マーティン・ドノヴァン/ポニーキャニオン

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 「今、夜の十時よ」と云われたアル・パチーノの反応が全てを物語る、
 スイミンスイミンスイミンスイミン睡眠不足サスペンス。

 白夜、怖い!(饅頭怖い的なニュアンスで。)

 不眠で次第に朦朧となり、
 転がるよーに凶行へ走るアル・パチーノは、
 アラスカの白夜にたった一人で迷い込んだ異邦人のよーだ。

 監督は、クリストファー・ノーラン。
 製作にジョージ・クルーニーや、ソダーバーグが参加しており、無意味に豪華。

 ロビン・ウィリアムスも悪役で出演しているんだけど、
 その後の彼の死を知ってるだけに、ちょっと複雑な気分に。。。


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by y.k-ybf | 2017-07-22 00:18 | 映画 | Comments(0)

『死霊館 エンフィールド事件』とか、夏なのでホラー映画、五本。


死霊館 エンフィールド事件 ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

パトリック・ウィルソン ベラ・ファーミガ/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 「死霊館」シリーズの第二弾。
 今度の死霊館はロンドンだ!
 (BGMはクラッシュの「ロンドン・コーリング」で。)

 「死霊館」とゆー邦題の意味はギリギリ保っておりますが、少し苦しくなってきました。
 「家宅に現れる霊」ならばOKなのか?

 77年のロンドンで実際に起きた、
 実際に、と云っていいのか判りませんが、ポルターガイスト現象の謎に迫ります。
 前作からのスタイルはそのまま、
 オーソドックスなホラーを全力でやる、とゆー作りがたいへん好ましい。
 グロテスクやモンスター(&バトル)に頼らない、お化け屋敷ホラー。

 この路線を維持して、これからも頑張ってください。
 (作りが堅実なので、逆に感想が湧き難いですな。)



 明かりを点けたら止まって、暗くなったら進む、
 アメリカ版だるまさんが転んだ、みたいなホラー。

 早速ゆーと、
 フツーのモンスター・ホラー映画になっちゃった印象。
 モンスターの恐ろしさはしっかり表現されているので、
 そこが狙いなら問題ないけど、フレッシュなホラー作品とゆーわけではない。
 近年の作品と比べると、ちと古臭くもおもえた。

 ドアを閉め、ブレイカーを落とすモンスターってのは愉快ではあったが。

 暗闇とゆー、ニンゲンの根源にある恐怖を描いているのだから、
 もっと大胆にアレンジしてもよかったのではないだろーか。
 町全体にゴーストが出没するよーになり、一日中煌々と明かりが点く異様な町、とか。

 そしたら。
 ソフトには別エンディングが収録されてるそーで、あの続きがあるみたい。
 確かにもう一つエピソードがありそーな終わり方でしたが、
 それをやったらホントに一昔前のホラー映画になってしまうので、
 削って正解だとおもいます。


エルサレム ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

ヨン・トゥマルキン,ダニエル・ヤドリン,トム・グラジアニ ヤエル・グロブグラス/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 イスラエル産のPOV型スリラー。

 また例のヤツかと思うでしょーが、
 今回のPOVにはGoogleのグラスが使用されており、
 見慣れていないわたくしには、たいへんフレッシュな映像でした。
 つかGoogleグラス、すげー便利!

 イスラエルの映画なので、
 当然のよーにイスラエル内で撮影されており、
 そんな場所でこんな撮影してもいいんだ!? とゆー驚きもありました。(嘆きの壁とかね。)
 複雑に入り組んだ細い路地や、同じよーにしか見えない家屋の高い壁は、
 異国の情緒と、迷い子の不安を強調させる。
 POVとの相性も素晴らしく、効果的。
 ストーリーは後半、けっこーとんでもない事態になって、
 いつもならテンションも激落ちするよーな場面なんだけど、
 Googleグラスとイスラエルの街並みが何とかキープしてくれました。

 説明不足や演出の不満も少なくなく、ストレスも感じましたが、
 それ以上に新鮮な感覚があったので、劇場で観たかったなと思いましたよ。
 主人公の女の子がトップクラス級に鈍くさくて、
 転んだり置いてかれたり荷物を盗まれたりするのも、見所の一つです。

 イライラします。


○『クリムゾン』

 ソフトが見付からんわー。

 原題は『THE HOLLOW』。
 ストーリーで重要なハロウィン(Halloween)と掛けたタイトルだと思われるが、邦題は全く無視。
 何がそんなに赤いのかってーと、
 ‥‥‥‥‥何が?

 とある孤島を舞台に、「ハロウィンの呪い」に襲われる三姉妹のホラー。

 なんでそんな危険な島に住んでんの?
 三姉妹を呼んじゃうの?
 ってな疑問が解消される前に、何かを知ってそーな人物が次々死んでゆくので、
 かなり早い段階から惰性状態の鑑賞となりました。
 ストーリーの中心となる三姉妹がまた仲悪くてね、非常にイライラさせられる。
 しかも微妙にカワイくない!
 イライラする!
 そんで似たよーな服着るな!

 仲の悪さを示すよーな会話の不成立状態は画期的とも云えるけど、映画的には完全にマイナス。

 襲ってくるモンスター? の造形だけは悪くない。


 清水崇がアメリカで製作した、
 飛行中の旅客機内で起きるパニックを描いたホラー。

 おそらく、
 旅客機の外観はCG、撮影はほぼ機内セットだけで済ませているので、かなりの低予算な映画なのでわ?

 14年製作なので、
 とゆーのは言い訳にもならないが、
 あまりにも語り足らずで投げっぱなしの尻切れトンボ。
 無料で遊べるアプリのホラーゲームみたいなストーリーにはフォローの余地もないが、
 それでも見応えある不気味さは、清水崇の手腕であろう。


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by y.k-ybf | 2017-07-21 23:53 | 映画 | Comments(0)

細田守の、「デジモン」の映画二本と、「ワンピース」。三本。


デジモン THE MOVIES Blu-ray VOL.1

藤田淑子/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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○『劇場版 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』

 確かに、コレは『サマーウォーズ』でした。
 ダイヤルアップ版『サマーウォーズ』。(本家は、光回線版?になるのかな。)
 今となってはその時代感覚が懐かしく、その再現度だけでも面白い。

 「デジタル・モンスター」とゆー作品について、わたくしが持つ情報はほぼ「無」。
 ポケモンの親戚か? 程度の偏った知識しかない。
 そんな状態での鑑賞になりましたが、問題なく楽しめましたよ。

 さすが細田守…とゆーより、
 「デジモン」とゆー作品の魅力が大きかった気もします。
 だいぶ推測の話になりますが、
 本作『ウォーゲーム』で細田守が作り上げたのは「箱」で、
 そこに「デジモン」とゆー中身を注ぎ込んだよーな印象を受けました。
 その「箱」を作るのが大変なので、評価に値しないとか微塵も思いませんが、
 中身は「デジモン」じゃなくても成立します。
 (現に『サマーウォーズ』とゆー作品があるし、
  このストーリーも「デジモン」的世界観から外れている、らしいし。)
 細田監督の(近年の)作品に感じる、
 チグハグとした隙間と距離感の正体が、少し覗けたよーな気がしました。

 とは云え、
 ノビノビと躍動する「デジモン」のキャラクターは愛らしく魅力的で、
 現実とのギャップから生まれる緊張感は、見事な相乗効果。
 「ケーキが焼き上がるまで」とゆー時間の使い方も、素晴らしい。
 (しかも失敗する!)


○『劇場版 デジモンアドベンチャー』

 続いて、劇場版一作目。
 怪獣映画へのオマージュも凄い。
 平成ガメラシリーズとか好きなんだろなー。

 あと全体的に押井守の影響を濃く感じました。
 森田芳光とゆー説もありますが、
 わたくしは「うる星やつら」から「パトレイバー」の頃の押井ではないかと、推測します。


ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 [Blu-ray]

田中真弓,中井和哉,岡村明美,山口勝平,平田広明/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 オマケに、
 細田守が監督した「ワンピース」の映画も観た。

 細田守のタッチで動くワンピースのキャラクターは観ているだけで楽しいが、
 それ以上の何かは見付られなかった。

 「仲間や家族の大切さ」を口にするルフィの、唐突さ。
 全体に見え隠れするミステリアスな雰囲気は良かったが、「ワンピース」の世界観を動かすまでには至らなかった。
 「絆」の反動として描かれたオマツリ男爵の存在も、勿体ぶって語り足らずな印象。
 テーマの中心なんだから、もっと時間掛けてもいいのに。

 とゆーか、
 細田守と「ワンピース」の食い合わせが悪かったよーな気がします。


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by y.k-ybf | 2017-07-21 23:23 | 映画 | Comments(0)

『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』、と、「もう一つの」


 「ツイン・ピークス」まさかの続編テレビシリーズ開始に合わせて、
 旧シリーズをお浚い…するのは流石にしんどいので、劇場版だけを観返す。愚行。
 思えば旧シリーズを初めて観たときも、劇場版から先に観る失敗をしており、
 二十年経っても同じ過ちを繰り返す、己の成長の甘さを痛感する。

 また当時は流行モノに対する(個人的な)偏見がモリモリしていたので、
 旧シリーズは純粋に楽しめず、
 ストーリーが折り返されて台無しになる展開も、受け入れ難かった。
 (なので、
  ベストな「ツイン・ピークス」はジョージアのCMシリーズだったりします。)


ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間 デイヴィッド・リンチ リストア版 [Blu-ray]

シェリル・リー,モイラ・ケリー,カイル・マクラクラン,レイ・ワイズ,デヴィッド・ボウイ/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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 冷静に考えてみると、
 「憧れの学園クイーンが、じつわ…」とゆー真相はドラマ本編で明かされているので、
 その生前の姿を描かれても、
 うん、知ってる知ってるって感じになるだけだし、寧ろ露骨な狂乱描写は嫌悪感を増すよーな気がして、
 観終わる頃には作品のミステリアスな魅力は半減するとゆー、
 蛇足感がハンパない。

 改めて想うのは、
 「ツイン・ピークス」は「謎解き」が重要ではなく、
 「謎」そのものと戯れながら、愛すべきキャラクターたちが右往左往する様を見守る作品ではないか、と。

 んで。
 WOWOWでは「もう一つの」と題して、
 本編では採用されなかった未公開シーンを編集したモノも放送されまして。
 確かにカットされるわなってシーンも少なくなかったけど、
 旧ドラマシリーズの「先」まで撮影されていたとは知りませんでした。

 続編の「リターン」が作られたことで、
 「もう一つの」は実質1.5と呼べる存在になったと思います。
 エンディングの意味が変わっちゃったからな。

 (最近のブルーレイ版には特典で収録されているそーです。)


 そしたら、こんなのも出るそーです。



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by y.k-ybf | 2017-07-21 23:07 | 映画 | Comments(0)

住民の半分が殺し屋。『ジョン・ウィック:チャプター2』


【映画パンフレット】ジョン・ウィック:チャプター2 監督:チャド・スタエルスキ 出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン ほか

配給:ポニーキャニオン

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 前作から五日後(!)が舞台とゆー、「ジョン・ウィック」の続編。

 なので、
 さっさと車を返して謝ればええやん、
 と思う間もなくジョン・ウィックに襲撃されたのは、そんな理由だったのです。
 怒りもホヤホヤ。

 殴る・投げる・撃つの瞬殺ガン・フーは健在とゆーかパワーアップして、柔術がミックスされております。
 五日しか空いてないのに。

 NY→ローマ→NYと舞台を移しながら凄まじいドンパチの連続で、あちらこちらに死体の山が築かれます。
 あまりにテンポ良く進行するので、
 FPSのゲームを観てるよーな気分になりました。
 (地下鉄構内のサイレンサーでの撃ち合いは、最高でした。)

 前作の見せ場の一つだった、裏社会の「コンチネンタル・ホテル」もがっつり登場します。
 改めて気付きましたが、
 わたくしは武装の準備&装備するシーンが大好物なので、
 ローマでの一連のシーンはこみ上げる笑いが止まらないぐらい素晴らしく、堪能出来ました。
 仕立てるスーツまであんなんだからな!
 最高や。(二回目)

 またジョンっつーかキアヌ・リーヴスの銃捌き、マガジン・チェンジが見事なので、
 スピーディーな戦闘シーンがホントに魅力的。
 オートマを片手でガチャンとやるなんて、久しぶりに観たよ!
 んで、
 ジョンもしっかり撃たれているのがいいですね。
 あのスーツはちょっとズルい気もしましたが、無傷ではない、と。

 ローレンス・フィッシュバーンもイイ役で出るし、
 『燃えよドラゴン』のオマージュもあったりと、サービス満点。
 敵側が中ボス止まりだったのは気になりましたが、些細なコトです。
 アクション映画の新たな域へチャレンジする姿勢が、何より好感を持てます。

 次回作はボス級との連戦を描く、『死亡遊戯』か!?


 ワンちゃんは無事なので、安心してご覧ください。


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by y.k-ybf | 2017-07-20 22:09 | 映画 | Comments(0)

そんなに悪くはないよ。『ショーガール』


プレミアムプライス版 ショーガール blu-ray《数量限定版》

エリザベス・バークレイ,カイル・マクラクラン,ジーナ・ガーション,グレン・プラマー,ロバート・ダヴィ/映像文化社

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 商業的に大ゴケした上、ゴールデンラズベリー賞七部門受賞と、ほぼ総ナメ。
 名実共にアレな映画の代名詞として有名な本作。
 わたくしも全く観る気はありませんでしたが、
 偶々、
 ホントに偶々録画してあるのを見付けて、チャレンジしてみました。

 早速結論からゆーと、ぜんぜん出来の悪い映画じゃなかった。
 バーホーベン監督らしいクオリティを保持した、アメリカ向けのハリウッド映画でしたよ。

 じゃあ何が問題かってーと、「アメリカ向け」の部分。
 アメリカ人ってこーゆーのが好きなんでしょ?
 とゆー、
 ある意味、偏見が誇張された、
 ある意味、リアルな「アメリカ」の姿を、
 バーホーベンが底意地の悪さ全開で応えて作ってしまったのが、本作ではないのかな。
 無邪気な形で。
 エリザベス・バークレー演じる主人公のルックスも性格も、演技も含めた全てが計算された、
 (「アメリカ」の)不気味の谷に見えるのではないかな。
 だからこんなにも嫌われるとゆーか、
 意図的に嫌悪感を刺激してるよーにしか思えませんでした。
 だって、
 少女マンガのライバルキャラ…じゃなくて、
 主人公に嫌がらせをする為だけに登場して後半出番が忘れられるよーな四番手ぐらいのキャラが、主人公だからな。
 (しかも強力な主人公補正が常に発動してる状態だから、最悪な悲劇は免れる。)

 なので、
 逆によくここまでやったわ、バーホーベン、と、評価したい気持ちでございます。

 それと、
 劇中で明かされる主人公の過去を整理してみると、ロッキー山脈に沿うよーに南下しており、
 ラストは、ベガスからロスへ向かう車のショットで終わります。
 コレはつまり、
 ショービジネスが「舞台」から「スクリーン」へ移行した暗喩であり、
 もし続編があったならば、
 「ハリウッド」そのものを描くつもりだったのではないだろーか。

 とゆー、まったく意味のない予想であるが。


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by y.k-ybf | 2017-07-20 00:26 | 映画 | Comments(0)

『ハクソー・リッジ』


 戦争が狂気を正気に捉えるものならば、青年ドムは正気に盲信する狂気で人命を救う。
 反転する矛盾が蜷局を巻く苛烈な戦場を描くコトで、
 この映画は最も壮絶で凄惨な、真に迫る反戦映画になったと感じた。

 メル・ギブソン監督のバランス感覚とゆーかブレなさは、ちと異常なぐらいの才能に思える。

 ドムを聖人にはしない。
 信仰とは神の奇跡ではなく、
 人間の、誰もが持ちうる意志の強さだと、
 その為に全てが配置され、無駄が削ぎ落とされている。
 敵国である日本軍も、ナチスでさえも、かなりフラットに描いている点も重要で。
 もしココに「悪」が生じると、ドムの意志が歪んで伝わりかねない。

 そのブレない脚本、演出だからこそ辿り着く、
 あの安息日の祈りと、感動ではないだろうか。


 本作は、反戦映画である。


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by y.k-ybf | 2017-07-06 00:10 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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