カテゴリ:映画( 738 )

夢見る愚か者たちへ、乾杯を。『ラ・ラ・ランド』 ※ネタバレ




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by y.k-ybf | 2017-03-03 21:23 | 映画 | Comments(0)

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』


 こりゃ寝るかなー、寝そーだなーおもてたら、
 案の定、寝た。
 (隣の男性は爆睡しており、ツレに起こされておりました。)

 大筋は理解出来たので良しとするが、
 さすがに感想は申し訳ないので、スルーする。スルするー。

 しかし。
 予告から想像したゴシック調の何か、とは別物で、
 ティム・バートンの近作に顕著な、淡々としたムードが際立っていたよーな気がする。
 パンフを読むと、
 脚本もほぼ出来上がった状態からティム・バートンは参加されたそーで。
 お仕事モードの作品なのかな? ともおもったりしましたが、
 皆さんは如何であろーか。

 と、丸投げ。


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by y.k-ybf | 2017-02-23 21:30 | 映画 | Comments(0)

『セル』 着信履歴を確認してください。 


セル〈上〉 (新潮文庫)

スティーヴン キング/新潮社

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 スティーブン・キング原作の、パニック・ホラー。
 キングは脚本にも参加しており、
 監督は『パラノーマル・アクティビティ2』を手掛けたトッド・ウィリアムズ。

 突如ケータイから聴こえる怪電波でゾンビになります、
 暴れます、襲います、
 オマエも蝋人形にしてやろうか、そんなお話。

 ストーリーをド直球に受け止めるならば、
 「ケータイばっかり使いやがって」とゆーアンチテーゼや社会風刺の視線が窺える。
 原作が出版されたのは06~07年。
 スマートフォンが定着するちょっと前になるとおもふけど、ケータイの普及率はほぼ限界まで拡大している。
 老人はケータイを嫌い、
 中年はスマートフォンに戸惑い、
 若者はそんな心境が理解できない。
 繋がるはずだった意識の断絶がテーマの発端になっているのかな、と想像する。

 「携帯ゾンビ」とゆー原作の仮タイトルには、揶揄する心情が少し感じられるし。
 キングはテクノロジー嫌いで有名だしね。

 とわゆーものの、
 原作出版から十年が過ぎ、激変する状況を省みた上での映画化には、
 また別の意味が込められている、、、、、はずなんだけどー。

 「家族の話」に帰結するのは、とてもキングらしい。
 らしいのだが、
 曖昧な点があまりに多く、非常にモヤモヤする。
 家族を結ぶ「何か」、
 怪電波によって巨大な一群となる「何か」、とか。
 結局真相は解明されず、すべて推測ばかり。
 今この手の物語テーマを扱うなら、もう一歩や二歩は踏み込まないとダメなんじゃないかな。
 キューザックの結末よりも、
 途中で別れるサミュエル一行の顛末の方が気になったしな。

 「赤いフードの男」もフリが弱くて、よく判らん。
 (キューザックを呼び寄せるために、
  コミックのキャラとママのイメージを融合させて送信したら、近くにいたヒトらもそれを受信(夢)しちゃった、
  で、いいのかな?)

 それと、クライマックスで画面が暗くなっちゃうのは、残念。
 もうちょいハッキリ映してくれればインパクトあったのになー。

 と、
 文句ばかり云っておりますが、
 作品自体は楽しめたので、ネガティブな印象はありません。
 冒頭の空港でのパニックシーンは、悪くなかったです。
 サミュエルの抑え目のキャラクターも、フレッシュでした。


 つか、キングは『ミスト』を自分でやりたかったのかな…?



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by y.k-ybf | 2017-02-23 21:24 | 映画 | Comments(0)

GONINいる!(※もっといます) 「GONIN」シリーズ、三作。


 そして三作目となる「サーガ」が15年に公開されました。

 正直、
 監督にも作品にも特に思い入れもなく観たので、だいぶ厳しかった。
 順序はバラバラだけど、
 北野武、タランティーノ、韓国映画を通過してる現在では、
 最も拒否反応がでる部類の作品、作風かもな、とおもふ。
 申し訳ないほどに。

 一作目は、暴力団から大金を強奪して、追われる身となる、お話。
 二作目は、主要な人物を女性に変えた、ほぼ似たよーな話で、
 前作との繋がりも間接的にしかない。(或いはパラレル的な世界観なのか。)
 三作目の「サーガ」はハッキリと一作目の続編で、19年後が舞台の、息子たちによる復讐劇。

 繰り返しになるけど、
 兎に角ハマらなかったのでネガティブな感想しかなく、余計なことを云う必要もないだろう。
 根津甚八の遺作でもあるし。

 95年にリアルタイムで一作目を観ていたら、また印象は違うのだろーな。
 しかし当時も似たよーな作品が乱立して食傷気味になったよーな記憶も…。


 一つだけ、云うならば、
 佐藤浩市の白髪は要らなかった気がします。




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by y.k-ybf | 2017-02-19 11:41 | 映画 | Comments(0)

ぐるぐる『ドクター・ストレンジ』ぐるぐる


【チラシ付き、限定版 映画パンフレット】 ドクター・ストレンジ 監督  キャスト ベネディクト カンバーバッチ, イジョフォー レイチェル マクアダムス

ディズニー

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 マーベル映画(MCU)のニューフェーズの一角になるであろう、『ドクター・ストレンジ』を観てきましたよ。
 3D吹替の巨大スクリーン(ウルティラ)で。

 3D前提で作られた映画なので、当然3Dがオススメ。
 吹替も安定の声優陣で、
 エンシェント・ワンの声がまたピッタリだな! おもたら、樋口可南子でビックリ。
 (松下奈緒も悪くなかったですよ。)

 そんな『ドクター・ストレンジ』。
 魔法でぐるぐるぐるぐる廻される世界の映像美は、も、スクリーンで観るべき。観ておくべき。
 (2Dでも十分に楽しめるとおもいます。)
 ストーリーは全体的にイントロダクションな側面もあるため、
 若干物足りなく、理屈がモヤっとする部分もある。
 「闇の力」とか、
 敵のカエシリウスがあまり暴走してるよーに感じられないとか。
 その反論として、
 ストレンジが「ドクター」に拘る点は見事な切り返しで、作品の軸にもなりました。

 エンシェント・ワンが闇の力を使った理由は、もーちょい明言してもよかったのでわ。
 (後継者を探すため?)

 さておき。
 エンシェント・ワン役のティルダ・スウィントン。
 その麗しいお姿を拝見するだけでも、眼福。
 衣装も素晴らしく、
 あの腕、白くて細くて長い腕が、力強くもあり、最高でした。

 修行シーンは、もっと長くてもよかったとおもいます!
 (エンシェント・ワンを観たいので。)


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by y.k-ybf | 2017-02-19 11:33 | 映画 | Comments(0)

暗闇から手を伸ばせ。『ドント・ブリーズ』


【映画パンフレット】 ドント・ブリーズ 監督 フェデ・アルバレス 【キャスト】 ジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラング、

ソニーピクチャー

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 新年最初の一本は、『ドント・ブリーズ』。
 娘想いの心優しいお爺ちゃんが、犯罪に手を染める若者を(鉄拳で)徹底指導する、お話。
 カワイいワンちゃんもいるよ!

 前半はまさに息を飲むスリラー的な展開をみせるが、
 ある事実が判明する後半から、ホラーに様変わりする。

 この、
 他人の家(領域)に、
 危険に、
 異常な世界に、「踏み込む」とゆー何層にも重なる意味合いが巧妙で、
 希望としての「脱出」が際立つ。

 呪縛から解放されるとゆー意味では、お爺ちゃんにとっても。

 とは云え、
 あの結末から更なる展開も作れそうなので、次もあるのかな…?


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by y.k-ybf | 2017-01-31 21:44 | 映画 | Comments(0)

「メガゾーン23」 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。


 何故このタイミングで「メガゾーン23」全シリーズを放送するのか、WOWOW!
 とゆーわけで、
 やるなら、観なくてわ。

 「メガゾーン」自体は、だいぶ前に全作観ております。
 それこそリアルタイムな世代なので、
 「背中ごしにセンチメンタル」をオリジナルな振付きで歌えたりするのは、秘密っつーか極秘案件だ。

 「マクロス」の主力スタッフがごっそり参加しておりますが、
 マクロスの劇場版が84年。
 メガゾーンが85年公開なので、そのまま移行したのかも。

 当時はビデオの普及を受けて、OVAとゆージャンルのまさに黎明期。
 「メガゾーン」はかなりヒットしたらしいですよ。
 あまり覚えてないけど。


メガゾーン23 [DVD]

久保田雅人,川村万梨阿,冨永みーな,宮里久美/アトラス

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 タイトルには映倫のマーク。
 85年に劇場でも公開されたよーで、
 やってることは今も昔も同じだ。アニメ業界。

 「メガゾーン」の興味深いトコは、
 ⅠとⅡのキャラクターデザインがまったく異なるトコで(なんならⅢも違うけど)、
 アニメを見慣れている目からしても、ここまで変えるのはかなりの異常事態。
 (Ⅰが平野俊弘。
  Ⅱが梅津泰臣。
  Ⅲが北爪宏幸。)
 作家性の違いと云えばそれまでなんだけど、
 良く云えば人材が豊富で、流行を敏感に取り入れている。
 Ⅰが85年、
 Ⅱが86年っつーのも、じつに象徴的だ。

 三十年以上も前の作品なのでネタバレもないとおもふが、
 途中で明かされる事実は当時も衝撃的で、
 海外旅行とかどーすんの? とか、
 里帰りとかしねーのか? とか、山のよーに疑問が湧いたものだ。
 しかし、
 「二十世紀末の東京を再現したのは、人々がいちばん幸せに感じた時だったからだ」とゆーセリフには、
 三十年後の今ではあまりに複雑な重みがある。
 確かにこの作品には、失われた「幸福」が描かれていた。

 まさか、
 「メガゾーン」がこんな預言めいたセリフを吐くとわな。

 元から前後編を想定しての構成らしく、
 ストーリーの進展が遅くて、Ⅰは「起承」だけでぶつ切りに終わる。
 脈絡も辻褄もよく判らず、問題は何一つ解決していない。


 ところで主人公・矢作省吾の声は、
 「つくってあそぼ」のわくわくさんだとゆーのは、本当なのだろーか。

 聴き比べても納得できないのだが…。


メガゾーン23 PART 2 〜MEGA ZONE 23 PART 2〜 [DVD]

矢尾一樹,川村万梨阿,冨永みーな,宮里久美/アトラス

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 一応、
 Ⅰから半年後…とゆー設定なので、
 身なりも変化するだろーとはおもふが、それにしては変わり過ぎなⅡ。
 矢作省吾の声も、矢尾一樹に変わります。

 ストーリー的には「転結」が描かれ、きっちり終わるのはいいけど、
 説明がたいへんヘタクソ。
 混乱します。
 つか、
 劇中のキャラの中でも、誰も真相は知らないんじゃねーのかな。
 余計な勢力とか作らずに、
 前作からのニンゲン同士の生存競争って構図の方が、皮肉が効いてよかった気もするけど。

 アニメーション的には、
 より緻密に、リアルにグロくエロくもなったけど、
 いちいち繋ぎ? がズレるのは残念。

 脳内補正が必要です。



 89年公開。
 こちらも映倫マークが付いているので、前後編を一つにした劇場版のよーです。
 つか、全部劇場版だったの?

 ストーリーは前作から数百年後の地球。
 「システム」に監理された都市で、人々は何も知らされず暮らしていたが、
 反政府組織は都市の秘密を暴こうと暗躍しており…。
 みたいな、お話。

 みたいなとゆーのは、
 この手の世界観に必要なディストピア感が殆ど無く、
 体制側はフツーにエリート職で、
 ハッカー行為も反抗とゆーより趣味でやってるよーにしか見えないから、
 何を望んでの活動なのか、ハッキリしない。

 中盤からの展開はシリーズ的に台無し&鬱エンドで、イヤな余韻が残る。

 時祭イヴは、
 やはりオリジナルは出さず、バーチャルな存在のままで良かったんじゃないかなぁ…。
 声も、宮里久美が引退後なので高岡早紀になってるし。棒読みだしー。
 前作までの主人公・矢作省吾の末路もショックで。
 何百年もあんなコトになってるとわな。
 Ⅱの後で何があったんや、と。

 ラストは人類がシステムの支配から解放されたとゆーハッピーな形にはなっておりますが。
 シリーズに思い入れがあるヒトには複雑な気持ちだし、
 実際問題、
 全てを監理していたシステムを失った人類にとっては、これからが修羅場だろーな。
 とゆーエンディングですわ。

 この冷酷にすら感じる物語の切り口は、如何にも九十年代前半らしい。

 アニメの出来は、
 コマが足りず、コマ送りになかったり、すっげー不出来だけどね。
 (絵柄は九十年代なんだけど、技術が追い付いてない感じ。)

 それと声優さんは意外なビックネームが揃ってて、そこは面白かったです。
 山寺宏一の声が、若い!



 この「メガゾーン23」とゆー三作は、
 偶然にも0VAとゆー場を使うことで敏感に時代の空気を取り込み、
 作品に変換させるコトができた希有なケースだとおもふ。

 面白い…かどーかはそれぞれですが、
 観るならまとめて三作観るのをオススメしますよ。




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by y.k-ybf | 2017-01-11 11:14 | 映画 | Comments(0)

階段の影で昼食を。映画のまとめ。七本。


ダーク・スター 【HDニューマスター版】スペシャル・エディション初回生産限定版 [Blu-ray]

ダン・オバノン,ブライアン・ナレル,ドレ・パヒッチ,カル・ニホルム,ジョー・サンダース/TCエンタテインメント

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 74年公開の、ジョン・カーペンター長編デビュー作。
 ダン・オバノンが主演と脚本で参加しております。

 レトロなTVゲームのよーなピコピコ音。
 妙に艶っぽく、優しい口調のコンピュータ。
 ピタッと停止するワープ。
 どっからどー見てもビニールボールのエイリアン。
 安い。
 何もかもが安いこのSFが、
 今となっては懐かしく、親近感をも感じられるからフシギなものでございます。

 新天地を探し求め、二十年も銀河を旅する宇宙船「ダーク・スター」。
 トラブルで船長を欠いた船員たちは、
 既に意欲も意義も失い、身勝手な行動を取り始めて…。

 とゆーストーリー展開は、
 とても七十年代的で、寧ろ新鮮(SF的にも)。
 退屈しのぎのよーに不安定な新星を爆破したり、光線銃を乱射する姿は、
 ロメロがゾンビ映画で描いた世界のよーに、退廃的だ。
 コンピュータ同士の間の抜けた会話は、ユーモラスであると同時に恐ろしさも感じる。

 宇宙船に流れるカントリー・ミュージックと、
 タイトルインのカッコ良さにシビれ、
 今では絶対に選択されないだろー驚愕のラストに、恍惚する。


 監督はピーター・ハイアムズで、
 けっこーいろんな作品を撮っております。
 気になる方は検索してください。(丸投げ

 本作はシカゴの博物館を舞台に、
 謎の生物が進化して、なんやかんやと暴れる、お話。

 怪物に襲われ&倒すとゆー従来のモンスター映画フォーマットだけではなく、
 舞台が博物館とゆーコトもあり、
 専門的な分析と解析が繰り返されるのが、本作のポイント。
 本編の半分以上はそんなシーンばかりだった気がします。

 怪物の正体とわ?

 一見、欠かせないピースのよーだが、
 はたしてここまで引っ張ってまでやるコトだろーか。
 (そもそもの発端となる部族に、「怪物」は存在しなかったのに。)

 それと、画面が暗い。見えない。
 カットが細かく、判別できない。
 伏線台無し。

 結論、
 モンスター映画として、失敗している。

 向いてないヒトが、向いてないなりに作っちゃった映画って感じで、非常に退屈。


 05年公開、フランス産。
 「クリムゾン・リバー」と同じ原作者の映画化で、ジャン・レノも出演しております。
 こーゆーコンビの括り方にどんな意味があるのか判りませんが。。。

 「クリムゾン・リバー」のよーなハードなサスペンス。
 とゆー表現に異議を唱える気もありませんが、
 「クリムゾン・リバー」がハードに秀でているわけでもないしなー。

 劇中に出てくる「灰色の狼」って奴が実在の殺し屋だかテロリストで、
 映画に取り上げられるのは初めてらしく、そっちが本当の売りみたい。
 とゆー、
 何も確証がない情報で申し訳ない。
 ジャン・レノは主演…でもないしなあ。

 ストーリーの説明をしたいトコロだけど、コレがまーややこしい。

 日々、過去の記憶が薄れてゆくことに悩む女性と、残忍な連続殺人犯を追う若手刑事。
 この二つのストーリーが同時進行に展開して、やがて一つにまとまるんだけど、
 それぞれの枝葉も多く、
 それぞれに謎を含むので、頭の中で整理するのがたいへん。
 更にフランスの歴史や裏事情、トルコとの関係やカッパドキアやら絡んで絡んで絡みまくるので、
 理解に気持ちが追い付かず、まったく盛り上がらない。
 せめて同時進行は避けて、女性パートだけでも先に片付けてくれたらなー。

 社会問題を取り入れたリアルなストーリーなのに、SFチックな設定を入れてるのも失敗だわな。
 例え実現してるとしても、思考のブレーキになってまう。


 ジャン・レノの荒くれ元刑事っぷりも悪くないけど、
 「お土産」のアレは、
 考えてみたらジョーカーのパクリ…かとおもったら、こっちのが先でした!
 (『ダークナイト』は07年公開。)


 オーストラリアの、SFサスペンス。
 助けに行ったヒトらを助けに行く、お話。

 異星を舞台にした『遊星からの物体X』とも云えるし、エイリアンが出てこない『エイリアン2』のよーでもある。
 前半のスリリングな展開が壮絶で、
 コレわ! と期待するも、後半の謎が解かれてゆく段階で失速。
 このギャップがあまりに激しくて、強烈な睡魔とバトルするコトとなった。オレが。

 「判ったよーな判らないよーなオチ」とは、まさにコレ、と云えそーなラストであったが、
 キレ味は鋭く、緊張が残る。

 惜しい一作。

 あ、『ルーパー』と雰囲気は似てるかな。
 あくまで雰囲気だけ。


スタング 人喰い巨大蜂の襲来 [DVD]

マット・オリアリー,ジェシカ・クック,ランス・ヘンリクセン,クリフトン・コリンズ・Jr,セシリア・ピラード/アメイジングD.C.

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 巨大で凶悪なモンスターと化したハチがヒトを襲う、そんなお話。

 モンスターが現れるまで。
 正確には、ヒロインがメガネを外すまで、が、ピーク。
 後はだらだらとモンスターに襲われたり殺されたり助かったりするだけで、
 目新しいモノは何もなく、工夫もない。
 モンスター映画なのに。

 冒頭で擦れ違った庭師の男や、
 妙にキャラ立ちしてるジジイ連中、陽気なミュージシャンなど、
 伏線かな?
 と覚えていたモノが、悉く意味はないと裏切られる失望感。
 まあ、こんなものかと云えば、こんなものであろーが。


 えーと、
 ハチ、コワいですね。


○『リアル刑事(デカ)ごっこ in LA』

 ここにきて、日本版ソフト無し映画。

 社会のルーザー(負け犬)が、暇と欲求不満の吐け口にレプリカの制服を着て、お巡りさんに。
 とゆー、成り変わりコメディの定番。

 わたくしはよく知りませんが、
 人気のコメディアンが出演しており、大ヒットしたみたいですよ?
 日本だったら吉本の芸人さんが作った映画のよーなもんかな。

 ‥‥‥例えが悪かったですね。

 実際、
 王道コメディのポイントはしっかり抑えた、不動の出来映え。
 偽警官とゆー、
 現実的にはかなりヤバい案件を扱う、ピリッとした刺激もありつつ、
 悪役となるギャングもちゃんと悪そう恐そうなので、
 この展開、笑っていいの? とゆー戸惑いもあり。
 単調にならず、飽きさせない作りになってる点は、人気なコメディアンの腕前なのかも。

 アバンギャルドな面も少なく、きっちり着地させる結末の安定感。
 そーゆーコメディです。


インクレディブル・ハルク デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD]

リヴ・タイラー,ウィリアム・ハート,ティム・ロス,エドワード・ノートン/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 地上波で放送された吹替版は何度か観ましたが、ノーカットの字幕版は初めて。

 マーベルのMCUが大きな区切りを迎えよーとしている現在、
 改めて観ると、
 感慨深いとゆーか、この「ハルク」だった未来(MCU)も有り得たんだなー…と、考えてしまふ。

 ご存知のよーに、
 現在の「ハルク」は本作のエドワード・ノートンから、マーク・ラファロに変更されている。
 もしもエドワード・ノートンがそのままハルクを続けていたならば、
 今とは異なるイメージのハルクになっていただろう。
 ブラック・ウィドウとのロマンスなども無かったかも知れないし。

 実際、本作の設定は兎も角、
 ストーリーは後のMCUにほぼ反映されておらず、微妙な存在となっている。
 個人的な思い込みかも知れないが、
 ラファロのハルクは、
 どちらかと云えばアン・リー版の『ハルク』(03)に近いよーな気もするよ。

 さて、
 本編の方はハルクの誕生編とゆーより、逃亡編(或いは帰還編)とも云える内容で、
 ハルク誕生の過程が大胆にすっ飛ばされております。(これもアン・リー版の影響が大きいと思われます。)

 ハルクの魅力はその圧倒的な破壊力だとおもいますが、
 工場での特殊部隊とのバトルや、軍用ヘリを相手にする対人間戦は迫力があるのに比べて、
 後半の所謂ヴィランとの対決は、意外とこぢんまりとしている印象。
 完全に予算と技術の問題だとおもいますが、
 ハルクって、
 実写のドラマにすると難しいんだろなー、特撮以外にも。
 と、製作の苦労が忍ばれます。

 細かい伏線も提示されているので、
 コレを次世代のアベンジャーズで引き継いだら、オモシロくなりそーですね。


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by y.k-ybf | 2017-01-11 10:55 | 映画 | Comments(0)

偶然に、原田眞人監督の、二本。


駆込み女と駆出し男 (特装限定版) [DVD]

大泉洋,戸田恵梨香,満島ひかり,樹木希林,堤 真一/バンダイビジュアル

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 原作が、井上ひさし。
 監督、原田眞人。
 主演は大泉洋だけど、「駆け込み寺」を中心とした群像劇でもある。

 正直、言葉遣いが昔の言葉なので、
 何を云ってるのかさっぱり理解できない前半は、なかなかキツい。
 しかし各々のキャラクターが掴めてくる中盤以降は、俄然と面白くなる。
 これが最良の型なのか判断は難しいけど、
 妙に冷めた緊張感が持続したのは、この言葉遣いの影響ではないのかな、ともおもふ。
 後半の展開はスリリングで、涙も誘う。
 見事な喜劇。

 役者さんは皆、素晴らしかったけど、
 やはり特筆すべきは大泉洋で。
 口八丁手八丁ぶりだけではなく、医者見習いな佇まいが、良い。
 彼が演じる青年の姿は、昔も今も変わりないだろう。

 観終わると、
 キツかったコトも忘れて、もっと観たいとおもわせる、
 そんな映画でした。


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役所広司,高橋和也,片岡礼子,矢島健一,中上ちか/ポニーキャニオン

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 原田眞人監督、95年の作品。
 この「95年」とゆーキーワードが、かなり大きい。
 バブルは弾けているけど勢いだけは残り、
 上辺だけが厚くなる時代の空気感を目一杯に吸い込んでる印象を受けた。
 勿論、良い意味と悪い意味で。

 演劇、文芸、流行は、邦画の三大因習だとおもふが、
 この映画は比較的、気恥ずかしさを感じなかった。(チャップリンは例外。)
 やっとこの時代の邦画も、フラットに観られるよーになったのか。

 ペルー人役の役所広司もいいが、
 ヤクザのボス役のミッキー・カーチスが最高でした。
 怖い恐ろしい。

 政治家の、あのジジイは、
 今でゆーと、百田尚樹みたいですね。


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by y.k-ybf | 2017-01-11 10:24 | 映画 | Comments(0)

余力で更新。映画のまとめ。五本。


 とゆー尺度が適切なのかはさておき、
 それぐらいトム・ハンクスが苦手で、どーにも敬遠してしまふ。
 彼の出演作はほぼハズレがないし、演技が巧いのも判ってるし、
 結局観ると面白く、実際に今作も面白かったわけだが。
 それでも苦手なモノは苦手なのだ。
 (一時期、トム・クルーズも苦手でしたが、克服。
  日本だと渡辺謙や役所広司、若手だと佐藤健も苦手になってきた。)

 そんなトム・ハンクスが主演、
 監督がスピルバーグ、
 脚本がコーエン兄弟とゆー、
 抜け目がないっつーか、バカみたいな鉄壁の布陣。
 むしろ駄作を作ってくれた方がミラクルで有り難いわ。

 もー絶賛ポイントしかない良作なので、何を云えばいいのやら。
 単純な時代物に収めず、しっかり現在へ通じるテーマにしてる点もSA☆SU☆GA。
 抑えるトコは抑えて、
 ベルリンの壁がまさに築かれる瞬間や、U-2偵察機の描写など、
 隠し目玉まできっちり用意してある、まさにTA☆KU☆MIのWA★ZA。


 他に云うこともないので、
 わたくしが好きなシーンを挙げるコーナー。

 ラストの、
 トムが帰宅して、家族が父の偉業に気付くトコ。
 そして字幕で語られる、その後の活躍。
 そっちもスゲー!

 (コーナー終。)


オートマタ [DVD]

アントニオ・バンデラス,ビアギッテ・ヨート・スレンセン,メラニー・グリフィス,ディラン・マクダーモット,ロバート・フォスター/松竹

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 アントニオ・バンデラス主演、スペイン産のSFサスペンス。

 地球の急速な環境変化の影響で、人類は激減。
 滅亡を回避するため、
 「オートマタ」と呼ばれるロボットによる大規模な環境改善計画が実施されるも、失敗に終わる。
 酸性雨が降りしきる失望の世界には、
 僅かな人類と、敗残の兵と化したオートマタ・ロボットが残された…。

 とゆー説明がされるオープニングが、ステキ。

 『ブレードランナー』を思わせる世界観、
 アシモフの三原則をモチーフにしたオートマタの設定、
 『攻殻機動隊』にも重なるストーリーと、
 かなりのSF大ネタを盛り込んだ、(ある意味)正統なSFサスペンス。

 シンプルで工業的且つケアサポート的なデザインのオートマタも、良し。
 ワイルドな銃撃戦やカーチェイスも、良し。
 妻の出産に不安を抱くバンデラスも、良し。
 と、
 ココまで揃っていながら、何故にこんな退屈なのか。。。

 面白く…ないんだなぁ、コレ。
 魅力ある要素はパンパンに詰まってるのに、面白くないフシギ。

 でもオープニングだけは、オススメ。


 監督がリドリー・スコットなので、
 いつ血生臭いドンパチが始まるかと、ヒヤヒヤしながら楽しみました。

 バカと子供を使ったミスリードが巧妙で、完全に騙された。
 予期せぬ子供の出現で、
 詐欺師のニコラス・ケイジの心境が変化して行く様は『ペーパー・ムーン』を想起させるが、
 ラストの豪胆などんでん返しは、
 もう一つ別の映画を連想させるけど、それを云ってしまふとネタバレになるので、スルー。

 エンディングの、
 若干な切なさと、ハッピーさが余韻を残す。


ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男 [DVD]

紀伊國屋書店

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 ロバート・アルトマンの映画をあまり観ていない。
 つか、
 むしろ苦手な監督さんだとゆーことをすっかり失念してこのドキュメンタリーを観てしまったので、
 まったく乗り切れなかった。

 ホントこのタイトル通りとゆーか、
 ハリウッドに嫌われてはいるけど、十分愛されてもいるじゃん、アルトマン。
 とゆーのが、
 よく事情を知らないアルトマン素人の感想。

 映画もドラマもいっぱい撮ってて、職業監督かな? とすらおもったよ。
 山田洋次みたいな。

 とゆー暴言。


クロノス HDニューマスター版 [DVD]

フェデリコ・ルッピ,ロン・パールマン,タマラ・サナス/TCエンタテインメント

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 93年公開の、
 ギレルモ・デル・トロ監督、長編デビュー作。
 ロン・パールマンが若い!

 歯車のガジェット、虫、少女、ロン・パールマンと、
 デル・トロ印がデビュー作から存在しております。
 その独特な作風を楽しむとゆー点では満足できましたが、
 マクガフィンを巡ってジジイとジジイがポカポカ争うストーリーは、
 うーん…とゆー感じ。

 少女とロン・パールマンを対比で置いてるのは面白く、これはどちらも観客の視点じゃないのか?
 とか、深読みしてみる。


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by y.k-ybf | 2017-01-10 00:17 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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