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暗闇から手を伸ばせ。『ドント・ブリーズ』


【映画パンフレット】 ドント・ブリーズ 監督 フェデ・アルバレス 【キャスト】 ジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラング、

ソニーピクチャー

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 新年最初の一本は、『ドント・ブリーズ』。
 娘想いの心優しいお爺ちゃんが、犯罪に手を染める若者を(鉄拳で)徹底指導する、お話。
 カワイいワンちゃんもいるよ!

 前半はまさに息を飲むスリラー的な展開をみせるが、
 ある事実が判明する後半から、ホラーに様変わりする。

 この、
 他人の家(領域)に、
 危険に、
 異常な世界に、「踏み込む」とゆー何層にも重なる意味合いが巧妙で、
 希望としての「脱出」が際立つ。

 呪縛から解放されるとゆー意味では、お爺ちゃんにとっても。

 とは云え、
 あの結末から更なる展開も作れそうなので、次もあるのかな…?


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by y.k-ybf | 2017-01-31 21:44 | 映画 | Comments(0)

「メガゾーン23」 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。


 何故このタイミングで「メガゾーン23」全シリーズを放送するのか、WOWOW!
 とゆーわけで、
 やるなら、観なくてわ。

 「メガゾーン」自体は、だいぶ前に全作観ております。
 それこそリアルタイムな世代なので、
 「背中ごしにセンチメンタル」をオリジナルな振付きで歌えたりするのは、秘密っつーか極秘案件だ。

 「マクロス」の主力スタッフがごっそり参加しておりますが、
 マクロスの劇場版が84年。
 メガゾーンが85年公開なので、そのまま移行したのかも。

 当時はビデオの普及を受けて、OVAとゆージャンルのまさに黎明期。
 「メガゾーン」はかなりヒットしたらしいですよ。
 あまり覚えてないけど。


メガゾーン23 [DVD]

久保田雅人,川村万梨阿,冨永みーな,宮里久美/アトラス

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 タイトルには映倫のマーク。
 85年に劇場でも公開されたよーで、
 やってることは今も昔も同じだ。アニメ業界。

 「メガゾーン」の興味深いトコは、
 ⅠとⅡのキャラクターデザインがまったく異なるトコで(なんならⅢも違うけど)、
 アニメを見慣れている目からしても、ここまで変えるのはかなりの異常事態。
 (Ⅰが平野俊弘。
  Ⅱが梅津泰臣。
  Ⅲが北爪宏幸。)
 作家性の違いと云えばそれまでなんだけど、
 良く云えば人材が豊富で、流行を敏感に取り入れている。
 Ⅰが85年、
 Ⅱが86年っつーのも、じつに象徴的だ。

 三十年以上も前の作品なのでネタバレもないとおもふが、
 途中で明かされる事実は当時も衝撃的で、
 海外旅行とかどーすんの? とか、
 里帰りとかしねーのか? とか、山のよーに疑問が湧いたものだ。
 しかし、
 「二十世紀末の東京を再現したのは、人々がいちばん幸せに感じた時だったからだ」とゆーセリフには、
 三十年後の今ではあまりに複雑な重みがある。
 確かにこの作品には、失われた「幸福」が描かれていた。

 まさか、
 「メガゾーン」がこんな預言めいたセリフを吐くとわな。

 元から前後編を想定しての構成らしく、
 ストーリーの進展が遅くて、Ⅰは「起承」だけでぶつ切りに終わる。
 脈絡も辻褄もよく判らず、問題は何一つ解決していない。


 ところで主人公・矢作省吾の声は、
 「つくってあそぼ」のわくわくさんだとゆーのは、本当なのだろーか。

 聴き比べても納得できないのだが…。


メガゾーン23 PART 2 〜MEGA ZONE 23 PART 2〜 [DVD]

矢尾一樹,川村万梨阿,冨永みーな,宮里久美/アトラス

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 一応、
 Ⅰから半年後…とゆー設定なので、
 身なりも変化するだろーとはおもふが、それにしては変わり過ぎなⅡ。
 矢作省吾の声も、矢尾一樹に変わります。

 ストーリー的には「転結」が描かれ、きっちり終わるのはいいけど、
 説明がたいへんヘタクソ。
 混乱します。
 つか、
 劇中のキャラの中でも、誰も真相は知らないんじゃねーのかな。
 余計な勢力とか作らずに、
 前作からのニンゲン同士の生存競争って構図の方が、皮肉が効いてよかった気もするけど。

 アニメーション的には、
 より緻密に、リアルにグロくエロくもなったけど、
 いちいち繋ぎ? がズレるのは残念。

 脳内補正が必要です。



 89年公開。
 こちらも映倫マークが付いているので、前後編を一つにした劇場版のよーです。
 つか、全部劇場版だったの?

 ストーリーは前作から数百年後の地球。
 「システム」に監理された都市で、人々は何も知らされず暮らしていたが、
 反政府組織は都市の秘密を暴こうと暗躍しており…。
 みたいな、お話。

 みたいなとゆーのは、
 この手の世界観に必要なディストピア感が殆ど無く、
 体制側はフツーにエリート職で、
 ハッカー行為も反抗とゆーより趣味でやってるよーにしか見えないから、
 何を望んでの活動なのか、ハッキリしない。

 中盤からの展開はシリーズ的に台無し&鬱エンドで、イヤな余韻が残る。

 時祭イヴは、
 やはりオリジナルは出さず、バーチャルな存在のままで良かったんじゃないかなぁ…。
 声も、宮里久美が引退後なので高岡早紀になってるし。棒読みだしー。
 前作までの主人公・矢作省吾の末路もショックで。
 何百年もあんなコトになってるとわな。
 Ⅱの後で何があったんや、と。

 ラストは人類がシステムの支配から解放されたとゆーハッピーな形にはなっておりますが。
 シリーズに思い入れがあるヒトには複雑な気持ちだし、
 実際問題、
 全てを監理していたシステムを失った人類にとっては、これからが修羅場だろーな。
 とゆーエンディングですわ。

 この冷酷にすら感じる物語の切り口は、如何にも九十年代前半らしい。

 アニメの出来は、
 コマが足りず、コマ送りになかったり、すっげー不出来だけどね。
 (絵柄は九十年代なんだけど、技術が追い付いてない感じ。)

 それと声優さんは意外なビックネームが揃ってて、そこは面白かったです。
 山寺宏一の声が、若い!



 この「メガゾーン23」とゆー三作は、
 偶然にも0VAとゆー場を使うことで敏感に時代の空気を取り込み、
 作品に変換させるコトができた希有なケースだとおもふ。

 面白い…かどーかはそれぞれですが、
 観るならまとめて三作観るのをオススメしますよ。




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by y.k-ybf | 2017-01-11 11:14 | 映画 | Comments(0)

階段の影で昼食を。映画のまとめ。七本。


ダーク・スター 【HDニューマスター版】スペシャル・エディション初回生産限定版 [Blu-ray]

ダン・オバノン,ブライアン・ナレル,ドレ・パヒッチ,カル・ニホルム,ジョー・サンダース/TCエンタテインメント

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 74年公開の、ジョン・カーペンター長編デビュー作。
 ダン・オバノンが主演と脚本で参加しております。

 レトロなTVゲームのよーなピコピコ音。
 妙に艶っぽく、優しい口調のコンピュータ。
 ピタッと停止するワープ。
 どっからどー見てもビニールボールのエイリアン。
 安い。
 何もかもが安いこのSFが、
 今となっては懐かしく、親近感をも感じられるからフシギなものでございます。

 新天地を探し求め、二十年も銀河を旅する宇宙船「ダーク・スター」。
 トラブルで船長を欠いた船員たちは、
 既に意欲も意義も失い、身勝手な行動を取り始めて…。

 とゆーストーリー展開は、
 とても七十年代的で、寧ろ新鮮(SF的にも)。
 退屈しのぎのよーに不安定な新星を爆破したり、光線銃を乱射する姿は、
 ロメロがゾンビ映画で描いた世界のよーに、退廃的だ。
 コンピュータ同士の間の抜けた会話は、ユーモラスであると同時に恐ろしさも感じる。

 宇宙船に流れるカントリー・ミュージックと、
 タイトルインのカッコ良さにシビれ、
 今では絶対に選択されないだろー驚愕のラストに、恍惚する。


 監督はピーター・ハイアムズで、
 けっこーいろんな作品を撮っております。
 気になる方は検索してください。(丸投げ

 本作はシカゴの博物館を舞台に、
 謎の生物が進化して、なんやかんやと暴れる、お話。

 怪物に襲われ&倒すとゆー従来のモンスター映画フォーマットだけではなく、
 舞台が博物館とゆーコトもあり、
 専門的な分析と解析が繰り返されるのが、本作のポイント。
 本編の半分以上はそんなシーンばかりだった気がします。

 怪物の正体とわ?

 一見、欠かせないピースのよーだが、
 はたしてここまで引っ張ってまでやるコトだろーか。
 (そもそもの発端となる部族に、「怪物」は存在しなかったのに。)

 それと、画面が暗い。見えない。
 カットが細かく、判別できない。
 伏線台無し。

 結論、
 モンスター映画として、失敗している。

 向いてないヒトが、向いてないなりに作っちゃった映画って感じで、非常に退屈。


 05年公開、フランス産。
 「クリムゾン・リバー」と同じ原作者の映画化で、ジャン・レノも出演しております。
 こーゆーコンビの括り方にどんな意味があるのか判りませんが。。。

 「クリムゾン・リバー」のよーなハードなサスペンス。
 とゆー表現に異議を唱える気もありませんが、
 「クリムゾン・リバー」がハードに秀でているわけでもないしなー。

 劇中に出てくる「灰色の狼」って奴が実在の殺し屋だかテロリストで、
 映画に取り上げられるのは初めてらしく、そっちが本当の売りみたい。
 とゆー、
 何も確証がない情報で申し訳ない。
 ジャン・レノは主演…でもないしなあ。

 ストーリーの説明をしたいトコロだけど、コレがまーややこしい。

 日々、過去の記憶が薄れてゆくことに悩む女性と、残忍な連続殺人犯を追う若手刑事。
 この二つのストーリーが同時進行に展開して、やがて一つにまとまるんだけど、
 それぞれの枝葉も多く、
 それぞれに謎を含むので、頭の中で整理するのがたいへん。
 更にフランスの歴史や裏事情、トルコとの関係やカッパドキアやら絡んで絡んで絡みまくるので、
 理解に気持ちが追い付かず、まったく盛り上がらない。
 せめて同時進行は避けて、女性パートだけでも先に片付けてくれたらなー。

 社会問題を取り入れたリアルなストーリーなのに、SFチックな設定を入れてるのも失敗だわな。
 例え実現してるとしても、思考のブレーキになってまう。


 ジャン・レノの荒くれ元刑事っぷりも悪くないけど、
 「お土産」のアレは、
 考えてみたらジョーカーのパクリ…かとおもったら、こっちのが先でした!
 (『ダークナイト』は07年公開。)


 オーストラリアの、SFサスペンス。
 助けに行ったヒトらを助けに行く、お話。

 異星を舞台にした『遊星からの物体X』とも云えるし、エイリアンが出てこない『エイリアン2』のよーでもある。
 前半のスリリングな展開が壮絶で、
 コレわ! と期待するも、後半の謎が解かれてゆく段階で失速。
 このギャップがあまりに激しくて、強烈な睡魔とバトルするコトとなった。オレが。

 「判ったよーな判らないよーなオチ」とは、まさにコレ、と云えそーなラストであったが、
 キレ味は鋭く、緊張が残る。

 惜しい一作。

 あ、『ルーパー』と雰囲気は似てるかな。
 あくまで雰囲気だけ。


スタング 人喰い巨大蜂の襲来 [DVD]

マット・オリアリー,ジェシカ・クック,ランス・ヘンリクセン,クリフトン・コリンズ・Jr,セシリア・ピラード/アメイジングD.C.

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 巨大で凶悪なモンスターと化したハチがヒトを襲う、そんなお話。

 モンスターが現れるまで。
 正確には、ヒロインがメガネを外すまで、が、ピーク。
 後はだらだらとモンスターに襲われたり殺されたり助かったりするだけで、
 目新しいモノは何もなく、工夫もない。
 モンスター映画なのに。

 冒頭で擦れ違った庭師の男や、
 妙にキャラ立ちしてるジジイ連中、陽気なミュージシャンなど、
 伏線かな?
 と覚えていたモノが、悉く意味はないと裏切られる失望感。
 まあ、こんなものかと云えば、こんなものであろーが。


 えーと、
 ハチ、コワいですね。


○『リアル刑事(デカ)ごっこ in LA』

 ここにきて、日本版ソフト無し映画。

 社会のルーザー(負け犬)が、暇と欲求不満の吐け口にレプリカの制服を着て、お巡りさんに。
 とゆー、成り変わりコメディの定番。

 わたくしはよく知りませんが、
 人気のコメディアンが出演しており、大ヒットしたみたいですよ?
 日本だったら吉本の芸人さんが作った映画のよーなもんかな。

 ‥‥‥例えが悪かったですね。

 実際、
 王道コメディのポイントはしっかり抑えた、不動の出来映え。
 偽警官とゆー、
 現実的にはかなりヤバい案件を扱う、ピリッとした刺激もありつつ、
 悪役となるギャングもちゃんと悪そう恐そうなので、
 この展開、笑っていいの? とゆー戸惑いもあり。
 単調にならず、飽きさせない作りになってる点は、人気なコメディアンの腕前なのかも。

 アバンギャルドな面も少なく、きっちり着地させる結末の安定感。
 そーゆーコメディです。


インクレディブル・ハルク デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD]

リヴ・タイラー,ウィリアム・ハート,ティム・ロス,エドワード・ノートン/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 地上波で放送された吹替版は何度か観ましたが、ノーカットの字幕版は初めて。

 マーベルのMCUが大きな区切りを迎えよーとしている現在、
 改めて観ると、
 感慨深いとゆーか、この「ハルク」だった未来(MCU)も有り得たんだなー…と、考えてしまふ。

 ご存知のよーに、
 現在の「ハルク」は本作のエドワード・ノートンから、マーク・ラファロに変更されている。
 もしもエドワード・ノートンがそのままハルクを続けていたならば、
 今とは異なるイメージのハルクになっていただろう。
 ブラック・ウィドウとのロマンスなども無かったかも知れないし。

 実際、本作の設定は兎も角、
 ストーリーは後のMCUにほぼ反映されておらず、微妙な存在となっている。
 個人的な思い込みかも知れないが、
 ラファロのハルクは、
 どちらかと云えばアン・リー版の『ハルク』(03)に近いよーな気もするよ。

 さて、
 本編の方はハルクの誕生編とゆーより、逃亡編(或いは帰還編)とも云える内容で、
 ハルク誕生の過程が大胆にすっ飛ばされております。(これもアン・リー版の影響が大きいと思われます。)

 ハルクの魅力はその圧倒的な破壊力だとおもいますが、
 工場での特殊部隊とのバトルや、軍用ヘリを相手にする対人間戦は迫力があるのに比べて、
 後半の所謂ヴィランとの対決は、意外とこぢんまりとしている印象。
 完全に予算と技術の問題だとおもいますが、
 ハルクって、
 実写のドラマにすると難しいんだろなー、特撮以外にも。
 と、製作の苦労が忍ばれます。

 細かい伏線も提示されているので、
 コレを次世代のアベンジャーズで引き継いだら、オモシロくなりそーですね。


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by y.k-ybf | 2017-01-11 10:55 | 映画 | Comments(0)

偶然に、原田眞人監督の、二本。


駆込み女と駆出し男 (特装限定版) [DVD]

大泉洋,戸田恵梨香,満島ひかり,樹木希林,堤 真一/バンダイビジュアル

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 原作が、井上ひさし。
 監督、原田眞人。
 主演は大泉洋だけど、「駆け込み寺」を中心とした群像劇でもある。

 正直、言葉遣いが昔の言葉なので、
 何を云ってるのかさっぱり理解できない前半は、なかなかキツい。
 しかし各々のキャラクターが掴めてくる中盤以降は、俄然と面白くなる。
 これが最良の型なのか判断は難しいけど、
 妙に冷めた緊張感が持続したのは、この言葉遣いの影響ではないのかな、ともおもふ。
 後半の展開はスリリングで、涙も誘う。
 見事な喜劇。

 役者さんは皆、素晴らしかったけど、
 やはり特筆すべきは大泉洋で。
 口八丁手八丁ぶりだけではなく、医者見習いな佇まいが、良い。
 彼が演じる青年の姿は、昔も今も変わりないだろう。

 観終わると、
 キツかったコトも忘れて、もっと観たいとおもわせる、
 そんな映画でした。


KAMIKAZE TAXI<インターナショナル・バージョン> [DVD]

役所広司,高橋和也,片岡礼子,矢島健一,中上ちか/ポニーキャニオン

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 原田眞人監督、95年の作品。
 この「95年」とゆーキーワードが、かなり大きい。
 バブルは弾けているけど勢いだけは残り、
 上辺だけが厚くなる時代の空気感を目一杯に吸い込んでる印象を受けた。
 勿論、良い意味と悪い意味で。

 演劇、文芸、流行は、邦画の三大因習だとおもふが、
 この映画は比較的、気恥ずかしさを感じなかった。(チャップリンは例外。)
 やっとこの時代の邦画も、フラットに観られるよーになったのか。

 ペルー人役の役所広司もいいが、
 ヤクザのボス役のミッキー・カーチスが最高でした。
 怖い恐ろしい。

 政治家の、あのジジイは、
 今でゆーと、百田尚樹みたいですね。


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by y.k-ybf | 2017-01-11 10:24 | 映画 | Comments(0)

余力で更新。映画のまとめ。五本。


 とゆー尺度が適切なのかはさておき、
 それぐらいトム・ハンクスが苦手で、どーにも敬遠してしまふ。
 彼の出演作はほぼハズレがないし、演技が巧いのも判ってるし、
 結局観ると面白く、実際に今作も面白かったわけだが。
 それでも苦手なモノは苦手なのだ。
 (一時期、トム・クルーズも苦手でしたが、克服。
  日本だと渡辺謙や役所広司、若手だと佐藤健も苦手になってきた。)

 そんなトム・ハンクスが主演、
 監督がスピルバーグ、
 脚本がコーエン兄弟とゆー、
 抜け目がないっつーか、バカみたいな鉄壁の布陣。
 むしろ駄作を作ってくれた方がミラクルで有り難いわ。

 もー絶賛ポイントしかない良作なので、何を云えばいいのやら。
 単純な時代物に収めず、しっかり現在へ通じるテーマにしてる点もSA☆SU☆GA。
 抑えるトコは抑えて、
 ベルリンの壁がまさに築かれる瞬間や、U-2偵察機の描写など、
 隠し目玉まできっちり用意してある、まさにTA☆KU☆MIのWA★ZA。


 他に云うこともないので、
 わたくしが好きなシーンを挙げるコーナー。

 ラストの、
 トムが帰宅して、家族が父の偉業に気付くトコ。
 そして字幕で語られる、その後の活躍。
 そっちもスゲー!

 (コーナー終。)


オートマタ [DVD]

アントニオ・バンデラス,ビアギッテ・ヨート・スレンセン,メラニー・グリフィス,ディラン・マクダーモット,ロバート・フォスター/松竹

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 アントニオ・バンデラス主演、スペイン産のSFサスペンス。

 地球の急速な環境変化の影響で、人類は激減。
 滅亡を回避するため、
 「オートマタ」と呼ばれるロボットによる大規模な環境改善計画が実施されるも、失敗に終わる。
 酸性雨が降りしきる失望の世界には、
 僅かな人類と、敗残の兵と化したオートマタ・ロボットが残された…。

 とゆー説明がされるオープニングが、ステキ。

 『ブレードランナー』を思わせる世界観、
 アシモフの三原則をモチーフにしたオートマタの設定、
 『攻殻機動隊』にも重なるストーリーと、
 かなりのSF大ネタを盛り込んだ、(ある意味)正統なSFサスペンス。

 シンプルで工業的且つケアサポート的なデザインのオートマタも、良し。
 ワイルドな銃撃戦やカーチェイスも、良し。
 妻の出産に不安を抱くバンデラスも、良し。
 と、
 ココまで揃っていながら、何故にこんな退屈なのか。。。

 面白く…ないんだなぁ、コレ。
 魅力ある要素はパンパンに詰まってるのに、面白くないフシギ。

 でもオープニングだけは、オススメ。


 監督がリドリー・スコットなので、
 いつ血生臭いドンパチが始まるかと、ヒヤヒヤしながら楽しみました。

 バカと子供を使ったミスリードが巧妙で、完全に騙された。
 予期せぬ子供の出現で、
 詐欺師のニコラス・ケイジの心境が変化して行く様は『ペーパー・ムーン』を想起させるが、
 ラストの豪胆などんでん返しは、
 もう一つ別の映画を連想させるけど、それを云ってしまふとネタバレになるので、スルー。

 エンディングの、
 若干な切なさと、ハッピーさが余韻を残す。


ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男 [DVD]

紀伊國屋書店

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 ロバート・アルトマンの映画をあまり観ていない。
 つか、
 むしろ苦手な監督さんだとゆーことをすっかり失念してこのドキュメンタリーを観てしまったので、
 まったく乗り切れなかった。

 ホントこのタイトル通りとゆーか、
 ハリウッドに嫌われてはいるけど、十分愛されてもいるじゃん、アルトマン。
 とゆーのが、
 よく事情を知らないアルトマン素人の感想。

 映画もドラマもいっぱい撮ってて、職業監督かな? とすらおもったよ。
 山田洋次みたいな。

 とゆー暴言。


クロノス HDニューマスター版 [DVD]

フェデリコ・ルッピ,ロン・パールマン,タマラ・サナス/TCエンタテインメント

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 93年公開の、
 ギレルモ・デル・トロ監督、長編デビュー作。
 ロン・パールマンが若い!

 歯車のガジェット、虫、少女、ロン・パールマンと、
 デル・トロ印がデビュー作から存在しております。
 その独特な作風を楽しむとゆー点では満足できましたが、
 マクガフィンを巡ってジジイとジジイがポカポカ争うストーリーは、
 うーん…とゆー感じ。

 少女とロン・パールマンを対比で置いてるのは面白く、これはどちらも観客の視点じゃないのか?
 とか、深読みしてみる。


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by y.k-ybf | 2017-01-10 00:17 | 映画 | Comments(0)

シャーク(鮫)が来るぞ、カメラを回せ。シャーク(鮫)映画。一本と一本。


シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄 [DVD]

ドミニク・スウェイン,トレイシー・ローズ,シンディ・ルーカス,クリスティーン・ヌエン,コーリー・ランディス/アルバトロス

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 いつものWOWOWさんで「シャーク(鮫)映画特集」をやっていたのでチャレンジしてみたが、
 シャークのゾンビが襲ってくる、『ゾンビシャーク 感染鮫』。
 水陸構わず泳いで襲ってくる、『ビーチ・シャーク』。
 シャークとゆーかシャーク型ロボが襲ってくる、『ロボシャークVSネイビーシールズ』と、
 立て続けに10分保たずにギブアップな駄作が連発。
 嬉々としてレコーダーの削除ボタンを連打しましたが、一作だけは最後まで観ましたよ。

 『シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄』
 まさかの、シャークと女囚モノがドッキング!
 コレわ期待できるぜ。性的な意味で!!

 女囚さん(監獄に収監されている女性の方々)が、
 奉仕活動かなんかで(フツーの)バンに載せられて、森へ穴を掘りに出掛けます。
 を、掘りに。
 眩しいタンクトップ姿で、水をバシャーッと浴びながら。(※囚人です。)
 そこへ、
 甦った太古の鮫、シャークザウルス(笑)が襲いかかるのDEATH!

 最初はまだ沼の水辺をウロウロしておりましたが、
 次第に泥濘の中を泳ぎ、
 最終的にはフツーに地面の中を泳いでました。
 恐るべき、シャークザウルス(笑)。

 何人かパクッとやられながらも、ロッヂに避難。
 偶々誰もいないロッヂには、
 偶々銃器がたんまりと隠してあったので、
 偶々フル武装で出発。

 何人かパクパクッとやられながらも、
 何人かは助かって、メデタシメデタシ。

 森へ穴を掘りに行く時は、
 シャークザウルス(笑)に気を付けたいものですね。


 わたくし、嘘をついておりました。
 じつはもう一本、シャーク(鮫)映画を観ておりました。
 『ドルフ・ラングレン 処刑鮫』。

 しかしコレはシャーク(鮫)映画とゆーより、
 「ドルフの映画に鮫が出た」とゆー認識なので、ご理解していただきたい。

 そのわりにドルフの活躍は少ないけどね。

 危険な動物の密売人のドルフ。
 警察のガサ入れを受けて車で逃亡するも、婦人警官の強引な追走で湖に車ごと突っ込み、逮捕。
 刑務所送りになります。
 残されたドルフの娘は婦人警官に引き取られ、
 数年後、
 湖に人喰い鮫が現れる事件が発生した頃、釈放されたドルフも娘が心配で戻ってきました。
 ドルフが娘を奪いにくると、すっかりママ気取りの婦人警官は勝手に危機感を募らせ、
 娘が自発的にドルフへ会いに行くと誘拐されたと勘違い、通報して警察を動かしてしまいます。
 それでも不安な婦人警官は、
 知り合ったばかりの学者さん(♂)を引っ張り、彼のボートまで借りて、ドルフの家へ急行します。
 案の定、
 シャークがうようよいる湖は危険で、途中、ボートは襲われて、学者さんをパクリ。
 危機一髪の婦人警官を助けたのは、なんとドルフでした。
 なんやかんやとドルフがシャークに蹴りを入れたりしながら、無事退治&救出。
 執行猶予中でありながら誘拐容疑をかけられ大ピンチのドルフでしたが、
 なんとか婦人警官が弁明をして、セーフ。
 メデタシメデタシ。。。

 とゆー、
 思わずラストまで粗筋を書いてしまいましたが、勘の良い方はもうお判りでしょう。
 シャークは湖に落ちた車から逃げ、
 ドルフは一方的に危険人物扱いされた挙げ句、
 娘との再会も不当に妨害され、誘拐犯にまで仕立て上げられる始末。
 そう。
 全ての元凶は、この婦人警官なのです!
 (善意で協力した学者さんも死んじゃうし。)

 まるで一流の死神かっつー勢いで大活躍する彼女。
 お判りですね。
 本作の主人公も、彼女だったのです。
 (ドルフは、めっちゃ脇役。)

 やはり、安定のシャーク(鮫)映画でした…。無念…。


 ま、でもね、
 シャークは意外と小ぶりで、カワイかったですよ('-^*)


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by y.k-ybf | 2017-01-09 23:59 | 映画 | Comments(0)

(お腹を押さえながら)何ですかコレわ? 松田優作の映画特集です。九作です。


 松田優作とゆー存在は、わたくしの中では既にアイコン化しており、
 リアルタイムではあるけども、憧憬とも違う距離を感じております。
 要するに、
 特殊な思い入れはない、とゆー個人的な印象なので、彼が主演の作品もほぼ未観。

 いつものWOWOWで特集があったので、ざっくりと追い掛けてみましたよ。


暴力教室 [DVD]

松田優作,舘ひろし,安西マリア,クールズ,丹波哲郎/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 76年の、
 キャリア的には初期の主演映画。

 松田優作が暴力事件を起こして謹慎してる間に撮影したそーで、
 だからこそのタイトルに、この内容。すげえ。
 謹慎って、そーゆーものなのか。。。

 松田優作は教師役で、舘ひろし(新人)が不良グループのリーダー役。
 仲良く喧嘩しながら巨悪な黒幕(校長)を倒すとゆー、じつに劇画チックなストーリー。
 手先となる生徒会(剣道部!)もしっかり登場します。

 松田優作は(おそらく)ブルース・リーにだいぶ影響されてた頃で、
 後半の演技や展開は『怒りの鉄拳』か『燃えよドラゴン』かとゆー勢い。

 舘ひろし(新人)の素人演技は、
 も、声が小さくて小さくて、逆に見所。

 二周ぐらい回ってほのぼのにすらおもえる、学園乱闘映画でした。

 松田優作の妹役が、つくづく不憫。


最も危険な遊戯 [DVD]

松田優作,田坂圭子,荒木一郎,内田朝雄,草野大悟/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 78年公開。監督は村川透。

 ワイルドでアウトローなキャラクターは、一般的な松田優作のイメージそのものかも。
 ユーモアもしっかり配置されており、作りに安定感がある。
 その反面、深みはなく、
 平均的なアクションドラマに落ち着いている。
 とはゆーものの、
 やはり当時のロケ撮影の大胆さには見応えがあり、
 都心の空撮や、ビルからビルへの銃撃戦などは、単純に感嘆する。
 あの屋上の建物は、今、六本木ヒルズですって。
 あんなトコで撮影したんだな。
 (窓を乱暴に割って出ようとしたら、
  反動でフツーに窓が開いたシーンはおそらくミスシーンで、笑えました。)

 今は無き渋谷のストリップ劇場も出てきます。
 渋谷って、本来あんな街だもんねー。

 松田優作入門編としては、最適な一本だとおもいます。
 余計な思想がない。


 音楽がシリーズを通して大野雄二なんだけど、完全にルパン。
 完全にルパンなのです。


殺人遊戯 [DVD]

松田優作,中島ゆたか,佐藤慶/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 遊戯シリーズの第二弾。
 前作と同じく78年公開で、監督も村川透。

 鳴海昌平とゆー松田優作のキャラクターに変わりはないが、ストーリー上の繋がりは不明。
 本作には唯一、
 相棒的な舎弟役に阿藤海が登場し、ユーモアな側面が少しだけ増す。
 とゆーのも、
 元々の企画は別作品の予定で、それが遊戯シリーズへ変更になったそーですよ。

 「殺し屋」鳴海昌平の一面がクローズアップされたストーリーで、
 アクションもハードになりましたが、直球なドラマはやや凡庸にも感じる。

 阿藤海の、
 「やさしいよ~」はキラーフレーズ。


俺達に墓はない [DVD]

松田優作,岩城滉一,志賀勝,竹田かほり,森下愛子/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 79年公開。

 主演は松田優作だけど、
 ストーリーは岩城滉一(新人)、志賀勝との三人で展開する、いまでゆー犯罪コメディ、かな。
 志賀勝とゆー意外なキャスティングが素敵だ。

 松田優作は(おそらく)ショーケンの影響を受けていた頃で、コメディチックな振る舞いが目立つ。
 ハードでワイルドな自身のイメージを、
 この時期、積極的にネタにしているのは、何か特別な意義があるよーにもおもえる。
 (つか、松田本人はコッテコテのコメディをやりたかったのかな?)

 飄々と犯罪を企む松田優作(と二人)の姿は、滑稽で、魅力的だ。
 悲劇的な運命も含めて。

 ゲリラでの撮影や、迫力あるカーチェイスなど緊迫感もあり、
 ちょっと切なく、イイ感じのラストも良い。

 岩城滉一(新人)の素人演技はヒドいが、社会不適合な若者映画の側面も感じる。


蘇える金狼 デジタル・リマスター版 [DVD]

松田優作,成田三樹夫,風吹ジュン/角川エンタテインメント

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 79年公開、村上透監督。

 「七千万なら利子だけで暮らせる」
 との台詞に、一瞬、衝撃を受ける。
 そんな時代の映画。

 「遊戯」シリーズの鳴海昌平からユーモアを引き算して、
 思想を足し算したよーなキャラクターは、より理想的な「松田優作」像に近付いた気がする。
 本人が望んでいるかはさておき。
 代表作として挙げられるのも納得。

 ストーリーは、
 ジョージ秋山の「銭ゲバ」みたいな話だけど、
 その理由と顛末がやや消化不良に感じられたのは、時代感覚のせいかもな、とか考える。
 七千万で暮らせるのだからなー。

 企業が巨大な存在となり、
 個人の野生など嫌悪された時代だからこそ、共有された願望なのかも。

 主人公の求めるものが掴みにくい。
 彼には何も必要ないと、おもえてしまふよ。

 実際、必要な「モノ」などない。
 とゆー空虚な話でもあろーが、
 その地続きとして『野獣死すべし』を観ると、面白いですね。


処刑遊戯 [DVD]

松田優作,りりィ,佐藤慶/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 79年公開。
 シリーズ三作目の、最終作。
 監督は同じく、村川透。

 ユーモアが排除されて、台詞も少なく、全編シリアスなムードで統一される。
 それはそれでシリーズの魅力を損なってる気もするのだが、
 ハードボイルド・アクションの、一つの到達点のよーな完成度を見る。

 特に、
 本筋と絡むわけでもない時計屋のエピソードがアクセントとして素晴らしく、
 殺し屋稼業の孤独さを浮き彫りにしている。

 話の判りにくさは相変わらずで、
 殺し屋同士の戦いも、もちっと盛り上がって、深みがあれば、更に良かったんだけどねー。


野獣死すべし 角川映画 THE BEST [DVD]

松田優作,小林麻美,鹿賀丈史/KADOKAWA / 角川書店

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 80年公開、村上透監督。

 松田優作が減量の上、奥歯を抜いて役作りに挑んだコトでも有名な本作。
 これまでのタフな役柄とは正反対な、
 繊細で病的、神経質な主人公像は現代的におもえるし、実際、ある種の雛型にもなったのだろう。
 (当初の予定とは違うらしいが)心理描写のシーンも多く、主人公の孤高が強調される。

 「戦場」は何もベトナムだけではなく、何処の社会にも存在している。
 とゆー意味合いにも捉えられるテーマだが、
 そしたら、後半の狂乱は野暮だわなあ。

 ラストはいろんな解釈が出来るけど、
 わたくしは「夢オチ」説だとオモシロいので、一票。
 最初のコンサートで眠ったまま夢見てた、とゆー。

 共演の鹿賀丈史がまた、エネルギッシュな狂犬のよーで、ステキ。

 野獣。
 野生とわ?


ヨコハマBJブルース [DVD]

松田優作,辺見マリ,蟹江敬三,宇崎竜童,内田裕也/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 81年公開、工藤栄一監督作。

 原案は松田優作本人で、
 ブルースシンガーを演じており、
 作中でもライブシーンがあり、主題歌挿入歌も唄っております。
 ハードボイルドとゆーか、
 (明らかに)ロバート・アルトマン『ロング・グッドバイ』の影響を色濃く受けております。
 ストーリーも含めて。

 「野獣」辺りから松田優作の役柄へのアプローチは大きく変化しており、
 ニンゲンの弱さをテーマにしてるよーな印象を感じました。
 本作は松田優作本人の原案とゆーこともあり、
 個人の内面(少年性?)がダイレクトに描かれているのかな、ともおもいました。

 ラストの葬送シーンは、
 過去の自分との決別を意味しているよーにも見えます。


ア・ホーマンス [DVD]

松田優作,石橋凌,手塚理美,ポール牧,阿木燿子/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 少し時間が飛んで、86年公開。
 監督降板により、急遽松田優作が監督となった、初監督作。
 主演は石橋凌(新人)との共演。

 コレね、
 トラブルも話題になったし、あまりいい噂も聞いていなかったので期待せず観たのですが、
 (当時の)新しいタイプのヤクザ映画として、楽しめましたよ。
 ポール牧の変態幹部役や、片桐竜次の松葉杖大回転など、怪演が際立つ。

 唯一とゆーか、
 最大の問題点は「じつはロボット」問題なのですが。
 逆に、
 ロボットである意味は作中でも重要ではないので、薄目でスルーしても構わないかとおもいます。
 (人物が勝手に心情を投影する効果(存在)はあるけども。)

 この時期の松田優作は、
 『家族ゲーム』(83年)に代表されるよーな無表情で得体の知れない役柄が多くなり、
 本作は極め付けと云ったトコロか。
 (『ターミネーター』(85年)の影響については肯定も否定もしないけど、
  本作で演じる役割はむしろ『ターミネーター2』(91年)に近いのが、興味深いですな。)

 途中交代なので松田優作の監督の腕前までは判断できないけど、
 印象的な情景シーンは、彼が撮ったんじゃないのかな?
 ぐるーーーんって回るやつとか。

 とゆー、『ア・ホーマンス』。
 かなり誇張して表現すると、
 レフンの『ドライヴ』っぽい‥‥‥(思案中)‥‥‥気もします。

 つか、
 『めぞん一刻(主演・石原真理子)』と同時上映だったんだな。。。



 以上、
 松田優作特集でした。
 今回は、Wikipedia大活躍。


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by y.k-ybf | 2017-01-09 23:42 | 映画 | Comments(0)

ネタバレ不可避 『I AM YOUR FATHER』、観た。


 ダースベイダーの中のヒトを演じていた…はずだった、
 デヴィッド・プラウズに密着する、ドキュメンタリー。

 ルーク編(エピソードⅣ~Ⅵ)において、長らくダースベイダーの中のヒトを演じていたプラウズ。
 Ⅵのクライマックスでは、
 いよいよ漆黒の仮面を脱ぎ、素顔のままで(ビリー・ジョエル)スクリーンに登場できると思いきや、
 中のヒトは別の役者が演じることになっとった!

 とゆー、トラブルの真相を追う。

 コレね、
 中身に関しては観て頂くとして、ちょっと後味が悪い。
 つか、
 ルーカスのヤロー、って気分になる。
 正直、キャストの交代自体はよくあることだとおもふので、
 そこに抵抗は感じないのだけれど、
 以後、プラウズはルーカス・フィルムと絶縁状態となり、
 公式のSWイベントにも招待されないとゆーのは、あまりに大人気ない。
 ルーカスのヤローめ。

 プラウズ自身のキャリアも興味深く、SW製作秘話もいろいろ聞けて楽しかった。

 「お前の父を殺したのはオビ・ワンだ!」、つーフェイクの台詞とか。(ある意味、間違ってないし。)

 元々、
 ルーカスが『地獄の黙示録』を監督するはずが、流れて、
 『フラッシュ・ゴードン』の映画化を企画するも、流れて、
 なんなら自分でやるわと『スター・ウォーズ』になった話は、もー因果すら感じるエピソードだ。

 「スーツアクター」とゆー認識の違いで、このドキュメンタリーの印象もだいぶ変わるとおもふ。
 エンドロールで名悪役たちの中のヒトが紹介されるけど、
 微妙に、観点がズレてる気も…。

 そーゆー話ではないだろー、と。


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by y.k-ybf | 2016-12-25 22:42 | 映画 | Comments(0)

『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』


ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー パンフレット(限定版)

ウォルト・ディズニー

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 エピソードⅣの前!
 デス・スターの設計図を盗む!
 以上、粗筋&説明。

 監督は、ギャレス・エドワード。

 「SW」のスピンオフとしては、大正解。
 見所しかないとゆーぐらい、見所ばかりだった。
 映画としては、
 噛み合わない展開と変化のないストーリーに、前半は退屈。
 やっと動き始める後半も、理屈や描写があまりに弱くて、物足りない。

 49失点したけど51点取ったから勝ちだぜ! 面白いぜ!
 みたいな感覚の映画でした。

 兎に角、キャラの心理的肉付けがまるで出来ていなくて、
 オマエ何時心変わりしたんや、って場面が多数。
 描写ではなく、状況で全てを語ろーとしたのが失敗だったのかも。
 見れば判るでしょ、みたいな。
 キャラや展開の多さのわりに、エピソードが少なすぎる。

 例えばキャシアン・アンドーとゆー主人公にいちばん密接なキャラだけでも、
 何を考えて悩んでいるのか、明確にするドラマが必要だった気がするよ。
 任務への疑問や、ドロイドのK-2SOとの友情とか、
 見れば判るけど、弱い。
 演じるディエゴ・ルナがそもそも感情豊かなヒトではないので、
 最悪、冷徹なキャラだと誤解されてもおかしくない。
 (K-2SOがトークも出来るイイキャラなんだから、会話でいくらでも膨らませたろーに。)

 主要なキャラでこの物足りなさだから、ちょっと脇になると更に薄くて、
 チアルートやベイズとか、
 判るよ!
 判るけど、もっと欲しい! もっと話せよ!
 って感じなんだよね。
 ボーディーなんか、いつの間にか正気に戻ってるし。
 ホントこの、
 枝だけど大事な部分、を直接描くのがヘタだよな、ギャレス監督。
 隠し味が多すぎ。

 クライマックスとなる、デス・スターの設計図を奪取するシークエンスも、
 悪くはないんだけど、巧くもない。
 アソコは、
 二人一緒に動くとか、爆弾とケーブル二者択一を迫るとか、アンテナも…。
 (※ネタバレ回避でぼやかしてます。)
 山場はあるけど、スッキリサッパリとゆー快感が足りないんだよなー。

 と、
 コレが失点部分。

 得点となったのは、やはりデザインの素晴らしさ。
 時代は遡ってるけど、レトロ感が際立つデザインが更新されている!
 帝国軍の圧倒的な支配力や、
 ゲリラ的な活動を強いられる反乱軍を、それぞれビジュアルで表現している。
 (統一される帝国と、梁山泊的な反乱軍。)
 その効果は臨場感ある戦闘シーンでも際立ち、
 あんな兵士や、
 あんなメカや、あんな戦闘機がと、場面ごとに興奮させられる。

 ドニー・イェンのアクションは期待通りで、
 何より彼の名前が「SW」の歴史に刻まれたのが嬉しい。
 (個人的にはK-2SOが大好きになったので、只今フィギュアを探しております。)

 帝国軍側だと、
 まさかのターキン総督登場に、鼻血が出そーになった。
 (ああ、繋がる…。)
 んで、あのヒト。
 あのヒトの、
 あのシーンが、まあ恐ろしくて、最高。
 (繋がる…、繋がる…。)
 そして…っつーね、
 そして、繋がれた僅かな希望が…っつーラストは、そりゃガンッと上がりますよ。
 繋がったーッ! だよ。

 『ローグ・ワン』は、
 これまで意外と重要視されなかった(具体性を避けた)、「恐怖」と「希望」を改めて描き直したとゆー点で、
 シリーズにおいて、画期的な作品になったとおもいます。

 そして最大の勝因は、主演のフェリシティ・ジョーンズ。
 彼女の大きな眼差しが、この作品のブレを鎮めてくれている気がしたよ。


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by y.k-ybf | 2016-12-24 22:00 | 映画 | Comments(0)

『仮面ライダー(略)エグゼイド(略)』、観(略)。


映画チラシ 仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー

東映

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 近年の平成ライダー5人が揃う姿には、高揚感がある。
 強引ではあるが、
 (映画共演からの)「ドライブ」と「ゴースト」の繋がりが活かされるなど、展開の工夫は良い。
 坂本浩一監督らしいアクションの山盛り具合も素晴らしく、まったく飽きない。
 (アクションの比重が尋常じゃなく、大きなクライマックスが2つありますw)
 さらに今回は「中のヒト」祭りで、
 変身前の姿のまま、けっこーなアクションを堪能できる。
 監督のサディズムを感じるぐらいに。

 また女性怪人役の山本千尋は隠し球級の大活躍で、最高の中国武術アクションを披露してくれます。
 女性格闘家は格ゲーの定番キャラなので、「エグゼイド」のコンセプトに沿っている点も良い。
 (そしてちゃんとエロく撮ってるのも、坂本監督らしい。)

 正直、
 個人的に「エグゼイド」とゆー作品を把握できていないので、
 消化不良な点も否めないが、
 5人のライダーが共演するお祭り映画としては、申し分ないだろう。

 只、
 「パックマン」周辺の、敵側の理屈も含めた部分は、ぜんぜん納得いかなかったけどな。
 主人公との意外な接点は良いとしても、
 「パックマン」である理由があまりに乏しい。
 目的や設定が、戦う理由以外になってない。
 (『ピクセル』の後で「パックマン」をメインにするのも、どーかとおもふし。)
 レトロゲームは上手に扱えば、いくらでも親子二世代の感動ストーリーにもなったろーに。
 ネタの無駄遣い、とゆー印象が残った。

 折角のゲームモチーフなんだし、
 ナムコとバンダイが組んでいるのに、この程度? と、おもってしまふな。
 いつか、
 がっつりとマニアックなゲームネタで唸らせてほしいものだ。

 「さんまの名探偵」ガシャットとか、
 地獄の底からピピンが甦ってくるとか。


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by y.k-ybf | 2016-12-18 22:33 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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