<   2008年 04月 ( 8 )   > この月の画像一覧

『フォー・ザ・ボーイズ』 (009/100)


 ベッド・ミドラーの、
 アメリカの、軍隊慰問楽団の男女二人の歌手のおはなし。
 たぶん。

 おもしろいのは、
 時代の経過と共に、戦争も戦場も、
 社会も文化も音楽も、ニンゲン(関係)も変化してゆくトコロで、
 ちょっとした歴史物でございます。

 ほんとアメリカは戦争ばっかりやってるな、と。

 基本的にはゆったりとしたラブストーリーなんだけども、
 裏で提示してるのは、
 「じつはアメリカが必要としているのは、敵なんじゃね?」
 とゆー、テーマつーか回答で。
 映画でも、次第に傷を負って疲弊してゆくアメリカが描かれて、おります。

 で、このエイガ、
 ラストの同じシーンで、おもしろいぐらい、いつも泣けてしまうので、
 もー観るのを止めてしまいました。

 音楽が好きな人なら、楽しめるエイガでございます。



フォー・ザ・ボーイズ
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ISBN : B000V9H652
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-27 09:21 | 映画/100 | Comments(0)

サントラ三連発(019,020,021/100)


・『イマジン』

 ジョン・レノンのドキュメンタリー映画のサントラ。
 ただの編集盤だけども、
 当時、ビートルズとソロ時代の曲をまとめて聴けるモノは希少でございました。
 もちろん、理由はそれだけではなく、
 アルバムの納め方が良く、入門用としてだけではなく、
 いろいろ聞き飽きてきた中級者向けでもあります。

 中級?

 今では珍しくないかもしれませんが、
 リアル・ラブのデモ、イマジンのリハーサル・テイクなども、収録されております。


・『銀河鉄道の夜』

 「銀河鉄道」=「999」な子供であったわたくしが、
 この映画のタイトルに惹かれぬわけがございません。
 宮沢賢治もろくに知らず、観てしまいました。

 タイトル通り、宮沢賢治原作の、アニメエイガ。
 人物がネコ化している他は、かなり原作に忠実だとおもいます。

 ネコ化?

 音楽が細野春臣で。
 とにかく、もー、この音楽が素晴らしく、
 子供ながらに魅了され、音楽を聴くのが目的といってもいいぐらい、
 ビデオで何度も観ておりました。

 アニメ夜話でも取り上げられておりましたが、
 音楽以外にも、美術や演出の面でも優れており、
 大人になってから、そーだったのかと、気付かされるところもありました。
 個人的に印象強く残っていた印刷所のシーンが、
 「死」をイメージしたもので、後から出てくるタイタニック沈没のエピソードと繋がるとは、
 まったく判りませんでした。

 「999」よりも、ぜんぜん深い話なんですね。

 あと、クラシックや宗教音楽が好きになったのも、この映画が切っ掛けでした。


・『FOR THE BOYS』

 ベッド・ミドラーの、
 アメリカの、軍隊慰問楽団の男女二人の歌手のおはなし。
 たぶん。

 たぶん?

 そのサントラで、
 半世紀にわたって、いろんな時代の、いろんな音楽を歌っております。
 まあ、メジャーなんで、特に説明もなく、
 映画の枠のほうへ、続きます。




イマジン オリジナル・サントラ
ジョン・レノン / / EMIミュージック・ジャパン
ISBN : B00005GL8I



銀河鉄道の夜
細野晴臣 / / テイチク
ISBN : B0000564DU



フォー・ザ・ボーイズ/サウンドトラック
ベット・ミドラー / / ワーナーミュージック・ジャパン
ISBN : B000KJTIGI
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-27 09:10 | 音盤/100 | Comments(2)

04/25//08


 エヴァンゲリオン劇場版の、DVDが届きました。

 買う予定はなかったんですが、
 やはり、ここは、祭り気分で買ってまえと、ギリギリで予約を入れました。

 で、
 メダマの一つ、生フィルムなんですが、

b0048532_22532278.jpg


 こちら。

 アタリでもなく、ハズレでもなく、
 と、言ったところでしょうか。

 中身はこれから。

 
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-25 22:56 | 記述 | Comments(0)

『Rock 'n' Roll』/John Lennon(018/100)


 ジョン・レノンのソロワークを聴くにあたって、
 最大の障壁になるのは、、
 障壁とゆー表現は失礼ではありますが、、、オノ・ヨーコの存在であります。
 なぜならば、
 いくつかのアルバムでは、彼女が唄っている歌が収録されているから、なんだけども。

 まず 前提として言っておかなくてはいけないのは、
 オノ・ヨーコは優れた前衛芸術家であるとゆーことで、
 シンガーソングライターでも大衆向けのコピーライターでもないとゆーこと。
 そんなヒトの曲が、ジョン・レノンのアルバムに並んで収録されているのだから、
 違和感があって当然なのだ。
 むしろ無いほうが不自然なぐらいだ。

 で、全部のアルバムを聴いてみた。

 聞き慣れてきたので以前よりは気にならなくもなったし、
 おもしろいとも思えるようになってはいるけども、
 全体的にアルバムをみる場合、
 やはりオノ・ヨーコのトラックのところだけ、引っ掛かってしまう。
 悪いわけではないんだけど。仕方ないなあ。

 と、ゆーわけで、選んだのが、『Rock 'n' Roll』。

 カバーアルバムなので抵抗もあり、ほとんど『イマジン』で決まりかけてたんだけど、
 まとまりが良かったので、こっちを選びました。
 全曲カバーだけど、
 逆に、ジョン・レノンらしさが出ているアルバムだとおもいます。
 それと、
 再リリースされたリミックス&デジタル・リマスタリング盤が、とても良かった。
 混ざったり、潰れてしまった音がクリアになって聞こえるし、
 ボーカルも、息を吹き返したように、フレッシュになっている。
 さらにボーナストラックも、アルバムのムードを壊さぬ程度に加えられていて、
 ビートルズのメンバーへの(些細な)メッセージもあったりするので、ございます。

 有名な話だけど、
 元々、このアルバムのプロデューサーは、
 「拳銃を持つ男、フィル・スペクター」だったんだけど、
 完成間近のマスターテープを持ち逃げするとゆー、奇行中の奇行をやらかしてしまいまして。
 その後、無事マスターテープは戻ったんだけど、
 損傷が激しく、再レコーディング後、リリースとゆー、
 まー、希有な経過をもつアルバムで。
 しかもフィル・スペクターは、音を壁みたいに塗り固めちゃうヒトで、
 最後はジョン・レノン自身でプロデュースしたんだけど、
 出来上がったものは、音の判別は難しく、ミックスも平坦な印象を受けます。

 そのオリジナルは、オリジナルの味わいはあるけれど、
 やはり個人的には、再リリースされたモノのほうが、良く感じます。



ロックンロール (リミックス&デジタル・リマスタリング) (CCCD)
ジョン・レノン / 東芝EMI
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-24 10:53 | 音盤/100 | Comments(0)

『GAME』/Perfume


 アイドルとは、具現化して目前に現れた時点から、失速してゆくものでございます。
 在るけど、在りえない。まさに偶像でございます。
 それが王道でも邪道でも、
 プロフェッシャルでも、アーティストでも、同じ。
 肉体性を帯びてしまうと、アイドルは「アイドル」から離れる坂を下り始める。

 アイドルとは何か。
 妄想の、共有イメージこそが、アイドルなのだ。

 エイガやドラマ等々の架空のアイドルが、
 どこか現存のアイドルと似て非なるものなのは、そのためだ。
 誰もが想い描ける、どこにもないもの。
 アイドルのジレンマ。

 と、ここからPerfumeの話題へと切り替えたいところでしたが、
 少々ムリがあるので、急遽、「俺とパフューム」の作文に変えたいとおもいます。

「俺とパフューム」

 そもそも、Perfumeよりも先にcapsuleを好きで聴いておりました。
 capsuleとは、
 中田ヤスタカさんのメイン仕事であるユニットで、
 分かり易く説明すると、オシャレ系の都会的エレポップで、アイドルではないです。
 昔でゆーと、PSY・S、ですね。
 capsule、とゆーか、中田さんの特徴は、
 テクノへの愛情と信頼で、
 贅沢に音を鳴らして、重ねまくります。
 音楽ではなく、音。
 メロディも、歌詞も、声も、音として編み込んでいる印象があります。
 だから、じつは音響系なんじゃないかと、
 わたくしの推理などはどーでもよいのですが、この「音」ってのは、ポイントで。
 昔の電子楽器は、
 それこそ単純に音の数が少なくて、
 皆、
 知恵をふりしぼり、労力を費やして、作品を作り上げてきたものでございます。
 ファミコンとかな。
 しかし、音が少なく、かつアナログな感触がのこる当時の音楽は、
 ある意味、自由で、ワイルドで、
 未来的で、何より、イマジネーションをかき立ててくれるものでした。
 中田さんの音楽が持つ楽しさや、ノスタルジックな感覚は、
 そこをポイントとして、大事に保っているからではなかろうか。

 例えば、ダフトパンクなんかは、
 Perfumeと似ているところがあるとおもうのですが、
 あれは、
 ミュージシャンだったりクラブだったりの主張が色濃くなると、途端に詰まらなくなってしまう。
 つまり、感覚としてリアルでダイレクトなものが、邪魔になるのだ。

 Perfumeの人気はネットや口コミから火が付いた、らしいのですが、
 要因の一つに、ネット動画もあります。
 それもMAD系と呼ばれるやつ。
 わたくしが実際にそーだったのだけれど、
 これがPerfumeかと認識できたきっかけは、
 ネットにアップロードされた、
 アイドルマスター(ゲーム)等とmixされたMAD動画でありました。

 アニメ調のゲーム画面と、Perfumeの音楽とが、
 まるで、合わさることを想定されて作られたようなシンクロ具合で、
 妙に感動したものでございます。

 当然、PerfumeやcapsuleそれぞれのPVもあって、
 それはそれでよいものなのですが。

 何が優れているのか、なんて話ではもちろんなくて、
 この一見、
 匿名性を帯びた現象は、むしろポジティブに、
 Perfumeの特異な性質、正体、そして時代性の現れだと、おもえるので、ございます。

 さながら、幻想としてのアイドルが、生まれたかのように。




GAME(DVD付) 【初回限定盤】
Perfume / / Tokuma Japan Communications =music=
ISBN : B00130MASG
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-23 23:15 | 音盤 | Comments(0)

『J-POP』/電気グルーヴ


 まあ、ヒトソレゾレなのだから。
 との、前提で話を始めるが。

 R&Bなんて、ドレもコレもクソばかりだ。
 日本だろーと、外国だろーが。
 ドイツもコイツもセックス中毒で、自分は絶倫だとおもいこんでる。
 ヒップホップだって、
 マッチョなナルシストが義賊気取りで音を盗んでマスターベーションしてるみたいなもんで、
 ブギーバックに近づくことも、三木道三を消し去ることもできていない。
 しまいにゃ、
 ジャニーズに食べ散らかされて、消化待ちになっている。
 ロックも、パンクも、
 エアロスミスやブルーハーツになりたがってる奴等ばかりで、
 くだらないイス取りゲームを見せつけられる。
 日本語最強の音楽であるはずの歌謡曲やポップシーンだって、
 ちょっとノスタルジィをふり撒かれただけで、萎んでしまう。
 紅白も、ナンでも、
 ろくに売れてない歌い手が、昔のヒット曲ばかり唄っている。
 誰が考えたかも想像できない、
 テンプレートみたいな企画のオムニバスが絶えることもなく、売り出されてゆく。
 何故か。
 喜んで買うアホがいるからじゃ。ボケが。

 さ。
 偏見に凝り固まった醜い悪意は相手にするとつけ上がるので無視するとして、
 電気グルーヴのアルバムが、八年ぶりに出ました。
 まさか電気の新譜を再び聴けることになるとは、
 何故か、まったく想像していなかったので、かなり不意打ちをくらってしまい、
 気が付いたら初回限定版を探し回る羽目になりました。
 ありました。

 電グルは、ピエール瀧である。
 てな、話は何度かした覚えがあるのでザックリと省きますが、
 今回のアルバムは卓球のソロワークみたいな仕上がりになっております。
 電グルが、
 『J-POP』なんてーと、皮肉にしか聞こえないものでございますが、
 アルバムは全体的に、
 とてもしっかり作り込まれた、真っ当なポップミュージックのアルバムになっております。
 『A』よりも、遙かに。
 あながち、
 『J-POP』とゆータイトルは、フェイクではなく、
 意味合いが込められているのかもしれませんね。


 それはさておき。
 ジャケットの写真が素晴らしすぎて、何度も見ても笑えます。
 あと、ビートクルセイダーズがギターで参加しているのも、驚きましたよ。



 J-POP(初回生産限定盤)
電気グルーヴ / / KRE(SME)(M)
ISBN : B0013FCOU0
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-18 23:01 | 音盤 | Comments(2)

『クローバーフィールド/HAKAISHA』


 ネタバレ注意!
 と、前置きがないといけないところでありますが、この映画には必要ありません。

 ネタそのものがないのだから。

(結局、ネタバレの内容になりますので、注意してください。)

 内容だって、一行で説明できる。
 怪獣から逃げる、映画。
 これ以上でも、以下でもない。
 撃退するわけでもないし、何かがわかることもない。
 ドラマチックなものがあった気もするが、なかったような気もする。
 しかし、
 コレがまたエラいおもしろかった。
 あっとゆーまに、時間を忘れて愉しめた。
 まあ、じっさい、上映時間90分もない映画なんだけど。

 とくに書くこともないので、もう一度、内容を説明いたしますと、
 怪獣がニューヨークに突然上陸して、ヒトビトが逃げまどう映画なんだけども。
 みなさん、すでに忘却の彼方だとおもわれますが、
 以前、ハリウッドで『ゴジラ』がリメイクされたことがありまして。
 まあ、
 忘れたままで何の問題もないつまらん代物なんだけども、
 この『クローバーフィールド』が、
 オリジナルの『ゴジラ』の影響下にあるのは、
 ちょっとかもしれんけど、否定できないとおもう。

 もっと上手くリメイクしたるわ。みたいな。
 ま、エンディングの曲が、東映の『ゴジラ』そのまんまなんだけどね。

 で、
 怪獣映画として何をやったのかとゆーと、全編ハンディカメラの映像なのです。
 家庭用ビデオカメラの。
 分かり易くゆーと、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』です。そのまんまです。
 しかしコレがまー臨場感とゆーか、迫力とゆーか。すごいものがあって。
 揺れる映像がダメな人にはお勧めできないけれど、
 興味がある方は、是非とも音響がしっかりした映画館で観ることをお勧めします。
 アトラクション映画なんて云われ方もしているけど、
 本当に、遊園地のアトラクションを観ているような感覚になります。
 そのあたりが『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』との違いですね。

 それと、
 このビデオカメラの映像、パニックの状況下が、
 暗喩として「9.11」を引きずっているとも、おもえます。
 単純に、あのテロさえもエンターテイメントにするのかと、複雑に感じたりもしますが。

 こんな愉しい映画を観てしまうと、
 どーして怪獣映画の本場である日本では作れないのかと、またグチの一つも出そうになりますが、
 素材として、続編なんていくらでもできるし、
 他のビデオカメラの映像なんて見せ方でもいけるとおもうので、
 またつくってほしいものでございます。


 幼虫みたいのは、余計だった気もしますが。
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-16 10:20 | 映画/100 | Comments(0)

【ザ・ビートルズ】 (017/100)


 久しぶりの、音楽ネタ。
 ザ・ビートルズ。

 ビートルズは聴くタイミングによって好みが変わる、とは、
 よく耳にする、わたくしの持論でもあるのでございますが、
 久しぶりにオリジナルアルバムを聴き直してみましたら、
 見事に好みが変わっていたので、驚くやら感心するやらで、毎日聴いております。

 ビートルズってのは、
 みなさんご存知のように、初期、中期、後期とおおきく三つに分かれておりまして。
 初期は、ウーウーイエーイエーのアイドルグループ的イメージがつよい、
 シンプルな楽曲の時期で、
 中期が、サイケデリックなポップ指向で、
 後期がロック路線寄りと。
 かなり大雑把な説明でございますが、まー、だいたいこんな感じで。

 で、
 わたくしが最初に好きになったのが、後期のロックな頃で、
 ブートにも手を出していたので、「ゲット・バック最高!」なんつっておりました。
 それからポールの魅力にも気づくようになって、中期へ移るわけですが、
 そのあたりでオリジナルのアルバムはほとんど聴かなくなりました。
 アンソロジーとか、聴くものがいっぱいあるからね。
 月日が流れまして、
 例のアレの選考をやるようになりまして、
 ビートルズのアルバムを、改めて全部聴きなおすことになりました。

 はじめる前は、
 『Abbey Road』、『Rubber Soul』、
 『Magical Mystery Tour』あたりかなとおもっておりましたら、
 意外にも、初期に引っ掛かってしまいまして、
 結果、
 『Beatles For Sale』を選ぶことになりました。
 おめでとう、じぶん。

 ビートルズは好みが変わると、えらそうに説教してきたくせに、
 ここまで変化するとは、予想しておりませんでした。
 自分のなかでは、
 初期のビートルズはメンバーの個性が感じられず、
 評価も高くなくて、イメージもよくなかったので、どちらかといえば嫌いで、
 『Beatles For Sale』などは、
 嫌いなアルバムとして一番か二番に挙げていたようなアルバムでございました。
 (ちなみにもう一枚は『Yellow Submarine』)

 でで、
 そんな『Beatles For Sale』の何がよかったのか、てーと、
 オリジナルの曲とカバー曲とのバランスがよくて、アルバムとしてまとまりが絶妙でございました。
 オリジナルの曲は、
 スタイルや新しい試みなどが強調されず、際立つものが抑えられた反面、
 アクもなく、シンプルで明快なものが並んでおります。
 カバー曲もカントリーが中心で、アルバムのカラーに違和感もなく納まっております。

 そもそも間に合わせっつーか、やっつけっつーか、
 間に合ってないぐらいの忙しさのなかで作られたアルバムのようなので、
 自然とそーいった形の楽曲、アルバムになったようでございます。

 ででで、
 何が嫌いだったかってーと、その素朴な感じ、
 カバー曲がアルバムの半分を占めるような薄くて浅い作りが気に入らなかったんですね。
 今とまったく逆だったわけで、
 面白いものだなと、おもいました。

 でででで、
 話は『Rubber Soul』に移るわけですが。

 有名なエピソードとして、
 ザ・ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンが、
 ビートルズの『Rubber Soul』を聴いて奮起し、『Pet Sounds』を作り、
 今度はビートルズのメンバーがその『Pet Sounds』を聴き、
 『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』を作り、
 またそれを聴いたブライアンが『Smile』を作り始めるも、
 (ココロが)クラッシュしてリタイヤするとゆー、個人的に大好きな裏話があるのですが、
 どーもそのブライアンが聴いた『Rubber Soul』が、
 イギリスのオリジナル盤ではなくて、
 キャピトルが編集したアメリカ盤であるらしいのでございます。
 と、ゆーはなしを、ミクスィで教えてもらいました。
 よく読んだら、ライナーノーツにも書いてありましたけども。

 オリジナル盤とアメリカ盤とは何が違うのかといいますと、
 ミックスとかジャケットとか、まー、違いはありますが、
 とにかく何よりも、収録曲が違うのです。

これが、オリジナル盤。

1- Drive My Car
2- Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
3- You Won't See Me
4- Nowhere Man
5- Think For Yourself
6- The Word
7- Michelle
8- What Goes On
9- Girl
10- I'm Looking Through You
11- In My Life
12- Wait
13- If I Needed Someone
14- Run For Your Life


こちらが、亜米利加盤。

1- I've Just Seen a Face
2- Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
3- You Won't See Me
4- Think For Yourself (Harrison)
5- The Word
6- Michelle
7- It's Only Love
8- Girl
9- I'm Looking Through You
10- In My Life
11- Wait
12- Run For Your Life


 アメリカ盤は1、4、8、13曲目が抜かれ、
 代わりに『HELP!』 から「I've Just Seen a Face」と「It's Only Love」が入れられております。
 曲数も12曲になっております。
 ブライアンがこのアメリカ盤をアコースティックなアルバムと称したように、
 オープニングの「Drive My Car」が無くなることで、印象がかなりちがっております。
 さらに情緒的な4曲目や、リンゴがボーカルの8曲目、
 ジョージが作った13曲目と、
 個性的で、アルバムのポイントでるある曲が抜かれたのも、影響があるのでしょう。
 他の曲でもエレキは使われているし、
 『HELP!』からの曲のインパクトが強いわけでもない。
 そもそも『Rubber Soul』は中期の頭になる最初の1枚で、
 ここから『Revolver』、『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』、
 『Magical Mystery Tour』と、エレキとサイケ色が強くなるわけで。
 言ってしまえば初期の名残と、中期の端っこが混ざったアルバムなのだ。
 しかも次の『Revolver』と合わせて、
 前編後編と位置付けて聴くヒトもいるぐらいの不完全さもあるわけで。
 いえ、モチロン単独でもいいアルバムなんですが。
 キャピトルが行った編集は、意図なのか偶然なのか、
 ミッシングリンクとなるべき中期的素養を抜き出し、
 前作の曲で補完することによって、見事にアルバムをまとめちゃっているのだ。

 まあ、ビートルズ自体がすごいんだけども。

 ででででで、
 このキャピトルのアメリカ編集盤『Rubber Soul』は、日本でもボックスで発売されております。
 興味のある酔狂な方は、聴き比べてみてくださいな。

 さらにそのボックスには、
 サウンドトラックとして編集された『HELP!』も収録されておりまして、
 これはこれでまたかなり印象が変わって聴けますよ。

 と、ゆーわけで、
 まだまだビートルズには新しい発見があるなと、おもう次第でございます。




ビートルズ・フォー・セール
ザ・ビートルズ / / EMIミュージック・ジャパン




ザ・ビートルズ’65BOX(国内盤)
ザ・ビートルズ / / EMIミュージック・ジャパン
[PR]
by y.k-ybf | 2008-04-11 00:01 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
プロフィールを見る
画像一覧