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コンボコンボ。


 怖い系の本、二冊追加。

 『新耳袋 大逆転』は、『新耳袋 殴り込み』の続刊で、
 『誘怪犯・紅』は、怪談コミック『誘怪犯』の第2巻。

 ややこしい説明になるが、大逆転はビデオ版殴り込みとの連動企画でもある。
 相変わらず、無茶でバカバカしい体当たりレポートであるが、
 それ故にリアルな怖さがあったりする。

 じつは、
 誘怪犯の著者であるうえやま洋介犬さんは、ビデオ版殴り込みにも出演されている。
 そこでは自身のコミックでさえ触れなかった、
 けっこうな体験を披露されておりまして、ここでも微妙に連動しております。

 例の、勝手に動くようになってしまったデジカメの動画も、
 ビデオに収録されております。

 やあ、すごいものがあるよ、京都にわ。




直撃現代百物語 新耳袋大逆転
ギンティ小林 / / 洋泉社
ISBN : 4862483143




誘怪犯 ~紅~
うえやま 洋介犬 / / ジービー
ISBN : 4901841688
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by y.k-ybf | 2008-09-16 21:05 | 本棚 | Comments(0)

『ピアノ・ナイトリィ』/矢野顕子 (049/100)


 矢野顕子の、ピアノ一丁でカバー曲を歌うアルバム。

 矢野顕子の歌とピアノは、独特の「回し」がありますので、
 それだけでアレンジになってしまい、
 こーして表に出る頃には、すっかり持ち歌になっております。

 古い歌から新しい歌まで、
 洋邦、ジャンルも関係無しに選曲されております。


 一番好きなのは、友部正人の「愛について」。
 この歌を聴くと、
 子供の頃、母に連れられて、自転車で病院へ行っていたことを想い出す。
 まあ、タダの耳鼻科なんだけども。

 年を取るほど、考えさせられる、詩でございます。




Piano Nightly
矢野顕子 / / エピックレコードジャパン
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by y.k-ybf | 2008-09-10 11:22 | 音盤/100 | Comments(0)

『(What's The Story) Morning Glory?』/oasis (048/100)


 ブリットポップの偏った想い出。その参。


 洋楽を聞き始めた頃、ちょうどデビューしたのがスウェードでした。
 記憶が定かな自信はありませんが、
 確か当時、マッドチェスターが不完全燃焼で終わった一方で、
 主流がガンズらのLAメタルからグランジへ移行した時期でもあって、
 イギリスはちょっと出遅れてる感じでもありました。
 ある意味では、シューゲイザーが世界中に蔓延したとも言えますが、
 それはさておき、
 久々の大型新人みたいな触れ込みで、スウェードが登場したのであります。

 ニューグラムとか、NWONWとか言われてたのかな?

 ヘビーなギターサウンドとバイセクシャルなイメージが印象的で、
 「ジギースターダストの再来」とか云われるぐらい、期待をあつめてたんだけど、
 そこに噛みついたのが、ブラーのデーモンでした。
 イマドキ退廃だとか世紀末だとか、暗くて古くせえと、批判したわけですが、
 それは同時にグランジへの暗喩でもありました。
 ブラーのメディアでの露出が増え、シングルがヒットするようになると、
 クランジにも、スウェードにも乗り切れない、
 ちょっとスノッブな連中は、
 ポップでモッズなブラーを支持するようになりました。
 (デーモンと付き合っていたジャスティーンが、
  スウェードのブレットの元カノってことで、スキャンダルな話題にもなりました。)

 すると今度は、
 何の苦労も知らねえ中流のお坊っちゃんがナメんなよと、噛み付いてくる連中が出てきました。
 それが、オアシスのギャラガー兄弟でした。

 こうしてブラーとオアシスの抗争が幕を開け、
 シングル、アルバムでの直接対決や、低レベルな罵り合いなどを経て、争いは激化。
 その火花は周囲に飛び火し、
 火種となって、多くの新人や、燻っていたバンドに火を付けてゆきました。
 その炎のような塊が、
 ブリットポップとゆームーブメントとなって、イギリスを席巻し、世界へと拡がってゆくのです。


 『(What's The Story) Morning Glory?』は、95年に発表されたセカンド・アルバム。
 全12曲のうち、
 ブリッジ的なインストが2曲、シングルになったのが6曲と、ゆー、
 まるで最近のJ-POPみたいなつくりのアルバムなんだけど、
 流れが途切れることも散漫になることもなく、
 まるで一枚のドラマチックなライブを体感するような、迫力と興奮が込められた見事なアルバムでございます。

 荒々しいリアムのボーカルが絶頂期ならば、
 ノエルのギターも冴えて、印象的なフレースがどの曲にも刻み込まれております。
 バンドそのものがプロフェッショナルではなくても、
 このコンビネーションは完璧で、
 アルバムのみならず、(当時は)未収録となったシングルのカップリング曲にまで、
 そのマジックは及んでおります。

 この時期、ブリットポップど真ん中の季節が、いかに至福の時であったか。

 何十万、何百万のヒトビトが、
 一緒になって声を張り上げて歌った記憶は、なかなか消えるものではありません。


 (シングルだけど、
  「Don't Look Back In Anger」はEPとして最高なので、ついでに挙げておきます。)




モーニング・グローリー
オアシス / ソニーミュージックエンタテインメント




ドント・ルック・バック・イン・アンガー
オアシス / ソニーミュージックエンタテインメント
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by y.k-ybf | 2008-09-10 11:18 | 音盤/100 | Comments(0)

『Help: A Charity Project for the Children of Bosnia』/V.A. (050/100)


 ブリットポップの偏った想い出。その四。


 ボスニアへのチャリティーアルバムとして制作された、コンピレーション。
 詳しいことはライナーノーツにもあるので省略いたしますが、
 ブリットポップ隆盛の頃なので、
 メンツがとにかく豪華で、しかも、当時はこれでしか聞けないトラックばかりでした。

 ざっと、リストをコピペしてみますが。

1.Fade Away/Oasis And Friends
2.Oh Brother/The Boo Radleys
3.Love Spreads/The Stone Roses
4.Lucky/Radiohead
5.Adnan/Orbital
6.Mourning Air/Portishead
7.Fake The Aroma/Massive Attack
8.Shipbuilding/Suede
9.Time For Livin'/The Charlatans
10.Sweetest Truth (Show No Fear)/Stereo MC's
11.Ode To Billy Joe/Sinead O'Connor
12.Searchlights/Levellers
13.Raindrops Keep Falling On My Head/Manic Street Preachers
14.Tom Petty Loves Veruca Salt/Terrorvision
15.The Magnificent/The One World Orchestra
16.Message To Crommie/Planet 4 Folk Quartet
17.Dream A Little Dream/Terry Hall And Salad
18.1, 2, 3, 4, 5/Neneh Cherry and Trout
19.Eine Kleine Lift Musik/Blur
20.Come Together/The Mojo Filters

 異常なぐらい、豪勢ですね。

 ブリットポップの中核となったものから、
 復活したもの、再評価されたもの、
 さらに中堅、ベテランまで加わった、錚々たるメンツ。
 ブリットポップのダイジェストとも云える、アルバムでございます。

 象徴的なのは、
 オアシスのノエルと、
 ポール・ウェラーと、ポール・マッカートニーとのUK三世代の共演(The Mojo Filters)。
 これまでムーブメントってのは、
 過去への反発、拒絶、対抗から始まったのがほとんど。
 そーすることで新しい世代、新しいカルチャーが生まれたわけで、
 ポール・ウェラーのザ・ジャムなどは、その代表と言ってもいいのだけれど。
 それよりも若い世代、オアシスやブラーらによるブリットポップは、
 過去でも何でも、良いものまで否定するべきではない、とする意識がつよい、
 めずらしいムーブメントで。
 結果的に、
 過去の音源再発、再評価が活発となり、自然と、世代間を越えたブームとなったのです。

 そー考えると、
 本質は渋谷系と、とても似ています。
 それが、大げさに云えば、世界規模で起きたのだから、おもしろい話でありますな。


 では、なぜ「過去」が必要とされたのか、とかわ、続く。




Help: A Charity Project for the Children of Bosnia
Various Artists / / Polygram
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by y.k-ybf | 2008-09-10 11:17 | 音盤/100 | Comments(0)

『セシルのブルース』/小島麻由美 (046/100)


 ブルースとジャズをバックに、スキャットを唄う小島麻由美の登場は、
 脈絡もない、突然なものにおもえました。

 ポップでありながらドライな曲調と、特徴的な低音のボーカル。
 時代錯誤な歌謡テイストでありながら、私小説的な「イタイ」歌詞。

 すべてがミスマッチとゆー神懸かりなバランスは、
 多くの音楽ファンを魅了し、いまだ、「セシル」の幻想を抱かせている。

 差ながら、アイドルの絶頂時の姿と、興奮を、忘れられないように。


 オザケンの『LIFE』と、
 Sex Pistols『Never Mind the Bollocks』が混じり合ったようなアルバムだけど、
 その刹那な風体は、
 デビュー&ファースト・アルバムとしては、とても正しいとおもいます。




セシルのブルース
小島麻由美 / / ポニーキャニオン
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by y.k-ybf | 2008-09-10 10:50 | 音盤/100 | Comments(0)

『ハチミツ』/スピッツ (047/100)


 この、オレベスト100枚のために、
 いろいろと聴き漁り、聴き返してみましたが、
 日本の最強のバンドは、スピッツではなかろうか、と、ゆー結論に至りました。
 勝手に。

 スピッツの音楽は、
 一見、とても耳障りが良く、自然な風体でありながら、
 誰もが共感できるシンプルさと、孤高ともおもえる複雑さを持ち合わせております。
 それも陰陽の勾玉的な二つで一つなものではなく、
 一つが二つの多重人格的、シャム双生児のようなもの。
 挙げれば切りがありませんが、
 相反する様々なものが、難解に組合わさった複合体が、
 スピッツであり、バンドが長く愛される秘密だと、おもうのです。

 『ハチミツ』は、
 それまでのキャリアの集大成とも云える、スピッツの音楽要素が凝縮されたアルバムでございます。
 期待され、結果を出せずに、万年ブレイク間近と呼ばれておりましたので、
 セールス次第ではやばかったのかもしれません。
 それぐらいの意気が込められているのでしょう。
 おそろしくハイレベルなアルバムになりましたが、こんなの作ったらバンドとしてアガリだろうな、と。
 余計な心配をしたものでありますが、
 その後も、踏み込み、突き抜けるように、良作を作り続けております。

 なにより、スピッツがすごいとおもうのは、
 大きな変化がないままに、音楽を作り続けていること。
 どこを切ってもスピッツに聞こえるのは、
 地味なようだが、とんでもないことなんですよ。


 ところで。
 草野正宗って、どんなニンゲンなのだろう?
 明るいのか、暗いのか。
 怖いのか、おもろいのか。

 よくわからない。




ハチミツ
スピッツ / / ユニバーサルJ
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by y.k-ybf | 2008-09-10 10:47 | 音盤/100 | Comments(2)

『Bite It』 /Whiteout (045/100)


 ブリットポップの偏った想い出。その弐。


 ブームは読み違えると逆効果になってしまいます。

 ホワイトアウトは、ブリットポップの時期に出てきたバンドなのですが、
 これがまた、見事に読み違えておりました。


 確かに、ブリットポップには懐古的な要素がありましたが、
 リバイバルが中心だったわけではありません。
 ブラーでもオアシスでも分かるとおり、
 あくまでスタイルは現代的で、モダンでなくては意味がなく、
 過去のカルチャーへのリスペクトを口にすることはあっても、
 自身を同化させるようなことは、しておりませんでした。たぶん。

 しかしホワイトアウトは、
 60、70年代のアイドルバンド的イメージを全面に押し出しておりまして、
 それはないやろと、
 かなり引いた印象が残っております。


 そーして、このバンドもブレイクせずに消えてゆき、
 Amazonでもジャケットの画像すら出ない有り様ですが。
 しかし、ながら、
 イメージが定まってる所為か、
 音楽の完成度は高い、てのは言い過ぎだけど、よくまとまっております。

 ブームの徒花でありながら、
 この水準を求められたのが、ブリットポップの特徴の一つと言えるでしょう。




バイト・イット
ホワイトアウト / / BMGビクター
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by y.k-ybf | 2008-09-10 10:34 | 音盤/100 | Comments(0)

『LIFE』/小沢健二 (044/100)


 これを取り上げるのはかなり今更なので、
 誤解を恐れずに言ってしまうと、『LIFE』はカバーアルバムみたいなものであります。

 しかし、それが全面的に受け入れられたのは、
 ポジティブに鳴らされた人生賛歌(LIFE)として、求められたから。
 その点に限って言えば、ファーストから一貫しているところだし、
 例え、
 何かの曲に似た楽曲だとしても、小沢健二のアプローチはオリジナルでありました。

 理屈もプライドも、
 革命も、
 不要なぐらいの多幸感と、BGMとしてのレコード。

 現在の彼の活動についてはよく知りませんが、
 かつて、
 女子学生のリアルに絶望して、音楽活動ができなくなった岡村靖幸と、
 少し重なる気もします。




LIFE
小沢健二 / / EMIミュージック・ジャパン
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by y.k-ybf | 2008-09-10 10:25 | 音盤/100 | Comments(1)

『against perfection』/Adorable (043/100)


 ブリット・ポップの偏った想い出。その壱。


 Adorable。
 いつものように、詳しいことは判らない。

 デビュー・シングルが92年、ファースト・アルバムが翌年。
 国内盤もちゃんと出てるし、
 次のアルバムもあったけど、その後に解散しちゃったようです。
 ネットで調べてみても、詳細までは見付けられなかった。

 ほとんどレディオヘッドの同期みたいなものだけど、
 アドラブルのほうは、キュアーやジザメリの影響が大きく、
 シューゲイザーで、たいして流行らなかったネオサイケもちょっと入っている、そーです。

 うん、そんな感じ。
 かっこいいギター・バンドなんだけど。

 ブリットポップでも名前が挙がることはあったけど、アドラブルに追い風は吹きませんでした。
 ちょっと早すぎて、
 ちょっと古かったのですね。

 例えば、レディオヘッドが「creep」をものにできず、
 ブレイクを逃していたら、どーなっていたのか。

 つい、そんなことを、考えてしまいます。


 (そしたら、何か今年ベスト盤が出ているそーです。
  よかったね。)




Against Perfection
Adorable / / Msi
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by y.k-ybf | 2008-09-10 10:20 | 音盤/100 | Comments(0)

『SHOUT!』/BO GUMBOS (042/100)


 気楽に、本気に、カバー曲だけを演奏する。
 楽しむためだけの企画だったのに、
 バンド方針とは違い、興行的失敗から解散の遠因になってしまった。

 これはそんな企画でつくられた、三枚のライブ盤のうちの一枚。

 おそらくボ・ガンボスのファンは絶対選ばないであろうレコードなんだけど、
 個人的にはすごい気に入っておりまして、
 いまでも引っ張り出して聴き続けている。三枚とも。

 ホントに、好きな音楽を、好き勝手に演奏している楽しさと、興奮が伝わってくる。
 ボ・ガンボスの色はほとんど無いけれど、自由になった強さが漲っております。


 二枚目になるこのアルバムは、
 主にソウル・ミュージックが中心となっております。

 おもえば、このアルバムを聴いてから、
 カバー曲の楽しさを知ったような気もします。




SHOUT!
BO GUMBOS / / ファイルレコード
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by y.k-ybf | 2008-09-10 10:12 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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