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『Stupid&honest』/ウルフルズ (074/100)


 ベスト、ではなく、ラブソングばかりを集めた編集盤。
 ウルフルズで、ラブソングとは、
 このブログとは似つかわしくないとおもうでしょうが、ウルフルズは好きなんですよ、昔から。

 ボーカルも演奏も、ストレートで嘘がないし、
 日常を描いた歌詞や、関西らしいサバサバした佇まいも好きなのです。
 そんな、ラブソングなアルバムでございますが、
 個人的に一番キタのがザ・ピーズのカバー「実験4号」。
 この一曲だけで選んだと云ってもいいぐらいなのですが、
 歌詞の素晴らしさはさておき。
 じつはこれ、ほとんどアレンジしていないだけではなく、
 ザ・ピーズのオリジナルトラックをそのまま使い、その上にウルフルズの演奏を被している。

 当時、ザ・ピーズは活動休止だったのかな?
 再評価もなく、ほぼ黙殺状態で、
 このカバーはトータス松本からのリスペクトでありエールでもあったのです。

 カバーは他にもサム・クックと清志郎の曲があって、
 恋愛だけに留まらない意味での、ラブソング集になっておるのでございます。


Stupid&honest

ウルフルズ / EMIミュージック・ジャパン


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by y.k-ybf | 2009-06-29 15:18 | 音盤/100 | Comments(0)

アメリカンポップ、王の死。


 おもえば、千葉の下町に生まれたわたくしにとって、
 洋楽なんて異国の音楽は、インテリかコジャレた連中が聴くものだとおもっておりました。
 それかスーパーで流れる、ビートルズのインストとか。

 そんな、わたくしの耳にも目にも、マイケル・ジャクソンは届いておりました。

 寝転がってテレビマガジンを読んでいたら、
 付けっぱなしのテレビから、「怖いから、お子さんは気をつけてくださいね~」なんて前フリで、
 「スリラー」のPVが流されました。
 それがわたくしにとって、はじめての名前を覚えた洋楽でした。

 次が、「ウィー・ア・ザ・ワールド」で、
 なんかすごいことやるぞとゆーふれ込みで、24時間テレビで放送したものを観ていた。
 知ってるのはマイケルとスティービー・ワンダー、シンディ・ローパーぐらいだったけど、
 この番組でスプリングスティーンやレイチャールズを知ったし、
 誰やこの鼻声のオッサンとおもった、ボブディランも観ていた。
 マイケルとは、そーやって洋楽の世界を教えてくれた存在だった。

 考えてみたら、
 新曲のプロモが出来たからって、わざわざ音楽番組とか関係無しにフルで流されるなんて、
 ありえないよな。
 あと、ひょうきん族で「スリラー」の妖怪パロディとか、
 とんねるずが完コピした「バッド」とか、みんな知ってるからわかるネタなんだな。
 マイケルが、如何に特異な存在であったのか。

 正直、最後のほうのアルバムは、良いといえるものではなかったし、
 最後のワールドツアーも、
 観てみたかったけど、残念な結果になるなら、やらなくてよかったかな、ともおもう。

 まだまだスキャンダルな面ばかり取り上げられてしまうが、
 彼が残した音楽的実績が、早く正当な評価を受けることを、望む。


キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション

マイケル・ジャクソン / SMJ(SME)(M)


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by y.k-ybf | 2009-06-29 15:15 | 記述 | Comments(0)

『ROPELAND MUSIC』/COIL (073/100)


 恒例の、
 このアルバムしか持ってないので選んでみました。
 COILの『ROPELAND MUSIC』。

 意味深におもえるタイトルは、綱島とゆー地名であり、
 全編に漂う宅録感にはアマチュアイズムと同時に、職人的な曲作りの姿勢も感じる。
 歌詞世界はまた独特で、
 一曲一曲がショートショートのようで、ブックレットを眺めながら聴いていると、
 つい星新一を連想してしまう。

 東京の下町の一室で生まれた、
 ホフディランやキリンジともまた違った、ちゃんと働いてるヒトの音楽、かな。

 ひねくれてるのでアダルトではないけども。


ROPELAND MUSIC(紙ジャケット仕様)

COIL / インペリアルレコード


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by y.k-ybf | 2009-06-28 22:09 | 音盤/100 | Comments(0)

『TAKE OFF AND LANDING』/砂原良徳 (072/100)


 砂原良徳、、まりんのアルバムです。

 空港と航空会社をイメージしたとゆー、一風変わったものでありますが、
 まさにその通りのものに仕上がっております。
 テクノとゆーよりラウンジ・ミュージック。
 ほんとにロビーやレストラン、プロモーションで流れてるような。
 まあ、飛行機なんか一度しか乗ったことないけどな。

 クラブやらアッパーなものを求めると期待外れかも知れませんが、
 BGMとしては鉄板と云っていいほどなので、選んでみました。


TAKE OFF AND LANDING

砂原良徳 / キューンレコード


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by y.k-ybf | 2009-06-28 22:05 | 音盤/100 | Comments(0)

『HAWAII』/The High Llamas (071/100)


 あまりにも素晴らしい音楽だったので、
 その印象が壊れるのを恐れて、他のアルバムを聴く気にもならなかった。

 大袈裟なようだが、本当にそーおもっちゃったので、
 未だに聴いていないし、よく知りもしない。

 普通は逆で、もっと聴きたいとか知りたいとかおもうんだけども。

 なので、まったく関係のない話をするが、
 一度、うちの店にお客さんが四人いたときに、
 その四人が全員「Hawaii」とプリントされたシャツを着ていたことがあって、
 そーなると、もはやそこはHawaiiである。
 千葉だろうが、
 醤油工場の匂いがしようが、Hawaiiなのだ。

 そんな、不思議時空的な言霊、Hawaii。

 その名をもつハイ・ラマズのアルバムも、必然的に不思議さに満ちている。


ハワイ

ハイ・ラマズV2レコーズジャパン/コロムビアミュージックエンタテインメント


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by y.k-ybf | 2009-06-24 00:07 | 音盤/100 | Comments(0)

『オディレイ』/BECK (070/100)


 確か、ベックが世に出たのは、
 カート・コバーンの死後、そしてグランジ・ロックが終焉を迎えようとしていた頃でございました。
 確か。

 そんな葬式ムードの中、勢いがあったのはグランドロイヤルの連中と、ビースティ・ボーイズでした。
 メッセージ性やナルシズム、ファッションなイメージがまだ横行していたヒップホップを、
 彼らは自分たちのカルチャーとして時代性を織り込み、先鋭化した音楽を作り上げました。
 九十年代の、
 と言えば、想像できるような倦怠、緩慢、空虚、惰性やらやら、
 マイナスな景色へシリアスに向き合ってしまったのがグランジならば、
 自嘲気味にも受け止めようとしたのがビースティーズらでした。
 そんなとこから、象徴的にも現れたのがベックなのです。

 「俺は負け犬。早く殺してくれよ」と歌われるデビューシングルの「ルーザー」。
 ブルーズ、カントリーを基調としながら、
 ラップやターンテーブルを用いて、弛緩した調子で鳴らされる音楽は、
 恐ろしいほど時代性と同化しておりました。
 さらに気の抜けたPVもスナッフ的だったし、
 アルバムもヒットするし、多くの話題と支持を獲得しておりました。
 が、
 四年は空いたのかな?
 待望されたセカンドアルバム『オディレイ』は、我々の予想を突き抜けたものでありました。

 大雑把に云ってしまえば、ファンク・ミュージック。
 その根底にあるアコギの音に変わりはないけど、
 よりクールなサウンドになり、より熱いビートを鳴らすようになった。
 自嘲はユーモアと辛辣さに変換された。
 脳天気なパーティー・バンドでもない。
 ルーツと最新のサウンドを融合させた、とても現代的且つ都会的な音楽でありました。
 アーバン・ブルーズみたいな。

 この来日ツアーを見に行ったけども、
 ヒップホップをやったかとおもえば、いきなりアコギでカントリーを歌い、
 大袈裟なバラードをやったり、ファンクバンドになったりと、
 盛り上がったけれど、
 お客さんそっちのけで好き勝手に暴れまくるベックの姿が、とても印象的でありました。
 んで、
 その時に「ルーザー」もやったのだけど、
 でろんでろんな音はそのままに、ぴょんぴょん飛び跳ねながら歌う姿を見て、
 あ、ベックはそっち側なんだなと、やっと確信する事ができました。

 『メロウ・ゴールド』は、一緒に作ったカール・スティーヴンソンの影響があったんやなあ、と。


オディレイ+19(デラックス・エディション)

ベック / UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)


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by y.k-ybf | 2009-06-24 00:02 | 音盤/100 | Comments(0)

『ターミネーター4』


 映画館で気付いたのだが、原題は『4』ではなく『SALVATION』。
 再構築とか補完みたいな意味なのかも。

 それはストーリーの連続性を指すだけではなく、
 最初の五分ぐらいで、
 あれ? 『ターミネーター』ってこんな映画だっけ?
 と、感じられる違いでありました。
 こーゆー路線でゆくのかと。

 で、その路線が当たりかハズレかとゆーと、成功だったとおもいます。
 おもしろかった。

 正直、どこまで話せばいいのか迷いますが、
 要は、ターミネーター・シリーズのエピソード・ゼロみたいな位置で、
 「審判の日」以降の機械との戦争を描いております。
 ただ、これ、厄介なのが、
 このまま『1』に繋がらない可能性も否定できない。
 なんせSALVATIONだから。

 おもしろいのは、タイムパラドックスを扱うシリーズだけに、
 不接合すらネタにできることで。
 さらにいくらでもシリーズを作れるようになったな、と。

 テーマ的には『2』と重なるものもあるし、
 もっと云えばピノキオや手塚的な古典SFなものも含んでいる。
 つまり、機械とヒトの心、絆、みたいな。

 だけどこの映画は、スピード感とテンポを守るため、そのへんのこだわりは切った。
 おそらく『3』の轍は踏みたくなかったのだろうな。
 代わりとゆーのもなんだが、世界観の描写はとても良かった。
 荒廃した世界での戦いや、人間の生活。
 また、現代だからこそ説得力を増したテクノロジーの部分もあるし。

 とくに、試行錯誤して造られるターミネーターの遍歴を見るようなところは、
 メカ好きには嬉しかったですよ。



 うん、つーか、
 『北斗の拳』だよね、これ。
 アレとアレとアレなんて、ケンとバットとリンそのまんまだし。
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by y.k-ybf | 2009-06-21 20:51 | 映画 | Comments(0)

「あずまんが大王」の新装版


 「あずまんが大王」の新装版が、何故か小学館から出た。

 書き下ろしが載るらしいが、
 当然のように角川版を全巻持っておるので、まあええかとおもっておりましたが、
 かなりの修正があると聞き、急遽購入へ。

 確認してみたところ、ほんとに、かなり描き直しておりました。
 絵だけに限らず、セリフも変更されたりと、
 音楽でゆーと、リミックスとリマスターを同時にやって、ボーナストラックを付けたような感じである。

 しかし、絵柄の違いからくる違和感も否めないし、
 独特の間が消えてしまっているのもある。
 単純にカットされた部分もあるし。

 これはもー、ちゃんと別物として捉えなくてはダメだろうな。


あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

あずま きよひこ / 小学館


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by y.k-ybf | 2009-06-13 20:07 | 本棚 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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