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その36。豚に乗ってトンズラはないよ。『あしたのジョー』。

映画『あしたのジョー』OFFICIAL GUIDEBOOK (講談社MOOK)

講談社



 世代的に云えば、少し上の『あしたのジョー』。
 それでもリアルタイムで劇場版とか観ているし、
 かなり影響も受けている思い入れの強い作品なので、
 実写映画化を知ったときは、心の底からやめてくれと叫んでしまいたかった、が、
 どーなるわけでもなし、観るしかないので、
 観た、
 観に行った。

 まー、ねぇ。

 原作有りきと判断すればいいのか、近代の新訳と捉えればいいのか。
 いまだに、混乱している。

 舞台となるドヤ街は、しっかりと再現されていた。
 ストーリーも、ダイジェスト的ではあるが原作に沿ったものだった。
 山下のジョーも、悪くはない。
 たぶん実写の解釈としては、許容範囲内だろう。
 やりすぎたら稲中みたいになるし。
 香川の丹下も、メイクとゆーか、変装にかなりのムチャがあったが、
 見事な演技力でカバーしておりました。
 凄かったのは、伊勢谷の力石。
 違うと云えば違うのだが、
 それでも完全に力石徹を自分のものにしておりました。さすがや。
 香里奈は、黙ってればそれなりだ。

 原作を尊重し、世界観を壊さず、
 なおかつ、映画オリジナルの解釈もあり、とても理想的な作りをしているのだが、
 それでも、まだ、釈然としなかった。できなかった。
 これは『あしたのジョー』なのかと。

 『あしたのジョー』とは、単純な成り上がりの話ではなく、ヒーロー物語でもない。
 しかし、だ。
 それは原作、アニメの話であって、
 平成の、
 それも実写映画に要求するものではないだろう、っと、理解もできるのだが、
 やはり残るのは釈然としない気持ちなのだ。
 この感覚、何かの映画と似ているなと思い返してみたら、
 『ピンポン』だった。
 そしたら、監督も同じであった…。
 納得納得。

 正直、『ヤマト』ぐらい酷かったら、もっとスッキリするのにな。

 さ、そんなわけで、最後に気になったところ。
 まず、全体的に明るく綺麗すぎる。
 画面的にも美術的にも、もっともっと汚くて荒々しくてもよかったとおもう。
 特にジョーの服は、もっとヨレて渋めでもいいのでわ。
 アニメと同じトレーニングウェアには、笑えたが。
 あと汗と血の量が足りてなくて、臭いが伝わらなかった。
 ボクシングのシーンも、よくできていたのに、迫力が足りてなかった。ような気がする。
 全体にメリハリがなく、リズム感が悪い。平坦。
 おそらく時間内に収めるため、
 枝葉をバッサリ切り落として大筋の幹だけにしちゃったからなんだなー。
 ねじりんぼうも、豚の脱走も、対力石の猛特訓もカットだからなー。
 白木葉子の映画設定も、微妙。
 原作のままだと、基本、要らない子になってしまうので、
 何らかの改変が必要だったのはわかるのだが、
 力石の婚約者設定のままでも、よかったのでわ。
 あ、原作では、中盤以降、ちゃんとキャラ立ちしますが。

 そんなこんなで、薄味の『あしたのジョー』になってしまったわけだが、
 原作を知らない若い子らは、どんな風にこの物語を捉えるのだろうか。

 安易に、『ロッキー』と等比してくれなければ、いいのだが。。。
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by y.k-ybf | 2011-02-25 00:12 | 映画 | Comments(0)

最近の買い物。


 動画でも載せようかとおもったが、
 なんか、できなかったので、
 とりあえず、最近買った音盤を。


 徳永憲の新しいアルバム。

ただ可憐なもの

徳永憲 / スザクミュージック




 なぜかこのタイミングで、オフコースのアルバムw
 フォークやな。

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

オフコース / EMIミュージック・ジャパン




 チャットモンチー、
 カップリングのアルバム。
 なぜか、こーゆー編集盤は弱くて、つい買っちゃう。

表情

チャットモンチー / KRE



 以上。
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by y.k-ybf | 2011-02-24 10:31 | 音盤 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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