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その96。『ドリームキャッチャー』

ドリームキャッチャー 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 スティーブン・キング原作のー、
 と知ってしまうと、身構えるのは致し方あるまいよ。
 そんな、
 スティーブン・キング原作のー、映画でございます。
 監督は、『スターウォーズ』シリーズの脚本に参加されてた方なのだね。
 微妙な経歴だが。

 さて。ほぼ予備知識もなく観てしまったが、
 ここまで荒唐無稽なストーリーだとはおもわなんだ。

 キングらしいと云えばキングらしいのだが、映画的にはシャマランの作品に近い。
 前半はキングの『IT』を連想させる少年時代のエピソードから始まるのだが、
 これがだんだんと変化とゆーか変質してゆく。
 しかしまあ、ざっと説明するだけでもネタバレになってしまうし、
 そのネタバレが映画の印象全体にまで及ぶので、さすがに表現を曖昧にさせてもらうが、
 要するに、シャマラン映画のオチに相当するものが、中盤辺りにきちゃうのだ。
 ああ、きちゃうのだ。
 荒唐無稽な展開ではあるけど、
 それがオチかいな、とゆーガッカリ感もなく、二転三転してくれる。
 おもしろい映画では、ある。
 んがだ、
 とにかく時間が足りてないんだわ。
 エピソードが足りてないので、キャラの深みも甘いし、関係性の濃さも際立たない。
 原作小説は確か四巻あるよーだし、
 そもそもキングの作風は、爪楊枝で粒をかき集め積み重ね、
 その後、ばっと火をつける過程にこそクライマックスがあるので、
 それを二時間の映画でやるとゆーのは、毎度のことながら少々、分が悪いわけだ。
 なので、
 いわゆるフリが弱い状態になり、ダイジェストみたいな映画に仕上がりがちなのだ。

 本作も、その悪循環をクリアーできているとは言い難く、
 どうせなら二時間の前後編ぐらいで観たかったなと、おもいました。よ。
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by y.k-ybf | 2012-04-20 00:13 | 映画 | Comments(0)

その95。『恐怖』 & 『チャットルーム』


恐怖 [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル



 2010年公開の、ホラーっつーか、そのまま恐怖映画。
 監督は高橋洋。
 『リング』や『女優霊』の脚本を担当された方で、
 九十年代のJホラー・ブーム、その立役者の一人でもあるわけでございます。

 そんな方が、すでにブームも鎮火しているこの昨今、
 どんなモノを作るのかと、そりゃ期待も高まったことだろー。
 んが、うーむ…。

 ちと、分かり難い映画でしたな。
 どれぐらい分かり難いかとゆーと、
 途中で風貌が変わる同一人物を見分けられませんでした…。
 んで、
 最後まで観た後、もう一度観返すと、そーゆーことかと少しは分かる。
 それでも少しなんだけども。
 これは造詣が深くなると陥りやすい、
 初心者感覚の欠如による配慮の無さと、シナリオと構成の粗さからくる、分かり難さ、
 でしょうな。
 姉と妹の、時間軸が違う話を組み替えてるんだけども、
 そこで生じる余計な混乱が逆効果で、
 もうホントに、誰かシーンごとに解説してほしいぐらいだ。
 映画としての出来は悪くないので、じつに勿体無い。
 役者さんは良かったし、不気味な映像も雰囲気あったし、
 ストーリーも悪いわけではない。
 とくに片平なぎさの怪演っぷりは、見事でしたよ。
 CGも批判はあるよーだけど、
 むしろあのリアルじゃないのが、リアルでよかったとおもふ。
 それに、
 おそらくこの監督さんは、
 ホラー映画と呼ばれる以前の、怪奇映画を現代に解釈させたかったんじゃないのかな、と。

 なので、
 何度も云うよーだけど、構成を複雑にしたのが徒になったなー、と。おもいまふ。


チャットルーム [DVD]

アット エンタテインメント



 んでもって、こちらが『リング』の監督の方。
 中田秀夫監督が、海外で作られたホラー、、、ではなく、サスペンス映画ですな。

 どんな経緯で作られたのか、よく分からんのですが、
 キャストは全員外人さんで、セリフも当然英語。
 監督が日本人だと知らないと、洋画だと間違えそーなぐらい、しっかり洋画になっておりました。

 ネットのチャット・ルームで知り合った若者たちが、次第にその関係を崩してゆき…。
 とゆー、もはやネットお約束とも云えるプロットでありますが、
 電脳w世界をアパートっつーかモーテルっつーか、
 過剰にサイバーではなく、まさに「部屋」として視覚的に表現されているのが、
 とても、らしいなとおもいましたよ。
 イギリスが舞台のせいか、ちょっと設定や仕組が分かりにくいけども。

 チャットにのめり込む方々の、現実での姿も奇人ではなくノーマルで、
 それっぽいなぁと、妙に納得。
 主人公の悪いヤツのダメっぷりも、的確にそのダメさがでてて、いい具合でした。

 ちなみにこの主人公だけは、ネットと現実で姿が変化している。
 他は、ほぼ変わりがない。
 これは主人公のネットに対する姿勢の違いを現していて、ええなとおもいました。

 とゆーわけで。ホラーでもなければ怖いわけでもない映画でしたが、
 物足りないと云えば、もう少し周囲のエピソードが欲しかったともおもいますが、
 おもしろい作品でしたよ。
 情緒に頼ることもなく。
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by y.k-ybf | 2012-04-18 23:09 | 映画 | Comments(0)

その94。『ナイト&デイ』


ナイト&デイ (エキサイティング・バージョン)ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) [Blu-ray]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 前に紹介した『ツーリスト』で、トム・クルーズが出演を断ったと云いましたが、
 その代わりに選んだとされるのが、この『ナイト&デイ』。
 まー、実際はそんな単純な関係ではないとおもうけど。
 しかしこの二作は似たところが多くてですね。
 男女2大スターのカップル主演、世界の観光地でロケ、ドンパチ逃避、
 んで監督や出演者がコロコロ代わり、興行でコケたのも一緒かな?
 ストーリーも女が男を引っ張り回すのが、男が女を引っ張り回すのに変わっていたりと、
 まあ、親戚みたいな映画だとおもいますよ。
 んだから、
 悪い意味で期待して観たんだけど、『ツーリスト』よりもぜんぜんおもしろかったです。
 よくできてますよ。悪趣味な意味で。

 ニコニコ笑いながら邪魔する人間を片っ端から撃ち殺してゆく狂人の男をトム・クルーズが、
 命を狙われて、撃たれて、クスリを飲まされて、拉致られても、
 チンコのことばかり考えてる頭のネジがはずれた女をキャメロン・ディアスが演じておりますが、
 これがまたピッタリのキャスティング。
 いい感じです。
 旅客機を畑に不時着させるわ、
 高速道路で暴走するわ、スペインの牛追い祭にバイクで乱入するわ。
 その暴れっぷりに、周囲のニンゲンが不憫におもえます。
 いったいどれほどの尊い命が失われ、どれだけの被害がでたのでしょうか。
 てなぐらい、
 ドンパチはちゃんとやってて迫力はあるし、アクションもかなり頑張っております。
 ここがまず『ツーリスト』と違いますね。

 アクションの転換やシーンの移動に、
 気が遠くなってから目が覚めるって手法を、常識を疑いたくなるほど乱用しておりますが、
 これは要するに、
 細けぇことはいいんだよ、とゆー製作側からのメッセージであり、
 この映画の本質を表しているのだ。

 考えるな、感じろと。
 そんな、映画でした。
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by y.k-ybf | 2012-04-17 22:03 | 映画 | Comments(0)

その93。『フローズン』


フローズン [DVD]

ポニーキャニオン



 スキー場のリフトに置き去りになりましてー、
 とゆー、シンプル過ぎにも程があるシチュエーション・ホラー。
 ホラーっつーか、サスペンスに近いけども。

 そもそも、この程度のプロットで一本の映画になるのだろーかと半信半疑でありましたが、
 これがしっかりおもしろい作品に仕上がっております。
 大作疲れの後には、ピッタリの佳作かも。

 ホラーのお約束的バカな若者や、
 スキー場のリフトに乗ったことがあるものなら、誰もが共感できる恐怖、と、
 ちゃんとポイントを押さえているのが、憎らしい。


 で、これは映画の評価とはべつの話になるのだが。
 リフトから飛び降りるとき、なんでボードを外したんだろ?
 アレ、ボードを付けたまま、山の斜面を考えて飛び降りれば、
 あんな怪我せずに済んだんじゃないかな…。
 無理かな?
 彼らはスキージャンプとか観てないのだろーか。

 あと、後半のアレは、
 日本では考えられないことなので、予想外でした。

 これ、続編あるのかな・・・?
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by y.k-ybf | 2012-04-14 09:32 | 映画 | Comments(0)

その92。ジャッキー・チェンの、映画を、ミタ。その⑩。


サンダーアーム/龍兄虎弟 x プロジェクト・イーグル Set [Blu-ray]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 今回のジャッキー映画は、
 『サンダーアーム3』が制作予定だか噂だかの、「アジアの鷹」シリーズ。
 『サンダーアーム』と『プロジェクト・イーグル』。

 アジアの鷹とは、世界中を巡り、活動するトレジャー・ハンター。
 「インディ・ジョーンズ」と「007」をごちゃ混ぜて、
 ジャッキーで割ったよーなキャラでございます。

 『サンダーアーム』は、
 今となっては撮影中に起きたアクシデントのほうが有名になっているかも。
 木の枝を使って飛び移るシーンで、掴んだ枝が折れ、そのまま落下。
 頭蓋骨を骨折する重傷を負い、死亡説まで流れたものでございます。
 で、本編の方はですね、
 ヨーロッパ風なロケが沢山の、シリーズモノの特色がある一方で、
 バトルに頼らない展開やアクションを盛り込み始めておりますね。
 この時期は、もうストーリーモノやコメディモノへシフトしておりましたから。
 冒頭の、短髪ジャッキーが精悍でステキです。そこですぐ大怪我するんだけども。

 『プロジェクト・イーグル』は、シリーズの続編。
 と云っても、キャラ設定辺りが同じだけで、あまり関係もない。
 今回の舞台は、どっかの砂漠。
 これもジャッキー映画としては珍しい舞台。
 セットも、お金掛かってるなーとわかる、これも珍しい出来映えでございます。
 前作よりコメディ色がつよく、女性キャストもなんか多し。
 そして、編集が雑。
 雑ってゆーか、継ぎ接ぎが目立つ荒っぽさ。
 んで全体に締まりがないですな。
 大作を意識したのか、せっかくのロケを無駄にしたくなかったのか。
 要らないシーンが多々ありまして。
 そのくせ大事なシーンが雑とゆー。
 この無駄なシーンと、無駄なキャストをカットしたら、
 もっと良くなるとおもうんだけどなぁ。

 公開はそれぞれ86年と90年なんだけど、
 わずか四年程度の開きでも、時代性がよく出ておりまして、
 そこに注目してもおもしろいですよ。
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by y.k-ybf | 2012-04-11 10:43 | 映画 | Comments(0)

その91。『ツーリスト』


ツーリスト [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



 ヒドいヒドいと酷評しか聞かない、『ツーリスト』。
 どんだけヒドいものかとワクワクしながら観てみましたが、
 期待値の法則通り、案外ヒドくおもえなかった。
 こんなもんじゃね? ぐらいな。

 かと云って、おもしろいのかとゆーと、おもしろいわけではないし、
 出来がいいのかとゆーと、そーゆーわけでもない。
 ずっとコメディだとおもって観ていたんだけど、
 じつはサスペンスモノだと知ったときはさすがに驚いたけども。
 あとから調べたら、ゴールデングローブ賞でも似たよーな扱いされてんのな、コレ。
 納得納得。

 んで、何か既視感あるな、どっかで観たなと記憶を遡ってみたら、
 織田裕二の『アマルフィ 女神の報酬』にソックリ。
 作りとゆーか存在感が。
 そしたらこれも検索してみたら、同様の指摘が多くありまして、
 考えることは、皆、同じだな、と。

 コレ、なー、
 何がいちばんの失敗かとゆーと、キャスティングではないかな。
 ジョニー・デップが悪いわけではないんだけど、
 例えば、
 「冴えない数学教師のアメリカ人を演じることになりました、ジョニー・ディップです。
  よろしくお願いします」
 なんて映画の制作発表で紹介されたら、誰だってヘンにおもうだろう。
 ストーリー的にはそのミスマッチ感も必要なのだが、
 その為のモッサリやダサい感じがぜんぜん際立っていない。
 ただの地味なジョニー・デップだ。
 しかもこの役、最初はトム・クルーズが演じる予定だったらしいけど、
 いや、それでもダメだから!
 もっとヒドい事故になってたよ!
 アンジェリーナ・ジョリー、略して安生さんも、負けずにヘンな役柄で。
 このヒトも平凡な役ってのができない方で、
 頭がいいのかバカなのか分からない決め顔ばかりみせるから、
 どんどんコメディっぽく見えるんだな。
 だからこの演技でコメディやったら、めちゃくちゃおもしろいとおもふ。

 と、云ってしまうと二人の責任のよーだが、
 実状は、映画の作りががずさん過ぎるんだわな、コレ。
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by y.k-ybf | 2012-04-10 22:27 | 映画 | Comments(0)

04/04//12


 四月になりました。
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by y.k-ybf | 2012-04-04 17:09 | 記述 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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