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『お引越し』、を、観た。


お引越し デラックス版 [DVD]

パイオニアLDC



 相米慎二監督作品。
 以前にも観た記憶があるのだが、いい機会なので、も一度観てみた。
 あ、こんな映画だったんだ、と、気がついた。

 両親の離婚、その顛末と心情を子供の視点から描いたファミリードラマって形になっとりますが、
 まず、子供が子供らしくなく、大人が聞き分けのない子供のよーに描かれている。
 主人公の女の子は、泣くときも喚いたりはせず、静かに涙を流す。
 大人が飲み込んだ言葉を代弁するかの如く、喋り倒す。
 この役割の逆転はリアルさだけではなく、べつの意味も含まれている。
 ラストの海辺でのシーン。
 まともに会話すらせず、互いの主張だけをぶつけ合う両親の元から飛び出し、
 見知らぬ町をさ迷い、真っ暗闇の草むらを抜け、海辺にたどり着いた女の子は、
 親子三人の仲が良かった頃の思い出を、幻に見る。
 しかし、幻は次第に炎に包まれ、燃え尽き、父と母の姿も海の中へ消えてゆく。
 残されたのは、幼い自分の幻。
 そんな幻に向かって、女の子は、大きく手をふり、おめでとうと声を掛け、叫ぶ。
 自分を雁字搦めに縛り付けていた思い出、幸せな記憶、あるべき親と子の姿、
 つまり「過去」への決別を成し得た、自分自身への祝福である。
 この映画が描こうとしているのは、「親ごろし」であり、成長の物語なのだ。
 だからあのエンディングは、未来へ進んでいるわけなのだね。
 一つ先へ、「引越し」たのだ。
 意図的に奥へ延びる縦のアングルも多用されていて、そのへんも計算されているのだろう。
 今でも斬新で、素晴らしい映画だ。


 中井貴一のファッションは、モロに時代が出てるけど。
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by y.k-ybf | 2013-03-13 21:37 | 映画 | Comments(0)

デヴィッド・リンチの、映画を、二本。


イレイザーヘッド デイヴィッド・リンチ リストア版 [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



ロスト・ハイウェイ デイヴィッド・リンチ リストア版 [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 正直に言います。
 まったく理解できませんでした。
 まったく解りませんでしたよ、デビッド・リンチ。

 『ツインピークス』、『ブルーベルベット』とか、いくつか観ているし、
 WOWOWで特集やってたんで、デビュー前の短編だとか、Web限定のムービーやアニメとか、
そのへんもがっつり観たんですよ。観たんですけどねぇ…。
 映像が魅力的なのはわかるし、若い頃はそれなりに楽しんで観ていた記憶もあるんだけど、、、
 今は、抵抗すら感じるな。
 『イレイザーヘッド』は、まだなんとなくわかるよーな気がする。
 しかし『ロスト・ハイウェイ』に関しては、途中で完全に思考が停止してしまい、
 パトリシア・アークエットのおっぱい、もしくはおしりしか観ていませんでした。
 スローで動かしてくれるしね!

 うん、まぁ、そんな映画でしたよ?



※後日、ネットで検索し、作品について調べてみました。



 あー。
 あーー!
 そーゆー意味ですかい。

 「イレイザーヘッド」は、鉛筆についてる消しゴムのことなんだね。

 『ロスト・ハイウェイ』は、転生と復讐の話なのだね。
 ああ、納得納得って、なるかーーーいっ!!
 そんなの解るかーーーっ!!

 はぁはぁ…。(素数を数えて、落ち着きながら)

 まあ、確かに、
 意味を知ってから見返してみると、なるほどーとなりましたよ。
 だねー、と。
 しかしだからと云って、
 この映画のおもしろさが倍増されるってわけでもないな。
 へー、が、一つ増えたぐらいだわ。

 そんな、映画だ。
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by y.k-ybf | 2013-03-13 21:23 | 映画 | Comments(0)

『十三人の刺客』、を、観た。


十三人の刺客 豪華版(2枚組) [DVD]

東宝



 1963年に公開されたオリジナルは未観なので比較はできないが、
 まず、ハードなチャンバラ時代劇の新作を久しぶりに観ることができて、感動しました。

 殿様の弟はアタマがイカレポンチで、
 このままでは大変なことになるので、ヤッてしまいましょう。ってお話なのだが、
 まず、
 この殿様の弟、バカ殿の残虐非道な気狂いっぷりが凄まじく、悪役として大合格。
 さすが三池監督と言いたいところだけど、これは稲垣吾郎の功績ですな。
 あの冷血さ、憎々憎々しい狂人キャラは、お見事でした。
 そんなバカ殿を、反逆として討たなければならない侍。
 そんなバカ殿でも守らなければ侍。
 対立する両者を丁寧に描いているの、素晴らしい。

 十三人の侍、個々のキャラ分けが少し弱かったのは残念でしたが、
 それやったら時間的に厳しくなるだろーし。
 あとは例の「牛」。
 そこも含めて、日本のエンタメ映画としては、ギリギリだったんじゃないかと。

 なんか評価が甘い気もしますが、
 個人的にはね、松方弘樹の侍姿が観れただけで、良しとしてますよ。最高ですよ。
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by y.k-ybf | 2013-03-13 21:13 | 映画 | Comments(0)

『ヤング≒アダルト』、を、観た。


ヤング≒アダルト スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 これも評判を先に聞き、
 あー泣けるコメディとかかなー、とおもっておりましたが、
 コメディとは…違いましたね。笑えましたけども。
 大人ってなに? って内容でもないし。

 メイビスは、良い思い出である「過去」を頼りに、地元へ戻ってくる。
 マットは、忌まわしい「過去」に押しつぶされて、生きている。
 そしてバディは、
 おそらく「過去」の意味さえ考えたこともなく暮らしてきたのだろう。
 そんな三人を通しての、現在が描かれている。
 だからコメディのよーにも、ロマンスのよーにも、ホラーのよーにも見えるし、
 結論も、観るヒトそれぞれで受けとるものが違うのだろう。

 例えば、
 バディの夫婦が、赤ちゃん産まれましたメール送ったのも、命名式に同情で呼んだのも、
 確かに配慮は足りなかったけども、そこまで悪いとはおもえなかった。
 だって、調べて呼ぶわけでもないし。
 ま、そこがギリギリのラインで、
 あと何か一言でもあったら、テメーふざけんなってなるけども。
 ウマくいってるヒトって、
 基本、ウマくいってないヒトのことなんか、何一つ考えてないんだよな。
 考えられないってゆーか、目に入らないってゆーか。
 このバディがそーであり、メイビスもそーだった。
 だからウマくいってない今だから、やっとマットの存在に気付けたの、かな?w

 メイビスとマットの妹との会話も、
 コイツ変わってねーな、ってよりも、
 メイビスは、自分が選んだこと、いるべき場所に気が付いたんだと、おもいましたよ。
 とゆーのは、ちょっと美化し過ぎかな。
 でも、あのボロボロの車で走り出すシーンには、ぐっときました。
 また始めればいい、走り出せばいいのだと。
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by y.k-ybf | 2013-03-13 20:24 | 映画 | Comments(0)

『キャビン』、を、観た。


 去年になるのかな。
 その奇抜なストーリー、展開、結末が話題になっていたホラー、『キャビン』。
 ずっと公開を待ち望んでおりまして、ついに、観てきましたよ。初日で。

 うん。
 ハイ、、、ええ。。。
 うん。

 てゆーね、そんな映画でしたよ。
 ここまで説明を拒まれる映画の感想って、どーしたもんですかね。

 とりあえず理想的な鑑賞状態はね、まず予告編は観ちゃダメ。
 ポスターやチラシも見ないように。
 宣伝媒体用の動画も…って、
 じゃ、どーやってお客さんはこの映画の存在に気付くんだろか…。
 口コミか。
 今、その口コミのやり方で悩んでんだっつーのに。

 そんな、プロモーション泣かせの『キャビン』。
 個人的には粗さが目立って、雑だわー、巧くないなーとおもふ部分もあるのだが、
 『スクリーム』クラスの語り草になることは、間違いない、かなぁ…。不安。

 もっと前半と後半でバギッと分けちゃったほうが、効果的だったかも、な?
 あ、
 予習として観ておく映画は限りないんで、ホラー映画カタログをパラパラ見るぐらいで十分ですよ。
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by y.k-ybf | 2013-03-10 22:37 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『監督失格』 など。


タイタンの逆襲 Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

ワーナー・ホーム・ビデオ



 『タイタンの戦い』の続編。
 素材が同じなので、ごっちゃになってたのは『インモータルズ』でした。

 んでコレ、
 良くない評判を聞いていたので、期待もしていなかったのですが、オモロいやん、コレ。
 コレ。

 『インモータルズ』の映像美には負けるし、
 ハリウッド規格のアクションエイガと云えばその通りで、それ以上でもないんだけど、
 ファンタジー好きなら楽しめるハッタリ感があって、悪くないんですよ。
 むしろ3Dでちゃんと観たかったぐらいです。
 ま、ストーリーやキャラは、もちっとしっかり作れとおもいましたけど。


ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 マイケル・マンのデビュー作で、ジェームズ・カーン主演の、犯罪映画。

 金庫破りが専門で、大胆かつ緻密な破りっぷりが、秀逸。
 全編に鳴り響くタンジェリン・ドリームの電子音も、シーンごとに素晴らしい彩りと緊迫感を演出してくれます。

 何故このクオリティの映画が埋もれていたのか、理解に苦しむが、
 女性には受けないんだろなぁ…。
 男でも好みで分かれそーだし。

 『メカニック』とか好きなヒト向けですね。


ダリル [VHS]

RCAコロンビア・ピクチャーズ・ビデオ



 記憶のない、謎の少年「ダリル」。
 身元不明で保護された彼は、次第にその秘めた能力を表し始めて…。
 ってゆー、
 じつはハードなSFなんだけど、
 作りはファミリー映画調で、ジュブナイルだって云ってる方もいらっしゃいますが、
 はたしてそんな単純なものだろーか。
 このダリル少年、
 頭はいいわ、ゲームは得意だわ、野球は巧いわで、見事な完璧超人ぶりで皆に愛されるわけだけど、
 そりゃ、愛されるよね。そんだけ出来れば。容姿もかわいいし。
 ダリル少年を預かったママさんに、
 「(親として)自分が必要とされてないみたいで、こわい」とゆーセリフがあるんだけど、
 これが数少ない劇中の批判的な言動であり、
 親子や家族をテーマにするなら重要なキーワードになるはずだった。
 しかし、ダリル少年はほぼ無条件に、いや、無邪気に受け入れられる。
 この状況は、角度を変えれば恐ろしく風刺的な話になるんだけど、
 わたくしの性格がネジくれ曲がってるとおもわれるのもイヤなので、省略。

 ハイ、
 それはそれとして、感動的な話ではありますよ。(何事もなかったかのように)


インビジブル ツインパック [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



 こないだテレ東の昼に放送してた。
 あ、続編なんかあるんだとおもったら、前にも観たな、コレ。
 見事なスケールダウン、まさにハズレ続編。
 モロにSFXが削られておりまして、なかなか透明人間が活躍しない。
 活躍しないけどストーリー上では存在している。
 透明で、見えないけれど。
 これは便利!
 安上がり! と、ならないのが素材としての透明人間の厄介なところなんだけどな。

 アメリカではビデオ作品扱いで、日本では劇場公開されたみたいですね。
 監督もバーホーベンじゃないし、透明人間役もクリスチャン・スレーターになっております。
 関係ないけど、市原隼人ってスレーターに似てますね。


監督失格 DVD2枚組

東宝



 ラストシーンで、泣けた。
 んで、その後にくる矢野顕子の歌で、さらに泣けた。
 滑稽で不可思議な形をした愛情だけど、これほど身近なものはないなとおもふ。

 もちっといろいろ話したい映画であるが、
 この監督さんの作品は、基本的に守備範囲外のジャンルなので限界があるし、
 そこを抜きにしても、だいぶ長くなりそうなので。

 愛するものと、望んだものと、幸せが、全部バラバラで、一つにならないことがある。
 や、一つにおもえないとき、か。
 自らの愚かさに気付いても、それで利口になるわけでもなく、
 何かを選ぶことで、何かを捨てて、生きるしかない。
 そんな無様な愛の形を、笑うことはできないと、おもっていますよ。
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by y.k-ybf | 2013-03-10 22:32 | 映画 | Comments(0)

『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』、を、観た。


手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく【DVD】

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)



 まあ、期待しろってのが無茶な類のアニメであります。原作はさておいて。
 まずね、ストーリーにケリがついてないってのが、そもそもダメ。
 三部作構想とか、一本ちゃんと作ってから言え、と。
 ただ、コレに関しては、原作のチョイスに問題があったよーな気がする。
 長いし、確か、原作は未完だったよーな…。
 で、
 おそらくそーなるだろとおもいながら観ていたけど、
 出家は最後の最後で、要するに、ブッダになる前で話が終わっている。
 DAKARA、ブッダ出てこねーの。ぐウオォーン!(熊)

 しかも、ブッダになる前は王子だったんだけど、
 その出番も映画の半分ぐらいしかないから、原作を知らないヒトには、まったく優しくない。
 あの動物と同化できる子供はなんなのよ? ぐウオォーン!(熊)

 でも作画は、かなり良かったとおもいますよ。動きすぎて、気持ち悪いレベルで。
 ヒトが吹っ飛ぶシーンとか、重力どーなってんのってぐらい、グニグニ動くし。
 小鳥なんか、羽ばたきながら空中に停止してたからな。ヘリコプターみたいに。
 そんで、
 痛快なのは声優さんの棒っぷり。
 吉永小百合はね、巧くないけど、おかしくもなかった。
 キャストかナレーションか、どちらかにすればよかったけども。
 吉岡秀隆も、出番少ないってのもあるけど、
 『三丁目の夕日』の演技に比べれば、ずっと普通だったし。
 際立ってヒドいのはね、観世清和。
 まー…、いままで観てきた吹替のなかでも、ワースト5に入るぐらいの、ヒドさ。
 セリフが棒過ぎて、怖いってのは初めての体験だったよ! ぐウオォーン!!(熊)

 だけどこれはキャストじゃなくて、キャスティングの問題なんだよな。
 こんなものにしちゃった、スタッフの問題ですよ。
 三部作とか考える前に、キャスティングとか、しょーもない副題とか、もっとちゃんと考えなさいよ。



 そしたら、
 本当に三部作やるつもりみたいですね・・・。
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by y.k-ybf | 2013-03-08 23:16 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ その十


イレイザー [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 アーノルド・シュワルツェネッガーとゆー、筋肉モリモリの俳優さんが主演のアクション映画。
 1996年の作品で、監督さんが『ブロブ』や『マスク』のチャック・ラッセル。
 これもいままで見逃してきた一本で、まあ、やっと観たわけですよ。

 証人を保護する凄腕のエージェントをシュワノルドが演じておりまして、
 タイトルの「イレイザー=消去する者」ってゆーのはその呼び名で、
 予告とかで使われている武器の名前ではないんですな。
 ちなみに、あの武器はレールガン。
 電磁力でアルミの弾丸を発射する云々ってゆースゴい銃なんだけど、
 その銃に付いてるスコープが、
 遠距離の壁でも生物でも何でも透かして見ることができて、
 どっちかってーと、そのスコープの方がスゴくね?

 ところで1996年ってゆーのは、シュワノルドの人気に陰りが見え始めた頃で、
 『ターミネーター2』が91年、
 『ラスト・アクション・ヒーロー』が93年、『トゥルー・ライズ』が94年だから、そのあとの作品になるわけだ。
 『イレイザー』を観て、もしやとおもって調べてみたら、
 同じ年には『ミッション:インポッシブル』が公開されているし、『セブン』、『ID4』なんかもこの年。
 要するに、
 シュワノルドが飽きられたってだけじゃなくて、
 ヒーロー像や、映画作りそのものまで大きく変化した転換期でもあったわけですな。
 『イレイザー』に、スカイダイビングのシーンとかあるんだけど、
 もー合成やら撮影が、かなり厳しいですよ。今観ると。

 ま、そんな微妙な作品ですが、
 動物園の水槽が壊れて、ワニが逃げ出し大暴れするシーンがあるんだけど、
 何の躊躇もなく、あたりのニンゲンに襲い掛かってバグバグ食べ始めるの。
 スゲーっとおもって観てたら、
 シュワノルドがそのワニを撃ち殺して、「このハンドバッグめ!」とか言うの。
 殺してからの捨て台詞。
 あとね、
 シュワノルドが何かのプログラムを解くのにキーボードを打つんだけど、指一本でタイプしてんの。
 タイプしてるふりをする、シュワノルド。
 そんなステキなシーンもあるので、楽しい映画ですよ。

 あ、ジェームズ・カーンが悪役で出てるので、そっちが好きな方にも。


デビル・インサイド [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 エクソシスト系のモキュメントホラー、なんだけど、かなりしっかり映画になっております。
 モキュメントにする意味が、イマイチよくわからない。

 ストーリー的な目新しさもないんですが、
 悪魔払いのシーンはお約束を守ってて、迫力ありました。
 関節ボキボキーとか、ぐボエェーッとか。
 ぐボエェーッは、血ヘドを吐く様です。

 あと、悪魔が日本語喋ってました。タノシミマショーって。

 なので、エクソシストモノとして不満もない出来で楽しめたんですけど、結末が、まさかの尻切れトンボ。
 「続きはWebで!」 ってアドレスがでたのには、ひっくり返ったよ。
 とーとーコレをやる映画がきたか、と。
 ま、正確には続きとゆーより、続編のためのまとめサイトみたいなもんだけど、
 ストーリーが中途半端なのは変わりないし。
 まだ動かしてもいないキャラとかもいて、シリーズ狙いなのがミエミエで気に食わない。
 お金とってるんだから、もっとちゃんと一本で作れ。


グレイヴ・エンカウンターズ【DVD】

アルバトロス



 ロクに思い入れもないのにオカルト番組を作り続けてる撮影チームが、
 とある廃墟で撮影中に閉じ込められて…、
 とゆー、以前紹介した『ザ・スピーク』と内容がソックリ。
 POVのモキュメントホラー。

 しかし出来はこちらの方が、若干、マシでしたね。ちゃんと怖かったし。
 架空のオカルト番組が如何にもなのや、ダメ出しされる霊能者とか、愉快だったし。
 ただね、
 怖いってのも、もー仕掛けが多くて、お化け屋敷みたいな怖さになっておる。
 こーゆーのが作られるってことは、そろそろジャンル的に限界なんだろななぁ。

 それはさておき、
 コイツらってなんでわざわざ心霊スポットに来て、撮影とかするんだろ?
 ぜんぜんオカルト信じてないのに。
 信じてないのに、怖さは感じるのかね?


『スイス・マシーン』

 アマゾンにソフトがなかった。。。

 駆け上がるよーに山を登る、登山家ウエリ・シュテックのドキュメント。
 雪山だろーが絶壁だろーが、ザックザクと登って行きます。
 三十分しかないんだけど、その凝縮された感じが、その登山スタイルとシンクロしてて、丁度良い。

 山の撮影も、時間の割にしっかりしてますよ。


ディボース・ショウ [DVD]

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン



 コーエン兄弟の、
 ジョージ・クルーニー主演の、んー、ドタバタコメディですな。いろんな意味で。

 原題は『Intolerable Cruelty』なんだけど、
 日本人の感覚的には『ディボーズ・ショウ』の方が分かりやすいです。離婚劇って。

 結婚、離婚も他人から見れば滑稽な喜劇だねってことだとおもいますが、
 むしろ重要な意味を含んでいるのは「愛情」や「お金」ではなく、じつは「仕事」なんじゃないかな。
 裏テーマ的な。
 ジョージを恐れさせ、縛り付けているのは「仕事」だし、
 愛情が芽生えた時に、真っ先に捨てるのも「仕事」であった。
 仕事のない女性は、代わりの「仕事」を見つけているし、
 財産目当てで離婚を繰り返している女性は、それが「仕事」なのだ。
 そしてこの映画の結末も、当然、「仕事」で終わっている。

 愛情よりも、よっぽど雄弁なのだ。
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by y.k-ybf | 2013-03-07 17:55 | 映画 | Comments(0)

『ジャンゴ 繋がれざる者』、を、観た。


 タランティーノ監督のマカロニ・ウエスタン、『ジャンゴ 繋がれざる者』を観てきましたよ。
 まあ、この組み合わせでハズレるわけもなかろーに、
 そもそもタランティーノが作り続けてきたものが、マカロニ的スタイルで成り立っているんだから、
 これこそ真っ当なタランティーノ・エイガだと、おもうのですよ。

 以上。



※この先は独り言になります。


 (ジャンゴ役のジェイミー・フォックスが、まー素晴らしかった!
  スマートでありながら野蛮さをもち、無垢なよーで知的でもあり、クールさとユーモアを併せ持っている。
  また何を着ても様になるんだわ、このヒト。丸メガネのグラサンとか。

  ジャンゴと組むキング・シュルツを演じるクリストフ・ヴァルツも、イイキャラで。
  巧いなこの役者さんっとおもっていたら、
  『イングロリアス・バスターズ』のランダ大佐のヒトなのだね。納得。
  つか、両作品でアカデミー助演男優賞穫ってるし。
  あと『おとなのけんか』の「ほら、電車が走ってるよ」のヒトなのだね。納得納得。

  ディカプリオの悪役は、
  正直、もっとドギツイものを期待してたんだけど、暴君とゆーより、環境で培養された悪意って感じでした。
  コレは『マンディンゴ』の奴隷主の息子、ハモンドがモデルなのかな。
  先祖からの財産と変わらぬ因習を受け継ぎ、剥き出しのコンプレックスを浅知恵で覆い隠し、
  そのじつ、裏では老獪な黒人執事の言いなりで、と。
  この執事役のサミュエルも、漲ったキャラでよかったな。
  ただ、この二人の出番がもう少し早かったなら、また印象も違ったのだろなー。
  とゆーか、もっと二人の悪役っぷりを、観ていたかった。

  馬車の屋根に付けられた、歯の模型が、バネで揺れるたびにニヤニヤしてしまうし、
  kkkみたいな連中が、白い覆面がズレて前が見えねえよってバカな会話をしてるのも、大好きだ。
  音楽も当然素晴らしく、
  本家のサントラ使っちゃうところや、そこにヒップホップ混ぜちゃうところなど、さすがだな、と。
  上映時間2時間45分は、やっぱり長かったけど、
  もっと観ていたくなるよーな、そんな映画でしたよ。)
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by y.k-ybf | 2013-03-05 21:36 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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