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映画のまとめ 『アクシデント』、とか。四本。


孤島の王 [DVD]

角川書店



 孤島の矯正施設で、実際に起きた子供たちの反抗を描いた、映画。
 イノセント系とゆーのかな、もはや定形化してるよーなシンプルなストーリー、テーマ。
 吹雪の中、凍りつくよーな孤島の施設は印象的だったけど、
 正直、感情移入が難しく、どこをピックアップすればいいのか、わからなかった。

 シガー・ロスの音楽が、コワいぐらいハマっておりました。


ダーク・フェアリー [DVD]

ポニーキャニオン



 子供の歯が大好きな、凶暴なまっ黒クロスケが襲ってくる話。怖ろしいですね。
 前にも似たよーな映画を観た気もするのだが、思い出せません。
 そんな、王道でもあるファンタジーホラー。

 しかし、捻りが足りなすぎ、もう一山、二山ぐらいあればよかったし、最後も後味悪かったなー。


アクシデント / 意外 [DVD]

キングレコード



 惜しい!
 もう最終コーナー、そのカーブをうまく曲がりきれば傑作になれたのに!!

 感触が似てるかなとおもったのは、トム・クルーズの『スパイ大作戦』、一作目。
 スパイを暗殺チームに置き換えて、
 ぐっと簡略化して、ハイテク機器の代わりに「偶然」を使う。
 しかしある時、仲間の一人が事故に巻き込まれる形で亡くなり、
 チームのリーダーであるブレインは、誰かが自分たちを狙っていると疑い、独自に調査を始める…。

 細かいツッコミどころも、些か唐突過ぎる展開もあって、粗いっちゃ粗いんだけど、
 その粗さが生む緊迫感もあるんだな。
 あと時間がね、
 どーしてこんな短くしちゃったのかと。
 この脚本なら、二時間ガッツリやっても十分勝負出来るのに。

 まあ、惜しい。


先生を流産させる会 [DVD]

キングレコード



 観た。
 観たぞ。
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by y.k-ybf | 2013-04-29 21:16 | 映画 | Comments(0)

『脳内ニューヨーク』、を、観た。


脳内ニューヨーク [DVD]

ポニーキャニオン



 演劇の演出家かな?
 自分のことしか考えられない男が、妻と娘に逃げられて、
 そのショックから心の内面を具現化するよーな舞台を作ろーとするんだけど、
 次第に構想が暴走し、一つの街そのものを再現する巨大なものとなり…。
 とゆー、
 リハビリ映画っぽいんだけど、じつは、と…。

 劇中劇は、メタ構造化してゆき、
 「自分」もキャスティングされ、現実で起きた出来事も反映されて、
 さらには「監督役の自分」まで登場し、いよいよ現実と虚構の境目があやふやになってくる。
 それは主人公の精神状態、心理を投影しており、
 要するに、ぜんぜん回復してないんだよな、このヒト。
 不幸と云えば不幸だし、自滅と云えば、そーともおもえる。
 テーマ的には、
 様々な人々の、それぞれの人生があって、僕もその一つなんだと気付くシークエンスがあって、
 普通ならそこがピークなんだけど、そこで終わらせてくれないのが、この映画。
 そっから先の、
 取り返しのつかない、それでも続く物語を見せてくれる。
 そして迎えるラストには、切なさと安堵が交錯する、奇妙な到達感がありました。
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by y.k-ybf | 2013-04-22 22:40 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『トライアングル』、とか。四本。


【初回限定生産】キラー・エリート ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 実話か? ホントに実話なのか、コレ?
 どこか釈然としない、暗殺しまくりのお話。
 ジェイソン・ステイサムのアクション映画、と云えば、どんなものか想像できますね?
 そんな映画です。

 実話か? 実話なのか!?


フローズン・リバー [DVD]

角川映画



 家が一件丸ごと、当たり前のよーにトレーラーで運ばれてきて、
 支払いがないからって、そのまま持って帰っちゃう光景が、なかなか衝撃的でしたが、
 それはさておき、
 凍った河を利用して、車で密入国を助けるとゆー、バイト感覚な犯罪映画。ですな。

 しかし。
 アタマに血が上ったアメリカ女は、どーしてこーアクティブになるのか。事態を厄介にするのか。
 水道管が凍ったときの適切な対処を教えていないのか。


ナビゲイター HDニューマスター・エディション[DVD]

キングレコード



 ディズニーのロゴが出てたけど、配給だけなのかな?
 八十年代に量産された、SF映画の一本。

 少年とUFOとの交流を描いた…なんだけど、少年のリスクが高過ぎ。
 つか、少年を同乗させた理由がイマイチわからん。
 調査対象DAKARAかな? キャトられ?

 メタリックなUFOのデザインや特撮は、疾走感もあって、カッコ良かったけども。


トライアングル [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント



 ヨットで難破したジェスたちは、大型客船に運良く救助される。
 しかしその船には乗客はおろか船員の姿さえ見当たらなかった。
 途方に暮れる一行であったが、突然現れた覆面姿の殺人鬼にライフルで襲われ、次々と射殺されてゆく。
 一人生き残ったジェスは、抵抗の末、辛くもその殺人鬼を撃退する。
 誰もいなくなった船上から、彼女が目にしたものは、近付いてくる難破したヨット。
 それは数時間前の、自分たちの姿だった…。

 とゆーのが前フリの、不条理サスペンス。

 『トワイライト・ゾーン』とか、『ジョジョの奇妙な冒険』の1エピソードみたいな話で、見応えありましたよ。
 面白かったー。
 とくに「死体の山」のビジュアルは、かなりのインパクトでした。

 謎とゆーか、仕組みが多少ごちゃごちゃしてるので、アレなのだが、
 客船の名前がポイントですね。あと、タクシーかな?
 構造が魅力的な映画で、
 もっと話題になってもいいんだけどなー。結末で好みが分かれちゃうのかな。
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by y.k-ybf | 2013-04-22 11:33 | 映画 | Comments(0)

ニコラス・ウィンディング・レフンの映画、を、観た。五本。


ドライヴ [DVD]

バップ



 しまった。失敗した。
 ハードルが上がり過ぎてて、少し厳しく観てしまった。

 確かに、今時ではない感触の映画だ。
 タランティーノを初めて観たとき、こんな感じだったかなーともおもったし、似てると云えば、似てる。
 過去の映画をオマージュしてるところとか。
 しかしタランティーノと比べると、かなりドライで、喋らせないし、タイトで遊びを作らないな。

 えーと、
 『ドライヴ』に話を戻しますが、意外に、カーチェイスがないのな。
 もー走って走って走りまくりの映画を妄想してたんだけど。
 どっちかってーと、
 寡黙なヤクザな男が、惚れた女を守るために暴力へ立ち向かう、とゆー、
 ジャンル的にも王道な映画でしたよ。

 あ、そんで、
 ここでも以前取り上げた、マイケル・マンの『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー 』と似てたね。
 音楽なんて、そのまんまだし。
 『ドライヴ』好きなヒトには、そっちもオススメです。


プッシャー・トリロジーBOX [DVD]

キングレコード



 長編デビュー作、ですね?
 麻薬の密売人の下っ端が、
 悪いことして、借金まみれになって、悪いことしてお金集めよーとして、さらに借金増やして、
 ドツボにキリモミ級でローリングしてゆく、底辺のどーしょもない人間の一週間の歌。みたいな映画。

 手持ちビデオで、ドキュメントっぽい撮り方は迫力ありまして、
 まー何より、
 まともなことは一つもやってないのが、スゴい。

 そしたら、三部作なのだね、コレ。


ヴァルハラ・ライジング [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 ギブアップ。負けた。
 バイキングとかのおもしろそーな話だとおもったんだけど、
 押井守みたいな方向へ行っちゃって、ダメだコレ。
 まったく楽しめなかったし、理解もできませんでした。


ブロンソン [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント



 トム・ハーディ!
 もーこの、ボディ頼りな、勢いで成立させている、キチガイ観察映画。

 刑務所で暴れることを生き甲斐としている(本気で止めてくれるから)ヒゲの筋肉魔人、チャールズ・ブロンソン(芸名)の半生。
 正直、タイトルが出るまでの五分ぐらいで、だいたいこの映画は終わってんだけど、
 トム・ハーディ演じるチャーリー(愛称)が素晴らしくて、飽きない。
 なんでも『ダークナイト・ライジング』のペイン役が決まったのも、これがきっかけらしいんだけど、
 確かに、このブロンソンがバットマンと対決したほーが、よっぽどオモシロいことになっていただろう。
 ただ、厄介なのは、キャラ的に「ジョーカー」っぽいんだよな。。。

 なので、
 ある日、ニュースでジョーカーが捕まったと知ったブロンソンは、ゴッサムシティを訪(以下、妄想が続く…)


○『ギャンブラー ニコラス・ウィンディング・レフンの苦悩』

 オマケで、レフン監督のドキュメンタリーも観たよ。
 時期的には『ブロンソン』、『ヴァルハラ・ライジング』を撮る以前のもので、
 半生を語るとか、バイオグラフィーを辿るとかじゃなくて、
 現在進行形の姿を追っており、映画制作の資金集めに四苦八苦してるのが、八割。
 借金はいくらだ、
 融資はあるのか、銀行だ、会計士だと、
 内容的には殆ど『プッシャー』と変わらないのが、笑えます。
 「『プッシャー』の続編作れば、お金が出来そうだ」とか、かなりぶっちゃけてもおります。

 ギャンブラーなんて言い方は、ちょっとヒドい気もしますが、
 映画監督なんてのは、古今東西、皆、苦労されているのがよくわかりました。
 このあと『ドライヴ』でブレイクするとわかっていると、尚更興味深い。
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by y.k-ybf | 2013-04-21 21:48 | 映画 | Comments(0)

『僕達急行 A列車で行こう 』、を、観た。


僕達急行 A列車で行こう 豪華版 (初回限定生産) [DVD]

バンダイビジュアル



 2012年公開。森田芳光監督の遺作。

 ストーリーは、電車マニア、所謂鉄ヲタの二人の生活日記みたいなものである。
 確か森田監督も電車が好きで、好き故の愛情が注がれた作品になっております。
 そして、ここでも森田節は、全開である。
 正直、ナメておりました。
 2012年の作品で、
 まさかやらんだろ、洗練されてるだろと、高をくくっていたのだが、
 もーーーメイッパイ開いておりましたよ。
 すんごい違和感と食べにくさ。
 ポリ袋にレゴをパンパンに詰め込んだよーなゴリゴリ感。
 映っているものがおかしく、役者の挙動がおかしく、
 台詞回しが、そもそも台詞が、会話がおかしい。
 これは、ヤバい。ヤバいぞと、三十分経たずにビデオを止めた。
 そして一日、
 このまま消すかどーか迷いながら、もう一度トライしてみた。

 好きな映画かと問われたら、好みではないし、面白いともおもえなかった。
 しかし、
 こんな映画、他に誰か作れるのかってーと、森田監督以外に作れないだろう。
 偏見かもしれんが、作家の個性が「映画」に勝った作品なんて、初めて観たよ。
 どんなに個性がつよい監督でも、
 様々なスタイル、形はあったとしても、出来上がるものは「映画」である。
 今まで、奇っ怪な珍品まで含めて、「それも映画だから…」なんて言い回しもしてきた。
 だけどこればっかりは、「森田監督の映画だから…」としか、言い様がない。
 『僕達急行 A列車で行こう』の二人の主人公は、
 自分たちが好きな電車、鉄道に対して、
 それぞれの接し方で触れ、それぞれに理解し、お互いを認め合い、尊重する。拒まない。
 劇中に、「それぞれの楽しみ方があって、おもしろいですね」なんてセリフもある。
 これはまさに、
 森田映画そのものを指しているとも、云えるんじゃないのかな。
 いろんなマニアがいること、いろんな映画があること。そして、そのすべてに楽しみ方があること。

 これが遺作だなんて、ちょっと出来過ぎてるよ。
 これだけの個性と才気溢れた監督を失ったのは、本当に惜しいとおもう。
 もっともっと不思議な映画を作って、困らせてほしかったものでございます。
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by y.k-ybf | 2013-04-19 22:34 | 映画 | Comments(0)

『    』、を、観た。


八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]

M3エンタテインメント



○『八甲田山』

 怪談好きにとっても有名な、八甲田山。
 日露戦争を控えた軍は、演習の一環として雪中行軍を行うのだが…。
 はい、
 こんなの読むより、詳しくは検索してください。そのほうがタメになるから!

 映画もね、
 正直、最初におもったのが、なんでこんな映画を作ったんだろって疑問でした。
 それぐらい史実として圧倒されるし、映画としても重すぎる。
 しかも、映画の流れとしては、
 日露戦争の激戦を描いた『二百三高地』(1980年)もあるわけで。
 如何に凄まじい時代だったかと、映画を通じて学ぶことができるのです。


 さて、ほんのオマケ程度ですが、
 『怪談新耳袋 殴り込み!<東日本編>』とゆー心霊スポットアタックモノがありまして、
 そこで八甲田山にもチャレンジされております。
 一見、おふざけのよーでありますが、ちゃんとおふざけているので、きっと大丈夫です。
 映画の『八甲田山』や歴史的事実もふまえておりますし、
 何より、雪山の恐ろしさも体感できますので、機会がありましたら、併せてご覧ください。
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by y.k-ybf | 2013-04-18 10:45 | 映画 | Comments(0)

韓国の映画、を、観た。三本。


ハウスメイド [DVD]

Happinet(SB)(D)



○『ハウスメイド』

 韓国の昔の映画のリメイク、だ、そーです。
 お金持ちの家族と、そのお屋敷に住み込みで働く使用人(ハウスメイド)との話で、
 サスペンスホラーかなとおもっていたのですが、
 予想と違い、エロさ全開、昼ドラみたいな映画でしたよ。
 妊婦とのSEXシーンとかあるし、女性の野ションもあるし。

 野ション!!

 なんつーか、描写が生々しいんだな。
 しかしね、中盤あたりから急激に作りが雑になり始めて、お手上げ。
 キャラの作り込みができてないから、
 その思考が伝わってこず、皆、勝手に動きだしてるよーなカオス状態に。
 それはそれでおもしろかったんだけどね。おっぱいも見れたし。


殺人の追憶 [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント



○『殺人の追憶』

 韓国で実際に起きた、未解決の、連続婦女子暴行殺人事件を題材とした映画。
 さぞ、凄惨な内容だろと身構えていたが、
 どっちかってーと、あまりにずさんな刑事たちの捜査が強烈で、なんかおもてたのと違いました。
 事件現場は保存されないわ、証拠品は捏造するわ、
 刑事らの暴力は日常的で、証言は強要されるわで、ここまでくるとコミカルにさえおもえてきます。
 しかしサスペンスモノとして出来は良く、
 あの結末、余韻を残すラストなど、
 ジョージ秋山のマンガみたいな終わり方で、インパクトありました。


火車 HELPLESS [DVD]

アメイジングD.C.



○『火車 HELPLESS』

 宮部みゆきが原作に、ハズレなし、とゆー持論を持っているのだが、
 逆に云うと、その原作ならおもしろくて当然やろが? とゆーことなのだが。
 この映画は韓国産だけど、原作は宮部みゆき。
 しかも主人公が変更されるぐらいアレンジされています。さていかに。

 サービスエリアに駐車していた車から、突然、婚約者が消え、
 その行方を捜しているうちに、隠されていた真実が明らかになり…、
 とゆー、
 複雑な理由、複雑な過去が入り交じるサスペンスでありながら、
 スピードも緊迫感もしっかり持続されてて、かなり楽しめました。
 ただ、ラストはちょっとストレート過ぎて、個人的にはどーかなと。
 あそこは逃げろじゃなくて、止めて欲しかったんだろな。
 これも原作とは違うみたいですが。
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by y.k-ybf | 2013-04-16 21:46 | 映画 | Comments(0)

『ライジング・ドラゴン』、を、観た。


 ジャッキー・チェン、最後のアクション大作!
 だ、そーなので、観てきましたよ、『ライジング・ドラゴン』。

 これ、原題だと『十二生肖』で、英題だと『CZ12』なのね。
 んで、始まってすぐにわかるんだけど、おそらく、「アジアの鷹」シリーズですね。
 或いは、亜流的続編か。
 ま、なんか理由があるのでしょう。ちょっと、キャラも毛色も違いますし。
 因みに、「アジアの鷹」シリーズとゆーのは、
 『サンダーアーム/龍兄虎弟』と『プロジェクト・イーグル』のことでございます。
 こっちでも取り上げてます

 ストーリーは、基本、宝探し。
 十二支の銅像の首を集めます。首。
 んで、インディってよりも、トムのスパイ大作戦みたいな感じだね。
 そんで、全体的には近年のジャッキー映画。
 バトルが中心じゃなく、刺激も抑え目のタイプ。さらにメッセージ色が意外と強かった。
 んだから面白さとはべつに、好みでわかれるところですね。
 わたくしは、
 これが劇場で観る最後のジャッキー映画だとおもって望んだので、本望です。
 余計なことは、言いません。

 あ、そいや、ラストに出てきたあのヒトは、あのヒトなんだね。
 ジャッキーのファンならすぐにわかるだろう。
 んで、
 引退するわけじゃないんで、これからも映画には出るみたいよ、ジャッキー。
 よかったね。
 そして、お疲れさま。
 ありがとう、ジャッキー。
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by y.k-ybf | 2013-04-16 21:35 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『シリアスマン』、とか。四本。


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・『シリアスマン』

 「これだけマジメにやってるんだから宝クジ当ててください」とゆーCMがあり、
 マジメにやってて当たるなら苦労しないなと、おもふ。
 「オレが当てたら、他のヒトが当たらなくなるだろ?」とゆーCMがあり、
 なんだかわからんが、気持ち悪いとおもふ。
 と、
 珍しく時事ネタから始めてみたのだが、案の定、風化してしまった。
 なんとなく、
 『シリアスマン』とは、逆の意味で共通しているなとおもた。

 大学で物理学を教えるラリーの元に、ありとあらゆる形で災難が降り注ぐ、そんなお話。
 妻、息子、娘、実弟、隣人、学校、友人、レコードショップ、天災、そして自分自身からも…。
 ここまでくると、
 ラリーに誰かが近づいて来るだけで、またヘンな問題が起きるんだろなーと、笑えてくる。
 そんな、一級品のコメディ映画で、わたくしは大好きです。

 「歯の裏側に文字が刻んであるのを見つけたけど、特に意味はなかったぜ!」
 ってエピソードが秀逸であり、この核。


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・『バトルシップ』

 主人公がパッとしなくて、見失いそーなほどキャラが立っていない。
 敵のエイリアンの目的も、行動もよくわからん。説明が不十分。
 凶暴なのか慎重なのか、モタモタしてるし、間が抜けてるし、
 案外、話せば分かる相手なんじゃないかとおもえてくる。
 先に手を出したのも、確か、人間だしね。
 あと数も少ない、弱い。
 コックピットの窓wをライフルで撃ち抜かれるエイリアンって、なんやと。

 んじゃ、ダメ映画かとゆーと、
 うむ、映画としてはダメだけど、バトルシップ(戦艦)モノとしては、合格。
 むしろ、おもしろかった。
 ミズーリ号の上に、じーさん連中が集まるシーンなんて、大爆笑でアガりましたよ。

 ヤマトとか銀英伝とかの、艦隊戦が好きなヒトには、楽しめるんじゃないのかな。
 つーかさ、
 素直に戦艦がエイリアンに乗っ取られたじゃ、ダメだったのかね?


・『呪われた者たち』

 だいぶ前に録画しておいたので、どんな内容かもすっかり忘れておりました。
 1963年、イギリスのモノクロ映画。

 黒いレザージャケットを着た暴走族とゆーか不良グループが、勝手気ままに町中で暴れまくる。
 しかしリーダーの妹は、そんなグループから抜けだし、
 偶然に出会ったアメリカ人のヨットへ飛び乗り、逃げてしまう。
 リーダーは激怒し、仲間を使い、
 妹とアメリカ人の男二人を追い詰める。
 だがそこは軍によって監視された謎の施設で、冷たい肌の子供たちが軟禁されていた…。

 プレスリーとかアラン・ドロンとか、あんな若者青春映画かとおもっていたら、急展開である。
 物語は、
 途中から強烈な社会風刺をはらんだSFに変わるのだ。
 このモダンなテーマ、終末思想にも似た絶望的な結末にも驚かされました。


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・『TIME/タイム』

 篠田麻里子様の吹替がヒドいってステキな噂を聞いたので、
 ここはあえて、吹替版にトライしてみたよ。
 うん。確かに麻里子様の吹替はヒドかった。
 見事な棒ってゆーか、なんも演じてなくて、そのまま喋ってるだけだった。
 しかし、ヒドいのは吹替だけではない。

 25歳以上は老いることなく、時間だけがお金のよーに消費され、取引される世界。
 若くても時間がなければ生きていられないし、年老いても時間さえあればいつまでも生きていられる。
 それがやがて貧富の差を生み…。

 時間をお金っつーかWebマネー感覚でやりとりする設定は興味深くておもしろかったんだけど、
 それも目新しい前半30分ぐらいまでで、あとはチンタラ追いかけっこしてるだけ。
 SF世界でボニー&クライドっぽいことをやりたかったのか、
 ま、それはええんやけど、
 何をやるかとおもえば、銀行襲って時間を奪って貧しいヒトらにバラまくだけって、
 もー少し捻れや。
 ねずみ小僧やん。SFどこ行ったん?
 つか、
 普通の警察とか警備とか、どーなってんだろ。盗み放題なんだけど。

 そんでね、貧しい層から吸い上げた「時間」が、一部の富裕層を支えているって構図は、
 まさに現代社会の投影そのものなんだけど、
 結局、上に貯まったものをバラまくだけだから、皮肉にも批判にもなってないどころか、
 むしろ金持ち万歳になっちゃってる気がすんだよね。
 ほら、お金持ちがいると助かるでしょ? みたいな。
 要するに、シナリオがダメ。工夫がない。
 たぶん、日本でやるならジャニーズとかでやるタイプの映画なんだろな。プ・ラ・チ・ナ・データ、みたいな。
 んだから、
 麻里子様が声をあてるのも、さほどおかしくもないのだ。

 ないのか。
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by y.k-ybf | 2013-04-14 10:29 | 映画 | Comments(0)

『メイン・テーマ』、を、観た。


メイン・テーマ デジタル・リマスター版 [DVD]

角川書店



・『メイン・テーマ』

 森田芳光監督、薬師丸ひろ子主演の『メイン・テーマ』。
 1984年の、角川映画だ。

 わたくしは世代的に小学生だったとおもうのだが、
 一応、リアルタイムではあるし、何らかの形で観ているはずだが、ほとんど記憶にない。
 観てるつもりで観ていなかったのか、記憶に残るほどではなかったか。
 さて、さてと。

 幼稚園の先生で19歳(処女)の薬師丸ひろ子は、
 園児の父親である財津和夫を好きになってしまい、転勤先まで追い掛けるも、
 途中でマジシャンの野村宏伸と出会い、惹かれてゆく。
 しかし財津と野村は、ある女性ジャズシンガーに夢中で…。
 と、
 大雑把に粗筋を書き出してみると、なかなかドロッとした関係ですが、
 そこは森田芳光と八十年代とゆー時代。
 じつにあっさりと描くし、むしろストーリーを放棄している。
 や、正確には、ストーリーが演出に喰われてる、か。
 元々二時間以上あったのを、切りに切りまくり、この形にしたらしく、
 DAKARAかぁともおもふが、
 DAKARAじゃねーだろともおもふ。完全に確信犯だろ、と。

 ジャズシンガーの桃井かおりが、私のステージ観に来なよと野村を誘い、チラシを渡す。
 すると野村は、興味ないよと、そのチラシをくしゃっと握り潰して放り投げる。
 投げられたチラシは一旦画面から見切れて、紙ヒコーキになって戻ってくる。
 キーンって効果音付きで。
 とか。
 一つのシーンでも、アタマとオワリの順番を入れ換えたり、
 アレンジを変えながら、同じ曲を延々に繰り返したり。
 脈絡も辻褄も解らないシーンは数知れず。
 エキセントリックで、アバンギャルドで、
 映画全体がイカレたおもちゃ箱のよーにも感じられる、尖りまくった演出の嵐。
 それは、大人の女性へと至る祝祭の日々がテーマとなっているからで、
 森田的モラトリアムを描いているんだろーけど。
 ま、それはさておいて。
 気になるのは、
 こーして取り上げられているPOPカルチャーが、あまりに未熟で幼くて、弱いこと。
 稚拙と云えば、そーなんだけど、そこが透けてしまっているのが、残念。
 あとわね、
 このイカレた世界観を加速させている、野村宏伸の素人っぷり。
 薬師丸ひろ子がベテラン女優におもえるぐらい、
 演技がヒドいとか、棒っきれとか、そんなレベルじゃなくて、
 幻覚? 幻想? みたいな存在感でね。
 声が出てない、口調が死んでる、表情も感情もなく、そもそも役柄と合っていない。台詞が悪い。
 と、パーフェクト。
 台詞は、脚本のせいだけど。

 でもね、と。
 最後にもう一度、でもね、と。
 ラストの、「メイン・テーマ」が流れ始めてからの、
 さらにホテルのバルコニーから引いて引いて引きまくるショットは、圧巻。
 あ、コレかと。
 この映画はコレかと、強引に納得させられる力があります。

 森田芳光らしいのかな? らしくないのかな?
 甘くてユルいんだけど、
 それが結果としてカルトチックなアイドル映画を生み出したわけ、ですな。
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by y.k-ybf | 2013-04-13 23:04 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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