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『かぐや姫の物語』、を、観た。


 宮崎駿の『風立ちぬ』に続き、今年のジブリ作品は手強くて、じつに楽しい。
 どちらも傑作であり、
 また巨匠と呼ばれる人物が、エゴを全開にして作品を作っている点で共通しているのが、興味深い。
 『風立ちぬ』は、
 宮崎駿個人の理想、思想、意志で描き抜いた、エゴイズムな作品である。
 その表現のために堀越二郎、堀辰雄とゆー二人の人物と、
 日本戦史から航空機の歴史までも媒介とした、バケモノのよーな映画だった。

 『かぐや姫の物語』は、
 原作である「竹取物語」に忠実であり、逸脱したものではない。
 現代的な解釈があるわけでも、斬新なアレンジがあるわけでもない。

 ならば何故、
 今、このよーな作品を完成させたのか。

 まず、『かぐや姫の物語』には、高畑勲監督個人の投影は、一切ない。
 ジブリアニメ的な特徴すら乏しく、物語は昔話である。
 しかし、圧倒的な絵の力、動画はジブリだからこそ描けたもので、
 昔話を語る、魅せる力は、高畑勲の非凡な演出によるものだ。
 完成までに8年もの時間と、莫大な制作費が費やされた。
 監督やスタッフにも高齢な方が多く、安易に次作を望む状況ですらない。
 そうして生まれた作品とは、何か。
 遺産である。
 誰かが、
 誰にでもわかる、最高水準のアニメーションを、
 日本だけではなく、世界にも向けて作らなければならない。遺さねばならない。
 そんな姿なきエゴを命題として、この作品は生まれたのだと、感じられた。
 灯火のような、
 時代の風化にも耐えうるアニメーションを作る、と。

 そしていつか、
 この作品に触れることで、新たな高畑勲や宮崎駿が生まれることを、望むかのように。
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by y.k-ybf | 2013-11-29 20:49 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『黄金を抱いて翔べ』、とか。四本。


黄金を抱いて翔べ コレクターズ・エディション(2枚組)(初回限定版) [DVD]

Happinet(SB)(D)



 犯罪映画、所謂ケイパーcaperモノですな。
 井筒和幸監督の作品は、
 体調が弱いときに観るとかなりヤラれたりするので、なるべく避けておったのですが、これはオモロかった。  サクッと観れた。ま、少し、ヤラれたけども。

 シーンが、かなり、細かく、繋がれており、
 戸惑いもしましたが、
 余計な情緒を省き、速度を重視した、作品のカラーなんだと、
 すぐにわかるよーな作りに、なっております。

 浅野忠信の役のヒトは、あーゆーキャラなんだよ。
 家族も大切だけど、仲間たちとの関係を選んじゃうヒトなんだよ。
 んで、
 妻夫木くんは、いい役者さんになりましたね。
 も少し体に肉がついてれば、申し分なかったが。

 安室ちゃんの曲も、そこまで違和感なかったなぁ。
 合ってるとも、おもわんが。


Virginia/ヴァージニア [DVD]

東宝



 そのヴィジュアルから、
 ゴシックホラー系かなとおもったら、スタイリッシュなホラー…系の、コメディか?
 怖そうな、恐ろしい気な雰囲気はあるけど、まったく活かされない。
 何かが始まろうとしながら、べつに、何も始まらないとゆー、
 エンドロールが流れて、ホントにビックリした。
 あ、終わりなんだ、って。

 スティーブン・キング風な原作を、
 デビッド・リンチにかぶれた監督が撮ったよーな、ライトなティーン向けのホラーって感じ。
 そこへエドガー・アラン・ポーを絡ませてくるあたり、
 ジジ臭いなーとおもったら、なんと監督が、コッポラだとわかり、二度ビックリ。
 エーーー、コレ、コッポラなのーーー!? 
 と、
 愕然とする。

 コッポラって、今、こんなの撮ってるんだ…。

 深読みをして、作品の意味を探る方もおりますが、
 あのラストで、そこまで考えるのもなぁ…。
 おれ、ヴァル・キルマー苦手だし…。


エイリアン バスターズ<特別編> [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 この邦題は、ちょっと巧くない。
 原題は『The Watch』で、
 近隣をパトロールする「ご近所ウォッチャー」からきており、
 アメリカにあるかどーか知らんけど、防犯防止の「目」のステッカー、あれが元ネタじゃないのかな、と。
 知らんけど。

 主演はベン・スティラーとゆーことで、
 まあ、
 いつものおバカ系の映画。
 エイリアンが近所に侵入して、ニンゲンを襲ってるらしい。
 ってのはよくあるストーリー設定だが、
 そのメインの舞台が会員制スーパーのコストコだってのが、バカバカしくって、イイ。
 下ネタをねじ込んでくるあたりも、バカ。

 只、ベン・ステイラーも年取ったねぇ…。


明日に向って撃て! (特別編) [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演の、
 説明の必要もないぐらいの、名作西部劇。

 と云っても、『荒野の七人』やマカロニ系とはまた違う、七十年代のニューシネマっぽさを感じました。
 まったく知らなかったのですが、
 実在の強盗団「ワイルドバンチ」がモデルになっとるのですな。
 「ワイルドバンチ」と云えば、サム・ペキンパーの同名映画も有名ですが、
 この二作、
 同じ年に公開もされておりまして、妙な繋がりがあるもんですね。

 おしまい。
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by y.k-ybf | 2013-11-25 23:44 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『アパリション -悪霊-』、とか。五本。


ゲットバック [DVD]

Happinet(SB)(D)



 ニコラス・ケイジ主演、
 監督が『エクスペンダブルス2』のサイモン・ウェスト。

 B級にいくらB級を掛けてもA級には成らないが、B+ぐらいには成れる。
 この映画はおもしろかった。
 ニコラス・ケイジの映画なのに!
 あと一本でレンタル割引になるのに、なかなか決まらないって時に、最良の一本。
 この例えは、気に入っております。

 強盗っつーか怪盗モノで、
 刑事の勘が鋭過ぎるとか、そもそも最初にタレ込んだのは誰? とか、
 ツッコミどころも多いし、
 伏線とかもありそーでないんだけど、
 いいんだよ、これで。


96時間/リベンジ 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 これほど真っ当な理由で復讐される主人公も珍しいなと感じてしまうのは、
 やはり前作で殺しすぎたからなのか。肉親による復讐だからか。
 冒頭にそんな葬式のシーンを入れたことで賛否が分かれそーだけど、
 悪い意味での、アクション映画の底の浅さが解消されて、効果はあったとおもうんだけどね。
 べつにどっちが正しいって云ってないし、
 家族を守るためなら上等だぜって話だからな。

 つか、個人的には、
 再婚相手の旦那が最低な男にされちゃった方が、引っ掛かったんだけどねw
 そこの主人公補正は要らないとおもうんだけど。

 あと邦題がマヌケになっちゃったのは、致し方ないか。


アパリション -悪霊- [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 ダメな作品にも種類があって、
 例えば、松本人志の『R100』などは、ダメはダメだけど、
 まだそこには何かを描こうとする、監督の意志や意図がある。
 まったく上手くいってなくても、ダメはダメでも。
 問題なのは、
 そんな「志」すらない作品で、それこそ真のダメ作品だとおもふ。

 新居に移り住む、若いカップル。
 隣には小さな子供と愛犬と、父親が住んでいた。
 仕事も順調で、新しい生活が始まろうとしていた、
 その矢先、
 奇妙な現象が家の中で起こるようになった…。。。

 っつー粗筋なんか、どーでもええわ。
 このカップルの男の方が、大学生時代か? 
 所謂降霊術を科学的に解明しよーと実験したら大失敗。
 当時ガールフレンドだった女性も行方不明となり、
 男はそんな辛い過去を封印したけど、
 じつはその実験で呼び寄せた「何か」は、男に取り憑いていた。
 ってことを、
 実験のリーダーだった男が、何の脈略もなく説明してくれました。超ネタバレだぜ!
 そんで、
 この神経質そーで友人も信頼もなさそーなリーダーの指示のもと、
 まったく理解できない屁理屈のトンデモ装置を、家に設置。
 「何か」を呼び寄せた反動で送り返すとか、なんとか。
 男に憑いてたんじゃねーのかよ!

 で、
 まー、来ますわ、「何か」が。
 送り返しますわ。
 解決ですわ。
 油断しますわ。
 リーダーが独りになったら、狙われますわ。
 男も犠牲になりますわ。
 そしたら、とくに因縁も理由もなさそーな女も襲われますわ。
 逃げますわ。
 諦めますわ。
 襲われますわ。
 終わりますわ。
 終わんのかい!!

 そもそもあの実験の目的は何だったのか?
 行方不明になったガールフレンドわ?
 意味ありげな隣人わ?
 つか、
 「何か」って、何っ!?

 もー、な、オチまで言ってやったわ。
 何にも解明してねーし、展開もねーし。何にもねーの。
 も、起、
 起承転結の起で終わってるよーなもんだわ、コレ。
 そんでだ、
 あ、コレ、一応、アメリカ産のホラー映画なんだけど、
 Jホラーの影響…じゃなくて、明らかにパクッてるんだわ。『リング』とか『呪怨』とか。
 それは模倣にならないよぉ~って感じで。
 さらにモキュメンタリーや、POVと云った、
 最近のホラーのトレンドも摘んだりして、ツギハギだらけなの。
 おそらくこの監督さん、ホラーに興味がないんだろな。若しくは無邪気なだけとゆーか。
 のぺーっと、
 こーすりゃホラーになるんでしょ? 怖いでしょ? 
 Jホラーってちょっと前に流行ったよねー、観たことあるよー、みたいな、な。

 悪霊が暴れる様を、三人が棒立ちのまま目で追うシーンなんて、ほんっとヒドかった。
 感情ないのか、お前らわ、と。

 そんな、
 ストーリーも作品自体にも何もない、カラッポな真性ダメ映画。
 失敗なんて試みもない、設計図とパーツを間違えたプラモみたいなもんだわ。
 右腕が二本ある、とか。
 ま、一つだけ、
 オープニングとかに使われている、ヒトの気配がしない景観、空撮は、良かった、
 けども、
 これもJホラーの影響なんだよなぁ…。


踊る大紐育(ニューヨーク) [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 ミュージカルって、あまり観ないジャンルで、新鮮でしたよ。
 フランク・シナトラが歌って踊ってますね。
 ニューヨークは良い街だって。


 ええ。


HELL [DVD]

アルバトロス



 地球温暖化により、太陽の日差しが肌をまさに焼くほど熱くなり、
 ほとんど人類が死滅してる世界のお話。世紀末系ですな。

 食料がない、水がない、ガソリンがない、と、
 いつものあんな騒動があって、
 ま、拉致とか監禁とかの、アレですよ、アレ。
 後半はもーテキサス監禁ホラーモノですよ。ええ。

 太陽があつ~い、って描写はよかったけども、
 伏線も活きてなければ、ダメな妹がダメなままだったりで、ダメでした。
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by y.k-ybf | 2013-11-23 00:12 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ。 『新・三バカ大将 ザ・ムービー 』、とか。五本。


新・三バカ大将 ザ・ムービー [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 ドタバタコメディの古典、ですね。
 オリジナルは1930年代、モノクロ時代の映画で、それを編集してテレビ版にしていたよーだすな。
 モンティ・パイソンやドリフターズの元祖ってことで、よろしいのかな? よろしいですか?
 そんな、「三バカ大将」のリメイク。

 何故コレを? 今? リメイクするの? って疑問がまずあるのだが、
 まあ単純に、この監督さんがやりたかったみたいですね。何度も企画したらしーし。
 しかしね、
 キャラもギャグも、出来る限りオリジナルに沿ったモノになってるんだけど、
 時代の空気に敏感なコメディっつーかお笑いの厳しさか、
 この狂ったキャラを笑うのも、トンカチで頭を叩いたりするギャグも、
 乱暴だなぁと、かなりの抵抗を感じてしまった。
 子供の頃、ドリフを観て育ったわたくしでさえも。
 お笑いってホントに繊細で、難しいもんですな。
 ま、
 でも、観ているうちに、
 このアバンギャルドでワイルドでクレイジーな笑いに馴染めて、おもしろくなりましたけど、
 若い世代には、どんな風に映るんだろな、こーゆーの。

 最後の、監督さん(ニセモノ)からの注意も、ちょっとおもしろかった。
 ここだけは、今の笑いだね。


デンジャラス・ラン Blu-ray & DVD (デジタルコピー付)

ジェネオン・ユニバーサル



 原題が『Safe House』で、CIAが隠れ家や避難場所として使ってる住居のこと。
 宣伝コピーとかでも、
 デンゼル・ワシントンが凶悪な犯罪者を演じてー、みたいになってたけど、悪役ってわけでもないわ。
 つかね、
 確かにデンジャラスな逃走をするんだけど、意外に地味。
 オチも捻り無しで、
 盛り上がり切らず、肩透かし。


ライトスタッフ 製作30周年記念エディション (1枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 長い、長いわー…。

 名作と云われる作品に対して気も引けるのだが、最初の一時間は退屈。
 群像劇でもあるので、誰が主人公かもはっきりしないし。それでも残り二時間以上ある。
 ロケット開発の件に入ってからはおもしろくなったけど、
 この辺で『オネアミスの翼』が丸パクリしてることに気付き、複雑な気持ちになる。
 ここまでソックリだとわな。

 ロケットを打ち上げるよーになってから、俄然、盛り上がるんだけど、
 要するに、
 アポロ計画の前段階、マーキュリー計画の話なんですな。
 そんで、
 『オネアミスの翼』は、この映画をよく分析、研究して作ったんだなあと、改めて関心してしまいましたよ。


地獄の逃避行 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 めちゃハンサムだけど万年反抗期みたいな男と、
 ソバカスが残る箱入りの少女が、
 強権的な父親を撃ち殺し、あてもない逃避行へ…。

 っつーストーリーなのだが、
 罪悪感や感情の爆発もないまま、出会う人々を殺し続けるし、
 結局、二人の成長も描かれない。
 衝動的ってわけでもないので、共感できる部分は薄く、むしろ不気味な存在に映る。
 実在の事件がモデルになっているそーで、
 そちらは年齢的にはもっと上らしいんだけど、
 この映画の冷淡とも冷笑ともとれる描写は、
 若者の理解不能な行動に対する、当時なりの回答なのかもなー。

 主演がマーティン・シーンって方で、
 ホントにハンサムで、ワイルドでバカっぽくて、チャーリー・シーンにちょっと似てるなぁとおもったら、
 お父さんなんだね。チャーリーの。
 似てるわけだわ。

 『地獄の黙示録』でも主演をしており、だから邦題に『地獄の~』と付いたわけで。
 ぜんぜん地獄でもないし。
 (原題は『Badlands』です。)


ストレンジャー [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



 えーとね、
 シンプルに構成された、サスペンス。
 エロチック的な部分が強調され過ぎて、怖さが薄れてしまうのはどーかとおもうけど、
 たぶん狙いはそのエロさなので、これでいいんだろな。

 シンプルなわりに、展開がおもしろかった。
 起承、転、ぐらいで話は終わっちゃうけど。

 どっちかってーと、
 アントニオ・バンデラスと レベッカ・デモーネイのフェロモン対決映画、ですな。
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by y.k-ybf | 2013-11-22 00:20 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『アルゴ』、とか。四本。


アルゴブルーレイ&DVD (2枚組)(初回限定版) [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 今ごろ『アルゴ』の感想なんか言えるかっつーの。
 そりゃ、オモシロかったわ!

 もうちょい派手な話かとおもったら、
 意外に地味で、
 低空から一気にぐいんとテンションを上げられる感じ。
 それもすべてスリルと緊張感を新鮮に保つための演出で、ほんっと、丁寧に作ってるなとおもいましたよ。
 七十年代の再現も見事で、フィルム加工の効果もかなり大きいですね。
 アプリのインスタグラムみたいだけど。

 そんでなんと云っても、
 このまさに荒唐無稽な、コミックみたいな話が事実だってことに、感嘆しますわ。
 映画愛…とも違う、フィクションの奇跡とでもゆーのかな。
 あのラストは、じんわりきますね。


4:44 地球最期の日 [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 オゾン層の破壊によって世界の終末が確定し、
 そのカウントダウンが迫る時、人々は…。

 とゆー、なんともありがちな、小さな劇団が低予算でやってそーなストーリーで、
 実際、そんなインディペンデンスっぽい内容なので、
 メッセージもまったく頭に入らず、詰まらなかったです。詰まらない。
 こーゆー物語を捨てて、
 「世界の終末」とゆーシチュエーションだけを借りる、何か言いたがりプンプンしてるのは、苦手。
 ヴィム・ベンダースみたいな映画は、もーいいです。
 スカイプが頻繁に使われてるのも、なんかあざとい。

 セックス描写が何気に濃密でキワドイのと、
 恋人の前で、別れた妻に愛してるって言っちゃって始まる痴話喧嘩だけは、楽しかったデス。


テイク・シェルター [DVD]

松竹



 平凡ながらも穏やかな生活を営む家族であったが、
 「ものごっつい嵐がくる、きっとくる」悪夢を旦那が繰り返し見るよーになり、
 頑丈なシェルターさえあれば安心なのになぁ、との妄想に取り憑かれてから、
 その影響は次第に家族にも及び…。

 とゆーね、
 似てると云えば、ケビン・コスナーの『フィールド・オブ・ドリームス』とちょっと似ている。
 ポイントは、本当に嵐は来るのか? ってところなんだけど。。。

 ま、それはさておき、
 悪夢描写はなかなか恐ろしく、そのプロセスも丁寧で良かったです。
 家庭の慎ましい、普通な感じとか。
 只、
 嵐の悪夢と、深層心理との結び付きがもっと巧ければ、あのラストももっと活きたのにな、と、おもいました。


ディクテーター 身元不明でニューヨーク ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 サシャ・バロン・コーエンの、独裁者をテーマにしたコメディ。

 もー、毒、猛毒なエイガ。
 このヒト、よくいまでも生きてられるなってぐらいの毒を吐き、鋭い風刺を突きまくり、
 心底バカバカしいとゆー、コメディアンとしても発狂レベルなんだけど、
 きっとインテリで、アタマもいいんだろなー。
 たぶんロクな死に方しないとおもうけど、こーゆー方は尊敬する。
 エイガも、おもしろかった。

 さすがにホロッとはしないけどな、ヒドいから。

 あ、そーそー、
 ここでもホテイの曲、使われてんの。ホテイ、凄い。
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by y.k-ybf | 2013-11-13 23:59 | 映画 | Comments(0)

『キャリー』、を、観た。リメイクの。


 クロエ・グレース・モレッツ主演の、リメイク版『キャリー』。
 率直な感想を云ってしまうと、
 何を演じてもクロエ・グレース・モレッツは、かわいい。
 髪がボサボサだろーが、豚の血を浴びよーが。
 あの気品みたいなオーラは、尋常じゃない。
 ホント今のうちに、いっぱい映画に出ておいてもらいたいものだ。映像が残るから。

 さて、
 映画本編の方はですね、『キャリー』ですよ、『キャリー』。
 監督さんが女性で、独特なアプローチってのもあるんだけど、『キャリー』意外の何モノでもないよ。
 だからデ・パルマ版を観ておく必要とかも、ない。『キャリー』なんだから。
 むしろ観ていないほーが、素直に楽しめるとおもいます。
 イジメ具合が足りないとか、
 豚の臓物が気に入らないとか、余計なこと考えちゃうので。

 パンフレットで柳下さんも書いてるけど、
 要するに、
 クロエ・グレース・モレッツのアイドル映画なんだな。コレ。
 そーゆー意味でよく出来てるし、楽しむ映画だとおもいますよ。
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by y.k-ybf | 2013-11-12 22:08 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『ダーケストアワー 消滅』、とか。五本。


ヒドゥン ENTERTAINMENT COLLECTION SILVER [DVD]

紀伊國屋書店



 SFクライムモノ、で、いいんかな?
 ニンゲンに寄生するエイリアンを追う、刑事のバディモノでもあるんだけど、
 なんと云いましょうか、
 八十年代が生んだ軽さ、薄さ、そして楽しさがミッチミチで、
 作品自体の面白さとは別の、時代を経た、不思議な魅力がありました。
 なんか新しい金脈を見つけたよーな、気分。


青の祓魔師 劇場版【完全生産限定版】 [DVD]

アニプレックス



 テレビシリーズは観ておったのですが、
 確か、その最終回で映画化がアナウンスされて、
 なんで? とおもったものだが、
 大概、そーゆー場合に当たりは少なくて、やはり今回のケースも当たりではなかった。
 どーして作っちゃうんだろ、こーゆーの。

 キャラクターは既に仕上がってるし、祭りのシーンも見応えはあった。
 ストーリーも定番とゆーか鉄板路線で、間違いもないはずなんだけどー、作品としてまったくおもしろくない。
 退屈。
 おそらく演出の問題か、或いはストーリーが平坦過ぎたのか。
 絵のクオリティも、なんか下がってね?
 テレビで頑張ったからって、手を抜いちゃダメ。そんな劇場版でした。

 個人的には、出てくるキャラクターはみんな好きなんだけどね。


グッドナイト&グッドラック 豪華版 [DVD]

東北新社



 ジョージ・クルーニーが監督した映画で、ほとんどドキュメンタリーみたいな作品。
 方向性がガッツリ決まっているので、無駄が一切ない分、余白もない。

 カカオが多めの甘くないチョコみたいな映画でした。。。


凍える牙 [DVD]

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)



 直木賞を受賞した小説を、韓国で映画化。
 狼と犬を掛け合わせた狼犬ってのが犯罪に使われるのですが、
 うーん、ま、そこは譲るとして。
 新米の女刑事と、他の刑事との軋轢、
 後輩が出世して、手柄を焦る刑事は息子とも上手くいっておらず…、とか、
 いろいろ同時にやりすぎて、結局、消化不良のママ。
 実行犯も、途中にターゲットから仕返しされて…、とかね、
 ちょっと物語の整理が上手くできてないっぽい。
 韓国映画の地力の強さだけで成立してるよーな感じ。

 狼犬の姿を観て、我々は何をおもえばいいのか? と。

 あと、なんかこれもタレント映画っぽいな。女優さんのカットやアップが無駄に多い。

 そんなんです。


ダーケストアワー 消滅 3枚組3D・2Dブルーレイ&DVD&デジタルコピー(初回生産限定) [Blu-ray]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 ロシアはモスクワを舞台とした、SFサスペンス。

 ある夜、
 当然、空から舞い降りた光の渦は、次々と人々を襲い、消滅させてゆく。
 はたして人類は生き延びることができるのか…。

 さすがに、ちょっとニンゲンやられすぎだろともおもうのだが、
 敵の見えない&瞬殺とゆースキルはかなり優秀で、ビジュアル的にもおもしろかった。
 しかしあまりに圧倒的、かつ主人公らが無能ばかりで、
 後半、やることなくなってるよーにもおもえたのが、残念。
 実際にモスクワで撮影したそーで、
 誰もいなくなった赤の広場とか、街並みとか、その辺も新鮮で良かったですよ。

 只、こんだけ良いモノが揃ってるのに、
 問題は映画自体がそこまでおもしろくないんだな。変な暗転繰り返すし。
 これは演出よりも、シナリオとキャストかなぁ…。
 中盤になるまで、誰が主人公かわからなかったしな。
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by y.k-ybf | 2013-11-05 23:02 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『リンカーン/秘密の書』、とか。四本。


リンカーン/秘密の書 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー (初回生産限定) [Blu-ray]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 へ~、こんな映画がノミネートされたんかぁ、よっぽどオモシロいんだなぁ、と、
 ネタでもなんでもなく、スピルバーグが監督したモノと本気で勘違いしておりました。
 そしたら、オモシロくもないとゆー!?

 エイブラハム・リンカーンには二つの顔があり、
 一つは大統領、もう一つは、ヴァンパイア・ハンター!
 ってゆーね、
 世界共通の、何かを拗らせてる感フルスロットルなストーリー&設定で、
 リンカーンが斧をぶんぶん振り回して、ヴァンパイアを切り株にしてくれます。
 しかしこれがね、詰まらなくないんですよ。B級以外の何物でもないのに。

 釈然としないところや、ヴァンパイア野放しにし過ぎじゃね? とか気になる部分もありますが、
 奴隷解放や南北戦争と、ヴァンパイアの存在を巧く絡ませたり、
 意外と史実通りだったり、
 スピルバーグが描かなかったあの「宣言」もちゃんとあったりしてね。
 (あ、リンカーンは、本当に斧の達人で、腕っぷしも強かったみたいですよ。
 キャラクターも魅力的に描けてるし、
 ハンターの師である人物の正体とか、捻ってあるな、と。

 只ね、
 どーしても、
 どーしても、なんでリンカーンなのかが、理解できんw
 確かに歴史的な状況と合わせてるんだけど、DAKARAってリンカーンにするかね?
 これ、日本だったら伊藤博文とか吉田茂でしょ?
 伊藤博文・ザ・ヴァンパイア・ハンターって、、、
 ま、オモシロいけどさぁ。


ソハの地下水道 [DVD]

東宝



 あらすじは省略。
 地下下水道へ逃げ隠れたユダヤ人たちの、
 ワガママっつーか、人間的な姿をちゃんと描いてるのが、とても良かった。
 黙って隠れてろってのに、
 お祈り始めるわ、料理はするわ、臭い、汚い、狭いと文句は言うわ、
 ケチだわ、逃げるわ、不倫はするわ、子供は産むわで、
 感動させるためだけにキレイな苦労しか描かない作品より、よっぽどいい。
 エンディングで流れる音楽や言葉にも、ハッピーな結末を拒む意志が感じられる。

 二時間以上あるし、重たい内容なんだけど、ぜんぜん観やすい映画でしたよ。
 ホント、こんな感想でスミマセン。


グレイヴ・エンカウンターズ2 [DVD]

ビデオメーカー



 『グレイヴ・エンカウンターズ』が公開されてから十年が過ぎ、
 いまや伝説のカルト映画となり、根強いファンを作り続けている。
 そんな『グレイヴ・エンカウンターズ』に魅了された、映画監督志望の若者の元へ、
 ある一通のメールが届き…。

 っつー設定&ストーリーな、『2』。
 自分でカルト化wとか言っちゃうところは、なかなかだな。
 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の続編も確かそんな内容で、
 作品の構造としては、『スクリーム2』っぽくもある。
 ま、
 そんなツカミで始まるわけなのだが、その先が意外と前作のまんま、なんだよな。
 廃病院に閉じ込められるって。
 ま、
 そこもね、シリーズの踏襲っつーかお約束でもあるから、悪いわけでもないんだけど。
 問題は『2』独自の展開になる辺りからで、
 おやおや、と。
 これは方向性が変わっちゃうな、なんか違くね? と。

 見事にドツボへ嵌ったのは、『スクリーム2』と一緒。
 そんなところまで真似しなくてもいいのに。

 さすがに、続編はないだろなー。
 巨人に追いかけられるシーンは、怖かったけども。


トロール・ハンター Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

ワーナー・ホーム・ビデオ



 ノルウェーの映画で、POVのモキュメンタリー。
 密猟者を追っていたら、じつはトロールをハントするハンターで、取材は思わぬ方向態へ…。
 とゆーストーリーなのだが、
 ま、肝心なのは、トロールだな。
 やー、本当にいるんだね、トロールって。
 凶悪な外見と、その巨躯の迫力は、おぞましかった。
 紫外線とゆー弱点があるのもいいな。(製作的にも。

 ただし、そんな設定上、
 主に活動が暗闇になるから、ちょっと見え難いのが、問題。
 もっとガーンと、グワーッと、見せてほしかったな。
 あとキャラ設定や筋書きも、無駄。
 せっかくの企画のバカバカしさを、もっと活かしてほしかった。
 あの新しいカメラマンとか、逃げてきた学者とか、ホント無駄。
 続編への色気かな?

 これがモキュメンタリーとPOVにおける、加減の難しさなんだなー。
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by y.k-ybf | 2013-11-03 22:10 | 映画 | Comments(0)

『R100』、を、観たあとに。


R100 [DVD]



※つぶやきで済ますつもりが、
 思いの外、長くなってしまったので、こちらにまとめます。
 箇条書きで、失礼。


 宇多丸さんの『R100』評を聞いたけど、
 歯切れが悪いとゆーか、テンションが下がりっぱなしだったな。
 でも叩き難いんじゃなくて、叩く段階のモノですらなかったから、じゃないかと。

 生煮え前の、
 沸騰してないお湯に素材をぶち込んだだけの料理をテーブルに出された感じ。

 貴重な肯定派の意見も聞けたのはよかったけど、
 芸人と世間ではなく、芸人とメディアの構図だとおもふ。あのプレイわ。

 警官役の松本さんが親切にw説明してくれた通り、
 プロレスラーが試合で殴られたとか訴えちゃダメ(周囲も含めて)、ってことじゃないの?

 女王様は、仕事でやってるんだし。それを望んで依頼したのも本人だし。

 或いは、有名税?

 老監督役は松本さん本人が演じて、
 呆れるスタッフ役を高須さんや倉本さんにやらせれば、メタ的にまだおもしろかったかもな。

 「なんやこれ? 松本、大丈夫かいな」
 「いや、おもろいとおうで」
 「そやな」 って言わせて、
 若手の芸人がピンポン玉みたいな白い目で聞いてるの。
 松本さんは一人、試写室でぽわぁ~んとしてる、と。

 SMクラブへ入会した理由は、妻の介護による疲労と仕事のストレスからだと推測できるけど、
 だったらなおのこと、
 なんであんな特殊なところへ行ったんだろ? って疑問もなくはないが、
 既にノーマルなSMクラブには飽きているとか、
 特殊なクラブがあるらしいって噂を耳にしたとか、
 あとから知人に「お前、あそこへ行ったのか?」とか訊かれるシーンがあったほうが、
 ストーリー的にはスムーズだし、逆に異様さも際立たせたかも。

 SMのイメージがあまりに浅いってのも同意で、
 本来なら片桐はいり級のモノは三番目ぐらいに出すべき。
 つか、片桐はいりを女王様に使って、あの程度で終わらせるって、巧くないよ。
 あんな強烈なキャラなのに。
 それと気になったのは、受付と、メリーゴーランド。
 あんな風俗の受付は、ない。おかしなトコロに、おかしなヒトがいるなんて、陳腐。
 メリーゴーランドの発想も陳腐。待機してる女王様も少ないしw
 んだったら、
 小さな事務室みたいのに、女王様がミッチミチにいるほうが異様だし、迫力もあるだろーに。

 松本さんはSMクラブとか通ってたのに、なんでそこを描かないのか。
 そこのおもしろい部分を省くのか。

 なんでこんな作品になっちゃったのか。
 ドMだとおもっていた自分が、じつはドSなんじゃないかと気付いたから、なのかな。
 映画の内容そのまんまだけど。
 だからSでもMでもない、中途半端な形に収めたんかなー?

 ラスボスの、でっかい白人女王様、
 演じてるのは有名な女子プロレスラーなんだけど、
 正直、ガッカリした。
 だって、予想通りのそのまんまで、ぜんぜん裏切ってくれないから。

 「今観ないと、観る理由がなくなる」ってのも、じつに的確だな、と。
 この話題性が冷めてしまうと、価値すら失う気もする。

 ま、それでも、
 オモシロくなるかもなって期待が、まったくゼロな映像ではなかった。
 なんせ、煮てもいないモノを出されたんだから。
 今度こそ工夫して、料理してくれ、と。
 最後の希望はまだ捨ててなかった。

 だがしかし、
 カナダの映画祭へ密着したドキュメント番組が、これが、ほんっとに酷かった。
 松本人志が如何に裸の王様で、
 孤高ではなく、孤島の主だってことが、浮き彫りとなった。

 番組は密着と云っても松本本人ではなく、
 マネージャーでも付き人でもない、取り巻きの放送作家に密着しており、
 何をしてるかと云えば、
 松本愛用のソバ殻枕を用意したり、ドリップコーヒーを注いであげたり、
 美味しい飯屋を探したりと、
 なんだそれ? と。
 こんなニンゲンが松本さんのまわりを二、三人ウロウロしてて、
 喜んでもらえた! 覚えてもらえた! とかやってんの。
 なんじゃそれ? と。

 クソおもしろくもないカナダ英語のスピーチを考えてる場面とかあるんだけど、
 当然のよーに、
 誰も意見は言わない、否定もしない、笑うだけ。笑うだけ。
 もー完全に教祖と信者やん。
 こんな状態でモノヅクリなんかできるわけないがな。

 わたくしはダウンタウンの影響を色濃く受けている、信者的なアレで、
 ビデオのアーカイブとか独自に作ったりもしてたんだけど、さすがにこれは失望しましたわ。
 ダメだろ、これわ。
 この前やったコント番組の「MHK」も、そりゃ詰まらなかったわけだわ。

 や、これは、その盲信ぶりを笑うところだと、誰かに指摘してほしいのだが、
 残念だけど、そーゆー意図は感じられなかった。
 ナレーションも弱かったしなぁ。
 最後に、映画祭の審査結果でも出せば、まだ救いもあったんだけどな。
 最低点で最下位でしたって。

 と。
 最後の望みも絶えた気分であるが、
 次回作は、、、
 次回作も、やっぱり観ちゃうんだろな…。
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by y.k-ybf | 2013-11-02 22:00 | テレビ | Comments(0)

『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』、を、観た。


 1987年、熊本県で開催されたオールナイトの「ロック・イベント」、『BEATCHILD』。
 その錚々たるメンツは話題を呼び、予定を上回る七万人を超える観客を集めた。
 しかし開催当日、会場は豪雨となり、
 最悪のコンディションのまま、イベントはスタートを切った…。

 とゆー、ドキュメント映画です。
 映像素材が発掘されて、復元し、映画として再構成。
 劇場公開のみで、
 (今のところ)ソフト化の予定も無し、と。
 なんなら観なければと、劇場へ向かったわけですよ。苦肉も台風が近付く中に。
 そしたら、
 一部の映像は既にテレビ放送もされてるし、ネットでも出回ってるし、
 ソフト化もされてんだよね。あくまで、一部だけど。
 映画の方もね、参加したミュージシャンの映像が全部あるわけではなく、
 前座のTHE HEARTや、UP-BEAT、小松康伸は完全に除外されているし、
 じつは、ライブ映像として一曲丸々収録されているのだって、一、二曲あったかどーか、なんだよな。
 音楽が聴きたい、ライブが観たいってヒトには、不満が残る編集だとおもふ。
 じゃあ何の映画かってーと、
 「イベント」のドキュメンタリーなんだわ。『ウッドストック』みたいな、な。
 間違いなくそれを意識しているし、
 鬱陶しいナレーションや、あの気持ち悪いシメが、また別の方向へ誘導してるよーな意図も感じる。
 エンディングテーマも、「BEAT CHILD」とは関係のないミュージシャンの曲で、
 ま、これはこれでいいんだけど、
 最後の最後に、この曲のコマーシャルを流しやがるの。
 わあ、商売っ気だなあ、ビジネスだなあ、と、余韻もクソもなかったわ。
 ま、
 通常の映画じゃないんだからって云われたら、そーゆーもんかもしれんけどね。
 2500円も取られたシネ。

 と。
 不満なところは多々ありましたが、ここで参加したミュージシャンのラインナップをご覧くださいな。

 (THE HEART)
 THE BLUE HEARTS
 (UP-BEAT)
 RED WARRIORS
 (小松康伸)
 岡村靖幸
 白井貴子&CRAZY BOYS
 HOUND DOG
 BOØWY
 THE STREET SLIDERS
 尾崎豊
 渡辺美里
 佐野元春 with THE HEARTLAND

 ほとんどのバンドは既に解散してるし、亡くなった方もいるし、
 なにより、みんな脂がのっててコテッコテの時期だから、発するパワーが違うんだよ。
 ブルーハーツはデビューしたばっかりでチンピラみたいだし、
 岡村靖幸は若すぎてプリンスってゆーかリトル・リチャードみたいだし、
 ヒット曲を出したばかりのハウンドやボウイには、ライブ歴戦の貫禄すら感じられるし、
 リハーサルで無邪気にテンションが上がる尾崎豊の姿も見られるし、
 渡辺美里はいちばんトガってた頃の『BREATH』期だからな!
 佐野のバックバンドはハートランドだし! (オマケでECHOESの辻も何故かいるし。)
 そんで、スライダース! ハリーーー!
 野外で、ずぶ濡れでも、この不自然で自然な格好良さよ。
 この、全体に溢れる熱気は、やはり一見の価値はあった。
 現在の視点からだと、世代によるロックの変容がここに凝縮されているし、
 ファンク・ミュージックの影響とかもあってね、
 ラインナップだけでも、たいへん興味深い。

 只、
 失われたモノも確かにあって、
 このタイトルの「ベイビー大丈夫かっ ?」って言葉は、
 現在のミュージシャンの姿へ向けての言葉かもな、とか、おもったりもしましたよ。


 どーか、ライブを完全収録した完全版がでますよーに。
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by y.k-ybf | 2013-11-01 22:43 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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