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映画のまとめ 『ヒッチコック』、とか。四本。


 夫婦喧嘩をしながら、イチャイチャして、名作『サイコ』を作る、お話。
 もっと製作秘話みたいのが観れるかなと期待していたが、
 そーゆータイプの秘話じゃねーよ、っつー。

 おもしろいエピソードも一杯あったけど、ええ話でまとめちゃうのか、と。
 もっとマニアックに掘り下げてくれても、よかったのにね。
 以前、ここでも紹介した、『ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女』。
 同じヒッチコックを題材にしたものなんだけど、
 こっちの方がよりエグく、ツッコんでますよ。ヒッチコックの人間性に。
 時期的には『鳥』の撮影がメインとなるので、
 丁度、『ヒッチコック』の続きとして観ることができます。偶然に。


カレ・ブラン [DVD]

サミ・ブアジラ,ジュリー・ガイエ/キングレコード

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 やー、よく寝た。
 失礼な言い草だが、Beep音っつーの?
 ピー、とか、ガー、とか、機械的なアナウンスが全編に入るわ、
 アンビエントな音楽は流れるわで、催眠効果抜群の映画でありました。

 ストーリーはね、
 ディストピアSFとゆーのかな、好きなジャンルなんだけど、んー、コレジャナイなあ。
 詳しい説明がまったくないので、ほぼ想像になるが、
 死んだニンゲンを食肉加工して食べてる世界で、
 どーなの? どーなのよ? って話。

 どんな手を使っても、賢く勝ち残ればOKよって風潮に対するアンチテーゼだとおもいますが、
 うーん…、描き切れてない印象で、
 んだから、どーした!? とおもってしまう。
 ラストの飛び降りる展開は良かったんだけど、
 や、そっからだろ、物語わ、と…。

 一々命懸けのトンチゲームやってる会社が、バカみたいでおもしろかったけどね。


 いちばんブタっつーかブタ顔のブタがいち早く結婚するってんで、
 残りの性格とアタマが悪い3人が、ウソマジ信じらんないとショックを受けながら、
 ドラッグをキメたり、
 トイレでファックしたり、
 ゲロ吐いたりしながら、
 ワタシたちもイケてるよね? と、何故かイイ感じで終わる、アホがバカみたいな映画。

 こんなバカがアホみたいな映画、誰に向けて作ってんのかなーと考えてみたが、
 ま、やっぱり女子だろな。
 『セックス・アンド・ザ・シティ』とか観てる女子、とか。
 今まさに、何かを敵にまわしてる気もするが、
 このなんっつーんだろ、
 イケてるだけにちょっとだけ回り道してる不器用なワタシ、間違ってないよね? って言って貰いたい、
 (じつは手遅れな)女子の心理に訴えかけるモノが、この種の作品にはあるのかもね。

 再確認する、
 つーね、
 再々確認、再々々確認、再々々々確認してるうちに、日が暮れる、とゆー。

 妙に厳しい物言いになってしまうのは、描写が浅いからなんだけど。


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ケイト・ブランシェット,ジョヴァンニ・リヴィシ,キアヌ・リーブス,ケイティ・ホームズ,グレッグ・ギニア/角川書店

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 サム・ライミ監督、00年のサスペンス。

 夫を亡くし、小さな子供三人を育てるママは、占い師。
 っつーか、ESPカード使ってるからエスパーでも、可?
 予知夢も見るし、霊感的なモノもあるし、
 何より異常な的中率で、そりゃ恐がるヒトもいるわいな、と。

 ストーリーはとてもシンプルな殺人事件で、
 占いの相談トラブルから、あれよあれよと巻き込まれ、スリリングに展開してゆく。
 このママの能力がチート気味なので、
 キテレツな方向へ傾くのかと期待しておりましたが、そんなこともなく。。。
 でもこの納め方だったら、
 もうちょいその後の状況も見たかったかも。ママや子供たち、街の人々のその後が。
 暴力クズ野郎役のキアヌ・リーヴスとか、どーなったのか、気になるし。

 そいやママの、絶妙にダサい服装とかも、良かった。

 00年とゆー時期の、ジャストな半端感が、作品によく現れている。
 サム・ライミは次に、『スパイダーマン』シリーズを作り始めるわけだしな。
 そーゆー作品として、楽しめますね。


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by y.k-ybf | 2014-05-31 17:11 | 映画 | Comments(0)

『サイレントヒル:リベレーション』、を、2Dで。オマケで前作も。観た。


 『サイレントヒル:リベレーション』は映画館で観たのだが、
 途中、睡魔に負けてしまった惨敗の記録が、コチラ
 なので、も一度トライします。
 ついでに前作の『サイレントヒル』も、も一度観ましたよ。


 これってカナダとフランスの映画なのだな。
 悪い印象はまったくなかったんだけど、
 改めて観ても、とても良くできている。
 良質なホラーであると同時に、ゲームの映画化とゆー点でもポイントが高い。
 あの恐ろしい世界観や演出を再現しつつ、映画的なプラスもある。
 ホンっトに救われない話で、あのお巡りさんが、不憫で不憫で…。

 06年の作品にしては、まだまだ古びてないですね。


 前作からだいぶ時間が空いたわりにしっかり話が続いており、こりゃ前作を覚えてないとダメなタイプ。

 今作は3D作品として作られているので、2Dで観ると違和感が否めない。
 それは仕方ないけど、
 2Dでもやっぱり画面がチカチカして、目眩ましを食らった気分になる。
 3Dだと、これが辛かったんだなぁ…。

 ストーリー展開は少ないとゆーか単純で、ちょっと説明が足りてないかな。
 ホラー的お約束な省略が、巧く機能していない。
 あんな紋章、なんで持ってんだよ、とか、
 教団の目的もよくわからんし、
 つか、お母さん、何処にいるんだよ、と。
 お父さんも捕まってるしー。
 んだから3Dの効果のために、ストーリーが犠牲になってない? これ。
 只の3Dお化け屋敷になっちゃったのが、残念ですね。

 作品の再現度は相変わらず高く、
 シャロンなんてそのまんまだし、マネキンのクリーチャーも不気味で良かったんだけどね。
 うむ。


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by y.k-ybf | 2014-05-27 23:57 | 映画 | Comments(0)

太平洋戦争の映画、日本。


 太平洋戦争の記録映画を二本観た。
 米軍が撮影したもので、どちらもカラー。
 実際の映像なのでリアルとかゆーレベルの話でもないのだが、
 生々しいとか、凄惨なとか、そーゆーものでもない。危険なトコロは撮影できないからな。
 またドキュメンタリー故に、映像や音声の正確さについては判断できない。難しい。
 ま、そこはさておき、
 当時の貴重な映像を、しかもカラーで観ることができるのは、新鮮な体験である。
 航空機の視点でドッグファイトや爆撃、或いは艦隊砲撃など、
 あ、
 こーゆーことになるんかと、弾道はこんなにブレるのかと、
 たいへん興味深い映像ばかりでした。


 イーストウッドの映画でも有名になった、あの硫黄島攻略を米軍側から撮影している。
 岩だらけで飲み水もなく、あちこちから硫黄が吹き出す島を、
 米軍は爆撃機の拠点にして、こっから東京へ飛ばす計画だったのだな。
 しかし司令官は作戦に乗り気じゃなく、
 ギリギリまで「中止にならねえかなぁ」とおもっていたとか。
 それほど攻略が難しい島だったのだなー。


 パールハーバーから、ミッドウェー海戦、フィリピン沖と、主に海を戦場とした軍の進攻を追っている。

 日本のパールハーバーへの襲撃は、
 いろんな説があるとおもいますが、
 この映画では、
 まだ開戦反対派が少なくない米国の状況を、
 パールハーバーがきっかけで、開戦へと踏み切ったと、説明しております。
 やっぱりわざと攻撃させたんじゃねえの? と、勘ぐりたくなりますね。
 更に、
 この被害を受けて米軍は、戦艦中心から空母中心へと方針を切り替えたそーで、
 つくづく、日本にとっては皮肉な結果となったわけですな。

 終。


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by y.k-ybf | 2014-05-25 22:57 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『偽りなき者』、とか。四本。


偽りなき者 [DVD]

マッツ・ミケルセン,トマス・ボー・ラ―セン/角川書店

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 酷い、酷い、酷い話。
 観た後、犬が死ぬ悪夢を見て、魘された。

 幼女への性的虐待の疑いをかけられた男が、町中から不当に虐げられる、恐ろしい話だ。
 ニンゲンはここまで容易く、愚かで醜く恐ろしい存在になってしまうのか。
 自分の頭で考えることを放棄すると、如何に危険か。
 『アクト・オブ・キリング』でも感じたことだが、
 ほら、身近にもこんなことが起きるだろ? と。
 ホンットにね、見事に、この恐怖を描いてくれてました。

 いちばんムカついたのはね、あの保育園の園長のババアな。
 キサマが誰よりも冷静で慎重に対応しなくちゃいけないのに、
 結局、妄想と願望で事態を大きくするんだよなー、自分の正しさを認めるために。
 こーーーゆーーーヤツらなんだよ、いつも問題を大問題にしちゃうのわ。
 コワいわあ。


ヘンゼル&グレーテル ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

ジェレミー・レナー,ジェマ・アータートン,ファムケ・ヤンセン/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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 どーして西洋人は、定期的に童話を映像化したくなるのだろ?
 文学として作品に深みを感じるから? タダのネタ切れ?

 ヘンゼルとグレーテルが、大人になったら最強の魔女ハンターに!
 とゆー、
 日本人からするとアホみたいな設定の、ゴシックホラー・アクション映画、かな。
 これがまた、意外と出来がいい。
 アタマが破裂したり、バラバラになったり、描写がまったく子供向けじゃなく、
 白い魔女の存在や、主人公たちの悲しいエピソードとか、
 仲間になる奴らとか、
 ジャンルフォーマットのポイントがしっかり抑えてある。エロもちゃんと散りばめてるし。

 バキバキ肉弾戦で攻めてくる魔女とか、正気か? とおもふ箇所もありますが、
 それはそれで愉快だしな。
 一生懸命、修行したんだろ、魔女。
 アクションも刺激的で面白い。

 とゆー具合なので、
 時代設定がまったく分からないとか、説明台詞で全部すっ飛ばすとか、勿体無いなぁ~、と。
 さすがにガトリング砲には引いたけども。
 ホント、もーちょいキュッと締めてくれればな。


強奪のトライアングル【DVD】

ルイス・クー,サイモン・ヤム,スン・ホンレイ,ケリー・リン/キングレコード

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 ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トーら三人の監督による、
 オムニバスではなく、一本の映画をリレー形式で監督した、珍妙な作りの本作。
 ざっくり云うと、
 前半(ツイ・ハーク)、
 中盤(リンゴ・ラム)、後半(ジョニー・トー)をそれぞれ担当したわけだ。
 云われてみれば、それぞれのカラーはあるし、繋がりが強引な部分もあるが、
 きっちり見所も三つできてるのは、さすが。
 企画が企画だけに、小作品と判断するしかないが、
 スパイスが効いた犯罪映画として、余裕の水準でしたよ。
 なかなか面白いと言い切れないが。


ポセイドン 特別版 [DVD]

カート・ラッセル,ジョシュ・ルーカス,エミー・ロッサム,リチャード・ドレイファス,ジャシンダ・バレット/ワーナー・ホーム・ビデオ

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 06年に作られた、『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク。
 巨大な豪華客船が津波でひっくり返って沈没するとゆー、
 現在、リアルタイムでヤバいのが二つものってるストーリー。

 オリジナルの『ポセイドン・アドベンチャー』は名作なんで、説明の必要もないでしょう。
 パニック映画の傑作なんで、
 そんなのリメイクしてもどーせ微妙なのしかできないだろーと、当時はスルーした記憶がある。
 確かにその判断は間違ってなかった。
 人間ドラマの部分が、あまりに弱い。
 謎がありそーな主人公が、只のイイヒトだったり、
 元市長ってフリも活きてないし、船長とかの扱いもあんまりだし、
 いちばんガッカリなのが、あのジジイ。
 あんな前フリがあるのに、それで終わりか、と。
 罪はないかもしれんが責任はあるだろー、と。
 CGで描かれた津波による豪華客船の沈没シーンは予想より迫力があり、
 ぐるぐると回転しながら破壊されてゆく船内は、見応えありましたよ。
 …救助が来るからと、ホールから動かないヒトらは、みんな助かりませんでしたが。。。

 とゆー、
 ドラマはイマイチだけど、パニックモノとしては、そこまで悪くなかったよ。
 つか、『ポセイドン・アドベンチャー』が観たくなるけども。



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by y.k-ybf | 2014-05-23 20:53 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『きっと ここが帰る場所』、とか。四本。


 ロバート・スミス風のメイクとキャラクターで、
 富と名声はあるけど、リアルタイムには生きていないロックスターを演じる、一応、ロードムービー。

 年老いてもロックスターの姿をやめられない男が、
 父が成し得なかった目的のために、アメリカを旅するお話。
 その目的は、ちと意外だったが。。。

 そんなショーン・ペンに、
 「過去と区切りをつけて、大人になれ」とゆー女性が出てくるが、
 彼女はいつも窓辺に座り、家を出て行った息子の帰りを待ち続けている。
 彼女もまた、過去に捕らわれているのだ。

 この、様々な理由で固く結びついてしまった「過去と現在」が、いくつも形を変えて、作品に織り交ぜてある。
 ヒトが向き合わなければならない、鏡のよーなモノとして。

 しかし正直、
 主人公が選択する、この結末にはスッキリしなかった。
 それを捨ててはダメなんじゃないか、と、おもってしまうのだが、
 変化とゆー成長を拒むのか、と、問われると、答えに困る。
 んが、
 その結論は同時に、この物語を全否定してしまうんじゃないかな…?

 とゆーモヤモヤも感じましたが、
 ショーン・ペン演じるキャラが魅力的でオモロいのと、
 トーキング・ヘッズ、デヴィッド・バーンの楽曲とライブシーンがステキなので、
 このへんの名前に引っ掛かる方には、オススメしたいです。


 ロシア版ゴッドファーザーか、とおもっていたら、
 あまりマフィア関係なくなって、
 おい、どした? と。
 それは前半のフリと、だいぶ違くないか? と。

 ま、そんな話。
 前半は良かったです。


 これはイタリアの刑務所で行われている演劇実習のドキュメント。
 演目はシェークスピアの「ジュリアス・シーザー」。その稽古と、公演をカメラが追う。

 なんて説明を聞くと、
 どんだけバイオレンスな映画なんだとおもふでしょーが、
 これがかなり演出的な撮影をしているので、
 囚人のリアルみたいのは少なく、ほぼ稽古っつーか、刑務所をそのまま使ってのリハーサル。
 おもてたのと違ったが、
 次第に役柄や物語に没頭してゆくと、不意に自身の人生や人間性と重なり、ショックを受ける姿がそこにあった。
 演技の巧さはわからんが、
 凄みは全員完璧っつーかモノホンなので、迫力は内から表現されている。
 その言葉が台詞なのか、心情を吐露したものか、わからない場面もあった。

 ありきたりな言葉になるが、映画や演劇には不思議な力がある。
 何百年前の古典が、現代のニンゲンの心を癒す力が。


○『ギャングバスターズ』

 アマゾンでは扱ってないのかな? 見付からなかった。

 コレは、また邦題がやっちゃったヤツ。
 原題は『THE BAYTOWN OUTLAWS』。ま、こっちがイイってわけでもないが。

 いきなりショットガンでアタマ吹き飛ばしたり、家を間違えて皆殺しにしたりするので、
 一見、ドンパチ犯罪モノかと思いきや、
 最後はハートフルに終わるとゆー、なんとも予想外な映画。
 正直アクションはイマイチっつーか、上手く隠して誤魔化してるレベルなのだが、
 銃器はたくさん出てきて、撃ちまくりますよ。
 娼婦の殺し屋バイカーとか、
 某映画のタンクローリー風な車で追ってくる殺し屋とか、
 マチェーテ風殺し屋とか、
 つか主人公も殺し屋みたいなもんで、ホントにバカな映画だなと、楽しめました。

 そんなことより早くストーリーの説明しろ、ボケカス、とおもふでしょうが、
 んー、よくわかんねえんだよな、コレ。
 養父である警官の手伝いで、ギャング的な奴らを退治してきたバカ三兄弟が、
 子供を助けてくれと、ある女性に頼まれて、、、みたいな話だよ、たぶん。
 キャラがみんな立ち過ぎて、設定が入ってこないんだよ!

 何にも考えず、ゲへへと笑いながら観るには、丁度良い映画でしたよ。
 ゲヘヘ。

 



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by y.k-ybf | 2014-05-22 21:14 | 映画 | Comments(0)

『パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE』、を、観た。


パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE(初回生産限定盤) [DVD]

THE YELLOW MONKEY/(株)アリオラジャパン

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 98~99年にかけて行われた113本にも及ぶ、ロングツアー。
 そのツアーに密着したドキュメンタリー。
 もー、なんつーか、
 バンドの試練でもあり、挑戦でもあり、
 到達でもあり、終焉でもある、貴重な記録映像だとも云えるだろう。

 イエモンとゆーバンドは、初期の頃から好きで追ってもいたのだが、
 まさかこの時、こんなことになってたとわなー、とゆー印象でございます。
 このロングツアーを始めた理由は、
 『SICKS』とゆーアルバムの完成と、「フジ・ロック・フェスティバル」の出演だと云う。
 満足がゆくアルバムが出来たのと、海外ミュージシャンと肩を並べたフェスの経験から、
 次へのステップとして、ブレイクスルーを渇望してのツアーだったよーだ。
 アルバムの完成度に関しては、メンバーの実感であるから何も云うことはないが、
 フジロックはね、
 わたくしも実際に会場で観たんだけど、正直、ジャストミートなモノではなかった。
 イエモンのライブとしては問題ないんだけど、
 あの、
 レイジ・アゲインスト・マシーンと、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの間とゆーラインナップ。
 そして台風直撃とゆー最悪な状況と、疲弊しきった観客とゆーコンディション。
 そこでバンドは、予め用意した楽曲重視のセットリストをそのまま演奏し、
 テンションのバランスが乱れたライブとなってしまったのだ。
 意識が高い故の選択でもあったが、
 のちに批判もされたし、更にこのロングツアーで、また同じ轍を踏んでしまう。
 これは想定以上に熟成してしまったバンドの、贅沢で歯痒い苦悩であろう。
 ガッチリとファイティング・ポーズを構えてリングへ乗り込んだのに、
 目標はすでに越えて、敵もおらず、
 闘うべき相手は、まったくべつのリングにいた…。
 そんな虚無感を、彼らは感じていたのかもしれない。

 ドキュメントの中で、
 当時を振り返り、洋楽の影響を受け過ぎたと吉井和哉はコメントしていたが、
 あの頃ってブリットポップがあって、レディオヘッドが我が道を進み、
 テクノやクラブが新しいシーンに突入した時期だから、
 影響を受けないミュージシャンなんかいなかったし、
 影響があるから出来たことも少なくなかったはず。
 これは逃れよーもなかった結果だと、おもふのですよ。イエモンの一ファンとしてわ。
 この長大なロングツアーが、
 自分自身の影との闘いで、自らを傷め、追い詰めることとなったとしても。


 ツアー後、バンドはまさに迷走しかけて、
 結果的にラストアルバムとなってしまった『8』を発表してから約四年後、
 バンドは解散してしまうわけですが、
 この『8』ってアルバム、
 わたくしはとても好きなアルバムで、評価もしているんですよ。
 いろいろあったわりに、やっとバンドの素がでたなとおもって。
 いまでも愛聴しております。


 とゆーね、
 映画の感想になってない気もしますが、以上です。
 これを、
 こんな時代があった、こんなロックバンドがいたんだよ、と、
 過去形で話すのは、とても悲しく、寂しい。

 ま、も一回ぐらいあるだろーと、楽観的な希望を残しつつ。。。


 そいや、ロビンって結婚してたんだね、デビューからずっと。
 まったく知りませんでした。。。


8

THE YELLOW MONKEY /ファンハウス

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by y.k-ybf | 2014-05-14 23:59 | 映画 | Comments(0)

『劇場版 BUCK-TICK ~バクチク現象~ Ⅰ+Ⅱ』、を、観た。


劇場版 BUCK-TICK 〜バクチク現象〜 (初回限定生産盤Collector's Box) 【DVD】

BUCK-TICK/「劇場版 BUCK-TICK 〜バクチク現象〜」製作委員会

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 デビュー25周年を迎えたBUCK-TICKの、ドキュメント映画。ⅠとⅡの前後編。
 歴史を追う、とかじゃなくて、
 12~13年の活動を、全国ツアーを中心に撮影している。じつに静かで、不思議な作品。

 ナレーションがなく、テロップも日時や場所を示す必要最小限のものだけ。
 インタビューもほぼないし、そもそもメンバーが全員無口で、淡々としている。
 その姿を黙々とカメラが撮り続けている。
 事件や事故も、劇的なアクシデントなども起きない。
 しかしこの特別ではない姿と時間を映すことで、
 BUCK-TICKとゆーバンドの魅力と強靱さを、雄弁に伝えてくれる。
 彼らが如何に特別な存在なのか、を。

 かなりマニア向けの、独特な作品になっているが、
 気付かされることも多く、観てよかったと、おもふ。


 そんな中、きっちりヤラかす氣志團も、さすがだ。


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by y.k-ybf | 2014-05-14 23:39 | 映画 | Comments(0)

『真夏の方程式』、を、観た。


真夏の方程式 DVDスペシャル・エディション

福山雅治,吉高由里子,北村一輝,杏/ポニーキャニオン

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 福山雅治主演の、「ガリレオ」映画第二弾。
 あの第二期がイマイチだったドラマの、映画だよ。

 ところが、コレが面白かったとゆーか、
 推理ドラマとして、傑作…なんじゃないのかな?
 とおもひ、
 感想をまとめ始めたんだけど、
 あれ? と。
 あれれれ? と。
 一つだけ、モヤっとしたトコロはあったんだけど、
 うーん、、、これは、ちょっと落ち着こう。





 はい、
 落ち着きました。
 出前一丁を食べて、落ち着きました。

 まー、
 だいぶツッコミドコロもあるんだけど、
 一つだけどーにもならんのは、刑事さんの存在感の希薄と、殺された動機だな。
 二つになっちゃったけど。
 わたくしがモヤモヤっとしてたのは、まさにココで、
 ココがもちっと、スッキリすればね~。
 例えば、
 昔の事件をネタにお金を強請りにきた、
 バラされたら旅館もやっていけなくなるし、海の開発反対運動にも支障がでるやろ~(何故か関西弁で。
 みたいな、
 ベタなキャラだったなら、「殺ッチマイナー!」と判断しても無理は感じないだろう。
 只、
 刑事さんのキャラとか設定とは真逆になるけども。
 つかさ、
 善人なんだよな、このヒト。
 原作だと、あるヒトの死期が近いことを伝えにきた、善意のヒトで。
 んだからそれに気付いた観客は、あれ? と感じてしまうんだな。わたくしは見過ごしそーになったけども。
 ココさえ乗り切れれば、
 あとはま、いいとおもいます。
 サスペンスなんだし。何かは、起きないとな!

 とゆーのを踏まえた上で、
 面白かったんですよ、やっぱり。
 だいたいの真相が判明してるのに、まだ残り一時間もある! ってビックリするほど地味で動きのない映画で、
 むしろ、よく二時間超の映画にしたな、と。
 そんでシナリオの穴はさておき、興味が途切れない作りの作品になっとるな、と。
 青い空と海の美しさ、
 建物や人々、生活のディテールの細やかさ。
 タイトルにもある、「真夏」の表現力の豊さ。
 福山雅治のガリレオは、ドラマ版よりも抑えた演技で、これはかなり良かった。
 お決まりのポーズや、アゴを上げる素振りも無くなってます。
 小麦色に焼けてる、杏も、
 素朴さと、如何にも海のヒトって感じがあって、こーゆー役柄もできるんだなと、感心しました。
 あと、作品の重要な役割となる、子役の山咲光。
 この子はとても難しい役を演じておりました。
 あのーね、
 どーにもならない、感情を処理できなくなった子供の、あの衝動には、ぐっときましたわ。
 ガリレオとのロケット実験のシーンも、名場面ですよ。フツーに。

 結局、二回観たけど、二回目も面白かった。
 海岸へ落としたのは、
 運良く、転落死で片付けば、真相も煙突の件もうやむやになるからと考えたのかも。
 実際、警視庁の死因調査?でないと、判明しなかったし。
 断罪については、最後にちゃんと説明してるし、
 ガリレオが調査船を見つめる、ラストカットが、すべて物語ってますね。
 劇中、何度も繰り返している、「選択」について。
 ここでストーリーとテーマを合わせるが、巧妙だなと、おもふのですよ。

 ドラマ映画だから、
 フジテレビだからと、侮ってはダメですね。

 あ、吉高由里子の厚化粧だけは、、、ノイズだったな。。。
 なんか意味あるんかな、アレ。


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by y.k-ybf | 2014-05-13 17:21 | 映画 | Comments(0)

『リアル~完全なる首長竜の日~』、を、観た。


 黒沢清監督の、集大成と云ってもいいぐらいの、恐怖映画。
 これは、怖かった!
 不気味なジャンル映画として、
 試行錯誤の末、やっと次へ突破したんじゃないかな、次のステージへ。
 映像表現の円熟すら感じました。
 首長竜とか、もー想定外にエグいし、恐かったしな。

 佐藤健の、あのふわふわした感じは、意外と黒沢清作品とマッチしておりました。
 いい意味での、圧の無さ、とゆーか。キャラの切り替えが、無理なくできるヒトなんだな。
 真逆のベクトルにいるのが、綾瀬はるかなんだけど、
 このヒトに器用さはないけど、物語を動かす役柄としては、不思議な存在感を発揮しますね。
 それと、
 『クロユリ団地』と似ているトコロもあって、記憶に引き摺られて生きるか、記憶に引き摺られて死ぬか、なんだな。
 場所に縛られるって共通点もあるし。
 こーゆー作品が同時期に生まれたのも、比較するのも、興味深い。


 ま、
 一つ問題なのは、この映画、ジャンル的にホラーじゃないってことなんだけど、、、。
 あと、ミスチルの主題歌が・・・。


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by y.k-ybf | 2014-05-08 22:39 | 映画 | Comments(0)

『ゴーストライダー』、と、『ゴーストライダー2』、観たよ。


 悪魔と契約して、燃えるガイコツのライダーになったニコラス・ケイジが、悪魔を倒す。
 なんかそんなお話。
 ちゃんと設定も説明してくれたんだけど、厨二設定なんで、右から左へ流れてしまいました。
 つかね、
 これってたぶん、オレが成りたいヒーローを撮ってください映画DAKARA、余計なモノは要らないんだな。
 それは続編の『2』で顕著になるけど、ココでもその開き直った姿勢を楽しめます。

 んが、
 「ダークナイト・シリーズ」や「アベンジャーズ・シリーズ」を経過してしまうと、ややしんどい。
 時代的な影響もあるだろーけど。


ゴーストライダー2 3D+2D Blu-rayセット (2枚組)

ニコラス・ケイジ,キアラン・ハインズ,ヴィオランテ・プラシド,ジョニー・ホイットワース,クリストファー・ランバート/ポニーキャニオン

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 んで、まさかの続編。
 前作が07年で、本作は12年公開。なんでも次もあるとか、ないだとか。
 主演は同じくニコラス・ケイジで、直の続編だとおもって宜しいみたいですね。
 あ、言い忘れたけど、
 前作も楽しめましたよ? 大丈夫ですよ? 元気ですよ?

 んで今作は、
 さすがに今風といいますか、だいぶアップデートした作りになってて、スタイリッシュも取り入れて、
 ま、シンプルなストーリーだけど、
 その分、ダイレクトにおもしろくなってます。
 悪い奴らが採石場にいるってだけで、も、ちょっと笑えるんだけど、
 ここでの重機を使ったアクションはスゴくて、見応えありました。
 只、
 この中盤がクライマックスなのは否めなく、後半がアレなのは、アレなんだけど。。。

 そんな、具合です。


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by y.k-ybf | 2014-05-08 22:28 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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