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映画のまとめ 『貞子3D2』、とか。五本。


 しかし残念ながら、
 我が家は3Dに対応していないので、[2D版]で我慢する。

 『貞子3D2』は、そのタイトル通り、3D映画として公開されたが、
 更にスマホと連動させた[スマ4D]とゆーオマケがある。
 これは映画と同時にスマホのアプリを起動させ、
 ストーリーやシーンに合わせて着信音を鳴らしたり、フラッシュを焚いたりするとゆー、
 映画館の常識を覆す画期的なアイデアだ。

 しかし残念ながら、
 わたくしはスマホを所持していないので、アプリ連動もナシ。

 飛び出ないし、スマホもない、
 そんな『貞子3D2』[スマ4D][2D版]。

 貞子3D2スマ4D2D版を、観たわけです!


 (感想ですが、
  本編が始まる前にアプリの説明があるんだけど、これが超絶ヒドい。
  怖がらせる雰囲気とか、何も考えてない。

  あと、貞子、出てきてないよな、コレ?

  石原さとみは、出演しております。
  死んだと思たら生きてたけど死ぬ役で。

  ネタバレ。)



 別荘みたいな一軒家へ泊まりにきた倦怠期の夫婦が、ゾンビに襲われるっつー、
 ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』にちょっと似てるかな。
 でも設定にムリがあるなー。

 車があるんだから、街へ戻るだろ、フツー。
 怪我してろくな治療できないなら、病院行くだろ、フツー。

 とゆー、
 他にも諸々不満が解消されないので、わたくしは楽しめませんでした。


 『ウォーキング・デッド』が流行ったから作ったのかな?
 意外にもオーソドックスなゾンビモノで、カジノのホテルに立てこもるから、『カジノ・ゾンビ』。

 車でシャッターをぶち破るぜ! →破れません。
 そんならメーターを吹き飛ばすぜ! →ビクともしません。
 って流れは愉快でしたが、ツメが甘々。
 やはりシチュエーションだけで、なんも考えてないな。

 でもさ、ゾンビが共食い始めたら、すぐに激減するとおもふのだが?


桜姫 [DVD]

日南響子,青木崇高,でんでん,麻美ゆま,七海なな/SDP

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 日南響子っつーのが大胆な濡れ場に挑戦!
 してるんだけど、ヌードはナシ、なんだよな。
 自分でも何を云ってるのか、よくわからないぜ。

 どっかで観てきた映像を、無邪気に継ぎ接ぎしただけの、悪フザケ映画。
 シリアスもコメディも、滅茶苦茶。
 どこの素人Vシネ監督が撮ったんだろとおもったら、橋本一監督かよ!
 大丈夫かよ!

 疲れてるのかな・・・。

 ゴミみたいな映画でしたが、麻美ゆまが出てるので、男子は最敬礼で観よ。
 つか、
 麻美ゆまを撮りたかっただけかもな。


 ベヨネッタは、もっとムチムチな方が、好き。
 熟成度がちょっと足りなかったね。


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by y.k-ybf | 2014-08-31 20:48 | 映画 | Comments(0)

ゴジラ・チャンピオン・まつり! その③


ゴジラvsモスラ 【60周年記念版】 [Blu-ray]

別所哲也,小林聡美,村田雄浩,小高恵美/東宝

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 こちらは平成シリーズと呼ばれる「ゴジラ」で、92年12月公開。
 全体だと19作目、平成だと4作目になりますな。
 詳しい過程は、詳しい方が親切に説明してくれているので、そちらを参照して頂くとして。

 平成版の「VSモスラ」は、
 モスラの設定が変更されており、地球を守る存在で、とか云っておりました。小人が。
 また悪いモスラ的な、バトラも出てきます。テントウ虫の幼虫みたいな、凶悪な面構えのヤツが。
 これがゴジラも含めての三つ巴となり、激しい乱戦になるのです。
 本作のモスラ(成虫)も光線を出すなど、アグレッシブにパワーアップ。負けておりません。

 と、怪獣パートは問題ない。
 モスラとバトラの関係性があまり効果的じゃなかった気もするし、
 あのオチは何なんやともおもったが、後の「VSスペースゴジラ」に繋がるのだから、まあ、結果オーライか。
 んが、
 ヒドかったのはニンゲンのドラマパートでねぇ。。。なかなか、ハードだった。
 本作はファミリー層も意識して作られているせいか、じつにテレビドラマっぽい。
 過剰…ではなく、無駄とゆーか、丁寧過ぎる、のかな?
 これは昭和シリーズにはなかった特徴だとおもふが、一つ一つが説明と補足、強調の繰り返しで、じつにしつこい。
 テーマも、キャラも。
 環境問題がテーマなんだけど、
 何かと云えば、地球が…、地球が…って、スケールが無駄にデカい。
 さっきまで別れた夫に養育費払えってネチネチ云ってたクセに。
 昭和ほど時代が離れていないので、まだ優しく見ないふりをするのは難しく、
 ま、そーゆーの抜きにしても、いろいろ雑なんだよ。
 小林聡美をヒロイン的な位置にしてるトコとか、三枝未希(超能力者)の扱いとか。
 特にヒドいのはカット割の雑さで、ワープするのは当たり前。
 切り替わると位置が左右逆になったり、消えたりするし。
 吊り橋が切れて河へ落ちるシーンなんか、ホントにヒドい。
 一人ずつプールで撮影したんだなって、ワザと観客に教えてるよーにしか見えないよ。

 あとー…、小美人改め「コスモス」の二人が、微妙なんだなぁ…。
 当初、winkがやる予定もあったみたいで、絶対そっちのが良かったよなぁ。。。


 メタリックなロールパンのよーだが、重量感がハンパなく、飛行メカとも合体!
 スーパーメカゴジラになるぞ!!

 公開は93年12月。平成シリーズでは五作目、全体だと二十作目にあたる。
 同名タイトルがシリーズに三つもあるのでややこしいが、
 昭和が「対」で、
 平成が「VS」、
 ミレニアムが「×」だ。 覚えよう!

 前々作『ゴジラVSキングギドラ』に登場した、
 メカキングギドラのメカ部分を基に、メカゴジラを作るとゆー設定が、良し。
 ラドンも出てくるが、
 生き残った恐竜が放射能により変異したとゆー設定は、平成ゴジラと同じなんだな。
 ゴジラザウルスの赤ちゃんも出るなど、妙に前々作と繋がりがあるのは、大人っつーか製作の都合なのかな。
 平成メカゴジラって、
 デザインが特徴的なわりに、あまり印象に残ってなかったのだが、ビーム吐きまくりなのな。
 口と目と腹から、ズバビビビャアァン! と、吐いて吐いて吐きまくるから、
 これはゴジラ死ぬなと、おもたですよ。
 ビーム死ですよ。
 そしたらすぐオーバーヒートすんの、メカゴジラ。
 飛び道具主体なんだからもっと距離を取ればいいのに、
 止まったところをゴジラ兄さんに捕まって、腹パンからボッコボコにされて、ぶん回しの、ぶん投げですよ。(やや誇張アリ。)
 完全に死んだな、中のヒト。

 しかしこの怪獣バトル、迫力があって面白かった。
 合体するガルーダも、も少し巧い使い方があった気もしますが、燃える展開もあるし。
 イマイチなのは、パイロットの高嶋(兄)。
 コイツのキャラが適当に雑で、全体的に邪魔。
 も、頼むから黙ってくれと、おもたよ。
 あと、ラドン。
 ラドンの使い方は、まあいいとして、
 途中のパワーアップがよくわからんし、も、オチってゆーかシメと云ってもいい、あの風化ってなんやねん。
 風化!?
 って、我が耳を疑ったわ。幻だったのか、ラドンわ。
 せっかくの名バトルが台無し!
 コレ、ゴジラがラドンを食べちゃえば、まだ納得できたんだけど、さすがにムリだったんかな。
 ファミリー向けにわ。。。

 佐野量子は可愛かったので、許します。


 宇宙生まれ、ブラックホール育ちの、スペースゴジラ!
 スペースって名称に抵抗を感じざるを得ないが、
 エメリッヒ版「ゴジラ」の製作が遅れたため、急遽作ったとか。
 つか、本来なら前作の「VSメカゴジ」で平成シリーズは打ち止めだったらしいって、ホンマかいな。

 公開は、94年12月。全体だと二十一作目。
 何らかの理由で宇宙へ出たG細胞が、進化&変異&奇跡のパワーでスペースゴジラとなり、
 帰巣本能で故郷である地球へと帰還し、ゴジラを殺す!

 ゴジラを殺すって部分はよくわからんが、ドッペルゲンガー的な理屈なのかな。
 兄弟とゆーか、殆どクローンだからね、スペースゴジラ。
 むしろ兄弟は、ベビー・ゴジラ改めリトル・ゴジラの方だな。
 んでまー、
 柄本明が操縦するモゲラと三つ巴になるんだけど、
 戦局的にはゴジラ&モゲラVSスペースゴジラになりまして、ま、なんやかやと。

 モゲラは変形、合体&分離が出来るよーにはなっても、メカゴジラに比べたら明らかなスケールダウンしてて、弱そう。
 量産機みたいな設定なのかな?
 スペースゴジラは、ハッタリはスゴいんだけど、インパクトだけっつーか、ゴジラのバリエーションにしか見えない。
 「サザエさん」のOPみたく、日本の各地を飛び回ってるのはオモシロかったけど。

 三枝未希(超能力者)がここでクローズアップされるんだけど、取って付けたよーな恋愛エピソードは、如何なものか。
 執拗にゴジラを追う柄本明のエピソードだけで、両方賄えるのにな。
 おかげでまた騒がしい、無駄なキャラが増えたし。
 どーして、こー盛っちゃうんだろな。

 リトル・ゴジラは、可愛かったです。


 公開は95年12月。
 全体で二十二作目の「ゴジラ」で、平成シリーズ最終作となる。

 激戦を繰り返してきた二代目ゴジラが、遂に体内メルトダウンを起こし、死に至る。
 ゴジラ、最期のストーリーである。

 が!
 あくまで個人的な感想ですよ?
 んが!
 これが!
 ・・・・・退屈な映画でねぇ…、ホント、困った。
 デストロイアより睡魔の方が手強くて、何度も何度も巻き戻して観る羽目になったよ。

 54年の第一作目をかなり意識して作られており、
 山根博士の娘、山根恵美子を当時と同じキャストの河内桃子が演じていたり、博士の孫も活躍したり。
 オキシジェン・デストロイヤーが、デストロイアを呼び覚ました遠因になっていたり。
 更には平成シリーズ一作目となった、
 84年版『ゴジラ』のスーパーメカ、「スーパーX」が復活したりと、
 こんだけ、これわ! っつーポイントが用意されてるのに、まったく盛り上がらないのは、何故にだ!?

 …コレ、いろいろ盛り込んで、同時進行で進めたのがマズかったのかもな。
 だって、
 初っ端からゴジラはメルトダウン気味で、爆発したら地球滅びるよっつってんのに、
 はいコチラ本作の新怪獣デストロイアさんですヨロシクお願いしまーす! って云われてもねぇ。
 オマエ、空気読めって感じだし。
 しかも、
 ゴジラの暴走を止められるのはデストロイアさんだけ! みたいになるから、立場もぐらぐら。
 敵怪獣のクセに!

 これせめて、怪獣バトルの後にメルトダウンのシークエンスをまとめれば、まだ良かったんじゃないかなあ。
 んで、スーパーXⅢや自衛隊投入して、
 それでもダメかって時に、
 ベビー・ゴジラ改めリトル・ゴジラ改めゴジラ・ジュニアさんが現れて、放射能を吸収すると。
 そして遂に、人類の救世主となった三代目ゴジラが誕生する! と。
 これが奇しくも、レジェンダリー版『GODZILLA ゴジラ』と繋がるのがオモシロい偶然なんだけどね。
 (ジュニアの設定は、本編通りだよ。)

 ま、そんな、ゴジラの最期にこだわり過ぎて、ちょっと上手くいかなかった「ゴジラ」でした。


 文句ばっかり云ってるよーだけど、予想よりはオモシロかったよ、平成シリーズ。
 平成シリーズは、
 当時、リアルタイムに劇場で観たんだけど、殆ど記憶にないっつーか、いい印象がまったくなくってね。
 今回は良いタイミングをもらった感じでした。


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by y.k-ybf | 2014-08-30 17:07 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『何がジェーンに起こったか?』、とか。四本。


 勝手に恋愛系の映画かなとおもっていたが、
 ミステリーがサスペンスとなり、ホラーとなる。なんかスゲー映画でした。
 1962年のモノクロ映画だけど、このエッセンスはオリジンとして現代の作品にも活きておりますね。
 『サンセット大通り』との共通点も、オモシロい。

 更に、ジョーン・クロフォードの人間性を調べてみると、映画作品とはべつの興味も…。


 ある夜、導かれるままに通ったトンネルの先は、まだ娘が生きている過去の世界であった。。。

 かなりギュッとヒネた、ブラックなサスペンス。
 タイムスリップとドッペルゲンガーを混ぜた、まるで藤子・F・不二雄のSF短編のよーな話。
 主演のマッツ・ミケルセンはイイヒトオーラのヒトなのに、困った顔が映えるのだ。
 もっともっと困らせろ、と。
 んで段々と、どえらい真実が見えてくるんだけど、
 後半、もちっと全体の仕組みを見せてほしかったな。
 つまり、どーゆー町なんだ、と。

 そのへん整理してリメイクしたら、すげーオモシロそーなんだけどな。


 たいへん不愉快かつツマラナい映画でありました。
 オモシロそーなのは認めるが、作りが乱雑&乱暴過ぎる。
 ホラー・コメディなんだけど、
 ホラーもコメディも、どっちもナメて作ってるよな、コレ。

 主演のヒトがブルース・キャンベルにちょっと似てるからって、
 某のパロディをやるんだけどさー、火に油を注いでるだけだっちゅーに。


 原恵一の初実写映画は、木下恵介監督の半生を描いたもの…とゆーには足りず、
 作品をたどるにしても、カタログを並べたよーで。。。
 木下恵介監督に詳しくないヒトには易しいが、
 映画的にはもっとコラージュしてくれた方がしっくりくるし、盛り上がっただろーな。
 これじゃテレビの特集番組の方が分かり易くて親切だよ、と、おもふヒトもいるだろーが、
 いやいや、
 ちゃんと映画になってるよ。

 リヤカーを黙々と引く、木下兄弟。
 言葉はなくとも、豊かな感情を伝える母。
 飄然とした、名無しのなんでも屋。
 これは映画ならではのウソであり、演出であり、醍醐味だ。
 ラスト、並べられた木下作品も、
 年月が飛ぶので気になって調べてみたら、意図的に作品とシーンがピックアップされていると、わかった。
 分かり易いのは「カレーライス」と、自衛隊のシーンだね。
 地味におもえるけど、じつは巧妙に作られている映画なのだな。


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by y.k-ybf | 2014-08-28 22:15 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『許されざる者(2013)』、とか。五本。



 本作は舞台を、日本は北海道、明治初期に移した、リメイクでございます。
 名作のリメイク、それも日本でやるってのはなかなかリスキーで、
 そもそも成立するのかって不安がありましたが、
 これが意外なほどオリジナルそのまんまで、どっちかって云うなら、巧くいったリメイク、じゃないかな。
 危険は避け切った、みたいな。

 オリジナルの印象があるので、手放しに楽しめたわけではないが、
 むしろオリジナルを観てない若い子らには、ちょうど良いかもしれないですね。
 ラストの、一人対多数の戦闘は盛り上がるし、燃えるわな。実際、宿も燃えてたし。
 核となるテーマを、命の重さに変えたことで、
 若干展開に無理も感じたりしたが、
 アイヌのエピソードを加えたのは、イーストウッドもやらなかったので、いいなとおもいましたよ。

 只、最後のナレーションは、要らない。
 観てればわかる。


 アウトサイダー・アート映画、かな?

 楽器は使わず、その場所に有るモノ、或いは相応しくないモノで音楽を生みだす。
 そのパフォーマンスがどれも見応えあって、楽しかった。
 が、
 それを追う「アマデウス」とゆー名前なのに音痴な刑事と、その結末は、イマイチだったなぁ。
 このキャラクターはもっと活かせたはずだし、まとめ方もキレイすぎて、ツマんない。

 中盤までは良かったので、残念。


コンプライアンス -服従の心理- [DVD]

アン・ダウド,ドリーマ・ウォーカー,パット・ヒーリー,ビル・キャンプ/東宝

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 ファーストフード店への、一本のイタズラ電話。
 それが思わぬニンゲンの心理を暴いてゆく。。。

 心理、ではないか。

 観ていると、なんで~? とか、
 そりゃねぇだろ? とおもふけど、
 これが全部実話で、実際はもっとヒドいってんだから、分からんものでございます。

 自分なら大丈夫?
 騙されたヒトは、みんなそー言うんだよな。


 混沌とした大都市を横断する、特製リムジム。そこには若くして大富豪となったエリックが乗っていた。
 彼は大統領のパレードと、カリスマ黒人ラッパーの葬列による大渋滞に巻き込まれながら、
 理髪店を目指すのであった!
 髪を切りために!!

 とゆー形を借りながら、アメリカの(及び世界の)経済について語っている話、なんだろーな。
 とゆートコロまでは、
 分かったつもりでいるが、 ココが限界。
 正直、何の話か、さっぱり分からんかったわ。
 象徴と抽象だらけで、もー何が何やら。

 あ、中国資本を皮肉ってるのは、なんとなく。


エボリューション コレクターズ・エディション [DVD]

デビッド・ドゥカブニー,ジュリアン・ムーア,オーランド・ジョーンズ,ショーン・ウィリアム・スコット/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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 ヘンなタイミングでこんな映画を観てしまいましたが、楽しいSFコメディでした。
 エイリアンっつーか、宇宙生物の作り込みが、今観ても素晴らしくて、気持ち悪かったです。
 すぐ死んじゃうってバカバカしい設定もよかった。
 またキャストがみんなヘンな顔ばかりでね。
 お金掛けてるわりに、全体が歪んで見えてくるっつー。

 スゴい技術でアホをやる、贅沢な遊びみたいな映画なんだけど、
 コレ、公開が2001年の6月で、
 三ヶ月後には、世界が一変する出来事が起こるわけで。
 まぁ、そーゆーことなんだな。。。


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by y.k-ybf | 2014-08-26 10:22 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『大統領の陰謀』、とか。五本。


 ウォーターゲート事件の存在に気付いた記者の二人が、
 一つ一つ砂粒を数えるかのよーに、事件へ迫る展開がスリリングで、
 派手な演出はなくても飽きずに、最後まで観てしまった。

 脚本っつーか、構成と編集が尋常なく巧いんだろな。
 それと主演二人は当然に、その上司らキャストの存在感が作品を躍動させている。
 このシナリオでちゃんと人間味も感じさせるって、すげーなっておもふのですよ。
 ベッタベタな情緒シーンも、恋愛要素もないんだからな。


 しかしジェシーに新しい恋人ができてから、事態は思わぬ方向に…。
 っつー、恋愛コメディだよ。

 これね、あっさりとした風味なのに、すんごい男女の深いトコを描いている。
 愛情と、友情と、結婚の話。

 なんで? って、
 その答えは、今ではなく、結果にしかないとゆー。


 エロチック・サスペンス、ってことなんだけど、ちょっと待て。
 熟女系やないか!

 とゆー苦情もありそーなエロチックで、サスペンス。
 んで、ヒッチコックのオマージュ満載で、『サイコ』やろーとしたのか、と。
 有能なのか無能なのかわからない警察が、じつに、話をややこしくしてくれます。

 ラストの蛇足なシャワーシーンが見物で、
 はあぁ? っと脱力させられます。


 めぐりさんがエロカワイかったですよ。


 他作品とカブる『コレクター』ってタイトルも、どーなんだろ。

 サイコ系の、サスペンス。
 身寄りのない若い女性ばかりを狙う誘拐犯を、ジョン・キューザック刑事と、その相棒が追い詰める!

 前にも云った気もするが、
 ジョン・キューザックってヒトが、どーも苦手でね。
 このヒトが主演だと、まったく入り込めないんだな。
 なんだろ? 主役補正が強すぎるのかな?
 本作だと、でもね…。

 後半の展開には驚いたけど、やっぱり犯人が頼りないと盛り上がらないし、
 どーせならもーちょい美形のヒトの方が、騙せたんじゃないかなぁ…。
 顔が、最初から怪しいもんな、あのヒト。


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by y.k-ybf | 2014-08-26 10:03 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『エンド・オブ・ウォッチ』、とか。五本。


エンド・オブ・ウォッチ スチールブック仕様 [4,000個 初回数量限定生産] [Blu-ray]

ジェイク・ギレンホール,マイケル・ペーニャ,アナ・ケンドリック,ナタリー・マルティネス/松竹

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 制服警官バディモノって、意外に見掛けないな。しかもPOV。
 ロスのいちば~ん治安の悪い地区を、今日も元気にパトロールする二人の警官のお話。
 これが大当たりの、傑作でした。

 考えるまでもなく、
 犯罪の前線で、真っ先に危険な事件と遭遇するのは、この制服警官なんだよな。
 そのハードな仕事っぷりを、臨場感てんこ盛りで体感できる。
 「ちょっと裏口見てくるわ」って、その家の角をまわるだけでも、恐いっつーの。

 映画の形はPOVでも、
 実際はかなりの数のカメラを使っており、ちゃんと劇映画にしてるのが、新鮮で、巧いとおもたよ。
 緊張感とドラマ性を両立してるからね。
 んでまた、主役のコンビがいい奴らでねー。
 車内のバカ話や、プライベートとかね、
 ホント、このまま事件も何も起きなきゃいいのにと、願ってしまうよ。

 あと、メキシコ系のギャング恐すぎ。キンキンのAKには爆笑したけども。


バレット [DVD]

シルベスター・スタローン,サン・カン,ジェイソン・モモア,サラ・シャヒ,アドウェール・アキノエ=アグバエ/松竹

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 スタローンとウォルター・ヒルが手を組んだ! ってことが話題となった、クライム・アクション。
 ごめんなさい。
 ウォルター・ヒルにあまり思い入れもなく、過去作を調べてもみたんだけど、、、ごめんなさい。

 殺し屋(スタローン)が雇い主に裏切られ、復讐するとゆー、12年の新作とはおもえないド直球な内容で。
 バディ関係となる刑事が韓国系とか、
 そのへん…も、べつに新しくはないか。
 まるで九十年代初期の映画で、それをアップデート…してるって云えるかな、コレ?
 ベテランらしく、迷わず作ってるから楽しめるんだけど、
 これも、オッサンホイホイなのかなぁ。。。


○リッチーとの一日

 短編。
 30分にも満たない作品なのに、
 自殺未遂の兄、疎遠の妹、その娘。
 この関係性を見事に構築、発展させたうえに、映像的楽しみまで含ませている。
 きっちり名シーンまであるのが、スゴい。

 スゴいとおもたら、長編リメイクが決まったそーですね。


 華麗な絵画泥棒の話かとおもいきや、ストーリーは予想外に展開してゆく。
 馴染みのないキャストばかりだけど、だからこそ先が読めず、おもしろかったな。
 伏線の張り方もよかった。

 只ね、
 このヒトがハッピーエンドでいいのかな? と、ちょっと疑問に感じたけども。

 これもハリウッドでリメイクするみたい。



 母が亡くなり、親戚の家に住むこととなったが、その家族はトラブルを恐れない犯罪一家であった…。
 ってな粗筋を読み、
 犯罪の泥沼へ巻き込まれーのズブズブ系か、と、おもっていたら、そーゆー感じでもなくて。
 ちょっとワルだぜ風の一家が、どんどん自滅してゆく話。

 映画の出来とはべつだが、何がおもしろいのかよくわからんストーリーだった。
 この家族より、警察の方がよっぽど凶暴に描写されてて、そっちのが見所だったりするし・・・。


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by y.k-ybf | 2014-08-26 09:46 | 映画 | Comments(0)

『るろうに剣心 京都大火編』、を、観た。


 やっとお盆も終わり、自由の身。
 『るろうに剣心 京都大火編』を観てきたよ。

 お盆明け、19日のレイトショーでしたが、
 夏休みの為か、レイトのわりに席が埋まっていたな。
 公開が8月1日なんで、半月経ってもこの人数ってのは、スゴい。
 あとね、公開に合わせて前作をテレビ放送するのって、やっぱり大きいとおもふんだよね。
 ・・・詰まらなかったら、逆効果だけども。

 で、
 本作は、前後編の前編。
 なので、この一作だけで判断は出来ませんが、
 前作『るろうに剣心』のクオリティに劣らず、期待に応えた作品でしたよ。
 まわりくどい言い方になったけど、要するに、とても面白かったです。

 やー、
 この監督さん、巧いわ。
 よくこんな荒唐無稽なマンガを、リアリティで表現して、
 更に原作のポイントも潰さないとゆー、神業みたいなコトをしている。
 勿論、佐藤健とゆー逸材が無くては成立しない作品なんだけども。

 今回のストーリーは、原作でも人気の「京都編」。
 また厄介なモノを…と、不安が先走りましたが、
 とりあえず前編を観たかぎりでは、良し、と。
 とりあえず、乗り越えた、と。

 何が不安だっつーと、キャラですね、キャラ。
 じつに個性豊かで、ドリーム溢れるメンツがモリモリ出るエピソードなので、どーすんだろ、と。
 実写でやれんのか、と。
 ま、もっと具体的に云えば「十本刀」のことなんだけど、
 どーやら活躍は後編になりそーで、
 前編では顔見せ程度…っつーか、せめて名前ぐらい出してあげても良かった気が…。

 他はね、
 藤原竜也の志々雄も良かったけど、
 神木隆之介の宗次郎が、ハマっておりました。
 あのナメた剣術とアクションは完璧だったし、
 大久保利通暗殺のシーンなんか、
 あ、宗次郎だっておもったもんな。
 なんでも神木くん、配役が決まる前から勝手に宗次郎の練習始めてたそーで。納得。

 それと、ナコルルじゃなくて操役の土屋太鳳って子も、良かったな。
 原作のイメージとはぜんぜん違うんだけど、
 あんだけ動けたら、も、操だろって。説得力。

 ホントに役者さんがカラダ張ってアクションやってるのがわかるし、
 スタッフが見事な殺陣を組んでくれているしで、
 素晴らしいアクション映画になったなと、おもいましたよ。

 だから後編がねー、
 後編が、
 上手く風呂敷を畳んでくれたなら、いいんだけどなー。


 そいやエンドロールに、見慣れない「応援」ってのが多数あったんだけど、
 これはどーゆー意味なんだろ?
 「協力」ってのは珍しくないし、別にあったからな。

 ボランティアなのかな?


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by y.k-ybf | 2014-08-21 21:42 | 映画 | Comments(0)

ゴジラ・チャンピオン・まつり! その②。


モスラ対ゴジラ【60周年記念版】 [Blu-ray]

宝田明,星由里子/東宝

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 「ゴジラ」映画は、基本、子供の頃によく観ていた。
 まだビデオはなかったが、テレビで何度も放送してくれたので飽きるほど観た記憶がある。
 んで実際に飽きたし、次第に距離も置くようになった。
 要するに、「寅さん」みたいなもんだ。
 それは郷愁のよーに、我々の内に染み込むものなのだ。

 なので。
 こーしておっさんとなり、再び「ゴジラ」を観るとゆーのは、
 懐かしさと共に、見落としていた新鮮さを感じる。
 何しろ子供は怪獣しか観てないからな。
 こーゆーストーリーだったんだな、と、いろいろ気付きましたよ。
 ニンゲンドラマは、怪獣の前説であることには変わりないけど。

 さて。『モスラ対ゴジラ』。
 「ゴジラ」映画としては四作目だが、
 その前に「モスラ」は単独で映画になっており、『モスラ』は61年7月に公開されている。
 モスラの幼虫が東京タワーに繭を作るのは、そっちの映画なんだな。
 これはついごっちゃになって、間違えがち。

 「モスゴジ」は、
 モスラのでっかい卵がまず登場し、成虫が現れて、幼虫が孵化する。(二匹ね。)
 おそらくパラレル&クロスオーバー的に「ゴジラ」と「モスラ」の世界観を合わせたのだろう。
 改めて考えると、大胆なことをやっていたんだな、東宝。
 で。
 久しぶりに観た昭和の対戦モノは、ゴジラって意外と早く動くんだなあ、と。
 早いってゆーか、機敏ってゆーか。
 ノッシノッシと、踏みしめて動く感じではない、な。
 インファント島の原住民が、
 言葉わからない設定で「ドリンキン、ドリンキン」言ってるのも、時代やなあ、と。
 あと、小美人があまりカワイくなかったです。
 「じゃあ、帰るわ」っつって、あっさり帰っちゃうのはおもろかった。

 そーそー、
 流れ着いたモスラの卵を見せ物にして、一儲けを企もうとするストーリーは、テーマパーク批判かな。環境問題の。
 ニンゲンがわちゃわちゃやってるのを、ゴジラが尻尾の一振りで壊すんだな。最高だ。
 それと宝田明、の眼。
 何か言ってんな、コイツら。とも言いたげな、興味無さげな冷めた視線がたまらない。

 とゆーね、
 ゴジラがモスラの幼虫に倒される、シリーズでも珍しい敗戦の映画でございます。


 64年12月公開のシリーズ五作目となる本作は、ゴジラ、ラドン、モスラの三大怪獣揃い踏みとなります。

 まず、ラドンなんだけど、
 これも単独作品がありまして、『空の大怪獣 ラドン』。
 公開が56年12月と少し遡り、『モスラ』より五年も前に作られているんだな。
 つまり「モスゴジ」同様、
 「ゴジラ」と「モスラ」と「ラドン」のシリーズが合わさった、完全に「アベンジャーズ」状態。
 そして、偉大なる敵怪獣、キングギドラが初登場。
 竜の首を三つもち、全身を金の鱗が覆い、巨大な翼で宙を舞う。この、神々しい姿よ!
 三つ首から降り注ぐ怪光線と、
 エルロロロロロローッ! っつー効果音!!
 今更ゆーことでもないが、
 キングギドラとゆー存在の素晴らしさが、際立っておりますよ。

 んで、そんなキングギドラの卵?が、隕石となって落下してくるのです。
 それをどっかの王女とか金星人とかが、危険です危険です云うの。
 このへん『幻魔大戦』みたいだなとおもったけど、
 たぶんぜんぜん関係なくて、
 『007』とか『ローマの休日』をやりたかったのかな?
 この設定が本当に必要なのか、わたくしにはわかりませんけどね。
 それよりも、
 二匹いたはずのモスラの幼虫が、「一匹死にました」(小美人・談)ってことになってるのが衝撃。
 きっと前作の「モスゴジ」で、ゴジラに尻尾でバシバシ叩かれてたほうだな。南無~。

 ゴジラとラドンのガチバトルが始まり、それをモスラ(赤目)が仲裁&説得。怪獣会議の名場面でございます。
 地球の平和や人類のためとか、まったく考えていないゴジラが、ステキ!
 キングギドラも、意外とスピーディーに動くし、飛ぶのな。
 それに対して放射能火炎…ではなく、岩をボコスカ投げるゴジラ!
 鉄砲玉みたいな、ラドン!
 糸を吐く係、モスラ!

 三大怪獣対キングギドラが堪能できる、贅沢な一本でした。


怪獣大戦争 【60周年記念版】 [Blu-ray]

宝田明,水野久美/東宝

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 木星の陰に隠れていた新星、X星!
 有人ロケットを飛ばして、レッツ・調査!
 と、
 そのトンデモぶりに開始五分でお腹いっぱいです。

 X星のX星人さんも、さすがに今観るとキツいだろなー、設定的にも。
 と、予想していたのですが、
 これがなかなか徹底したミステリアスぶりで、
 所謂ベロベロバーもないばかりか、地球人とのロマンスもいい具合で、秀逸なキャラだなと感心しましたよ。
 只、
 ゴジラとラドンは、その場で洗脳は出来なかったんかいのぅ?
 もしくは、勝手に木星まで連れて来ちゃえばいいのに。
 とゆー疑問は、どーでもいい。
 怪獣バトルが意外と少ない気もしたが、このX星人のドラマ部分が楽しめたので、良し。
 ゴジラとラドンのタッグ対キングギドラも、悪くない。

 相変わらず、岩を投げるゴジラ。
 岩を落とす、ラドン。
 キングギドラの弱点は、岩だったのだな。
 結果は、またもや痛み分け。

 ゴジラの「シェー!」わね、今となってはシュール以外の何物でもない。
 大人が想定する子供が喜びそーなモノ、と、
 子供が欲する観たいモノ、が、如何に剥離しているか。
 こんな時代から変わらないんだな。。。


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by y.k-ybf | 2014-08-11 21:11 | 映画 | Comments(0)

ゴジラ・チャンピオン・まつり! その①。


 デジタルリマスター版で、ホンマに画面が綺麗になっております。 素晴らしい!

 水爆実験により生まれた、ゴジラ。
 そのゴジラを倒すための唯一の手段であり、新たなる大量破壊兵器ともなる、オキシジェン・デストロイヤー。
 強いメッセージ性は未だ古びず。
 懸念した特撮面も、気になることもなかった。
 ゴジラへの恐怖、畏怖の念が、作品全体でブレていないからだろう。

 不純物を除いて、こーやって作り直せばよかったんだなぁ。。。


ゴジラ(昭和59年度作品) 【60周年記念版】 [Blu-ray]

小林桂樹,田中健,沢口靖子,宅麻伸,夏木陽介/東宝

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 84年に公開されたリメイク…ではなく、第一作目からの直の続編となる、『ゴジラ』。
 ガッチガチのシリアスな作品で、
 ゴジラが日本領海内でソ連の原潜を破壊すると、
 ソ連はアメリカの攻撃と想定し、両国は緊張状態に。
 原因はゴジラだと判明すると、
 今度は、ウチの核ミサイルで攻撃させてくれと主導権争いが始まり、板挟みとなる日本政府。
 そんな政治ドラマをきっちり描いており、
 近代社会に怪獣が現れたなら?
 の、シミュレーションを、(当時としては)徹底している。
 んだけどね。
 生真面目に作り過ぎてて、完全に怪獣映画ってことを忘れているんだな。
 総理大臣の苦悩とか、それもいいんだけど、
 なんかゴジラが意外と暴れないっつーか、
 手近なビルだけでも壊してください、みたいな、放っておいたら勝手に海へ帰るんじゃね? ぐらいの心境なのかなと、
 このバランスがかみ合ってない印象でした。
 スーパーXとの対決は、まあまあオモシロいのだが。

 それとね、
 武田鉄矢のあの役は、今となっては理解が難しいな。
 よく有りがたがってるヒトを見掛けるし、
 その気持ちもわかるんだけど、要らないっちゃ要らないだよな。
 アレをサービスだと勘違いしたヒトが、結局、怪獣映画をダメにしたんじゃないの?

 あと、沢口靖子な。
 目玉が大きくて、ゴジラに似てるっつーか、ミニラに似ている沢口靖子。
 コイツの大根芝居とヘタクソなアフレコが、
 その奇怪な容姿と合わさって、サイコな雰囲気を醸すから存在自体がノイズなんだよ!
 オマエがいちばん怖いっつーね。
 じつはゴジラもオマエが呼んだんじゃねーか?
 っつー。
 そんな感想だよ!

 公開当時は、もっとシャープな印象の作品で、恐かった気もしたのだが…。


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by y.k-ybf | 2014-08-05 21:29 | 映画 | Comments(0)

『めめめのくらげ』、を、観た。


めめめのくらげ DVD

末岡拓人,浅見姫香,窪田正孝,染谷将太,斉藤工/東宝

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 13年、村上隆初監督の、映画。
 久しぶりの大型新人。勿論、悪い意味での。


 『サマーウォーズ』と『ポケモン』を合わせたよー…なって、それは『デジモン』か。
 デバイスも使うしな。
 『デジモン』に『サマーウォーズ』を注入して実写映画にしたら、まったくベツモノのカンフー宗教映画になった、感じ。
 わたくしも何云ってるのかよくわからんのだが、それほど間違ってはいないはずだ。

 この愉快な映画について、ストーリーに沿って感想でもと試みたが、
 映される画と、
 語られるコトと、
 そこから受け取るモノとが、どれも若干ズレているので、無理と判断しました。無理。
 この作品は基本、実写の映像全てにCGを載せているだけではなく、
 何かしらの加工処理、エフェクトが掛けられているため、
 例えば懐かしい風景や、見覚えがありそーな光景でさえ、
 超現実的とゆーか人工的とゆーか、見えているモノとはベツモノに見えちゃうんだな。
 それ自体は表現なんで悪いわけではないが、
 例えば、
 震災の津波で父親が亡くなるシーンがあるんだけど、
 その津波もCGで、何故かカラフルなゼリー状の物体になっているのは、如何なものか。
 津波らしくないし、周囲もCGで彩られているので、違う意図でもあるのかとおもえば、そんなこともなかったり。
 演出のラインが、じつに掴み難い。

 CGの出来映えに関しては、良く出来ているとおもいます。
 デザインは、ちょっと…イビツかな。
 アメーバと妖怪のラクガキを混ぜたよーな感じで、
 えーと、これも好みなんかなぁ。

 主人公の少年マサシは転校先で、「くらげ坊」と出会う。
 くらげ坊は、とある研究所から逃げ出した「ふれんど」と呼ばれる、
 う~ん、と、
 子供の負の感情をエネルギー源とするデジタルのバケモノみたいなモン。
 スマホみたいなデバイスで、どこでも出し入れできる。
 倒されても死んでも生き返ることができる。デジタルだから。
 (冒頭で、「一匹逃げたぞ!」とか云うんだけど、じゃ、デバイスで戻せばいいのにな。)
 研究所には、年がら年中黒いマントを羽織ったイタい連中がおり、
 大人や学校には内緒でデバイスを子供たちに配り、バトルをさせることで負のエネルギーを集めているのであった!
 なんたる地道な戦略。そして、ちゃんと秘密を守る子供たち。
 コレ、
 普通にオモチャとして販売した方が効果的な気もするが、、、。

 クラスメートと馴染めないマサシはイジメにあう。
 イジメに使われるのもふれんどで、ニンゲンにも直接的なダメージを負わせることができる。
 子供たちがゲームバトルへ夢中になったり、
 執拗で凶暴なイジメをする姿はかなり誇張されており、何かの批判が見え隠れする。
 この、見え隠れする何かは、所々に用意されておりまして、
 震災やら反原発やら、
 メッセージが宗教臭くて鬱陶しいなとおもっていたら、ホントに新興宗教ネタが劇中に出てきた!
 そのまんまかいな。。。
 で、
 この宗教団体が研究所へ押しかけるんですよ。
 「なんや訳の分からないことすんな!」って。 なんて正論!
 つか、
 研究所で黒マントの連中が風水の魔法陣みたいのでモンスター作ってるのを、宗教団体が抗議するって、
 逆じゃないのか、普通? いいのか、そのアングルで。

 ま、そこは些細なトコロとして。
 バトルの大会ってのが、急に告知されます。メールで。
 (確信はないんだけど)どーやら強いヒト限定に告知されたよーで、
 集まったのは、、、子供三人。うち、一人は黒マントにスカウトされた子。
 ぜんぜん人気無いのな、黒マント。
 あんだけデバイスバラまいて、子供二人しか来てくれないの。
 つか、二人でも大会始めちゃうから、驚いたけどな。

 んでこのスカウト的に呼ばれた子ってのがまた、急に登場した孤児院の子で。
 ゲーム機を改造できちゃう才能があって、
 イジメっ子とも知り合いだけど自閉気味でコミュニケーションがとれないとゆー、
 後半にいきなり出すにはチート過ぎるお子さんで、
 しかも、コイツが使うふれんどはモンスターとか妖怪じゃなくて、改造して作ったリアル等身のメイドの女の子。
 いや、エロいメイドの女の子(パンチラ有り)なの。
 世界観台無しっつーか、ルールもメチャクチャ。
 何考えてんだろ、黒マント。いや、村上隆。
 (このメイドの子は、村上隆がアート作品として発表してるナニカですな。)

 んでんでクライマックスは、
 黒マントの連中が集めたエネルギーで作った巨大モンスターとの対決になります。
 黒マントは巨大モンスターを使い、日本を破壊するのが目的だったのです!
 震災で十分破壊されてる気もしますが、それじゃ足りないみたいなのです!!

 えーと、
 それから斉藤工が死んだり死んでなかったりコピーロボットになったり、
 孤児院の子がシステムを短時間で解析する神業を見せたり、
 アレがきっと弱点よっつったらホントに弱点で、あっさり巨大モンスターを倒しての、ハッピーエンド。
 メデタシメデタシ。と。

 ここまでならね、
 このままだったら、まだよくある子供の友情と冒険と、淡い恋の物語だなーっつって納得もできるんだけど、
 この映画は困ったことに、
 精神の歪みっつーか澱むっつーか、何かが宿ってるよーにおもえちゃうんだな。
 先にも云ったけど、隠されたメッセージみたいな。
 なんでそんなことをおもったかってーと、
 ほぼ子供がメインの映画なのに、子供が可愛くない。愛らしくない。
 言い方を変えるなら、魅力的に撮られていない。むしろ怖い。
 ヒロインの子ですら、怖い。
 イジメっ子側の子供らなんか、醜悪の極みみたいな表情をするし。
 こんな愛嬌のない、ぶさいくで憎たらしい顔ばかりの、子供メインのドラマなんて覚えがないわ。

 や、子供ってそーゆーもんだ。
 子供の視線からは、こー見えるんだ。
 そーゆー意図は、わかる。
 だったら、主人公とヒロインぐらいどーにかしろよ、ともおもふが、それはさておき。
 マサシとくらげ坊が出会って、友情を育むってシーンがあるんだけどさ、
 コレ、
 楽しく遊んでるよーに見えないんだよな。
 マサシが蹴ったり叩いたり、木にぶつけたり、くらげ坊を虐待してるよーにしか見えないんだけど?

 これも、子供ってそーゆーもの、なのか。
 イヤ、「子供」の偏った印象を押しつけてるだけじゃないの?

 これは子供の自然な姿なんかじゃなくて、
 子供ってこーゆーもんさってゆー、大人の偏屈なイメージだよ。
 イメージとメッセージとゆー、エゴの押し付け。
 それがこの映画全体に帯びている、気持ち悪さの正体じゃないのかな。

 なので、
 そーゆーカルト映画としては、じつに愉快な作品であります。
 異常なぐらい多用されるスローの演出とか、意図不明な半分田んぼのアングルとか、
 ドラッギーにすらおもふもの。

 しかも!
 この白昼の幻想はまだ終わらない。
 エンドロールの後に、まさかの『めめめのくらげ2』の予告が!!


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by y.k-ybf | 2014-08-05 17:05 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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