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考えるな、感じろ、いや、やっぱ少しは考えろ! 『イン・ザ・ヒーロー』、観た。


 じつは「仮面ライダー」の隙間の時代でもありまして。
 リアルタイムでゆーと、「スカイライダー」や「スーパー1」。
 「ZX」の特番もありましたが、
 前後に少し時期が開くんですよ。シリーズの。
 ってことは特撮の低迷期なのかとゆーとそんなわけでもなく、むしろ多様化している時期で。
 「ウルトラマン」や「戦隊シリーズ」は当然存在しており、
 「ロボコン」などのキッズ向けシリーズや、
 「宇宙刑事」シリーズや単発のヒーローモノなど、かなりの数があったと記憶しております。
 「宇宙からのメッセージ 銀河大戦」ってのもありまして。
 それでわたくしは真田広之のファンになったわけですけども。

 そんなわたくしが、
 この特撮界の裏側、スーツ・アクターを主人公とする映画を観てみたわけなのだが。。。

 「裏方」とゆーリアリティがあることで成立する存在を、デフォルメして描いてどーすんの?

 まず唐沢寿明の、
 ブルース・リー大好きキャラ押しが、ウザい。
 ポスターや仕草だけで十分伝わってるのに、
 何度も何度も自分でアピールするのは、ウザい上に、途中から武士道とか言い始める。
 どっちかにしろ。

 日本には世界的なアクション・スターがいない、とゆー発言には驚いた。
 千葉真一や真田広之、倉田保昭がるやん。
 ま、
 コレは彼らが存在しない世界の話とも考えられるので、スルーも可。
 しかし。
 顔を表に出して名前を売ってスターにならなきゃダメなんだって発想は、
 結局、裏方じゃダメって云ってるのと同じで、テーマが矛盾してる気がするんですけどね。
 どーなのよ?
 それは役者が目指すことであって、裏方の目的ではないよね?

 んなこと考えるな、とか、
 売れるな、とかではなくて、
 裏も表も、それぞれに大切な役割と仕事があって、
 責任と信頼関係があるから作品は完成するんだよ、って映画ではないのか、コレわ?
 なんじゃい。

 ハリウッドの映画監督が、CGを使わず、ワンカットで危険なアクションを撮る。
 ってな展開になりますが。
 ハリウッドの監督なんてピンキリだし、
 「不死身の白ニンジャ」とか云ってる時点で、アサイラムかアルバトロスかトロマ辺りであろう。そこはよし。

 つかさ、
 人命に危険が及ぶ非常識なアクションをやらせる監督って存在がそもそも論外で、有り得ないからな。
 もしホントに死人がでたら、映画作品そのものが潰れちゃうし。
 それとも日本の無名なスタントが死んでも、ハリウッドならモミ消せるって皮肉なんか?

 ノーCG、ノーワイヤーとか云ってるわりに、
 セットにはしっかり合成用のグリーンバックが張られているし。
 実際の撮影も、たぶん…合成だよね?
 (例の落下シーンも、スピードがおかしいし。)
 ワンカットで撮影するって劇中でも云ってんだから、
 大変だろーけど、アクションもワンカットで見せないとなー。
 出来るんだぞ、ってトコロを。
 つまり、二重に矛盾してしまってるわけだわ。

 そんで。
 福士蒼汰は何役でこのニンジャ映画に出てるの?
 代わりに唐沢寿明が出た、って話じゃないよね?
 スタントだったら、スターではないし…。
 どーなってんの???

 とゆー、
 ちょっと混乱する展開になりますが、
 要するに、
 特撮ヒーロー版『蒲田行進曲』ですね。
 スターのために、無名のスタントが命を懸ける、とゆー。
 だ・か・ら、
 尚更、スターになることが最終目的なのはおかしいのよ。
 ヤスが銀ちゃんになって、どーするか、と。

 あと、スローの使い方がおかしい。品川さん級に。
 どーせなら落下シーンをスローにすればいいのに、
 まったく意味も効果もない、機材を台車で運ぶシーンとかスローにしてんの。
 アホか。

 んで、
 ハリウッドの基地外監督が、
 インタビューで「映画は監督のモノだ!」って答えて終わるんだけど。
 このキャラなら云いそうだってのは判るとして、
 映画の最後、ロールの後に付けたらダメだろ!?
 冗談や皮肉だとしても、これだと作品の総意に聞こえちゃうよ?
 台無しですよ。

 とゆーね、
 題材だけは良くても、中身はムチャクチャな映画でした。
 が、
 ライダーマンこと唐沢寿明も、
 フォーゼこと福士蒼汰も、個人的には好きな役者さんだし。
 松方弘樹も出てくるし。
 描き方に多々問題ありますが、スーツ・アクターとゆー題材には惹かれるし。
 「裏方」への誤った認識が解かれる過程は、ベタだけどスッキリするし。
 悪くないと云えば、悪くない映画なんだけどねー。

 エンドロールに使われる、
 本物の、スタントシーンは大変素晴らしく、迫力も最高なので、
 そこを本編として観るのも、アリだ!


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by y.k-ybf | 2015-11-27 20:37 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『サボタージュ』、とか。三本。


サボタージュ [DVD]

アーノルド・シュワルツェネッガー,サム・ワーシントン,テレンス・ハワード,ミレイユ・イーノス,オリヴィア・ウィリアムズ/Happinet(SB)(D)

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 アーノルド・シュワルツェネッガー主演、デビッド・エアー監督とゆー、
 ある意味、夢の組み合わせな本作。

 で、
 観たんですよ。
 面白かったのですよ。
 ネットで評判、検索したんですよ。

 すげー叩かれてんのな!

 や、わたくしもね、
 金網で巻かれた死体が揚がった時、
 ん? とはおもいましたよ。
 誰やろ? と。
 ラスト、
 西部劇になって、しかも室内って展開に、
 ん? とはおもいましたよ。

 シュワがタイプする姿は何度観ても愉快だなあ、
 唐突にキスシーンくるなあ、と。
 ええ、ホントに。

 でもね、
 プロフェッショナルなチームによるカチコミシーンとか、最高だったじゃん?
 暗殺のされ方が、非人道で残虐じゃん?
 シュワのボス感、最高じゃん?

 とゆーソリッド故にちぐはぐな出来になってしまった本作を、わたくしは嫌うことができないのですよ。


キカイダー REBOOT DVDスペシャル・エディション

入江甚儀,佐津川愛美,高橋メアリージュン,鶴見辰吾,長嶋一茂/KADOKAWA / 角川書店

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 これぐらいの出来だとは、予想通りでした。
 なので、
 ワースト級にヒドいとかおもわなかったのですが、
 んー…、
 ストーリーと設定に関しては、今やるレベルじゃないし。
 デザインも悪くないけど、ちょっと前に流行った感じで。
 ドラマは特撮レベルのままだし。

 要するに、
 何故今(14年)コレをやる?
 とゆー疑問しかない。
 全力でパクった「ロボコップ」のリブートがコケるとゆー災難もありましたが、
 それもなんつー、志の低い自滅なのか。
 しかも内容的には「ターミネーター」だしな、コレ。

 「キカイダー」っぽさはドコにあるんやろとおもっていたら、
 まさかの、
 良心回路、スイッチ・オフ!

 原作を冒涜するくらいなら、
 根本から作り直して、ストーリーも考えなさいよ。


 ま、似てるってほどでもないけど、親戚とちょっとありまして。
 それ以来、疎遠となりました。

 わたくしは実家の仕事を継ぎ、現在に至るわけですが。
 かつて父と車で走った道路も、いまでは様変わりした場所も少なくはなく、
 時折、何かを想ったりもするのです。
 交わされなかった会話、とか。

 そんなことを考えさせる、映画でしたよ。


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by y.k-ybf | 2015-11-23 10:30 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『喰女』、とか。四本。


喰女‐クイメ‐ 特別版(公開版・DC版併録) [Blu-ray]

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 企画にも名前がありました、市川海老蔵が主演、
 三池崇史監督の、本格ホラー。

 「四谷怪談」を題材に、
 劇中劇のリハーサルと、オフのプライベートとゆー二つのドラマを交錯させる構成が、
 素晴らしく効果的。

 リハーサルとゆー独特な閉塞と、現実の不穏。
 それぞれで語られる異なる怨念が、やがて結び付く流れが、また良い。

 ま、なんつっても、
 共演する女優を喰いまくる男優役を、海老蔵が演じる説得力。
 実体験なのかなー、と、
 ついつい妄想してしまふ「たらしぶり」は、流石でした。

 ホラーとゆーか、怪談映画。
 三池作品、久しぶりな当たりでした。


 「人狼ゲーム」シリーズとして捉えた方が分かり易い、本作。
 ストーリーは続いておらず、
 キャストも違い、ルールも若干変更されている。

 ほら、続編じゃないでしょ?

 シチュエーションと、軟禁される建物は同じ。
 あと、ストーリーも。

 人狼ゲームをします!
 以上、粗筋終わり。

 前作との違いは、
 主となる人物が「人狼」で、その視点から語られること。
 要するに、
 誰を狙うか、どーやって襲うか、誤魔化すか、とゆー能動性がストーリーを展開させるので、
 退屈な反復にはなっていない。

 監督は同じヒトだけど、
 脚本のヒトが変わってるので、その影響かも。
 会話とかリアクションも悪くなかったです。
 (土屋太鳳作詞作曲のあの曲はさておき。)

 只ねー、相変わらずボロボロしてる箇所もあって。
 いくら手慣れているとは云え、あんなに上手く殺せるか?
 とか、
 素直にゲームに参加しすぎじゃね?
 とか、
 あのラストはいろいろマズくね?
 とか。
 そんなボロボロの中、
 いちばんヒドいなとおもったのは、じつはエンディングの曲で。
 土屋太鳳が散々っぱら劇中、痛々しくも歌っていたのがパンクロック調の曲なのに、
 あんな静かな落ち着いた曲をエンディングに流すかね?
 展開的にもアウトですよ。
 しかも、途中でフェードアウトするしな!
 フルで流さねーのかよ!

 大人の事情でしょーが、
 逆効果でしかないんだよな、こーゆーの。


 疎遠だった父が住む実家へと戻ったら、
 そこはお化け屋敷系の、ストレートなホラー。

 古くて汚れた家、
 信用できない父親、
 二階からの不自然な物音、
 亡くなった母が残したビデオテープ、
 沼の対岸に灯る謎の光、と、
 ホラーの定番とも云えるポイントはしっかり押さえてあり、
 更に、
 身体が不自由で身動きできない主人公の判り易さ。(作り易さとも云う。)

 シンプルに展開するストーリーは堅実で、安心のホラー映画にはなっている、
 が、
 投げっぱなしのズドンと終わるラストは、如何なものか。
 定番ポイントは押さえた、だけ。
 伏線らしいフリも特に活かせず。
 起承転結の、
 「承」の「ょ」のあたりで終わっちゃう。

 や、こっからだろ? と。
 それからどしたの? と。
 結局、怪しい二階には上がらないのかよ!

 クロエ・モレッツがギリギリ不細工になったよーな顔の主人公も含めて、
 いろいろ勿体無いホラーでした。

 「前編」としては、おもしろいです。
 (「後編」など存在しませんが。)


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ヘイリー・ベネット,アシュリー・グリーン,ルーカス・ティル,ジェームス・ランソン/TCエンタテインメント

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 所謂、
 追われる羊が逆襲して狼を喰い殺す系の、サスペンス・スリラー。

 全生徒が里帰りしてる中、
 たった独り(&警備員、メンテナンス係)で寮に残った理系大学生女子が、
 カルト殺人集団の標的にされて…。

 とゆー、
 小ぢんまりとしつつ豪快なストーリー。

 ハッキリ云ってしまいますが、
 主演のヘイリー・ベネット可愛さで観てしまいました。
 『イコライザー』では、クロエと仲良かったけど殺されちゃう子ですな。
 ジェニファー・ローレンスにちょっと似てるけど、そこまでエロくなく、ちと影がある。

 そんな子が、無人の大学校内をあっちこっちと逃げ回りながら、
 理系の知識を‥‥‥ちょっとだけ活用して反撃するのです。
 釘バットは、間違いなく理系ではないが…。

 とくに理由もなかった電灯のパチクリや、
 無個性なカルト集団、飛躍過ぎな結末。
 捻りもないシンプルなストーリーに好みは分かれそーだが、
 主演頼りの、
 ある意味アイドル映画ではないかと頭を切り換えれば、かなり楽しめましたよ。



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by y.k-ybf | 2015-11-22 11:04 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』、とか。四本。


 いつもは浮きがちなジャック・ブラックが、丁度良くハマってる新鮮味。
 「黒人」を演じる役柄のロバート・ダウニー・jrも、いまとなっては…、だしな。
 (ベン・スティラーは、だいたいこんな感じか。)
 マシュー・マコノヒーも脇役でちゃっかり出ており、
 なんたる無駄な豪華キャストと驚くやら呆れるやらだが、極めつけはトム・クルーズ。
 ハゲヅラのトムが、禁止ワードを連発しながら踊り狂ってます。
 ステキ過ぎ。

 この映画が秀逸なのは、
 『地獄の黙示録』をそのままパロディにするわけではなく、
 そのメイキングである『ハート・オブ・ダークネス』のパロディだとゆー点で。
 じつに鋭い批評性が隠されており、
 また映画としても、ド派手に爆破しまくる本気度が、尊敬に値するほど素晴らしい。

 手を抜かないと云えば、
 オープニングの会社ロゴ(他社でしかも本物!)だけでも、どんな魔法使ったんだ!? と、問い詰めたい気分だ。


 わたくしよりちょっと下のため、殆どノータッチ。
 思い入れもないとゆーか、
 ミュータントのカメがニンジャでティーンエイジと云われても、
 ズレた感覚ではどーしたって、
 カメのバケモノがニンジャのコスプレしながらピザ喰ってるよーにしか見えないのだ。
 そんな訳なので、
 カメの映画化にもまったく興味が湧かず、
 前のシリーズも観ないまま、今回のリブートに挑んだわけなのですが。

 や、フツーにおもしろかったです。

 マイケル・ベイが製作してる影響なのか、
 すんごい「トランスフォーマー」っぽい。作りの大胆さが(粗さが)。
 つか、
 このまますぐにコラボできるぐらいよー似てるので、
 マイケル・ベイのあーゆー作品が好きなヒト向けの映画じゃないかな。

 只、
 リアルの密度がギリギリ気持ち悪いトコまでイっちゃってるので、
 正直、
 思い入れのないわたくしには、まだ気持ち悪い。

 あと吹替が、
 主人公の女の子をベッキーが当ててるんだけど、、、
 似てると云えば似てるし、
 そのまんまと云えばそのまんまで。

 ネズミのカンニング竹山は、
 ヘタではないけど、明らかなキャスティング間違い。

 えーと、
 まさか濡れてるから…じゃないよな?


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レベッカ・ホール,イメルダ・スタウントン,ドミニク・ウェスト/東宝

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 オカルトを真っ向から否定する才女の元に、
 幽霊騒動で混乱する学園から調査依頼が入る、が…。

 とゆー、
 オカルト興味が引かれるプロットではありましたが、
 ストーリーは思わぬ展開へ、
 あれよあれよと進んで傾いてゆくのです。

 理屈は判るけどね、とー。

 冒頭の一件と結末は、
 母親のつよい想いとゆー点で対になっており、
 心霊写真とか、
 面白い点もいくつかあったけど、
 最期まで肩透かし感が拭えなかったのは、物語に期待したモノの違いかな。
 ドラマの主軸が、
 主人公の失われた過去だけに集約されてしまふのだ。
 もっと話も広げられたのになー、と。

 只、このラスト。
 じつは彼女は…ってのを匂わせており、そこは気付けてよかった。
 コレがないと、ほんまに。。。


 サイモン・ペッグの一人芝居とも云える、ドタバタしてるコメディ。
 製作総指揮にも名前があるから、
 よっぽどやりたかったんだな、この役。
 ヘンなヒト。

 タイトルほど「変態」な内容でもないが、コレは当然邦題。
 原題の方が洒落ている。

 心理的な恐怖を打破する物語で、
 じつは、多くのヒトが共感できるテーマでもある。

 見知らぬドアを開けるのは、とても勇気がいるのですよ。

 ハリネズミの童話も、良かったです。


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by y.k-ybf | 2015-11-22 10:44 | 映画 | Comments(0)

『ラスト・ナイツ』、観た。


 ついでにハリウッドデビュー作、だそーで。
 前作『GOEMON』が09年なので、単純に考えると6年ぶりの新作となる。
 (製作に5年掛かったみたいだけど。)

 紀里谷とゆーと、
 デビュー作の『CASSHERN』、次作の『GOEMON』が、語り草になるほど評判悪くて。
 そーゆー意味での、
 あの、なわけだ。

 因みに、わたくしはそこまで評価低くないんだけどね、紀里谷。

 さて。『ラスト・ナイツ』。
 結論から先に云ってしまふと、とてもよく出来ておりました。
 水準ってなモノが映画にあるとしたら、そこは確実にクリアしてるし、
 監督名を知らなかったら、
 フツーに洋画だと勘違いしてたかも、
 とゆーレベル。
 前作まで猛威をふるっていた紀里谷独特な映像演出は微塵もなく、
 その分、衣装や美術デザインに個性は注力されており、
 作品のバランスも安定している。

 キャストも実力派が揃ってる以上に、
 様々な人種によって形成されているのが良い。
 異世界観が増すのと同時に、
 独自の歴史から生じるリアルさも感じられた。

 そんなわけで、
 映画全体のクオリティに関しては問題ない、と、おもふ。

 只ね。
 「忠臣蔵」が題材になっていると聞いて、嫌な予感がしたのです。
 『47RONIN』みたいな例もあるから。
 幸い、その予感はハズれたのですが、
 別の…、と云いますか。
 ホントに、
 「忠臣蔵」のまんまなんだよな、このストーリーが。
 全てが想像と予測通りに進行して、展開して、終わる。
 敵の監視を欺くトコや、
 城へ攻め込む過程、剣劇と、
 面白いポイントはちゃんと作ってあるけども、
 ズバ抜けて優れているわけでも、新鮮でもなく。
 それ以上の事は、何一つ起こらない。
 まるでテンプレ化した「時代劇」を観ているよーな気分になるのです。

 これは矛盾とも違うとおもふが。
 監督の個性が消えると共に、
 作品の特徴まで消えてしまったよーに感じられました。

 個性的とゆー点においては、間違いなく、前二作のが上。

 我ながら、
 お客さんってのは勝手なもんだと、おもいますが…。

 しかし、
 本作のクオリティ、完成度はまた別なのでね。
 「忠臣蔵」って物語に飽きるほど触れてきた世代より、
 もっと二十代以下の若者や、
 外国のヒトの方が、よりこの映画を楽しめるのではないか、と。

 「忠臣蔵、知らねー」って方にこそ、
 オススメですよ。

 それか、
 年寄り、かな…。


 そーそー。
 字幕が例のヒトだったのですが、
 「刃傷」って言葉はミエミエで冷めるので、要らなかったかもなー。


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by y.k-ybf | 2015-11-18 21:21 | 映画 | Comments(0)

二つで充分ですよ? 四本あります。『バカヤロー!』シリーズ、観た。


 森田芳光監督の製作総指揮・脚本による、コメディ・オムニバス。
 「バカヤロー」ってキレるシチュエーションをコンセプトに、
 各話、様々な監督が名を連ねている。
 当時は結構話題にもなりまして、
 テレビでも放送され、それをよく観ていたのですよ。
 …楽しかったかはさておき、
 リアルタイムな物珍しいモノとして、印象に残っておりました。

 今回、
 WOWOWで全シリーズ放送するとゆーので、久しぶりに観てみたのですが…。
 うー…ん…、、、
 面白くなるには、まだ早かったかなぁ…。

 とゆー、
 未消化なアレでしたので、感想はパス。無理。

 ざっと観た、
 とゆー記録だけに留めておきますよ。


 妙に「セックス」とゆー言葉やベッドシーンが多用されているのは、
 オープンに下ネタを扱うとゆー当時の流行、かな?

 「エッチ」が「セックス」とゆー具体的な言葉に変換された時期ですな。


バカヤロー!2「幸せになりたい」 [VHS]

藤井郁弥/バンダイメディア事業部

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 堤真一が、若い。
 爆笑問題の田中が、痩せている。小さい。
 太田は若いせいか、今観るとフツーの若者だ。

 コンビニとゆー存在がまだ新鮮な頃であろう。
 お客が使えるトイレもなく、
 スーパーの延長と云った感じで、
 作り手の、コンビニへの懐疑が見て取れる。

 同じよーなことは、
 藤井郁弥主演の「家電の新製品に振り回される」話とも共通しており、
 CDの登場が如何に脅威であったか、些か誇張して描かれている。

 まさか円盤媒体がデータに変わったり、
 アナログ・レコードが未だに残ってるとは、当時は想像もしなかったろーな。

 山田邦子がいい女風に主演してるのは、ちょっとイラっとしました。


バカヤロー!3「へんな奴ら」 [VHS]

平田満/バンダイビジュアル

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 永瀬正敏主演のXmasの話が、
 最初まったく理解できず、何度か確認してしまった。

 このシリーズは展開とオチが強引なので、そんな話がじつに多い。


バカヤロー!4(YOU!お前のことだよ) [VHS]

春風亭小朝/バンダイビジュアル

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 爆笑問題の太田が監督として参加。
 主演はなんと、春風亭小朝。
 今考えると、すげー組み合わせ。
 内容はおもしろ、そう、ではあるけども。

 いまではタイタンの社長としてお馴染みな太田夫人が、松永光代の名前で出ております。

 ユン・ピョウが全編カタコトの日本語で話す珍エピソードは、
 シリーズ全話の中でも異彩を放ちまくる、珍品ぷり。


 ホントにまー、
 時代と共に生まれ、
 時代と共に死ぬはずだったのに、ゾンビみたいに生きている、
 そんな作品でありました。


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by y.k-ybf | 2015-11-15 23:06 | 映画 | Comments(0)

『ホビット 決戦のゆくえ』、観た。


【Amazon.co.jp限定】ホビット エクステンデッド・エディション トリロジーBOX ブルーレイ版(15枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

イアン・マッケラン,マーティン・フリーマン,リチャード・アーミティッジ,エバンジェリン・リリー,リー・ペイス/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 『ロード・オブ・ザ・リング』から始まった、
 長い長い物語が、遂に完結。

 上質なファンタジー映画を作り上げたピーター・ジャクソンに、
 心から感謝と、
 お疲れ様でしたと、伝えたいものでございます。

 正直、ファンタジー映画の古典確定とも云えるこの作品に、
 しかも今更感想とか、何を云えばいいのか。
 も、
 安心の、面白さ。
 クリストファー・リーの、最期の勇姿も拝見させていただきました。
 心の涙を拭いながら。

 只、
 ドラゴンの件は前作に収めておいてほしかったのと、
 その空いた時間の分、エピローグをもっと足してほしかったな、と。
 そんぐらいです。
 ええ。
 要するに、
 あの素晴らしい映像世界の冒険を、もっともっと観たかった。
 それだけなのです。

 ありがとう、
 ピーター・ジャクソン。


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by y.k-ybf | 2015-11-15 10:58 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『22ジャンプストリート』、とか。四本。


22ジャンプストリート [DVD]

チャニング・テイタム,ジョナ・ヒル,アイス・キューブ,ピーター・ストーメア/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 『21ジャンプストリート』の続編、
 『22ジャンプストリート』。

 今回は舞台を大学に移し、いつもの二人が…ってストーリーは、開き直って前回とまったく同じ。
 逆に新鮮。
 ホントに変わり映えしないので、
 ユル~く展開するストーリーは若干退屈で、
 やっぱり続編クオリティかー、と油断してたら最期にキタコレ。
 怒涛のウソ予告編ラッシュ!
 コレか!?
 コレが本命か!?
 とゆーぐらい爆笑させてもらいました。

 コレ、ホントに本編でやっちゃえば、シリーズとゆー概念を覆す、どエラいコトになったろーな。

 (とは云いつつも、本編もちゃんと面白いので、安心してください。
  アイス・キューブとの絡みは最高でしたよ。)


コンタクト 特別版 [DVD]

ジョディ・フォスター,マシュー・マコノヒー,ジョン・ハート,ジェイムズ・ウッズ,デイビット・モース/ワーナー・ホーム・ビデオ

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 好きなタイプの映画なのに、
 何となーく見逃してきた、この映画。

 主演はジョディ・フォスターだけど、共演はマシュー・マコノヒーなのだね。
 ここでは「送る」側を演じて、
 『インターステラー』では「送られる」側を演じたわけですな。

 んで。
 観る前は、異星人とのコンタクトによって起きる、人類の改革か何か。
 の、話かと予想していたが、
 まさかこんな、リアルな胸くそ悪い気分になる話だとわ…。

 97年公開とゆー時期を考えると、
 如何にも九十年代的な切り口の映画ともおもえる。
 ホント、
 あのゴミクズみたいな人格最低の博士は、死んで当然だな! と、おもいましたよ。
 『インターステラー』の、マン博士みたいなコト語り始めるし。

 この二作を比べてみるのも、おもしろいですな。


 ヨッシャ、やったるわーっ!
 と、山を走って渡る覚悟で城を飛び出した…、までは良かったのだが、
 そっからはちと予想とは違った展開となり、少し拍子が抜けた。

 あくまで個人的な予想だが。
 貧乏な田舎大名が、
 知恵と工夫で、強権的な参勤交代をクリアして、江戸奉行の鼻をあかす。
 みたいな話しかな、と。
 そんな方法があるのか、とか、
 そんな手段で誤魔化すのか、とか、そーゆーやり取りを期待しておったのですが。

 そしたらね、
 刺客とゆー物凄く分かり易い妨害に襲われて、
 斬り合いが始まり、
 ラストはかなり大事なチャンバラとなって、犠牲もでる始末。

 イヤイヤ。
 このストーリーに、こんな殺し合いは不要じゃないの?
 チャンバラ・アクション自体は悪くないし、佐々木蔵之介の居合も素晴らしかったけども。
 そーじゃなくて、
 知恵と工夫で困難を乗り切る姿を見たかった。
 お人好しの田舎侍の、その人柄を楽しみたかったのだ。
 死人がでる展開は、ミスマッチにおもえてしまったなぁ。

 あくまで、
 映画の出来とは別な、個人の感想ですけど。


 今回、深田恭子は、ハズレ。
 あと、エンディングの選曲もヒドい。

 キャスティングも選曲も、
 事情があるのは判るが、
 判るんだから、何とかしてくださいな。


聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY [DVD]

石川界人,赤羽根健治,小野賢章,岡本信彦,野島健児/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 全編3DCGで製作された、
 云わば、リブートされた「聖闘士星矢」のアニメ。

 大まかな設定はそのままに、
 キャラのデザインや性格などは、
 良く云えば今風に、悪く云えばチャラく軽くなっており、
 原作やそのアニメを知ってる世代には、なかなかのハードルになっております。
 とくにギャグパートとゆーか、ユーモラスな部分は厳しくて、
 そこまで敷居を下げなくてもいいのでわ? と、不安になりました。
 車田正美の絵なら、抵抗ないかも、だが。
 リアクションや動作も、
 ディズニー的とゆーかピクサー的とゆーか、
 あの過剰に大袈裟でぐにゃぐにゃする動きをさせるんだな。
 コレがまー、
 ミスマッチにしかおもえなくて。勿体無いな、と。

 新たにデザインされたクロスが、
 変身シークエンスも含めて、カッコ良かったんですよ。
 戦闘シーンも、迫力があった。
 絵や演出に説得力があって、
 コレコレ! と。
 出来てるやん、と。
 話は違ってしまうが、
 どーしてコレを実写で出来ないの?
 とおもふぐらい、満足できました。

 そしたら監督さんは、さとうけいいちとゆー方で、「タイバニ」の監督さんなのだね。

 CGアニメに良い印象がなく、スルーされたヒトも多いとおもふが、
 バトル演出は一見の価値アリな作品でしたよ。
 コレと実写を巧く融合出来れば、
 かなりレベルアップするとおもけどなー。

 とゆー意味での、勿体無い。


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by y.k-ybf | 2015-11-13 10:35 | 映画 | Comments(0)

お爺ちゃん映画、二本。『鑑定士と顔のない依頼人』と『イップ・マン 最終章』。


鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]

ジェフリー・ラッシュ,ジム・スタージェス,シルヴィア・ホークス,ドナルド・サザーランド/Happinet(SB)(D)

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 コレね、
 鑑定士としては一流だけど気難しいお爺ちゃんと、
 美貌とお金はあるけど過剰なほど引きこもりな女性との、風変わりなラブ・ミステリー、かな?
 と、高をくくってたんですよ。
 そしたらまさか、あんな展開になるとわな!!

 イヤね、
 あの修理屋の若造は怪しいかな?
 とはおもったし、
 壁の中の女性も、何かあるだろーな、とは予想していたよ。
 それがねぇ…。

 も、空虚な思い出迷子の廃人ですよ?
 お爺ちゃんなのに!

 これがね、もっと底意地悪いジジイなら、
 ざまーッ! フゥーッ!!
 ってアガるんだろーけど、
 ストーリー展開が完全にお爺ちゃん寄りな、
 頑ななココロを解放するカタルシスへ傾いて観ていたので、シンクロして激鬱状態を味わいましたよ。
 (お爺ちゃんもズル賢いコトはやってんだろーけど。)

 要するにね、
 ストーリー状のトラップに、見事、引っ掛かったわけなんですよ!

 超、楽しめました!


イップ・マン 最終章 [DVD]

アンソニー・ウォン,エリック・ツァン,アニタ・ユン,ジョーダン・チャン,ジリアンチョン/Happinet(SB)(D)

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 「後のブルース・リーである」系の大本命、
 「イップ・マン」を主人公とするシリーズ最終章。
 シリーズと云っても、ドニー・イェンが主演のモノとは別らしく、
 監督が「誕生編」と一緒なので、そっちのシリーズであろう。

 既にややこしくなっているが、
 コレが、「イップ・マン」。
 本作は晩年の頃を中心に描いているが、それもどっかで観たことあるしな。

 カンフー・アクションに関しては不満もないレベルなのですが、
 偉人のよーに描かれるイップ・マンは、
 やや美化され過ぎて物足りず、抑え気味なドラマに勢いもなし。
 しかも脚色してるから、個性も見所も減るばかり。

 九龍を支配する謎の人物「ドラゴン」が、
 いつ出るのかなぁ~、
 もしかしてアイツかなぁ~、と期待してたら、
 いつの間にか登場していた傷面がドラゴンだとわな!
 ガッカリ!

 それと、ブルース・リーはもっと似せる努力をしろ!


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by y.k-ybf | 2015-11-11 11:01 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『APP アプリ』、とか。四本。


 いつの間にやら貴方のスマートフォンに、見覚えのないアプリがダウンロードされておりますね?
 興味本位で素性の知れないアプリをダウンロードすると、たいへんなコトになりますよぉ~。
 この、女性みたいに…。

 と、
 喪黒風に前説してみましたが、
 実際、たいへんなコトになるお話。

 スマートフォンがデータを撒き散らし、パニックを起こしながら拡散してゆく様はなかなか面白く、
 アプリのくせして、リベンジポルノ級の人間クサい嫌がらせをするなんて、
 なんて器が小さ…、、、よく出来たアプリだな、と。
 ホラーの定番的な追い込み展開も悪くないし、
 有名ではないけど、メインキャストの女性二人も個性的で、
 いい作品になっている、とおもふのですが。
 結局、
 このアプリってなんなのよ? って部分と、
 ラストのまとめが乱暴でテキトー過ぎる。
 弟の主治医がグルでしたって展開が強引だとしても、ちゃんと説明ぐらいせーや!
 知らんがな。

 「復讐」が目的だとしても、関係のない被害が出まくりで、
 そもそもスパイウェアだったなら、あんな目立ったらダメでしょ?
 つか、
 自分でダウンロードしてるしなー。

 とゆー、
 邦画のホラーならスルッと納得できる部分が、何故か洋画だと納得できない、
 そんなホラー。

 文化の違いは、
 意外にこーゆー形で感じるものですな。


カリフォルニア・ゾンビ逃避行 [DVD]

リース・トンプソン,レベッカ・ブランデス,ブレント・ターノル/松竹

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 最新コメディの面白かったエッセンスをかき集めて、二流の青春恋愛ストーリーにゾンビを足したよーな、
 そんな何か。

 ツマラナくはないけど、面白さの本質は理解してないから、
 ハリボテみたいに空っぽなモノしか残らない。

 ハリボテとしては悪くないけど、
 ゾンビ好きには物足りないし、コメディ的にも笑えるトコロは少ない。
 そんな、感じ。


ウェア WER [DVD]

AJ・クック、サイモン・クォーターマン/東宝

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 親子三人がナニモノかに「喰われる」事件が発生。
 恐ろしい事件が連鎖的に拡大して…、と、
 期待しながら見守っておりましたが、
 意外と広がるわけでもなくて、
 最初に捕まえた容疑者がそのまんま…、
 はあ、
 狼男‥‥ですか。。。

 や、
 巨人症みたいな狼男は不気味でいい感じだったんすけど、ちと勿体ぶってしまったのが、逆効果でしたね。
 後半の展開が、盛り上がってきたミステリアスなスリラー感を台無しにしてしまった。


 死んだチアガールズが、黄泉の国から黒魔術で帰ってきたぞ!
 憎きアメフト部を昇天させろ!

 とゆー、
 ま、ゾンビと云えばゾンビな映画。

 脳天気なビッチ系ティーンストーリーな形をしておりますが、
 意外とシリアスな、そしてまわりくどい展開になります。


 続編はあるのか。ないのか。あるのか。













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by y.k-ybf | 2015-11-10 23:41 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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