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予告は観ちゃダメ! 『10クローバーフィールド・レーン』 予告は観ちゃダメだ!


【映画パンフレット】10クローバーフィールド・レーン 監督:ダン・トラクテンバーグ 出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド ジョン・グッドマン

東和ピクチャーズ

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 ダメだ。
 あの予告は観てはダメだよ、母さん。
 肝心なトコロがモロバレですよ。

 本作は、
 ストーリー全体がある意味、ミスリード的な方向へ誘導してるのだから、
 その先を見せちゃダメでしょ。先を。
 前作自体が大きなフリとなって、
 更に捻ってからの、
 あれ?
 もしかして外の世界は…?
 ってトコロまで丁寧にやってくれてんのに、アホか公式わ!!
 あんな予告はすぐに消してしまえ!!

 とまー、
 予告のネタバレばかりを責めてしまいましたが、
 後半、絶望感が物足りなくも感じたので、もうちょい追い詰めてほしかった。


 あとねー、
 些細なことで感想でもないんだけど、
 どーして最初にちゃんと説明しねーのかな、コイツらって。
 それが出来ないニンゲンだからって云えばそれまでなんだけど、
 嘘でもいいから、
 「事故で負傷して気絶したアナタを偶然見掛けて保護しましたよ。
  外は大変危険な状態で、外部とは連絡もつかないし情報も入りません。
  とりあえずご飯を食べて、落ち着いてください」
 とでも云えば渋々納得して、暴れることもないだろーに。

 とゆー、
 ストーリーの盛り上がりを台無しにする、平凡な疑問でした。


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by y.k-ybf | 2016-06-30 00:44 | 映画 | Comments(0)

「ターミネーター5」を、また観ました。「ジェニシス」ですよ。吹替ですよ。


ターミネーター:新起動/ジェニシス ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

アーノルド・シュワルツェネッガー,エミリア・クラーク,ジェイソン・クラーク,ジェイ・コートニー,イ・ビョンホン/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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 前回の感想は、コチラ
 今回は吹替版にチャレンジ。

 早速だけど、
 やっぱりキャスティングの魅力が、著しく欠けている。
 ジョンもカイルも、あんな朴訥なイメージじゃねえよ!
 (ストーリー的にややこしくなるし)クリスチャン・ベールとは云わないけど、
 もっとシャープで精悍な俳優さんを使ってほしかったな。

 シュワの老ターミネーターは面白いけど、ニヤっと笑うのは一回だけで十分。
 何度もやるとサムい。
 吹替でたまげたのは、玄田哲章に「アイルビーバック!」って、そのまんま言わせるのな。
 も、最悪。
 そりゃサラも「えっ!?」って聞き返すわ。急にカタカナ発音の英語喋るから。

 ナノマシンの新型ターミネーターは、
 殆ど性能とゆーか、設定を生かせて貰えなかった印象も変わらず。
 確か、サラやカイルより先に2017年に来てる設定なんだから、そこを巧く展開させれば良かったのに。

 二回、警察に捕まって脱走するって展開も、つまらん。
 (液体金属の方が先に開発されているっつーのも、興味深かったけど。)

 或いは、
 ここは思い切って「ターミネーター2」の没案の一つ、
 シュワ対シュワを極めて、複数のT-800に襲わせるのもアリだったかも。
 今のCG技術だと面白くなりそーな気がする。

 で、
 ストーリー的には「3」が無いコトになって(「2」も?)、
 サラの幼少時にもターミネーターが送られたコトによってズレた時間軸の話、だとおもふのですが。
 だったら、機械との戦争はこの後に起きるんかな?
 それって「3」と同じよーな気も…。

 サラとジョン、カイルが全員死ぬことで戦争が回避されるとゆー、
 バッド的なグッドエンディングなら、観てみたいかな。

 や、「ターミネーター」の新作なら、何でも観ますけどね。


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by y.k-ybf | 2016-06-27 22:39 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『ワイルド・スピード SKY MISSION』、とか。四本。


ワイルド・スピード SKY MISSION ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

ヴィン・ディーゼル,ポール・ウォーカー,ジェイソン・ステイサム,ミシェル・ロドリゲス,ジョーダナ・ブリュースター/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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 コレはな、
 も、ポール・ウォーカー哀悼とゆー念がつよくて、さすがにフラットには判断できない一作でした。

 ラスト。
 こんな素敵なものを観せられたら、涙もこぼれますよ。
 あのー・・・、
 シリーズを遡るダイジェストは、最高でした。

 以上です。


 本編の方は、ケイパーからミッション系のストーリーにシフトして、犯罪色を抑えております。
 カート・ラッセルが出てきて、吃驚。
 冒頭の、ザ・ロック対ステイサムの肉弾戦が素晴らしかったです。
 これだけでも観る価値ありますが、メインは車です。
 飛びます。


カリートの道 スペシャル・エディション [DVD]

アル・パチーノ,ショーン・ペン,ペネロープ・アン・ミラー/ジェネオン・ユニバーサル

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 93年公開の、
 デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演の、
 ギャング…映画とゆーか、アウトロー映画とゆーか。

 出所後、引退を決めた元ギャングが、
 さっさと資金を貯めて街を去ろうとするも、トラブルに巻き込まれ…。
 とゆー、
 「その後」みたいなストーリー。

 街も時代も変わり、現役を退こうとする哀愁と、
 欲望に我を見失い破滅へ向かう男たちの姿を描いております。

 土砂降りの中、バレエ教室を覗くシーンは、良かったですな。

 それとラストの、駅での銃撃戦。
 同監督の『アンタッチャブル』(87年)を連想させる、迫力あるシーンでした。


激突!2015 [DVD]

アンナ・ハッチソン,アンドレア・ウィットバーン/ポニーキャニオン

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 んーと、
 スピルバーグの『激突!』のリメイク…ではなく、原案的な扱いで作られた作品のよーで。
 元々『激突!』はテレビドラマの再編集版なのだが、そっからの繋がりで作られたのかな?
 知らんけど。

 追われる側の主人公が、若い女性二人のスポーツカーに。
 追う側の車がレッカー車に、変更されておりまして。
 全体の流れやエピソードはオリジナルに意外と忠実だったりするので、
 作品のストレスは少ないんだけど、
 変更された部分が活きてないとゆーか、死んだ魚の目をしてるとゆーか。

 横柄でアタマが軽そーな若い女を主人公にしたんだから、
 もっとべちゃくちゃ喋らせて、
 レッカーを挑発させてから、ガンガンに追い込めば盛り上がるのに。
 自業自得だっておもわせるぐらいに。

 オリジナルを尊重したバランスが裏目にでた感じ。
 知らんけど。

 それとラストのCGは、迫力不足。
 ボロいレッカー車にしたんだから、ちゃんと落とせっつーの。
 つか、ココこそレッカーの特性を活かして、

 崖に落とした!
 ↓
 ワイヤーが引っ掛かる!
 ↓
 引っ張られる~!

 ぐらいのことを、何故やらないのか?

 オープニングもエンディングも、まったく無駄で必要ないしな。

 ホント、
 無駄なアレンジを加えるぐらいなら、オリジナルまんまでやればええのに。

 出来るかはさておき。


○『フィフス・シーズン~春の来ない村』

 ソフトは見付からず。

 厳しい冬を越え、
 小さな農村にも春が訪れる、はずだった…。

 とゆー、不穏なドラマ。
 牧歌的だった村に春は訪れず、
 次第に生活の糧を奪われ、正気を失ってゆく村人たち。
 その不満の矛先は、より弱い者へ向けられた。
 秩序は崩れ、タブーは新たなルールに組み込まれ、
 人々は剥き出しの本性に怯え、仮面に隠れて暮らすよーになる。

 村意識、閉鎖的コミューンの恐ろしさを描いているけど、
 おそらく「戦争」のメタファーで。
 姿が見えず、空から爆音だけ聞こえてくるのは、その象徴ではないかな。

 中編ながら、淡く冷たい映像も鋭い良作。


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by y.k-ybf | 2016-06-27 19:59 | 映画 | Comments(0)

『エクス・マキナ』 沈黙。


直筆サイン入り写真 アリシア・ヴィキャンデル (エクスマキナ 映画グッズ)【証明書(COA)・保証書付き】

フェーマス サイン&ポスターズ

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 ※諸事情により上映中、爆睡してしまった為、感想はスルーさせていただきます。

  痛恨の無念。


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by y.k-ybf | 2016-06-27 19:58 | 映画 | Comments(0)

『貞子vs伽椰子』 ※ネタバレ有


 「呪怨」シリーズの映画は、共にリアルタイムで追っかけておりまして。
 主要な作品はだいたい観ております。
 しかし残念なことに、
 近年のシリーズは共に不調で、終わったコンテンツ感が半端なかった。

 そんな折、
 シリーズの「VS」企画が作られるとの噂を聞き、いよいよか、と。
 悪い意味で、
 いよいよトドメを刺して終わるのか、と。
 観念したおもいで生温かく見守っておりました。

 唯一の吉報は、監督が白石晃士とゆーことで。
 こんな無謀な企画は、
 荒技使い(失礼)の白石監督レベルでないと対応できないだろーと。(※誉めてます。)


 さて。
 先に結論を云うと、
 すげーオモシロかったし、ホラー映画として、ちゃんと怖かった。
 シリーズの設定に引っ張られず、
 きちんと全部整理した上で語り直してる点も、とても良かったとおもいます。
 バラバラの物語を「都市伝説」としてまとめることで、
 これまでの「シリーズ」だけでなく、現実での「作品」をメタ的に表現しているのも、巧い。
 その結果、シリーズの余分な要素もなくなり、
 ここまで削ぎ落としたからこそ、自由に作れたのではないだろーか。

 ニンゲンのドラマパートも、
 アホっぽいとゆーか無責任な感じもするけど、
 何でもケータイで撮影しちゃうよーな現代の若者っぽさがよく出ているのではないか、と。
 (いくら安物でも、ビデオデッキの埃ぐらい拭けばいいのに。)

 そして、
 経蔵と珠緒の、霊媒師コンビの素晴らしさよ!
 二人が現れるだけで、
 コレか!! と、
 思わず出そーな声をぐっと堪えて、
 その見事な、
 怪奇風でありながら少年マンガチックな佇まいに、感動しておりました。
 やさぐれた長身の男と、ツインテールの盲目の少女なんて、完璧ですよ。完璧。
 今すぐ、スピンオフを作るべき。
 とゆーわたくしのココロの叫びはさておき、
 現在の邦画ホラーに不可欠なのは、こーゆーケレン味なのかも。

 料理(監督)するヒトが違うと、こんなに素材は変わるんだなーと、思い知りました。

 只、
 あのラストは期待とは違って、不満が残った。
 有里は犠牲になるし、霊媒師コンビは殆ど失敗してるし。
 ココは、
 一旦、呪いを井戸に封印して、有里と鈴花も無事で。
 安心したトコロに、
 融合した貞子と伽椰子が封印を破り、巨大な呪いの塊となって…。
 とゆー展開の方が、
 まだスッキリしたよーな気もするのだが、如何であろうか。
 あの瞬間、鈴花が有里を助ければ済むだろーし。

 と、
 不満はこの程度で、ホント予想外に楽しめた一本でした。
 この路線なら、シリーズの続きも観たくなりました。


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by y.k-ybf | 2016-06-27 00:23 | 映画 | Comments(0)

『クリーピー 偽りの隣人』 ※ネタバレ有


【チラシ付き、映画パンフレット】 クリーピー 偽りの隣人 CREEPY

松竹

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 黒沢清監督の、隣人ホラー最新作。

 黒沢清作品とゆーのは、とても個性がつよく、独特の成長を遂げた作品であるため、
 そこを「理解」して観ないと、
 だいぶ散漫な印象を覚えるかもしれない。

 背景には常に誰かがいるし、動いている。
 カメラは死角から「影」を映し、人物は視角の外へ外へと移動しよーとする。
 情報が切断され、継ぎ足される。その反復が、異様なグルーヴを生む。
 (車の「特撮」移動シーンは、お約束。)

 とはゆーものの、
 『クリーピー』は分かり易い類の作品だとおもいますが。。。

 狂気の隣人を、香川照之が怪演。
 『ヒメアノ~ル』でも描写されていましたが、
 会話が通じない、
 平気で嘘をつく、とゆーのは、不気味で恐ろしいものだ。
 世の中のレールから弾かれたよーな気分になる。
 (「マインド・コントロール」とゆー言葉を使用しなかった点は、よくぞ使わなかったと云っておきたい。
  台無しになるトコロだ。)

 しかし不満な箇所もいくつかあって、
 まず、あの家の構造に誰も疑問をもたない点。
 隣のガレージ(?)に繋がってるよーだけど、
 ここに説明もリアクションもないのは、不親切とゆーより勿体ない気がした。
 この家で、もっと遊べたのではないだろーか、と。
 (黒沢清らしい美術と云えば、まったくその通りで。
  最初に刑事(東出昌大)が踏み込んだ時点で、「ライン」を越えている。
  そこが分かり難い。)

 それと、
 警察のニンゲンが一人行方不明になってるのに、捜査が進行してるよーに見えない。
 もっと大事になるのでわ?
 身内大好き警察なのに。

 注射(クスリ?)が万能過ぎるだろって点は、
 ま、同じぐらい香川照之の暗示が有能なのだろー、ってことで納得できました。
 よっぽど強力なクスリだったのだろー。

 西島秀俊演じる主人公は、
 サイコパス(精神異常者)への興味、理解が抑えられず、
 結果、警察を辞めている。
 その後、一般の立場でありながらも未解決事件の不審さを疑い、その謎を追い始める。
 家庭を省みず、妻を置き去りにして。

 何故か。
 それはこの主人公もまた、サイコパスだからだ。

 主人公に投げつけられる非難の言葉は、別の隣人の言葉と重なる。
 「ヒトのココロがない」、と。
 ラストのある行為も、彼ら二人だけが共通している。
 (因みにあの場所は、住宅地ではなく僻地であろう。)

 本作は、
 サイコパスが同族に惹かれ合う(と同時に嫌悪する)、
 『キュア』の変則的続編な位置付けの作品ではないかとおもふのだが、如何であろうか。


 とゆー仮定で観ると、
 また異なる作品に見えますよ。


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by y.k-ybf | 2016-06-24 20:15 | 映画 | Comments(0)

『FAKE』 ネコとケーキと。


 まず、
 このドキュメンタリー映画に必要な前情報は、あの「事件」の概要と主要人物だけで十分。
 むしろ鑑賞前の記憶の蓄積が、どんなモノだったのか?
 そこが重要となる。
 要するに、フツーにあの「事件」を記憶している程度で構わない。
 ネタバレは避けるつもりだが、こーゆー感想も読まない方がいい。


 わたくしはあの奇妙な「事件」について結論などなく、
 只々、
 フシギな状況が成立していたのだなと、逆に感心するよーにおもっておりました。
 佐村河内さんが悪いとの印象もなく、
 精力的にバラエティー番組に出演する新垣さんを、面白可笑しく笑っておりました。

 『FAKE』では、
 佐村河内さんの聴力障害の真偽について森達也監督本人が何度も追求しており、診断書類も映される。
 (決定的な記述もあるよーにおもえたが、そこはマスコミに黙殺された、らしい。未確認。)
 実際、「音」は判るよーで、
 「見る」ことも「感じる」ことも出来るし、疑わしくおもえる場面も無くはない。
 ココロの中を探るよーな、とんでもなくナイーブな問題だ。

 佐村河内さんが新垣さんに渡したとゆー、メモ。
 報道でも何度も使われたモノで、
 細かな文字でびっしりとテーマや構成を説明しており、
 図や引用も明確に記された、楽曲の設計図のよーなモノ。
 (音楽の)素人のわたくし目には、素直に、すげーなとおもえたし。
 コレは作曲の作業の一つであろうなと、おもえた。
 しかし他のヒトはそれを見て、
 「どーして楽譜にしないの?」と、当たり前の疑問を投げ掛ける。
 「どーして楽譜を学ばないの?」と。

 どっちも自然な反応で、当然な疑問だとおもふ。

 出演を断ったフジテレビの番組は、
 事前に行った説明からは想像もつかないほど下世話なバラエティー番組だった。
 そしてそこには、佐村河内さんの代わりに新垣さんが出演していた。
 ショックを受ける佐村河内さんに、
 森監督はテレビ番組の実態について、
 「佐村河内さんが出演したなら、番組も変化しただろう。
  テレビは素材を活かす為には迷わず最適な手段を取る」と、持論を伝える。

 「顔」とゆー情報が必要ならば、邪魔な手足は切り落とす。
 とゆーことであろうか。
 ならば、
 我々がメディアを通じて見てきた、あの「事件」の真実とは何なのか?
 そこで湧き上がった感情とわ?

 『FAKE』は、とても短絡的故に見失い易く、しかし驚くべきラストを迎える。

 ここに「答え」などなく、
 それを求める者はさ迷うまま劇場を後にすることだろう。
 これは佐村河内さんと、手話で通訳も兼ねてきた奥さんとの愛を記録した、映画だった。

 答えは、すぐそこに見えていた。
 誰もが見たがらなかっただけなのだ。


 FAKEとは、何を指した?


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by y.k-ybf | 2016-06-18 19:47 | 映画 | Comments(0)

こんばんわ、ダリオ・アルジェントです。五作です。


 以前、
 『サスペリア』を含む「魔女三部作」でも取り上げた、イタリアン・ホラーの帝王ダリオ・アルジェント。
 今回は初期から最新のものまで、五作まとめて観てみました。

 出鼻を挫くよーなコトをまず云ってしまふが。
 アート志向な独特の色彩感覚。
 処女性に拘る神秘主義と、相反するよーな扇情的描写。
 汚物や流血と云った、次第にスプラッターへ傾倒してゆく過激な露悪的表現など。
 ダリオ・アルジェント監督の個性とも魅力とも云える点が、
 わたくしの好みと全く合わない! ツライ!
 エロスの部分はたいへん愉しめましたが、
 グログロぐちょぐちょブチュブチュな部分は、
 判った判った判りましたから先へ進めてくださいよ、と、願うばかりでした。

 とゆー、
 かなりネガティブなスタンスでの感想になることを、予め。ご了承してください。。。


歓びの毒牙 HDリマスター版 [DVD]

トニー・ムサンテ,エヴァ・レンツィ,スージー・ケンドール,エンリコ・マリア・サレルノ,ウンベルト・ラオ/Happinet(SB)(D)

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 70年公開の、監督デビュー作。
 ブロンドの女性ばかりを狙う猟奇的連続殺人事件に巻き込まれる、サスペンス。

 個性的な登場人物と、
 スリリングでアクティブな映像のカットは、
 緻密さではなく、劇画のよーな如何わしい楽しさを作品にもたらす。

 今の感覚だと、
 正統派ホラーともおもえるスタイルですね。


わたしは目撃者 HDリマスター版 [DVD]

ジェームズ・フランシスカス,カール・マルデン,カトリーヌ・スパーク,ピエル・パオロ・カポーニ,ホルスト・フランク/Happinet(SB)(D)

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 71年公開の、サスペンス・スリラー。
 『歓びの毒牙』、『四匹のハエ』と合わせて動物3部作と呼ばれている、とか、いないとか。

 次々と容疑者が現れては殺される、
 先が読めない、複雑に展開するストーリー。
 ・・・分かり難い。

 電車で轢かれるシーンは、なかなかのゴア描写。
 オカルト色はまだまだ薄い。


シャドー HDリマスター版 [DVD]

アンソニー・フランシオサ,ダリア・ニコロディ,ジョン・サクソン,ジュリアーノ・ジェンマ,ララ・ウェンデル/Happinet(SB)(D)

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 82年公開。
 『サスペリア』が77年公開で、ロメロの『ゾンビ』を製作したのが78年。
 80年には『13日の金曜日』が公開されてスラッシャー系ホラーがブームとなり、
 世界的にもジャンルが拡大したとおもわれます。

 ホラーへのアルジェントの影響については専門家に任せるとして。
 本作は、
 えー…、ブロンドの美女が襲われる連続殺人‥‥‥って、どれも一緒や!
 カメラが犯人視点で、
 ぐーっと忍び寄って、ナイフでグサッ! 悲鳴がギャーッ!
 って、
 一緒一緒。観た観た。

 観たわ。


 85年公開の、
 だいぶグロさが増してくる、ホラータッチのサイコ・スリラー…だと、わたくしはおもいますよ。

 虫が大好き、ハエを使役できる少女が主人公。
 「蠅の女王」とゆー設定は独創的だが、特にストーリーで重要なわけでもなく、
 エキセントリックな言動と演出がいよいよドライヴしてきた作風に、ストーリーは置き去り気味。
 しかし特撮、合成の点は、
 トラウマ級の嫌悪感を植えつける見事な迫力。

 後半の、
 アレに少女を叩き落とす場面は、監督の狂気とも云える拘りを感じた名場面でした。
 その後の首チョンとチンパンジーで、いろいろどーでもよくなるが。


 かなり年月が開いて、2012年の作品。

 そーか、「ドラキュラ」を題材にした映画かー。
 と想像してたら、
 ぜんぜんそのまんまの「ドラキュラ」でした。
 12年の新作で、
 「ドラキュラ」をほぼそのまんまやるチャレンジ精神!
 コメディでもなく、ダーク・ヒーローでもなく、
 「ノスフェラトゥ」ですらない、「ドラキュラ伯爵」。

 十字架! ニンニク! 銀の弾!
 ヴァン・ヘルシングまで登場する、あの「ドラキュラ」ですよ!
 2012年に!!

 CGがチープなだけならまだしも、特撮も明らかにレベルが落ちている、よーに見えるのは、デジタルの罪。
 3Dを想定して作られた作品なので、2Dで観るとキビシいのは致し方ないとして。
 …うん。
 たぶん3Dで観れば、楽しいんだよ。きっと。
 ホント、あの生々しい巨大カマキリの映像は、是非ともスクリーンの3Dで体感したいものです。
 エログロも健在で堪能できますが、
 正直、古典ホラーの再現とかゆーレベルにも達しておらず…。
 後半、
 登場人物が次々と殺されてゆく展開には、尋常じゃない後始末感が漂っておりましたが。

 ドラキュラに咬まれた男が逃がされた直後、オオカミ男に咬まれる死に様には、
 も、ビーフジャーキー並の咬み放題な扱いだなと、つい笑ってしまいました。

 このチープさ、グロさを気楽に楽しむべきだったかな? と、今更気が付いた想いで、
 熱心なファンの方々には申し訳ない。

 まさか、
 ぜんぶ同じ味わいの料理が出てくるとわ…。

 とゆー、
 五作をまとめたとはおもえぬ、唐突な〆。



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by y.k-ybf | 2016-06-09 11:24 | 映画 | Comments(0)

コメディ映画をまとめて、六本。


 アメリカでは大ヒットしたけど、日本では公開すら見送られていた、大人気コメディ。

 大学のアカペラサークル、でいいんかの?
 個性的なメンバーが集まって、ニギニギしく挫折を乗り越えて、成功したりする、
 安心のお決まりなストーリー。

 予想以上に下ネタ全開で、エッジが効いたユーモアは最新事情を理解してないと笑いドコロすら判らない。
 いきなり女子のゲロネタから始まるのも驚いたけど、
 「それはそれとして!」当人もあまり気にしてないのも、何かスゲェ。
 主人公のキャラが(風体含めて)いちばん地味っつーのも、フシギな割り切りのよーなモノを感じた。
 もう少しDJ要素を増やしてもいいくらいなのにね。
 つか、
 この主人公はやっぱり、ゲロ吐いたリーダーだよね?
 そんな極端とも云えるバランスを成立させているのが、アカペラ。ダンス。リズム。
 まさに音楽の力。
 ぶっちゃけ、ストーリーなんか関係無しに、
 多彩なキャラと豊富な楽曲を眺めるだけでも十分楽しめる勢いが、この映画にはあるのです。


 なんかバカにされてるけど、
 エース・オブ・ベースの「サイン」は、じつはドンピシャ世代なので、好きな曲だったりするんだけどね。。。


 わたくしは前作にピンっとこなかったので、
 あまり期待もせず、前作を観たからとゆー理由だけで観たわけでして。
 結果、
 観ましたよ、とゆー以上の感想もなく。
 面白い、とはおもいますが、
 なんつーか、悉く笑いのツボが合わないとゆーか。
 笑う前にストレスを感じてしまふのだな。

 ってな具合なので、
 も、特にないです。

 ケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックス、
 クリス・パイン、クリストフ・ヴァルツと、メンツはすげー豪華。

 クリストフ・ヴァルツはやっぱ巧いな、おもいました。


 クリス・ロック主演・監督・脚本の、コメディ。
 こないだのアカデミーでメインMCをするぐらい人気者で、アメリカでは一番面白いヒト、なんですって。
 わたくしはなんとなく知ってる程度でしたが。

 あ、因みに黒人の方です。

 さて、そんな人気コメディアンのクリス・ロックが監督脚本も務めた本作。
 さぞ爆笑なコメディなんでしょうな? ワレ。
 と観たトコロ、
 どーも予想とは違うタイプの映画で、
 なるほどなるほどと、感心させられました。

 「コメディ」ではあるんだけど、殆どが黒人をネタにしたジョークっつーか、
 ゲットーカルチャー?
 そもそもタイトルの「トップ・ファイブ」が、
 「リスペクトするラッパーのトップ5を挙げる」遊びからきてるぐらいなので。
 要するに、彼ら独自のライフスタイルに密接したコメディ、なんですよ。
 なので。
 現在進行形のその文化スタイルを理解してないと、
 笑いよりも、へぇ~って感嘆が先に出てしまふのです。

 へぇ~。

 カルチャー寄りな作品なので、スマートでオシャレだしねー。

 へぇ~。

 物語の面白さもちゃんとありまして。
 婚約者の新婦が、
 本来は損な悪役になりそーなトコを、巧く救った感じが良かったです。
 成功するってなんだろ? と。

 逆にヒロインの扱いがシビアに感じるのは…、バランスなのかな。


 Googleのインターン試験にチャレンジするとゆー、中年コメディ。

 PCやネットをよく判らないオッサンが、若者らに混じって知識と知恵と勢いで乗り切るとゆー、
 そんなパターンのアレ。
 見事な王道コメディでした。

 Google本社で実際に撮影されているので、会社モノとしても楽しめる。
 つか、も、
 嫌みなレベルのプロモーションに感じたけどな。
 意識高い系の、
 うちの会社いいでしょ? 自慢に。


 タイトルからも一目瞭然、「ワイルド・スピード」シリーズのコメディ。

 アホがアホな顔してアホなコトをする、最近ではちょっと珍しい気もする正統派で。
 異常なほど不謹慎。

 そもそも元ネタのシリーズが…と考えると、あまり間違っていないよーにおもえるトコロが愉快。


【Amazon.co.jp限定】ゾンビーバー(Tシャツ付き)(50セット限定) [Blu-ray]

レイチェル・メルヴィン,コートニー・パーム,レクシー・アトキンス,ハッチ・ダーノ,ジェイク・ウィアリー/インターフィルム

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 「無名のスタッフ&キャストが楽しく製作」とゆー、WOWOWの番組説明が最高。

 ビーバーがゾンビになっていろんなモノを囓るお話。

 そんなゾンビーバーが想像以上に安っぽく、ぬいぐるみ感が隠しきれない可愛らしさよ。


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by y.k-ybf | 2016-06-09 11:03 | 映画 | Comments(0)

ホドロフスキーのダンス。二本。


 デビッド・リンチによるSF映画『デューン/砂の惑星』(85年)。
 カイル・マクラクランが鼻血をたらしたり、でっかいミミズが出てくる以外に印象も無く、
 『宇宙からのメッセージ』みたいな話だっけ? と、煙に巻きたくなる。
 だって覚えていないから。
 その程度の映画情弱なので、
 リンチ以前に「DUNE」の映画化が企画されていたことも、
 そもそもホドロフスキーもよく知らないのです。
 (『エル・トポ』や『ホーリー・マウンテン』は、さすがに名前だけは聞いておりますが。)

 つーわけなので。
 幻となったホドロフスキーの「DUNE」について語られるこの映画は、も、驚きの連続でありました。

 メビウス、クリス・フォス、ギーガー、
 ダン・オバノン、
 ピンク・フロイド、
 オーソン・ウェルズ、ダリ、ミック・ジャガーなどなど。
 ホドロフスキーが云うトコロの、
 「魂の戦士」なるスタッフの、冗談みたいなビッグネームの並びに呆然となり、
 それが事実だと裏打ちされる魅力的なエピソードの数々に、息を飲む。
 何より感嘆するのは、
 映画製作のため作られたとゆー、完璧なアートブック。
 メビウスの絵コンテ、クリス・フォスのデザイン、ギーガーのヴィジョン。
 これが一本の映画になるのか!
 イヤ、ならなかったのか!
 とゆー、
 複雑なジレンマに悶えながら、デジタルで甦るアート・ヴィジュアルに圧倒される。

 個人的には、
 クリス・フォスの宇宙船が、ホンマに素晴らしい。
 おもわず関西弁になるぐらい、恍惚とさせられた。

 それとホドロフスキー自身の愛すべき人柄も忘れてはいけない。
 彼だからこそ、結集した才能なのだから。

 この幻の「DUNE」を始まりとする影響については、本編に詳しいので省略しますが。
 作られなかった影響と、
 もし作られていたら? とゆー妄想と。
 一つで二つ楽しめる、そんなドキュメントでした。


リアリティのダンス 無修正版 [DVD]

ブロンティス・ホドロフスキー,パメラ・フローレス,イェレミアス・ハースコヴィッツ,クリストバル・ホドロフスキー,アダン・ホドロフスキー/TCエンタテインメント

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 23年ぶりの最新作、『リアリティのダンス』も観ましたよ。
 ホドロフスキーの自伝的な内容でありながら、
 前衛演劇さながらシュールな演出100%なので、
 正直、よく判りませんでしたけど、
 コレがクセになるとゆーか、判らないなりに楽しくなって、
 後半は夢中になって観ておりました。
 え、もう終わり? みたいな。楽しい映画でした。

 機会があれば、過去作も観てみたいでし。


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by y.k-ybf | 2016-06-09 10:39 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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