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ついでに観たぞ。『大巨獣ガッパ』。


大巨獣 ガッパ [DVD]

川地民夫,山本陽子,和田浩治,小高雄二,藤竜也/日活

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 67年に公開した、日活の怪獣映画。

 コレも久しぶりに観ましたが、
 不思議と内容を覚えているのは、やはり親子怪獣とゆーインパクトの強さ。

 粗筋を説明すると、
 親ガッパが子ガッパを連れて帰る、だけ、
 なのだが、
 おそらくテーマは人間の飽くなき欲望を描いておりまして。
 しかも若干、肯定的なシナリオが珍しく。
 ろくな大人が出てこない。

 特撮の方は、
 こーして東宝、大映、日活と見比べてみると、
 その実状は判りませんが、
 差とゆーか違いはあって、本作はちょっと、寂しかったかな。
 一応、
 「ガッパは子供を探しにきただけで、破壊が目的ではないから」、とゆー理由はあるよーなのですが、
 そーゆーことではなく。
 ミサイルがあっちこっちに飛んだり、
 戦車の大砲がデタラメだったり、
 セットが見切れてスタジオの天井が映ったりと、
 そーゆートコロ。

 熱海、日光と、何故か観光地に上陸するガッパ。
 その際、大ダコをくわえているのが謎でしたが、
 どーやら子ガッパに食べさせる為に捕まえたらしく。
 親子の情を表現しており…って、判るかそんなの!

 ベン・キングズレー似の顔も、
 キモカワ…いくもない。


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by y.k-ybf | 2016-07-22 21:18 | 映画 | Comments(0)

火星か金星どこかの星の怪獣をやっつけろ! 昭和の「ガメラ」、ぜんぶ観た。+一作。


 いつもお世話になってますWOWOWさんで、
 「ガメラ」全作放送などとゆー魅力的なプログラムがあったので、トライしましたよ。

 「ガメラ」は幼少の頃、
 テレビでがっつり観た記憶はあるものの、内容はすっかり忘れておりまして。
 結果、なかなか新鮮な気分での鑑賞となりました。

 何故、怪獣以外の記憶がないのか。
 その理由もなんとなく…。


大怪獣ガメラ 大映特撮 THE BEST [DVD]

船越英二,霧立はるみ,山下洵一郎,内田善郎,北原義郎/KADOKAWA / 角川書店

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 大映による記念すべき第一作目は、65年公開。
 まだモノクロでした。
 「ゴジラ」が54年公開なので、十年も間があるのは初めて気がつきました。

 原爆を積んだ謎の航空機が北極圏に墜落、そのショックでガメラは目覚めます。

 社会問題を組み込む算段も窺えますが、イマイチ歯切れが悪く、上手くハマりません。
 後半、
 冷凍爆弾やZプランと云ったSF設定がメインとなるので、そもそもそっちの路線には興味がないのかも。
 (ガメラが子供を助けるシーンも既にあり、
  東京タワーも壊されます。)

 SF怪獣映画としてはコンパクトにまとまっておりました。

 Zプランによって、ガメラはロケットで火星まで飛ばされました。


大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 大映特撮 THE BEST [DVD]

本郷功次郎,江波杏子,夏木章,藤山浩二,早川雄三/KADOKAWA / 角川書店

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 66年公開。
 カラー作品になります。

 ガメラを載せたロケットは、途中で隕石か何かと衝突して、爆発。
 自由になったガメラは地球に戻ってきます。
 前作の苦労は、いったい…。

 悪い企みをするヒトたちが、
 洞窟に隠しておいた巨大なオパールを取りに行ったらバルゴンの卵だったんだぜ。
 とゆー、お話。

 ガメラはエネルギーを吸収する、とゆー設定で、
 炎を吸い込んだり黒部ダムをぶっ壊したりしますが、その流れでバルゴンと戦います。

 ストーリーの主軸はあくまで巨大オパールを巡る話で。
 酒場で仲間割れした男二人の殴り合いを延々やったりして、じつに愉快。
 この怪獣そっちのけなドラマが、脂っこくて見応えありました。

 大映の特撮パートも面白く、
 怪獣は恐竜とゆーより、生物感が特徴的で。
 バルゴンの血は、ムラサキ。

 洞窟には、コウモリが一匹飛んでおりました。


 67年公開。

 高速道路の開発問題が取り上げられておりますが、
 舞台となる村の総意が、
 ゴネてゴネてお金をむしり取れとゆー私欲によるものなので、どっちもどっちだ。

 ガメラの血は、ミドリ。
 ギャオスの血は、ムラサキ。

 洞窟には、コウモリが一匹飛んでおりました。


ガメラ対宇宙怪獣バイラス 大映特撮 THE BEST [DVD]

本郷功次郎,高塚徹,カール・クレイグ・ジュニア,八重垣路子,渥美マリ/KADOKAWA / 角川書店

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 68年公開。

 いきなり、地球を狙う宇宙船がガメラにボコられて大爆発。気の毒!

 過去作からの流用シーンも目立ち、東京タワーは二度目の倒壊に。

 本作からあの有名な、「ガメラマーチ」が流れます。
 ストーリーのメインも子供が中心となり、
 大映念願の、子供向けへのシフトがこれで完了します。
 「ガメラは子供の味方なんだよ!」と、しつこいぐらい念を押してくるからな。
 (以後、
  子供と外国人のキャストが定番化するのは、海外配給を視野に入れてたからだそうです。)

 ガメラの血は、青に近いミドリ。

 69年公開。

 69年とゆーのはメキシコオリンピックの年で、
 ガメラが突然、
 鉄棒をまわり始めたりするのは、その影響のよーです。気が触れたわけではありません。
 他にもゴーゴーを踊ったり、UFOを溶接したり、大活躍です。

 宇宙人が地球人(子供)をさらって何か悪巧みをしますが、
 理屈がよく判らないので、考えるのをやめました。

 子供の脳ミソを食べよーと、
 宇宙人がバリカン(!)で丸刈りにするシーンは、いろんな意味でショッキング。
 しかしこの子供、
 もの凄い知識と勘の良さで、ありとあらゆる状況を解説しまくり説明的なセリフを吐きまくり、
 ぐいぐいとストーリーを進行させます。
 宇宙人にさらわれた恐怖など皆無のよーに。

 本作は、
 出刃包丁がモチーフとゆー狂人級のデザイン、大悪獣ギロンが登場。
 大・悪・獣!
 この、絶対に悪い怪獣だとゆーアピールの強烈さよ。
 しかも側頭部からは手裏剣を飛ばす抜け目のなさ。
 さすが大悪獣。

 他にも、
 宇宙ギャオスなるギャオスの亜種のよーなものも登場しますが、
 ギロンにバラッバラのぶつ切りにされます。
 (宇宙ギャオスの肉は臭くて喰えないそうです。)

 過去作の流用シーン、有り。
 宇宙ギャオスの血は、ムラサキ。


 いろいろパビリオンを紹介したりストーリーに絡めたりしておりますが、
 スポンサーとゆーわけでもなく、大映が勝手にやったよーですな。知らんけど。

 外国人の子供がまた出てきますが、この子はカタコトがヒドい。
 説明も全部子供がしてくれて、大人がバカに見えてくる。
 子供向けって、
 こーゆーことではない気もするが。。。
 正直、
 ここまで都合よくやられと、ストーリーなんかどーでもよくなってくる。

 相変わらず流用シーンはあるし、
 ジャイガーの着ぐるみに炎が燃え移るカットもあった。

 ガメラは、アオウミガメが大きくなったヤツみたいなもの、らしい。

 一つ賢くなった。


 71年公開。
 配給が日活との共同のダイニチとなり、大映はこの年、倒産する。らしい。

 鴨川シーワールドを舞台に、
 公害問題をストーリーにムリヤリねじ込んでくるが、
 子供と宇宙人の追いかけっこを見せられて、心底呆れる。
 ベラベラベラベラ喋る子供に、ついに嫌悪感が湧く

 水中でも平気で火炎を吐くガメラや、
 魚型なのに直立するジグラ、
 マグネチュード13(!)の大地震が都心を襲っても、それはそれとして進行するドラマなど、
 次々と愉快なことばかり起きて、楽しいです。


宇宙怪獣ガメラ 大映特撮 THE BEST [DVD]

マッハ文朱,小島八重子,小松蓉子,工藤啓子,前田晃一/KADOKAWA / 角川書店

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 徳間傘下として大映が復活。
 80年公開の八作目にして、昭和シリーズの最終作。
 なのですが、
 じつはちとイレギュラーな番外編とゆーか、シリーズ最大の問題作となっております。

 冒頭から「スターデストロイヤー」のパチモンが、例のあのアングルで堂々登場。
 出会って4秒で眉間に皺寄る気分。

 そんな地球の危機を察知するのが、「M88星」の平和星人と称する3人の女性。
 コレ、
 「M87星雲」のウルトラマンのパロディで、コスチュームはアメコミヒーロー風。
 変身するたびに披露される奇妙なダンスが、
 微妙に長めな上、
 変身すると敵に見付かるので、すぐ元に戻る。
 以降、変身解除変身解除の繰り返しで、ホントにしつこい。
 因みに平和星人は平和をこよなく愛するので、相手を傷つける武器はもたない。
 攻撃されても反撃は出来ないし、
 変身しないと能力は使えないけど、すぐ見付かるので、
 実質、
 何もやることはないのだ!

 戦闘は主に、ガメラが勝手に担当してくれます。
 敵怪獣はギャオス、ジグラ、バイラス、ジャイガー、ギロン、バルゴンと歴代の怪獣が総登場。
 一見、豪華におもえますが、既にお判りでしょう。
 すべて過去作からの流用シーンなのです。
 本作オリジナルの敵は、強いて云うならスターデストロイヤーのパチモン戦艦だけで。
 しかも戦闘は直接描かれません。
 つか、オリジナルじゃねーし

 主役はエレクトーンが得意で、ガメラが好きな男の子。
 シリーズのお約束通り、べちゃくちゃ小生意気なコトを喋り続けます。
 少年ジャンプを読んで、「キン肉マン」だ「こち亀」だと大騒ぎ。
 実際、亀有公園前派出所へ遊びに行ったり。
 ガメラと「ヤマト」の本を枕元に並べて眠れば、夢の中でガメラと宇宙戦艦ヤマトが共演するし。
 オマケで「999」もやってくるし。
 「ドジラ」なんて名前がつけられた「ゴジラ」の看板は倒されるし。
 同人特撮かってぐらい、やりたい放題。

 (あの「ガメラの本」には、いったい何が載っていたのだろうか。。。)

 わたくしがいちばん衝撃だったのは、
 少年がエレクトーンを使い、
 「自分の心情変化を表す為のBGMを自分で弾く」とゆーシーンで。
 背筋がゾワッと、本気で心配になるシーンでした。
 狂っとるのか、と。

 「どーして?」
 「どーしてでも!」ってゆースゴい会話があったり。

 「美しい地球を見せてあげる!」と、少年を連れて平和星人が空を飛ぶんだけど、
 いま夜だし!
 つかそれは地球じゃなくて東京の夜景だし!

 とゆー、
 驚愕と爆笑の連続で、最後まで飽きさせません。
 一応、本作はコメディ扱い、らしいけども。



 なんとゆーか。
 この昭和シリーズは、
 テーマが表層的で、表現に深みもなく、
 現実味もなければ幻想的でもなく、
 理屈も辻褄も合わずにご都合主義で、
 判るコトも判らないコトも台詞で説明させるし、心情をすべて声で発散させるとゆー、
 邦画の悪しき点の集合体みたいなシリーズでしたが、
 観る価値ないほどツマラナい、なんてこともなく。
 その歪さが、オリジナルにもなっている。

 やはり特撮は面白かったし、
 文句云いながら楽しめたのも事実なので、わたくしは好きですよ。昭和シリーズ。

 内容を覚えていなかったのは、元々中身がなかったからなのだな!


小さき勇者たち ~ガメラ~ 大映特撮 THE BEST [DVD]

富岡涼,夏帆,津田寛治,寺島進,奥貫薫/KADOKAWA / 角川書店

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 最後は、
 06年に公開された『小さき勇者たち~ガメラ~』。
 製作が角川になっているのは、大映が吸収合併されたから。

 「ケロロ軍曹」が出てくるのも、そーゆー理由。

 本作は「平成三部作」から方向性をガラッと変えて、
 少年とガメラの子との交流を描く、ジュブナイルモノとなっております、、、が。

 以降、続編が作られなかったコトや、興行成績からも判る通り、
 まあ不評とゆーか、
 存在もあまり認知されていないよーな作品になってしまいました。
 評価と期待が高過ぎた「平成三部作」からの反発が、裏目に出たんでしょうな。

 確かに当時の印象は、
 なんでジュブナイルに? って感じだったからな。
 そんなこんなで、
 わたくしも今回、初の鑑賞となります。

 ストーリーは完全に独立したモノながら、
 設定は昭和シリーズ、
 描写は平成三部作の影響を巧く取り入れております。
 昭和シリーズを観た後なら、むしろジュブナイルに変更されるのは自然な流れにおもえます。

 特撮も、
 最新版の「ウルトラマン」のよーな感触はありますが、
 当然CGも活用されているので、不満のない出来映え、迫力でした。
 意外とね、
 間接的だけど恐ろしい場面もちゃんとあるし、
 怪獣に襲われて逃げ惑う人々のパニック描写に関しては、
 とても効果的に表現されているなと、おもいました。

 「赤い石」を子供たちがリレーしてガメラに届けよーとする展開は、
 不覚にも、ぐっとくるものがありまして。
 ラストの、
 決別のシーンとかね。

 悪くないんですよ、「小さき勇者たち」。

 只、
 ジュブナイルの魅力があるかとゆーと、かなり微妙で。
 ガメラの活躍が楽しめるかとゆーと、そこも微妙で。

 作られた順番が悪かった、と云えばそれまでなんですが。
 黒歴史にするほどの作品ではないと、判っただけでもよかった気がしますよ。



 


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by y.k-ybf | 2016-07-21 21:30 | 映画 | Comments(0)

『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』 


【映画パンフレット】インデペンデンス・デイ:リサージェンス

東宝

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 劇場限定のロングバージョンな予告を観たときに、
 「興味なかったけど映像はスゴいな」とおもいつつ、
 「本編にコレ以上のビックリ映像は残ってないんじゃないの?」、なんて疑念も湧いてしまい、
 半々なテンションで挑みました。

 結果、
 ちゃんとクライマックスとなる映像もありました。
 そこはホッとしました。
 が、
 映画全体を楽しめたかとゆーと、まあー、、、退屈な続編映画で。

 何が、
 と云えば、やはりウィル・スミスの不在は大きく。
 その代わりとなる「何か」が足りなかったのが、退屈の原因であろう。

 敢えて意地悪な言い方をすると、
 「インデペンデンス・デイ」のツマラナい部分だけで焼き直したよーな続編モノで。
 最新のCG技術で焼いてくれたのはいいが、
 新鮮味も興奮も少なく、
 寧ろ古臭さを感じてしまふのは、脚本の問題…だけではないだろーな。
 後半の、
 さあ決戦だ! って時の出撃シーンは、ホントにヒドかった。
 ここまで盛り上がらないものか、と。
 戦闘機がまるで針金に釣られるよーに飛ぶのは、我が目を疑いましたよ・・・。

 近年、CGの出来ではなく使い方で作品の明暗が分かれるケースが多くなったけども、
 本作もその類に入るだろーな。ネガティブな意味で。

 それとこちらも近年の傾向だけど、予想以上に中華映画でしたわ。
 スポンサーやマーケット等の理由だとは判っているが、
 うーん…、
 いいのだろうか、コレで?

 と、複雑な気持ちが残る。


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by y.k-ybf | 2016-07-15 00:15 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『ジャッジ 裁かれる判事』、とか。五本


 犬猿の仲で疎遠だった二人だが、
 父が起こした交通事故の弁護を息子が担当することになり…。

 とゆー、だいぶ大雑把な粗筋。
 ここに亡くなった母、
 離婚間際の妻、その娘、
 ある事情で野球選手を諦めた兄、障害のある弟、
 元カノ、その娘、
 父の病、科学治療の後遺症、過去の経歴、裁判の判決、
 被害者の遺族、
 頼りない弁護士、キレ者の検察、
 名前が思い出せない守衛、
 竜巻、8ミリフィルム、ボートフィッシング…と、
 様々なエピソードが交わってくる。

 正直、盛り込み過ぎてドラマが大渋滞しております。
 大切なエピソードも多いのに、
 こーやって重なって消化不良気味に片付くのもリアルと云えばリアルではあるけど、
 映画的には大胆なシナリオ整理が必要だったんじゃないかなー?
 父親役のロバート・デュヴァルと、息子役のロバート・ダウニー・jr二人の名演が無ければ、
 軸となる父と息子のドラマが埋もれてしまふ可能性もあるし。
 (後はエンディングだけってタイミングなのに、まだ放り込んでくるしね。)

 またこの裁判官の父親ってのが一筋も二筋も厄介なキャラクターで、
 なかなか本心が見えてこないし、その意図も曖昧に感じられた。

 メガ盛りにされたエピソードが、
 結果的に、事件と裁判への集中を散らしてる気がするのです。
 ストーリー自体は良く出来ているので、勿体無いなと、おもいました。


 小ネタですが、
 学生の頃に出て行ったきり放置された部屋に貼ってあったポスターが、
 ピンクフロイドの『炎~あなたがここにいてほしい』なのな。
 「Wish You Were Here」ですよ。


エクストラ テレストリアル【DVD】

フレディ・ストローマ,メラニー・パパリア,ジェシー・モス,ショーン・ロジャーソン,マイケル・アイアンサイド/アルバトロス

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 前半はね、よかった。
 アホな若者集団の、死んで学べとおもふアホっぷりと、
 POVを巧みに挿入する映像は、それなりに緊張感を高める。
 しかしネタと表現の古さからくる、後半へのガッカリ具合が残念。
 思い切って、
 宇宙人によるニンゲン解体ショーとかやればいいのに。
 政府によって隠蔽されて…とか、
 も、どーでもええわ。

 主演の女優さんが、
 むくんだ中島美嘉みたいな顔だったのが、いちばん印象に残りました。


 そのハードコアな描写から海外のファンが多く、こーして実写映画化されたわけでございます。
 オリジナルとなるアニメ版は記憶にないので未観だとおもいますが、有名な作品ではあるのですよ。

 で、この実写版。
 だいぶアレンジはされてるよーで、
 映画独自の作品と判断してもいいとおもいますが、それでも目新しさは少なかった、かな。
 現在では、少女が主役のハードアクションも珍しくないし。
 つかね。
 兎に角この主人公の子が、失敗しかしないんだわ。
 何か行動する度に、証拠は残すわ、逃がしちゃいけないヤツは逃がすわ、
 この子、向いてないんじゃないか? としかおもえない。

 悪くもないけど、
 あの傑作の! とか、そんなんではないし、
 思ったよりエロくもなかったし。
 とゆー意味では、残念。


監禁/レディ・ベンジェンス [DVD]

ティナ・イヴレフ,リチャード・タイソン/ポニーキャニオン

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 ホームビデオの幸せそーなカップルの映像から始まり、
 一転、鎖に繋がれた女性が映される。
 もっさいオッサンが食事を運び、監禁状態にあると判る。
 女性はオッサンの油断をつき、レンガで一撃。
 必死で野外へ逃げるのだが、そこは人里離れた見知らぬ荒野であった…。

 とゆー展開が冒頭にあり、
 こっから追われたり捕まったりするのかなー、おもたら、徐に家の中へ戻り物色を始める。
 自分以外にも監禁された女性がいることに気付くと、
 オッサンを縛り上げて、救出のため車を走らせる。。。

 とゆー、
 予想外な展開を見せる、監禁系サスペンス。
 コレがまた、どんどん期待は裏切られて、なかなか新鮮でした。

 原題は『BOUND TO VENGEANCE』。
 「復讐への至り」みたいな意味ですな。


 警察呼べばいいのに。
 とゆーのは無しで、お楽しみください。


裏切りの獣たち [DVD]

スドゥモ・ムチャーリ,プレスリー・チュエニヤハエ,イスラエル・マコエ,オーウェン・セジャケ/TCエンタテインメント

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 南アフリカの、
 侵入捜査で大金を狙う二人の警官のお話。

 ケイパーモノとは一味違う、
 警察と犯罪の狭間に揺れる心理がスリリングで、
 犯罪グループも一枚岩ではなく、争いが絶えない。
 何時、誰が裏切るか?

 とゆー、アクション・サスペンスでございます。

 『チャッピー』の撮影でも使用された、あの隠れ家の工場跡が出てきますよ。


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by y.k-ybf | 2016-07-11 10:16 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『ベティ・ブルー』、とか。五本。


ベティ・ブルー 製作25周年記念 HDリマスター版 DVD・コレクターズBOX

ジャン=ユーグ・アングラード,ベアトリス・ダル,ジェラール・ダルモン,リサ:コンスエロ・デ・アビラン/Happinet(SB)(D)

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 以前観たよーな気もするが、
 記憶が曖昧なので、観てない気分で今更観てみましたよ、『ベティ・ブルー』。
 想像以上に時代感とゆーか、
 当時は共有されていただろう感覚が、こってりと色濃く作品に宿っている。
 主人公となるベティとゾルグのカップルには、
 そんな刹那の存在感…っつーか、も、刹那しかないよな。この二人。

 彼女の個性は凶暴でもあり、無防備なまま破滅へ身をさらす。
 彼の優しさは怠惰で、救済でもあるが同時に堕落でもある。

 『タクシードライバー』がそーであったよーに、
 若い時分に観ると、特別なシンパシーが重なるのだろーな。と、おもふ。
 要するに、
 現在のおっさん視線で観てしまふと、どーしても距離が空いてピンとこない。
 お隣さんはたいへんだなー、とか。

 監督はジャン=ジャック・ベネックスとゆー方で、
 本作が公開されたのは、86年か87年。
 リュック・ベッソンの『グラン・ブルー』が88年で。
 映画界にニューフレンチとゆー新しい波が生まれた時期の作品、のよーです。

 確かに、具体的な形容は難しいけど、フランスらしさ。
 アートとバイオレンス、
 それと、いい具合の手抜き感がありますな。


リベリオン -反逆者- [DVD]

クリスチャン・ベール,エミリー・ワトソン,テイ・ディッグス,ショーン・ビーン/アミューズ・ビデオ

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 クリスチャン・ベール主演の、SFアクション。
 作中登場するオリジナル体術「ガン・カタ」が、一人歩きして有名になっております。

 銃を連射しながら見せるアクションは独創的で、厨二的な魅力に溢れておりますが、
 ストーリー上、
 強力な敵が「権力」そのものなので、あまり活きなかったよーな…。
 「ガン・カタ」同士の対決とか、ハードなアクションを期待してたのですが。
 作品はむしろディストピア社会の革命的崩壊に比重をおいており、
 つか、
 おもわぬワンちゃん映画でした。。。


11ミリオン・ジョブ [DVD]

リアム・ヘムズワース,ドウェイン・ジョンソン,エマ・ロバーツ/TCエンタテインメント

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 実際の事件をベースにした、当時の最高金額を強奪した犯罪映画、なのだが。

 まず、
 大量の現金が保管されている警備会社が杜撰極まりなく、
 その強奪計画も行き当たりばったりで、結末さえもあやふや。
 まったく緊張感とゆーモノがなく、警察も呑気そのもので、スリルすらない。

 映画の最後に犯行を行った本人のコメントで〆るも、
 そもそも、コイツが真実を喋ってるよーにおもえないから、ナンダカナー! とゆー気分にしかならない。

 リアム・ヘムズワースとドウェイン・ジョンソンがせっかく共演してるのに、
 ザ・無駄遣い。


 主人公の親友が、
 映画史上にランクインするぐらい、バカでクズでダメニンゲンなのが見所。
 他人に迷惑を掛ける系の、癪に障る、
 ホントの、バカ。


エイリアン・インセプション [DVD]

ロシェル・ヴァレス,ルーク・ゴス,ロバート・ダヴィ,デレク・ミアーズ,リン・シェイ/アメイジングD.C.

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 宇宙人に姉を浚われた、よーな気がする妹が、
 懸命に捜索を続けるうちに、オカルトな博士と出会い…。

 とゆー、
 ジャンル的には定番な、宇宙人誘拐モノ。
 正確には、宇宙人に誘拐されてイタズラされました系。

 始まって五分もすれば判るんだけど、大失敗してます。
 まったく面白くもなく、
 ジャンル映画的な真新しい魅力もなく、只々退屈なだけ。
 オカルトを重厚なミステリーに仕上げよーとしてるんだけど、
 明らかに素材が足りてないし、演出がミスマッチ。
 おかげで意図不明なシーンが連続する怪作と云えば怪作なのだが、
 そんな大したモノではないと、断言できる。


マッチポイント 初回限定版 (特別ブックレット付) [DVD]

ジョナサン・リース・マイヤーズ,スカーレット・ヨハンソン,エミリー・モーティマー/角川エンタテインメント

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 ウディ・アレン監督の、サスペンス。

 映画ファンの心理とゆーか、物語全般の倫理や定石を刺激する、意図的なストーリー。
 逆説的にエンタメの意味を問うているし、冷酷な一面をさらけ出す。

 悪人には罰を、と願ながら、
 犯罪の完遂を見守る、矛盾した心理の可笑しさ。

 義兄の嫁に惹かれてしまふ、
 理屈ではない何か、を、描いているのかなと、おもいました。
 スカーレット・ヨハンソンじゃ仕方ないかー、と、世界中の男性は納得するでしょう。


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by y.k-ybf | 2016-07-07 11:22 | 映画 | Comments(0)

『境界の彼方』 過去編と未来編


【劇場限定グッズ】劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 過去篇 DVD 劇場限定版

京都アニメーション

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 テレビのシリーズは、ほぼ観ておりません。設定もまったく判りません。

 そんな状態で観る方が悪いんだけど、それはソレでどーなるか?
 興味が湧いたのでチャレンジしてみたわけですが。
 予想以上に一見さんには厳しい作り&内容で。
 はい、観ましたよ。
 以上の感想がなかなか浮かばない。

 過去編がテレビシリーズの総集編で、未来編がその後の話で新作。

 過去編は登場人物の紹介や、世界設定の説明も極力省かれており、
 ストーリーの展開が最優先とされているため、総集編とゆーか「おさらい」に近い。
 なので、
 一見さんのわたくしには、誰が何で何が誰なのか、まったく把握できない。
 キャラへの思い入れも湧かないので、差し込まれるギャグ要素が笑えない。
 コスプレするお母さん(?)が唐突に現れた時は、正直、狂人かとおもたよ。

 メガネっ娘がどーしたって部分も、気持ち悪いだけだったし。
 京都アニメは相変わらず、男性キャラが記号的にしか描けていないなと、再確認。

 未来編への伏線となるトコも少なかったので、
 さすがにそこは増やすべきだったのでわ? と、おもいました。

 異能力バトルって好きなジャンルなんだけど、印象的には妖怪退治みたいに感じられました。

 未来編はざっくり云うと、
 助けられたヒトが助けてくれたヒトを助ける、逆転のストーリーで。
 「まどマギ」の劇場版みたいだね、とゆー形容はちと飛躍過ぎ。
 おそらく、
 テレビシリーズのgoodエンドをbadエンドに変換させての、物語の続き、真の結末とゆースタイルであろう。
 そこは悪くないとおもふし、不自然な流れも感じなかった。

 只、
 作品の深み、みたいのも無くて、
 けっこーヒト死んでるし被害も出てるのにスルーするんやなー、とはおもた。




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by y.k-ybf | 2016-07-01 11:39 | 映画 | Comments(0)

遠くて遠い、火星を舞台にした映画。二本。



 『オデッセイ』公開に合わせのだろー、
 火星を舞台にした特集がありまして、観たんですよ。
 ところがねー…。
 『オデッセイ』を観た後だと、ある部分が気になって…。


ラスト・デイズ・オン・マーズ【DVD】

リーヴ・シュレイバー,イライアス・コティーズ,ロモーラ・ガライ,オリヴィア・ウイリアムズ,ジョニー・ハリス/TCエンタテインメント

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 13年公開の映画。
 火星の生態調査?に訪れたチームが、任期最終日に驚くべき発見を記録して…。
 とゆー展開から始まる、SFホラーですな。

 自分勝手に調査を強行するヤツや、手柄を独り占めするヤツ、裏切るヤツなど、
 まー兎に角、チームの仲が悪い。
 そんなギスギスしてっから、上手くいかんわなあ。

 発見とゆーのは火星の微生物のコトですが、
 コレが感染するとゾンビのよーになり、ニンゲンを襲う、と。
 しかし画面が暗すぎて、表情も行動もよく判らない場面が多いのは、残念。
 スケールは小さくてもリアルっぽくて、悪くなかったです。


レッド プラネット 特別編 [DVD]

ヴァル・キルマー,キャリー=アン・モス,トム・サイズモア/ワーナー・ホーム・ビデオ

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 00年公開の、
 SF…サスペンスかな。

 火星のテラ・フォーミングの話で、
 どーも上手くフォーミング出来てないので調査してきて。
 とゆー、未来のお話。

 クルーが個性的で脳天気なヤツらばかり。非協力で信頼もない。
 また仲悪いのか!

 じつはテラ・フォーミングは成功しており、火星には酸素がある。
 とゆー展開は興味深いシーンで、
 その原因が「虫」とゆーのも良かったが、クルーの仲違いがホント余計に感じられて、
 ドラマを盛ってるだけにしかおもえなかった。

 ストーンズの「19階目の神経衰弱」は、皮肉であろうか。
 無重力火災とゆーレアなシーンもあるよ!


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by y.k-ybf | 2016-07-01 11:31 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『メイズ・ランナー』、とか。五本。


メイズ・ランナー 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

ディラン・オブライエン,カヤ・スコデラーリオ,トーマス・ブローディ・サングスター,ウィル・ポールター,キー・ホン・リー/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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 また例のアメリカラノベ系かと、
 観たいけどイヤな予感も同時にしてたのでスルーした本作を、やっと観た。

 や、面白かったですよ。意外にも。

 只、
 メイズの解明は殆ど終わっていて、予想外れっつーか、期待外れっつーか。
 メイズをさ迷いながら謎や仕掛けを解いて、
 壁に挟まれそーになったり、閉じ込められそーになったりしながら、出口を探し、辿り着く。
 とかゆー要素は、少なかったですね。。。
 障害と云えるモノも、ほぼモンスターだけだし。
 巨大メイズなのに。
 むしろストーリーの中心は、行くの行かないの話でしたね。

 最期まで反対してた赤塚キャラみたいな顔の男の子は、
 あそこまで追っ掛けてきて、まだ帰った方がいい、みたいなこと云うのな。
 無理矢理じゃね?
 つか、
 何か意味があるなら、…ねぇ?

 正直、
 秘密のラボとか出てくると、
 もー飽き飽きしてるので若干テンション下がり気味ですが、続きは観たいです。


『マップ・トゥ・ザ・スターズ』 [DVD]

ジュリアン・ムーア,ミア・ワシコウスカ,ジョン・キューザック,ロバート・パティンソン,オリヴィア・ウィリアムズ/松竹

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 監督は、グローネンバーグ。
 とゆーだけで、どんな映画か想像してしまいますが。
 難解…とゆーより、舌足らずな作品に感じましたけどね。
 とゆー、暴言。

 ハリウッド・スターの赤裸々な本性に迫る、
 セレブの自宅に密着取材したらトイレのオナラまで撮れちゃった、
 みたいなお話。

 リミッター解除!
 ってなぐらい、全力でハリウッドのエンタメ界隈を皮肉っておりまして。
 も、大人気ないほど実名もバンバンでるし、
 アレがモデルなんじゃろな、とか連想するコト多数。

 難しい解釈は得意な方にスルーして。
 浅薄かなスターのドロドロファミリードラマとして、意外にも楽しめました。
 が、
 そーなるとまた話はべつで。
 正直、ツメが甘い。
 あんな展開のラストでは、現在のエンタメ批評にすらなっていない。
 ちょっとナメすぎ。
 象徴的なのは、あの安っぽいCGの「火」。
 学生の課題レベル級に残念なCGは、
 コレこそ表層的トラップなのか!? と錯覚するほどショッキングに残念でした。
 (・・・とゆーか、やはり狙いなのかな?)

 あと、
 ジュリアン・ムーアはスゴいなとおもいました。
 日本の女優さんもコレぐらいやればいいのにね。
 米倉涼子とか。


 ハリソン・フォード主演の、サスペンス。
 音楽は、モリコーネなのな。

 ポランスキーって、こんな映画も作ってるんだなーと思いながらみておりましたが、
 前にも観たな、コレ。

 異国の地フランスで、着いた早々妻が行方不明となり、
 言葉も判らず、当てもないまま、絶望的な状況から妻を助け出すため、
 少し頼りない夫が奮闘する、お話。

 あたふたと困り果てるハリソンの姿が見所ですが、
 生活感のあるパリの街並みを眺めるだけでも愉快。
 (エキストラのリアクションとか観ると、ゲリラで撮影したのかも?)

 結局、ホテルでじっとしてれば解決したんじゃないか?
 とゆーか、
 最初に荷物を回収すれば誘拐の必要もなく、オールOKじゃね?
 と云った詮索が無粋なくらい、楽しめるサスペンスでした。


 「スティール」とゆー言葉を使いたかったのだろーな。

 宇宙から侵略してきたロボットにより支配された地球。
 センサーを埋め込まれた人類は厳しい監視下におかれ、外出さえ許されなかった…。

 「宇宙から来たロボット」とゆー点からツッコミ始めるとキリがなく。
 外出禁止、だけ!?
 ともおもふだろーが、まあ、落ち着きたまへ。
 外へ出ると、ロボットに速攻でぶっ殺されるから。

 まーなんつーか、
 いろいろ端折り過ぎててストーリーが頭に入らず、
 ロボットの目的がそもそもよく判らないし、支配の過程もまるで想像できない。
 つまりは、「ロボットに支配された世界」って設定だけが必要だったのだろう。
 その程度の映画ではあるが、
 だからと云って単純にツマラナいとゆー結論でもなく、
 意外と良い部分もある作品で、
 オモシロく…はなかったけど、悪くもなかったですよ。

 ロボットの無骨なデザインや、主要なキャラの存在感とか。

 ラスボスに位置するロボットが、
 おそらく、
 心理的抵抗を緩和するためニンゲンの子供を模写している、と想定できるが、
 コレが不気味なゴム人形みたいで、
 そのニンゲンをナメてる感が、とても効果的におもえました。
 恐ろしく弱いしな。

 ベン・ギンズレーが何故か出ている、とゆー不可解さはさておき、
 ぎゅうぎゅうにブラッシュアップすれば面白くなりそう。な、気がしないでもない。


 「シンデレラ」、「赤ずきんちゃん」、
 「ジャックと豆の木」、「ラプンツェル」などの童話がミックスされて、一つのストーリーが展開する。

 企画の巧妙さに比べ、後半の誰得な結末には疑問が残る。

 古典は強し。
 そしてやはり、舞台向けの作品だなーとおもいました。


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by y.k-ybf | 2016-07-01 11:18 | 映画 | Comments(0)

『ヒメアノ~ル』


【映画パンフレット】 ヒメアノ~ル 監督 吉田恵輔 キャスト  森田剛、佐津川愛美、ムロツヨシ、駒木根隆介、山田真歩、大竹まこと、濱田岳

東宝 日活

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 正直、あまり振り返りたくない程、恐怖と興奮を覚える映画だった。
 思い出すだけで不快になる。(とゆー、賞賛。)
 森田剛君が、凄い。
 喋り方、会話が通じない感じだけで、あの異様さを表現している。

 濱田岳とムロツヨシのラブコメ・パートも、ちゃんと面白い。
 面白いから、ストーリーが重なる時、最高の恐怖が生まれる、
 あの絶妙なタイトル!

 やー、恐ろしい。
 そして面白い&切ない。
 あのフラッシュバックする記憶。
 ゲーム、愛犬、麦茶。。。
 切なく、遠い記憶を呼び覚ます。


 サイコ・スリラーの傑作。


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by y.k-ybf | 2016-07-01 10:53 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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