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バイト気分で世界を制覇。『X-MEN:アポカリプス』


【映画パンフレット】  X-MEN:アポカリプス X-Men: Apocalypse

20世紀フォックス映画

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 前作「フューチャー&パスト」は、
 前シリーズと新シリーズを繋げた上にリブートするとゆー、アクロバティックな快作で、見事な包括をみせてくれました。
 本作はその続編にして、新シリーズ三部作の完結編、ってことになっております。
 一応。

 トリッキーな前作の印象と比べると、
 かなりオーソドックスで、明快なストーリー。
 スーパーヒーローモノとしても、
 「Xメン」らしいシンプルなキャラバトルが中心なのは、ある意味、原点回帰で。
 ストーリー的にもそこへ辿り着く点が、本作のポイントだとおもふ。
 以降の未定な新展開も踏まえた上で。

 ラストシーンの、
 ある二人のスーツ姿とその表情には、感慨深いものがありました。
 前・新シリーズ激動の歴史があったからね。
 ホント、
 マグニートーは不幸な目にばかりあって…。

 個人的にはサイクロップスがやっと、
 やっとやっとそのキャラステータスに見合った活躍ができたなと、ホッとしました。

 見所はやはり、(また)クイックシルバーの韋駄天ぶりで。
 飄々とした彼のキャラも最高だけど、能力発動シーンは本作の見所の一つ。
 人命救助は、ヒーロー映画には大切ですね。

 と、そんな具合で。
 キッチリと再スタート地点にコマを戻してくれました。

 たぶん、
 アポカリプスの代わりにマグニートーでも成立する話だとおもいますが、
 気にせず楽しもう!


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by y.k-ybf | 2016-08-31 16:15 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『花のあすか組!』、とか。邦画の四本。


花のあすか組! [DVD]

つみきみほ,武田久美子,松田洋治,石橋保/ユニバーサル ミュージック

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 88年公開の、角川映画。
 コレ、
 『ぼくらの七日間戦争』と同時上映で、当時、映画館で観ましたよ。
 友人の中山君と一緒に。
 インパクトはスゴい残ってるんだけど、内容はまったく覚えておらず、
 いつかまた観たいなとおもっていたので、
 今回、観たのです。

 「花のあすか組!」ってのは、
 原作の少女漫画があって、
 88年にTVドラマ化、それに続くよーな形で映画化されたわけですが。
 ややこしいのは、
 ドラマ版からキャストが変更されており、
 舞台設定も、ドラマとも原作とも異なる荒んだ近未来になってる点で、
 要するにまったくの別物になっておるのですよ。
 (そのくせTVドラマにはタイムスリップしてきた映画版の「あすか」が登場する、メタ構造だったりするし。)

 監督は、崔洋一。
 主演のあすか役は、つみきみほ。
 (因みに、TVドラマのあすか役は小高恵美。)

 『ブレードランナー』的な荒廃した近未来、
 とゆーか『ウォリアーズ』的な暴力世界っつーか。
 ダーティーな街を舞台に、ドラッグの利権をチンピラや腐敗した警察が奪い合う、お話。

 って説明すると、なんか面白そーな気がする。
 ストーンズの「サティスファクション」が全編に流れるしな。しつこく飽きるぐらいに。

 只ね、
 何故、記憶に残っていないのかって理由も判りまして。
 ストーリーが無いんだな、コレ。
 そして、結末がない。
 起承転結でゆーと、「承」と「転」だけですわ。

 原作やドラマを観ていれば、まだ関係性や展開に納得できるかもしれんけど、
 その知識がないと、
 ぼやーっとしか理解できないし、それでもオチがないのは変わらないしな。

 ホントにね、
 原作とイメージは違うし、ドラマのキャストは出ないし、映画単品として半端だし。
 誰得の映画なんだろ。

 主演のつみきみほの暴れっぷりや、
 バイオレンスな世界観はとても楽しめたので、嫌いになれない作品ではあるが。


 つみきみほの赤いジャンパーは、やっぱり「AKIRA」の金田なんかな?
 カプセルも出るし。
 アニメの映画も同じ88年だしな。


満月のくちづけ [DVD]

深津絵里,寺脇康文,川嶋朋子,三宅裕司/アミューズ・ビデオ

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 89年の映画。
 製作総指揮が三宅裕司で、主演が深津絵里。
 寺脇康文の映画デビュー作でもあるとゆー、なんともアミューズ色の濃いこの映画。

 深津絵里のショートヘアっつーか短髪が、個性的!
 つか、
 この髪型で耐えられるって、ホントに美形なんだなとおもふ。

 深津絵里(と、寺脇康文)のアイドル映画として、楽しめる方がいれば幸いです。
 内容については、敢えて触れません。


リアル鬼ごっこ 2015劇場版 プレミアム・エディション [DVD]

トリンドル玲奈,篠田麻里子,真野恵里菜,桜井ユキ,高橋メアリージュン/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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 「リアル鬼ごっこ」とゆー題材を、
 こーやって料理する園子温の判断は支持するけど、出来上がったモノがあまり美味しくない。
 それは事実。
 ウソをウソで組み上げる、アングラなパンチラ演劇。
 トリンドル玲奈を筆頭に、
 誰一人とて制服姿が似合っていない、まさに不格好な映画となったのは、
 シュールが只の逃げ口上になってるからではないだろーか。

 「GTA」を真似たゲーム画面とか、ホント酷い。笑えない。

 イメージをイメージで伝えよーとする、堂々巡りの世界。
 作風は嫌いではないけど、
 観客に甘えた芝居は、なかなかキツいものがある。

 しかし。
 斉藤工を白のブーメラン姿にしたのは、後年に向けて評価すべきであろう。


 予告から想像する通りの内容で、期待以上のモノは少なかったけども、
 松田聖子の「赤いスイトピー」が、何故にこれほど胸を打つのか。

 母親への愛情返しの物語なのだが、
 恥ずかしいことに、現実のわたくしはまだ返済を終えていないので、
 この作品について、とてもじゃないが何かを語ることなどできない。

 堀北真希が、どーしても母親を受け入れられない理由も、
 松田龍平の、涙が止まらなかった理由も、よく判る。
 判ってるはず。
 判ってるつもりなのだが、
 上手くいかないのが、親子ってものだとおもふ。

 いつか、きっと。
 と、願うばかりだ。


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by y.k-ybf | 2016-08-31 16:08 | 映画 | Comments(0)

『ジュマンジ』、と、『ザスーラ』。


ジュマンジ [SPE BEST] [DVD]

ロビン・ウィリアムズ,ボニー・ハント,キルスティン・ダンスト,デビッド・アラン・グリア/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 観たいとおもいながら先送りにしてきた類の、『ジュマンジ』をやっと観た。
 95公開の作品なので、もう二十年前になるんか。
 どーりでキルスティン・ダンストが子役で出てるわけだ。

 止まったマスの指示が現実になる、ビックリ双六のお話。
 荒唐無稽な展開は愉快で楽しめたけども、
 さすがにCG合成の技術には苦しいトコもあって、時代を感じてしまふ。
 ストーリー設定的には、いくらでもシリーズ化出来そーだな。


 姉妹作と呼ばれる『ザスーラ』が公開。
 前作がジャングル編とするなら、今作は宇宙漂流編。

 ほら、いくらでも拡張できる。

 ゲームが始まると家が丸ごと宇宙へ移動するので、アクシデントの種類も豊富。
 ブリキのオモチャ的なゲーム盤のデザインもイカスので、
 わたくしは『ザスーラ』派なのだが。
 コレ、
 吹替で観たせいなのか、
 主人公となる男の子兄弟が、まーーー小憎たらしいの。
 特に弟。
 まーーーーーー小憎たらしい!
 びびびっとやってしまいたいくらい、観ててストレスが半端なかったです。
 …映画の出来とは関係ない話ですが。



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by y.k-ybf | 2016-08-28 22:34 | 映画 | Comments(0)

『ミレニアム』、スウェーデン版の三部作。


ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム<完全版> [DVD]

ミカエル・ニクヴィスト,ノオミ・ラパス/アミューズソフトエンタテインメント

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 「ドラゴン・タトゥーの女」と云えばフィンチャー版が有名ですが、
 こちらはそれ以前の09年にスウェーデンで公開された、「ミレニアム」三部作。

 わたくしはフィンチャー版を先に観ていたので、
 まずキャストの違いとゆーか、イメージの差異が厳しかった。
 そもそもフィンチャー版はスタイリッシュでダークな印象を強調して、
 重く暗く、地方の排他的な犯罪を描いておりましたが。
 本作の「ミレニアム」はテレビドラマ風と云いますか、ストーリーを重視した作りになっておりまして。
 何より三作ともそれぞれ3時間以上ある大作で、ドラマが丁寧に展開するのが良い。
 じつは恋愛要素もフィンチャー版より抑え気味で、その違いはなかなか興味深かった。
 ストーリーはほぼ一緒なのですが、ラストの印象もかなり違います。
 (「ミレニアム」全体のテーマは、
  おそらく風土的な女性蔑視、性差別問題だとおもわれます。)
 そして何より三部作なので、「ドラゴン・タトゥーの女」の続きが観られる!
 とゆーのが、大きい。
 リスベットの出生の謎から、公安まで動く国家機密が絡んできます。
 「ミレニアム」とは、こーゆー話だったのか、と。

 特に第三部は法廷劇にもなって、
 リスベット役のノオミ・ラパスが、スゴいのよ。
 まさに闘士として登場する姿に、惚れ惚れします。

 作家性を楽しむなら、フィンチャー版。
 ストーリーを楽しみたいなら、「ミレニアム」。
 でも順番でゆーなら、
 フィンチャー版を先に観てからの方が、分かり易いとおもいます。
 (たぶん偶然だとおもふけど、「007」ネタもありますよ。)




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by y.k-ybf | 2016-08-28 22:25 | 映画 | Comments(0)

映画のまとめ 『群盗』、とか。バラエティに四本


 復讐の為、肉屋が立ち上がる。
 朝鮮王朝末期を舞台とした、韓国産のアクション映画。

 マカロニ・ウエスタンのテイストを全面に、
 タランティーノばりの語り口で描く、見事な痛快エンタメ。

 勧善懲悪の義賊モノながら、
 ラスボスとなる敵の圧倒的な存在が、
 真の主役はコイツなんじゃねーの? とすらおもわせる。


V フォー・ヴェンデッタ(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [DVD]

ナタリー・ポートマン,ヒューゴ・ウィービング,スティーブン・レイ,ジョン・ハート/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 原作はアラン・ムーアで、DCコミックのアメコミ映画。
 で、宜しいのでしょーか?
 脚本が、ウォシャウスキー‥‥‥姉妹だっけ? 今。

 映画自体はとても面白かったですよ。
 近未来のイギリスは独裁国家となり、管理された社会で国民はブヒブヒ暮らしておりまして。
 仮面のおっさんが公共の建物を次々爆破して反抗する、ディストピアなお話。

 リアルな政治とゆーより観念的な話なのだろーな。
 意外とスムーズに計画は成功するし、警察は無能だし。
 ちょっと『ファイトクラブ』みたいだし。
 (イヤ、『ファイトクラブ』が後になるのかな?)


スタンリーのお弁当箱 [DVD]

パルソー,デイヴィヤ・ダッタ,ラジェンドラナート・ズーチー/角川書店

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 インドのコメディ映画。
 実際の小学生、小学校で撮影されており、じつに子供たちの自然な姿や表情を観ることができる。
 とゆーのも、
 かなり長時間カメラを回しており、被写体に撮影の意識が薄かったよーですな。

 母親が不在のスタンリーはお弁当が用意出来なくて、
 クラスメートのみんなから少しずつ分けてもらうのだが…。

 とゆー、
 コメディチックな内容かとおもっていたら、
 意外で意外な方向へシフトして、文化とゆーか社会の違いを感じさせる結末へ着地するのは、
 ええ、意外でした。

 インドのお弁当は、相変わらず美味しそうですが。



 木村拓哉がキムタクを演じる、人気ドラマの映画化第二弾。
 2015年のやつ。
 今度の敵は大使館だ!

 以上。

 で、終わらせたいぐらい、TVドラマそのまんまのストーリー、演出。
 正直、このドラマに何の思い入れもないわたくしには、映画にした意味がまったく判りませんでした。
 面白さに関しては、ドラマのクオリティを保持しているので問題ないとおもいます。
 しかしTVと同じ演出を映画でやられると、
 だいぶ冷めるとゆーか、
 スクリーンで観たらかなりキツいだろーな、と。
 実際、劇場で予告を観た時はゾッとしたし。
 シリーズのファン向けだからとゆーなら、TVでやるのがベストじゃないの?

 松たか子が久しぶりに出演しておりますが、おそらく絶賛妊娠中の頃で。
 せめて出産後まで待って撮影すればいいのにな、
 と、おもってしまいます。
 じつはそこまで重要な役でもないしな。
 あんな結末だし。


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by y.k-ybf | 2016-08-28 22:11 | 映画 | Comments(0)

『ゴーストバスターズ』 ※3D字幕版をオススメしてます。


 初日とはおもえぬガラガラっぷりのおかげで、悠々と鑑賞できました。

 本作はリブートになるので、前シリーズとの繋がりは無し。
 勿論、知ってると楽しめる小ネタはたくさんありますが、
 予習は必要ないです。

 主要メンバーが全員女性になった件は、個人的にはアリだとおもふ。
 それぐらい大きく作品を変えないと、前シリーズのキャストに対抗できんだろ。
 只でさえコメディは再現が難しいのに。
 ビル・マーレイにダン・エイクロイド、リック・モラニスだからな。

 とゆー辺りで本編の話をしたいトコロなのだが、
 わたくしが観た吹替版が、ホンっトに酷かったの。
 ジョークはサムいし、掛け合いもチグハグで、笑える場面が殆どスベっていた。
 原因は明白で、
 主役となる二人の女性の声を、
 声優素人な友近、渡辺直美とゆー芸人さんにやらせたからだ。
 主役の声がダメなんだから、まわりがいくら頑張っても焼石に水で、
 朴ロ美、くじらと云ったベテランがサポートに付いても、
 ケミストリーなど生まれるわけがない。
 つーか、
 そもそも翻訳の脚本が悪かった…よーな気もするが、芸人さんの吹替の酷さは否定できない。

 だがしかし。
 3D作品としては、かなり楽しめる。
 特徴の一つでもある、
 「スクリーンの枠から飛び出る演出」がかなり効いており、
 久しぶりに3Dで観て良かったとおもえました。

 なので、
 これから観る方には、「3D字幕版」を、つよくつよくオススメします。
 たぶん吹替版は、
 も、べつの作品になってるとおもふわ。


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by y.k-ybf | 2016-08-20 19:56 | 映画 | Comments(0)

『葛城事件』


【チラシ付映画パンフレット】 『葛城事件』 出演:三浦友和.南果歩.新井浩文

ファントム・フィルム

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 最初に舞台版があり、後の映画化。
 舞台版はモデルとなった実際の事件により近く、特異な犯人像を主軸にしたもののよーで、
 同タイトルでありながら映画版とは異なる印象を受けた。
 (映画で長男役を演じた新井浩文は、舞台では死刑囚の次男を演じている。)
 その違いを知り、
 やっとこの映画を飲み込むコトができた。

 これは異質で異常な「物語」ではなく、日常に密かに育つ芽の記憶だ。

 傍らに、道端に、隣に、家族に、
 何処にでも育つ芽は、
 日常にあるが為に、見えてはいても、見失う。
 芽が、凶悪な牙を剥くまでわ。

 この映画で描かれる日常はエグい。
 あの家も、住宅地も、
 公園もゴミ捨て場も、寂れた金物屋も、
 当然、あの駅も、
 既視感とゆー言葉が白々しくおもえるほど、見慣れた光景だった。
 わたくしは下町の商店街に長く暮らして働いてもいるので、
 時代に取り残されたよーな店も、人気のない住宅地も、
 嫌ってほど見ており聞いておるので、背筋がゾワゾワする気分を味わった。

 庭の片隅に植えられたミカンの苗には、未来への希望が込められていたが、
 現実の未来は、
 その芽は、望まれたものではなかった。
 確かにあった希望は、
 どこかで歪み、押し潰され、「家族」とゆー言葉は火傷のよーに熱を帯び、
 その身と心を灼いていったのだろう。

 壮絶な日々へ、
 想像が捕らわれる、劇薬のよーな映画。



 追記。

 強圧的な力で家族を支配する父と、
 獄中結婚を望み、一方的なエゴを押し付けてくる女性は、
 同じ「父親」だった。
 父性無き、父。
 二人は只々、次男を追い込み、許そうともしない。
 (父は、
  諦観したかのよーに次男への罰を望むよーになり、
  女性はそもそも何の力も策もなく、状況だけを欲していた。)
 次男と父の言動が、時折重なる点も興味深く、
 長男との「違い」が強調される。

 そしてこの家族には、母親がいない。
 存在は既に形骸と化している。
 母性無き、母。
 食卓には冷めたピザが並び、
 料理が作られることはなく、温かい食事にはケチがつけられる。
 (あのコンビニ弁当とカップ麺の「最後の晩餐」が、最も「食卓」らしい皮肉。)

 時系列を組み替えて、物語ではなくエピソードで語る意図は、
 この家族を特異な存在にしたくなかったのだろう。
 独立した一枚の絵ではなく、
 どこにでも潜む、一つのピースである、と。


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by y.k-ybf | 2016-08-18 23:49 | 映画 | Comments(0)

『SHARING』


 「絆」とゆー言葉の万能な有効性と甘い魅力は重々承知している。
 しかし、
 まるで対岸の火事を眺める興奮を宥める為に覆い被せたよーな「絆」には、
 抵抗を感じるし、心地の悪い違和感が生じる。
 頼んでもいないのに心境を代弁されるよーな、
 勝手に肩を組まれるよーな、気持ちの悪い「共有」が、
 物凄い早さで日本中に拡散していると、2016年の今こそ、つよく感じることがある。

 その「意思」は、何処からくるのか?

 『SHARING』は、
 感情の共有について、心理学とオカルトがせめぎ合うよーに描かれている。
 「いい話」にも「恐い話」にも映るのは、その為だ。
 特殊な製作過程があったにしろ、
 この映画に二つのバージョンが生まれたのも、必然としかおもえない。
 二つ「以上」ある、とは、
 まさにテーマそのものだからだ。

 『SHARING』は、本来複雑であるはずの感情を、まざまざと見せ付ける。
 偶然とか奇跡的に、とか云うのは監督やスタッフ、キャストに大変失礼なのだけど、
 一つ一つのシーン、長くて独立したよーなシーンの積み重ねが、
 結果、この映画を「ホラー」に仕上げたのではないか、とおもふ。
 まるで発明に近い感覚で。

 後半の、
 瑛子と薫が対面するシーンで、涙を流すのは瑛子だったとゆーのは、
 とても象徴的な名場面で。
 立場が逆だったなら、作品の印象も違ったことだろう。
 (泣く予定もなかったらしいけど、それが本当なら、更に…。)

 特撮や音響も素晴らしかった。
 あの迫力も、また感情の起伏の一つだとおもふと、
 なんつー斬新な映画なのか。

 ホントに、今年のうちに観れてよかった。
 そんな映画でした。


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by y.k-ybf | 2016-08-18 23:39 | 映画 | Comments(0)

『シン・ゴジラ』


【映画パンフレット】 シン・ゴジラ SHIN GODZILLA 監督 庵野秀明 キャスト 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ

東宝

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 「ゴジラ」の例えが分かり易いか、或いは「ウルトラマン」か、「仮面ライダー」か。

 特撮作品は、未完成であることが常であった。
 ストーリーだけではなく、クオリティやデザイン、設定の問題等も含めて、
 何かしらの不満を抱えては、
 あーすれば、とか、
 こーすれば、とか、意見や感想、情報を交わして作品を補完しながら、
 築いた理想を期待に込めつつ、
 夢物語を語り継いできたのが「特撮作品」の歴史だとも云えるだろう。
 (無自覚なリテラシーの話でもあるが。)

 とゆー持論を前置きに、
 その勢いで言い切ってしまふが、
 『シン・ゴジラ』は、
 遂に我々が待ち望んでいた「特撮」の完成であり、(現時点での)最高到達点である。
 間違いのない、傑作でありました。

 どー傑作なのかは、割・愛
 も、いろんな方が、いろんな事を親切に説明してくれているので、
 そちらをご覧ください。
 つか、
 『シン・ゴジラ』を映画館へ観に行ってくださいな。
 「ゴジラ」の予備知識も、
 「特撮」のリテラシーも必要なく、単純にエンターテイメント作品として楽しめるから。
 絶対に。





 しかし。
 しかし、だ。
 ゴジラの無双な暴れっぷりに狂喜し、
 伊福部昭の音楽に高揚し、
 絶望的な状況に抗い続けるニンゲンの姿に涙しながらも、どっかで冷めて眺めている自分がいた。
 「観たかった」モノが、
 「観たこともない」形で実現されるとゆー、
 これ以上ないシチュエーションなのに、この反応はなんじゃいな!? と。
 二晩悩み、ある結論にたどり着く。

 あんなコトいいな。できたらいいな。
 あんなゴジラこんなゴジラ、
 オレならこーする、オレならあーする。
 観たい作りたいやってみたい。
 と、
 パイセン方の空想話を散々耳にしてきたし、散々自分でも妄想してきた。
 そして今日、
 パイセンが念願とするゴジラが作られ、それを目にする感動を抱きながら、も、
 「コレがパイセンのゴジラか!

  ‥‥‥言ってた通りやな」 とゆー、ね。


 お判り、いただけるだろうか。
 いや、判らなくてもまったく問題ない。
 我ながら、捻れた性格だなと呆れてもいるので、どうぞスルーしてやってください。
 同世代特有の感覚かなーとツイッターで検索しても、
 そーでもないよーなので、わたくしがアホなのだろう。

 傑作だとゆー前提で、
 もっと若々しい「ゴジラ」が観たかったとゆー希望は、次回作に託します。

 つーことなのだ。


 (「エヴァンゲリオンが出てこないヤシマ作戦」、
  とゆーと身も蓋もないが、
  例のあの音楽は、二回ぐらいに抑えてほしかった。
  後半のあの注水は、何故にあんな飛沫もない描写にしたのだろーか。

  不満は、この程度なんですよ。)


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by y.k-ybf | 2016-08-03 22:10 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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