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暗闇から手を伸ばせ。『ドント・ブリーズ』


【映画パンフレット】 ドント・ブリーズ 監督 フェデ・アルバレス 【キャスト】 ジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラング、

ソニーピクチャー

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 新年最初の一本は、『ドント・ブリーズ』。
 娘想いの心優しいお爺ちゃんが、犯罪に手を染める若者を(鉄拳で)徹底指導する、お話。
 カワイいワンちゃんもいるよ!

 前半はまさに息を飲むスリラー的な展開をみせるが、
 ある事実が判明する後半から、ホラーに様変わりする。

 この、
 他人の家(領域)に、
 危険に、
 異常な世界に、「踏み込む」とゆー何層にも重なる意味合いが巧妙で、
 希望としての「脱出」が際立つ。

 呪縛から解放されるとゆー意味では、お爺ちゃんにとっても。

 とは云え、
 あの結末から更なる展開も作れそうなので、次もあるのかな…?


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by y.k-ybf | 2017-01-31 21:44 | 映画 | Comments(0)

2016年、ベスト&ファニー映画。その3(ファニー)


 2016年に観た、新旧問わずファニーだった映画を選びます。

 ファニーとは、
 出来が悪い子ほど可愛いみたいな、そんな感じ。
 コチラもランキングではなく十作選びました。
 順位を悩むとゆー労力節減のために。

 『愛・旅立ち』(85)
 『アパートメント1303号室』(12)
 『宇宙怪獣ガメラ』(80)
 『ゾンビーバー』(14)
 『REX 恐竜物語』(93)
 『テラフォーマーズ』(16)
 『超強台風』(08)
 『エイプリルフールズ』(15)
 『リアル鬼ごっこ 2015劇場版』(15)
 『グリード FROM THE DEEP』(14)

 今回、
 所謂アサイラム、アルバトロス系とゆー「ジャンル」は省きました。
 アレは最早「ジャンル」です。
 なので、
 『シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄
 『ドルフ・ラングレン 処刑鮫
 『ジュラシック・ブリーダー
 『メガ・シャークVSグレート・タイタン』と云った作品や、
 『エイジ・オブ・ザ・ドラゴン
 『バトル・オブ・スカイアーク
 『ロスト5』なども選外対象となりました。

 『ロスト5』はホント、
 嫌ならやめればいいのにってぐらいヒドかったので、だいぶ迷いましたけどね。
 『ゾンビーバー』は、そんな「ジャンル」代表として選びました。
 WOWOWのコメントも最高でしたが、
 ゾンビーバーの造形が完全に「巨大なネコのオモチャ」だったので。

 『ザ・グリード』ではなく、
 中国産のパンデミック昆虫パニック、『グリード FROM THE DEEP』。
 「知り合いの子供の学校では「バイオハザード」ってゲームが人気あるらしいよ?」
 とゆー伝聞だけを頼りに、ゾンビを抜いて作ったよーなこの映画は、
 あらゆる問題に間違った解答を提示してるのに完成してしまったとゆー、奇っ怪な一作。
 エンドロールでの自画自賛がトドメとなり、エントリー。

 同人誌レベルのノリで作られた、狂乱の総集編『宇宙怪獣ガメラ』を、
 「こち亀」ラストイヤーの16年に観たのは、何かの縁か。イヤ、たぶん違う。
 こんな映画がよくフツーにソフト売ってるなとおもふし、二度と作られることもないだろう。

 『超強台風』はその点、映画の出来云々ではなく、
 延々続くベタな芝居があまりに楽しかったので、選ばないのは勿体無かったから。

 じつは『REX 恐竜物語』もだいぶマトモな方で、
 この枠に入れるのは若干申し訳ないのだが、
 何をやっても、工夫して撮っても、作りもの以外の何物にも見えないREX…よりも、
 安達祐実の持て余し感がハンパなかったから。
 金持ちがプロに撮らせたホームビデオかって勢いなんだけど、
 それを撮ったのが角川春樹なんで、独特な風味まで加わる始末。
 …そいや、恐竜って寒さに弱いんじゃなかったっけ?

 『エイプリルフールズ』もヒドいとゆーか、全編気持ちが悪い。
 理屈に共感できないし、倫理が共有できない。
 ユースケ・サンタマリアのいちばん不気味なトコがでている。
 コメディだとは辛うじて判るので、
 恐らく作るヒトが代われば、それなりに楽しい作品にはなるだろーけど、
 わたくしにはこの映画で笑うのは難しかったです。

 『テラフォーマーズ』と『アパートメント1303号室』は、テキトーに作りすぎ。
 オリジナル(原作)の魅力を汲んでないどころか、誠意と愛情も感じないアレンジ。

 理解してないとゆーか、
 まったく無視して作ったのが『リアル鬼ごっこ 2015劇場版』。
 その発想は間違ってないとおもふけど、
 出来上がったモノが陳腐さで下回るのは、さすがにヒドい。
 『アパートメント1303号室』はさておき、
 予算もそれなりに使い、監督の腕前もあるのにこーゆー作品を作るのって、どーなんだろね?

 『仮面ライダー1号』は、
 「藤岡弘を愛でる映画」としては成立してるので、外しました。
 しかし、
 ここまで「仮面ライダー」の世界が破壊されるとは、ファンも関係者も想定外だったでしょうね。
 藤岡弘をメインにしただけで。

 んで、
 別格だったのは『愛・旅立ち』。
 圧巻の作品でしたので、
 是非、皆さんもご覧ください。
 負の遺産として、二年に一度くらいは見返したいレベルでした。


 以上、
 2016年の映画のまとめでした。

 おしまい。


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by y.k-ybf | 2017-01-16 20:55 | 映画/100 | Comments(0)

2016年、ベスト&ファニー映画。その2(旧作)


 2016年の旧作映画ベストは、
 ランキングの代わりに、一軍(十作)二軍(十作)の二十作を選んでみました。
 つか、偶々ちょうど二十になっただけですが。


 一軍の十作は、コチラ。
 『野火(1959年版)
 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(14)
 『君が生きた証』(14)
 『インサイド・ヘッド』(15)
 『オキュラス/怨霊鏡』(13)
 『ホドロフスキーのDUNE』(13)
 『プリデスティネーション』(14)
 『コードネームU.N.C.L.E.』(15)
 『はじまりのうた』(14)
 『ダーク・スター』(74)

 一本選ぶとしたら、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』かな。
 あの多幸感は素晴らしく、おなかがへる美味しい映画でした。


 二軍の十作は、コチラ。

 『ウォーリアー』(11)
 『白ゆき姫殺人事件』(14)
 『海街diary』(15)
 『ミレニアム』三部作(09)
 『群盗』(14)
 『ネスト』(14)
 『ワイルドカード』(15)
 『女子ーズ』(14)
 『最後まで行く』(14)
 『フォックスキャッチャー』(14)

 こちらも一本選ぶとしたら、『海街diary』。
 「女性」とゆー人生を、全ての役柄に切り分けたよーな刹那映画。
 おばあちゃんの梅酒が無くなるまで描くとゆーのが、憎たらしいぐらい巧い。
 同時に、深いフェティシズムの作品だとおもふ。

 『ワイルドカード』は、ジェイソン・ステイサム枠。

 意外と残っちゃったのは、『女子ーズ』。
 単純に笑えたので。


 以上、
 旧作映画ベスト、一軍二軍でした。


 続きまして、
 Look back in anger!
 ファニー映画です。


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by y.k-ybf | 2017-01-16 20:04 | 映画/100 | Comments(0)

2016年、ベスト&ファニー映画。その1(新作)。


 2016年に観た映画の本数は、290本。
 内、新作44本の中から、ベストを選びたいとおもいます。
 (同時上映だった「ジュウオウジャー」は「ゴースト」と一本にまとめました。)

 2016年新作ベスト。
 ⑩『ミュージアム
 ⑨『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
 ⑧『葛城事件
 ⑦『残穢 住んではいけない部屋
 ⑥『マジカル・ガール
 ⑤『ヒメアノ~ル
 ④『シン・ゴジラ
 ③『アイアムアヒーロー
 ②『SHARING
 ①『この世界の片隅に

 以前ツイッターで発表したものから、若干変動しております。


 ⑩『ミュージアム』
 まだ『セブン』の焼き直しなんかするの? とゆー不満なトコも少なくないが、
 それでもやりきった感はあるし、実際、最後まで面白く観ることができた。
 やっぱこの監督さんは巧い。
 そして小栗旬は、ダーティーに追い込めば追い込むほど、魅力を発揮する。

 原作から改編したラストも、納得できました。


 ⑨『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
 エンタメ枠として、九位に。

 シリーズモノなので独立してない点がマイナスとなりましたが、
 ヒーロー・バトル・ストーリーとして、最高峰ですよ。


 ⑧『葛城事件』
 誉め言葉として、
 二度と観たくない、一作。

 よくぞ、ここまでやってくれました。


 ⑦『残穢 住んではいけない部屋』
 16年は何気に、ホラー映画の当たり年でもあったとおもふ。
 良い作品ってばかりではなく、新しいスタイルの作品が増えた。
 洋邦共に。

 怪談が好きなニンゲンとしては、
 この見事な「実録系怪談」の映像化を、評価しないわけにはいかないのです。


 ⑥『マジカル・ガール』
 暴走する善意、愛が、
 他の善意、愛を喰い破る。
 純粋で冷酷な連鎖。
 過剰な情緒を削ぎ落とした映像表現が素晴らしい。

 相反するよーな「魔法少女」の存在も、強烈。


 ⑤『ヒメアノ~ル』
 森田君の怪演だけではなく、
 ムロツヨシのベストとも云えるだろう、キャスティング。
 絶妙な、最高のタイトルイン。
 そして疎遠になった友人とゆー、あまりに切ないテーマが、印象に残った。

 自分が疎遠にされた方かもな、とか、想像できる?


 ④『シン・ゴジラ』
 ランキングが変わったのはココで、
 二位から四位に下がりました、『シン・ゴジラ』。

 当然、何が悪いわけではなく、
 強いて云うなら、足りなかった。
 (③へ続く)


 ③『アイアムアヒーロー』
 主人公の英雄が、
 隠れたロッカーの中で何度も何度も何度も悩み、怯え、迷い、
 遂に飛び出した瞬間から、クライマックスの銃撃戦へ突入するカタルシスは、
 思い出すだけで興奮が甦る、格別な名場面でありました。

 ラストの台詞、
 「英雄ですよ、ただの…」
 ココに至るまでのドラマ性が、『シン・ゴジラ』には欠けていた。
 (とゆーか、意図的に排除されていた。)

 巨災対のメンツは個性的だったけど、群像劇にまでは昇華されなかったとおもふし、
 何よりパブリックな「ストーリー」が優先されたからね。
 逆にゆーと、だから『シン・ゴジラ』は成功したわけだ。

 そこの差で、この順位に変更なりました。
 (②へ続く)


 ②『SHARING』
 奇跡的にそのドラマ性とストーリー両方を兼ねた上に、
 ホラー映画として表現してみせたのが、『SHARING』だとおもいます。

 誰もが見慣れた光景、
 誰もが想い、考えるコト。
 希望。絆。願い。
 その視線を変えるだけで、これほど恐ろしいものが見えるのか。
 (或いは、見えていなかったのか。)
 妄想と感情が混濁する。

 監督の意向には反するでしょうが、ソフト化してほしい。。。


 ①『この世界の片隅に』
 「ありがとう」とか「あいしてる」とか、もっと言ってやれよなー。
 などと思いながら観ていた。
 それが言えないとゆーか、言わない時代だったんだなあ。
 今は、それが言えるだけ豊かなのかな?

 そんなことも考える。

 も、泣けてしまったので、決まりでした。
 家に帰ってからも泣けたし、
 未だに作品の映像を見掛けると、特別な感情が湧いてくる。

 大傑作だとおもいます。


 以上が、2016年新作ベスト。


 次点は、『オデッセイ』かな。
 エンタメ枠で『シビル・ウォー』とどっちにするか迷ったけど、
 これから見返す回数でいったら『シビル・ウォー』の方が上かな? とおもって外しました。
 惜しい。


 次点の次点は、
 『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 アルティメット版』。
 劇場では公開してないバージョンなので選外になりましたが、
 公開時に観てがっくりした方にこそオススメ。
 驚くぐらい、面白くなってます。


 『FAKE』は、
 時間が経つにつれてちょっと内容の偏りが気になり、物足りなくおもえてきた。
 じつはそーゆー内容ではないんだけどね。

 「新垣隆」バージョンも観てみたい。


 ホラー映画では、
 『クリーピー 偽りの隣人』、『貞子vs伽椰子』も良かった。
 本来ならランクインしてもおかしくない作品だったけど、
 2016年の邦画の勢いが、兎に角、凄かった。
 前半に公開した『ちはやふる』も良い映画だったし。
 観てないけど『君の名は。』も大ヒットしたしな。
 大袈裟でもなく、特別な一年だったとおもふよ。
 映画を追い掛けてて、ホントに楽しかった。


 来年とゆーか今年も、、、
 逆に不安も感じるが、楽しくなればいいなと願うよ。


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by y.k-ybf | 2017-01-15 21:52 | 映画/100 | Comments(0)

01/15//17


 明けましておめでとうございます。

 新年恒例の、無駄話の時間でございます。
 既に挨拶は終わりましたので、
 この先は、興味がない方は見なくても結構でございます。


 さて。
 一年に一度しかやらないので、何を書けばいいのやら。
 すっかり忘れてぼんやりしておりますが、まずは昨年のお話。

 SMAPが1月にテレビで行った謝罪を観て、ずしーーーんと沈んで鬱っぽくなり、
 レコ大の1億円の領収書を見ては沈み、
 のん(能年玲奈)への元事務所からの圧力を知っては沈み、なんとも気が重い一年でした。
 特にファンとゆーわけでもないのでSMAPの解散自体はあまり関係ないのだが、
 事務所の私的な理由で潰されたってのがねー。
 ホントに無惨な解散劇だったとおもふし、
 それでもよくグループを一年保たせて、可能な限りキレイに終わらせたなとおもいますよ。ギリギリだったけど。

 紅白でやった「シン・ゴジラ」を、サプライズで登場したSMAPが止めて、
 まだまだ解散もしないぜー!
 とか大逆転を打ったら痛快でしたが。。。
 (紅白は紅白で、
  新境地へのチャレンジ精神がズルズルで、豪華な文化祭みたいでした。)

 SMAPもレコ大ものんちゃんも、
 要するに因習と老害で、本当にそんなものが芸能界に蔓延ってるんだなーって事実が、しんどい。
 噂レベルじゃなくなったわけで、
 となると、
 アレやコレやアレやコレも本当じゃないか? と疑いたくなるものですよ。

 テレビは、相変わらずです。
 ドラマはほぼ観なくなり、アニメもだいぶ減った。
 お笑い関係は現状維持だけど、
 M-1を危うく見逃しそーになるぐらい、興味は薄れている。
 (お笑いをダメにした戦犯は千原ジュニア説、とゆー持論もあるのだが、長くなるので割愛。)
 そいや「アメトーク」を週二回に増やしたのは愚策とおもったけど、
 アレは「レギュラー回」と「スペシャル回」に分けたとゆー認識なんだろーな。
 「しくじり先生」みたいに不定期で放送する、テレ朝独自のスタイルとゆーことか。

 映画の話はこの後の、ベスト&ファニーでするとして。

 さて。
 来年とゆーか今年は、少しブログの方針を変更します。
 いままでは観てきた全ての映画の感想をアップしてきましたが、その数を絞ります。
 体力の限界(ウルフ)を感じました。
 ダメな映画の感想は意外と楽しく書けるんだけど、
 フツー・オブ・ザ・フツーの映画の感想って、すげー難しいの。
 そのへんはもー省いてもいいかな、と。
 実際はどーなるか判りませんが、全体もシンプルにしたい。

 久しぶりにオールタイムのベストも更新したいし、
 企画モノとか、またやれたらいいな。
 とりあえず、
 「ファウンド・フッテージ映画」のまとめはやるつもりでいます。

 まあ、そんな感じで。
 予想通り、まったく中身のない話になりました。
 もーね、
 ゆったりひっそりのんびり、生きてゆきますよ。
 今年も宜しくお願いします。


 それでは最後に、
 ボブ・ディラン「時代は変わる」を。





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by y.k-ybf | 2017-01-15 21:11 | 記述 | Comments(0)

「メガゾーン23」 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。


 何故このタイミングで「メガゾーン23」全シリーズを放送するのか、WOWOW!
 とゆーわけで、
 やるなら、観なくてわ。

 「メガゾーン」自体は、だいぶ前に全作観ております。
 それこそリアルタイムな世代なので、
 「背中ごしにセンチメンタル」をオリジナルな振付きで歌えたりするのは、秘密っつーか極秘案件だ。

 「マクロス」の主力スタッフがごっそり参加しておりますが、
 マクロスの劇場版が84年。
 メガゾーンが85年公開なので、そのまま移行したのかも。

 当時はビデオの普及を受けて、OVAとゆージャンルのまさに黎明期。
 「メガゾーン」はかなりヒットしたらしいですよ。
 あまり覚えてないけど。


メガゾーン23 [DVD]

久保田雅人,川村万梨阿,冨永みーな,宮里久美/アトラス

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 タイトルには映倫のマーク。
 85年に劇場でも公開されたよーで、
 やってることは今も昔も同じだ。アニメ業界。

 「メガゾーン」の興味深いトコは、
 ⅠとⅡのキャラクターデザインがまったく異なるトコで(なんならⅢも違うけど)、
 アニメを見慣れている目からしても、ここまで変えるのはかなりの異常事態。
 (Ⅰが平野俊弘。
  Ⅱが梅津泰臣。
  Ⅲが北爪宏幸。)
 作家性の違いと云えばそれまでなんだけど、
 良く云えば人材が豊富で、流行を敏感に取り入れている。
 Ⅰが85年、
 Ⅱが86年っつーのも、じつに象徴的だ。

 三十年以上も前の作品なのでネタバレもないとおもふが、
 途中で明かされる事実は当時も衝撃的で、
 海外旅行とかどーすんの? とか、
 里帰りとかしねーのか? とか、山のよーに疑問が湧いたものだ。
 しかし、
 「二十世紀末の東京を再現したのは、人々がいちばん幸せに感じた時だったからだ」とゆーセリフには、
 三十年後の今ではあまりに複雑な重みがある。
 確かにこの作品には、失われた「幸福」が描かれていた。

 まさか、
 「メガゾーン」がこんな預言めいたセリフを吐くとわな。

 元から前後編を想定しての構成らしく、
 ストーリーの進展が遅くて、Ⅰは「起承」だけでぶつ切りに終わる。
 脈絡も辻褄もよく判らず、問題は何一つ解決していない。


 ところで主人公・矢作省吾の声は、
 「つくってあそぼ」のわくわくさんだとゆーのは、本当なのだろーか。

 聴き比べても納得できないのだが…。


メガゾーン23 PART 2 〜MEGA ZONE 23 PART 2〜 [DVD]

矢尾一樹,川村万梨阿,冨永みーな,宮里久美/アトラス

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 一応、
 Ⅰから半年後…とゆー設定なので、
 身なりも変化するだろーとはおもふが、それにしては変わり過ぎなⅡ。
 矢作省吾の声も、矢尾一樹に変わります。

 ストーリー的には「転結」が描かれ、きっちり終わるのはいいけど、
 説明がたいへんヘタクソ。
 混乱します。
 つか、
 劇中のキャラの中でも、誰も真相は知らないんじゃねーのかな。
 余計な勢力とか作らずに、
 前作からのニンゲン同士の生存競争って構図の方が、皮肉が効いてよかった気もするけど。

 アニメーション的には、
 より緻密に、リアルにグロくエロくもなったけど、
 いちいち繋ぎ? がズレるのは残念。

 脳内補正が必要です。



 89年公開。
 こちらも映倫マークが付いているので、前後編を一つにした劇場版のよーです。
 つか、全部劇場版だったの?

 ストーリーは前作から数百年後の地球。
 「システム」に監理された都市で、人々は何も知らされず暮らしていたが、
 反政府組織は都市の秘密を暴こうと暗躍しており…。
 みたいな、お話。

 みたいなとゆーのは、
 この手の世界観に必要なディストピア感が殆ど無く、
 体制側はフツーにエリート職で、
 ハッカー行為も反抗とゆーより趣味でやってるよーにしか見えないから、
 何を望んでの活動なのか、ハッキリしない。

 中盤からの展開はシリーズ的に台無し&鬱エンドで、イヤな余韻が残る。

 時祭イヴは、
 やはりオリジナルは出さず、バーチャルな存在のままで良かったんじゃないかなぁ…。
 声も、宮里久美が引退後なので高岡早紀になってるし。棒読みだしー。
 前作までの主人公・矢作省吾の末路もショックで。
 何百年もあんなコトになってるとわな。
 Ⅱの後で何があったんや、と。

 ラストは人類がシステムの支配から解放されたとゆーハッピーな形にはなっておりますが。
 シリーズに思い入れがあるヒトには複雑な気持ちだし、
 実際問題、
 全てを監理していたシステムを失った人類にとっては、これからが修羅場だろーな。
 とゆーエンディングですわ。

 この冷酷にすら感じる物語の切り口は、如何にも九十年代前半らしい。

 アニメの出来は、
 コマが足りず、コマ送りになかったり、すっげー不出来だけどね。
 (絵柄は九十年代なんだけど、技術が追い付いてない感じ。)

 それと声優さんは意外なビックネームが揃ってて、そこは面白かったです。
 山寺宏一の声が、若い!



 この「メガゾーン23」とゆー三作は、
 偶然にも0VAとゆー場を使うことで敏感に時代の空気を取り込み、
 作品に変換させるコトができた希有なケースだとおもふ。

 面白い…かどーかはそれぞれですが、
 観るならまとめて三作観るのをオススメしますよ。




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by y.k-ybf | 2017-01-11 11:14 | 映画 | Comments(0)

階段の影で昼食を。映画のまとめ。七本。


ダーク・スター 【HDニューマスター版】スペシャル・エディション初回生産限定版 [Blu-ray]

ダン・オバノン,ブライアン・ナレル,ドレ・パヒッチ,カル・ニホルム,ジョー・サンダース/TCエンタテインメント

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 74年公開の、ジョン・カーペンター長編デビュー作。
 ダン・オバノンが主演と脚本で参加しております。

 レトロなTVゲームのよーなピコピコ音。
 妙に艶っぽく、優しい口調のコンピュータ。
 ピタッと停止するワープ。
 どっからどー見てもビニールボールのエイリアン。
 安い。
 何もかもが安いこのSFが、
 今となっては懐かしく、親近感をも感じられるからフシギなものでございます。

 新天地を探し求め、二十年も銀河を旅する宇宙船「ダーク・スター」。
 トラブルで船長を欠いた船員たちは、
 既に意欲も意義も失い、身勝手な行動を取り始めて…。

 とゆーストーリー展開は、
 とても七十年代的で、寧ろ新鮮(SF的にも)。
 退屈しのぎのよーに不安定な新星を爆破したり、光線銃を乱射する姿は、
 ロメロがゾンビ映画で描いた世界のよーに、退廃的だ。
 コンピュータ同士の間の抜けた会話は、ユーモラスであると同時に恐ろしさも感じる。

 宇宙船に流れるカントリー・ミュージックと、
 タイトルインのカッコ良さにシビれ、
 今では絶対に選択されないだろー驚愕のラストに、恍惚する。


 監督はピーター・ハイアムズで、
 けっこーいろんな作品を撮っております。
 気になる方は検索してください。(丸投げ

 本作はシカゴの博物館を舞台に、
 謎の生物が進化して、なんやかんやと暴れる、お話。

 怪物に襲われ&倒すとゆー従来のモンスター映画フォーマットだけではなく、
 舞台が博物館とゆーコトもあり、
 専門的な分析と解析が繰り返されるのが、本作のポイント。
 本編の半分以上はそんなシーンばかりだった気がします。

 怪物の正体とわ?

 一見、欠かせないピースのよーだが、
 はたしてここまで引っ張ってまでやるコトだろーか。
 (そもそもの発端となる部族に、「怪物」は存在しなかったのに。)

 それと、画面が暗い。見えない。
 カットが細かく、判別できない。
 伏線台無し。

 結論、
 モンスター映画として、失敗している。

 向いてないヒトが、向いてないなりに作っちゃった映画って感じで、非常に退屈。


 05年公開、フランス産。
 「クリムゾン・リバー」と同じ原作者の映画化で、ジャン・レノも出演しております。
 こーゆーコンビの括り方にどんな意味があるのか判りませんが。。。

 「クリムゾン・リバー」のよーなハードなサスペンス。
 とゆー表現に異議を唱える気もありませんが、
 「クリムゾン・リバー」がハードに秀でているわけでもないしなー。

 劇中に出てくる「灰色の狼」って奴が実在の殺し屋だかテロリストで、
 映画に取り上げられるのは初めてらしく、そっちが本当の売りみたい。
 とゆー、
 何も確証がない情報で申し訳ない。
 ジャン・レノは主演…でもないしなあ。

 ストーリーの説明をしたいトコロだけど、コレがまーややこしい。

 日々、過去の記憶が薄れてゆくことに悩む女性と、残忍な連続殺人犯を追う若手刑事。
 この二つのストーリーが同時進行に展開して、やがて一つにまとまるんだけど、
 それぞれの枝葉も多く、
 それぞれに謎を含むので、頭の中で整理するのがたいへん。
 更にフランスの歴史や裏事情、トルコとの関係やカッパドキアやら絡んで絡んで絡みまくるので、
 理解に気持ちが追い付かず、まったく盛り上がらない。
 せめて同時進行は避けて、女性パートだけでも先に片付けてくれたらなー。

 社会問題を取り入れたリアルなストーリーなのに、SFチックな設定を入れてるのも失敗だわな。
 例え実現してるとしても、思考のブレーキになってまう。


 ジャン・レノの荒くれ元刑事っぷりも悪くないけど、
 「お土産」のアレは、
 考えてみたらジョーカーのパクリ…かとおもったら、こっちのが先でした!
 (『ダークナイト』は07年公開。)


 オーストラリアの、SFサスペンス。
 助けに行ったヒトらを助けに行く、お話。

 異星を舞台にした『遊星からの物体X』とも云えるし、エイリアンが出てこない『エイリアン2』のよーでもある。
 前半のスリリングな展開が壮絶で、
 コレわ! と期待するも、後半の謎が解かれてゆく段階で失速。
 このギャップがあまりに激しくて、強烈な睡魔とバトルするコトとなった。オレが。

 「判ったよーな判らないよーなオチ」とは、まさにコレ、と云えそーなラストであったが、
 キレ味は鋭く、緊張が残る。

 惜しい一作。

 あ、『ルーパー』と雰囲気は似てるかな。
 あくまで雰囲気だけ。


スタング 人喰い巨大蜂の襲来 [DVD]

マット・オリアリー,ジェシカ・クック,ランス・ヘンリクセン,クリフトン・コリンズ・Jr,セシリア・ピラード/アメイジングD.C.

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 巨大で凶悪なモンスターと化したハチがヒトを襲う、そんなお話。

 モンスターが現れるまで。
 正確には、ヒロインがメガネを外すまで、が、ピーク。
 後はだらだらとモンスターに襲われたり殺されたり助かったりするだけで、
 目新しいモノは何もなく、工夫もない。
 モンスター映画なのに。

 冒頭で擦れ違った庭師の男や、
 妙にキャラ立ちしてるジジイ連中、陽気なミュージシャンなど、
 伏線かな?
 と覚えていたモノが、悉く意味はないと裏切られる失望感。
 まあ、こんなものかと云えば、こんなものであろーが。


 えーと、
 ハチ、コワいですね。


○『リアル刑事(デカ)ごっこ in LA』

 ここにきて、日本版ソフト無し映画。

 社会のルーザー(負け犬)が、暇と欲求不満の吐け口にレプリカの制服を着て、お巡りさんに。
 とゆー、成り変わりコメディの定番。

 わたくしはよく知りませんが、
 人気のコメディアンが出演しており、大ヒットしたみたいですよ?
 日本だったら吉本の芸人さんが作った映画のよーなもんかな。

 ‥‥‥例えが悪かったですね。

 実際、
 王道コメディのポイントはしっかり抑えた、不動の出来映え。
 偽警官とゆー、
 現実的にはかなりヤバい案件を扱う、ピリッとした刺激もありつつ、
 悪役となるギャングもちゃんと悪そう恐そうなので、
 この展開、笑っていいの? とゆー戸惑いもあり。
 単調にならず、飽きさせない作りになってる点は、人気なコメディアンの腕前なのかも。

 アバンギャルドな面も少なく、きっちり着地させる結末の安定感。
 そーゆーコメディです。


インクレディブル・ハルク デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD]

リヴ・タイラー,ウィリアム・ハート,ティム・ロス,エドワード・ノートン/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 地上波で放送された吹替版は何度か観ましたが、ノーカットの字幕版は初めて。

 マーベルのMCUが大きな区切りを迎えよーとしている現在、
 改めて観ると、
 感慨深いとゆーか、この「ハルク」だった未来(MCU)も有り得たんだなー…と、考えてしまふ。

 ご存知のよーに、
 現在の「ハルク」は本作のエドワード・ノートンから、マーク・ラファロに変更されている。
 もしもエドワード・ノートンがそのままハルクを続けていたならば、
 今とは異なるイメージのハルクになっていただろう。
 ブラック・ウィドウとのロマンスなども無かったかも知れないし。

 実際、本作の設定は兎も角、
 ストーリーは後のMCUにほぼ反映されておらず、微妙な存在となっている。
 個人的な思い込みかも知れないが、
 ラファロのハルクは、
 どちらかと云えばアン・リー版の『ハルク』(03)に近いよーな気もするよ。

 さて、
 本編の方はハルクの誕生編とゆーより、逃亡編(或いは帰還編)とも云える内容で、
 ハルク誕生の過程が大胆にすっ飛ばされております。(これもアン・リー版の影響が大きいと思われます。)

 ハルクの魅力はその圧倒的な破壊力だとおもいますが、
 工場での特殊部隊とのバトルや、軍用ヘリを相手にする対人間戦は迫力があるのに比べて、
 後半の所謂ヴィランとの対決は、意外とこぢんまりとしている印象。
 完全に予算と技術の問題だとおもいますが、
 ハルクって、
 実写のドラマにすると難しいんだろなー、特撮以外にも。
 と、製作の苦労が忍ばれます。

 細かい伏線も提示されているので、
 コレを次世代のアベンジャーズで引き継いだら、オモシロくなりそーですね。


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by y.k-ybf | 2017-01-11 10:55 | 映画 | Comments(0)

偶然に、原田眞人監督の、二本。


駆込み女と駆出し男 (特装限定版) [DVD]

大泉洋,戸田恵梨香,満島ひかり,樹木希林,堤 真一/バンダイビジュアル

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 原作が、井上ひさし。
 監督、原田眞人。
 主演は大泉洋だけど、「駆け込み寺」を中心とした群像劇でもある。

 正直、言葉遣いが昔の言葉なので、
 何を云ってるのかさっぱり理解できない前半は、なかなかキツい。
 しかし各々のキャラクターが掴めてくる中盤以降は、俄然と面白くなる。
 これが最良の型なのか判断は難しいけど、
 妙に冷めた緊張感が持続したのは、この言葉遣いの影響ではないのかな、ともおもふ。
 後半の展開はスリリングで、涙も誘う。
 見事な喜劇。

 役者さんは皆、素晴らしかったけど、
 やはり特筆すべきは大泉洋で。
 口八丁手八丁ぶりだけではなく、医者見習いな佇まいが、良い。
 彼が演じる青年の姿は、昔も今も変わりないだろう。

 観終わると、
 キツかったコトも忘れて、もっと観たいとおもわせる、
 そんな映画でした。


KAMIKAZE TAXI<インターナショナル・バージョン> [DVD]

役所広司,高橋和也,片岡礼子,矢島健一,中上ちか/ポニーキャニオン

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 原田眞人監督、95年の作品。
 この「95年」とゆーキーワードが、かなり大きい。
 バブルは弾けているけど勢いだけは残り、
 上辺だけが厚くなる時代の空気感を目一杯に吸い込んでる印象を受けた。
 勿論、良い意味と悪い意味で。

 演劇、文芸、流行は、邦画の三大因習だとおもふが、
 この映画は比較的、気恥ずかしさを感じなかった。(チャップリンは例外。)
 やっとこの時代の邦画も、フラットに観られるよーになったのか。

 ペルー人役の役所広司もいいが、
 ヤクザのボス役のミッキー・カーチスが最高でした。
 怖い恐ろしい。

 政治家の、あのジジイは、
 今でゆーと、百田尚樹みたいですね。


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by y.k-ybf | 2017-01-11 10:24 | 映画 | Comments(0)

余力で更新。映画のまとめ。五本。


 とゆー尺度が適切なのかはさておき、
 それぐらいトム・ハンクスが苦手で、どーにも敬遠してしまふ。
 彼の出演作はほぼハズレがないし、演技が巧いのも判ってるし、
 結局観ると面白く、実際に今作も面白かったわけだが。
 それでも苦手なモノは苦手なのだ。
 (一時期、トム・クルーズも苦手でしたが、克服。
  日本だと渡辺謙や役所広司、若手だと佐藤健も苦手になってきた。)

 そんなトム・ハンクスが主演、
 監督がスピルバーグ、
 脚本がコーエン兄弟とゆー、
 抜け目がないっつーか、バカみたいな鉄壁の布陣。
 むしろ駄作を作ってくれた方がミラクルで有り難いわ。

 もー絶賛ポイントしかない良作なので、何を云えばいいのやら。
 単純な時代物に収めず、しっかり現在へ通じるテーマにしてる点もSA☆SU☆GA。
 抑えるトコは抑えて、
 ベルリンの壁がまさに築かれる瞬間や、U-2偵察機の描写など、
 隠し目玉まできっちり用意してある、まさにTA☆KU☆MIのWA★ZA。


 他に云うこともないので、
 わたくしが好きなシーンを挙げるコーナー。

 ラストの、
 トムが帰宅して、家族が父の偉業に気付くトコ。
 そして字幕で語られる、その後の活躍。
 そっちもスゲー!

 (コーナー終。)


オートマタ [DVD]

アントニオ・バンデラス,ビアギッテ・ヨート・スレンセン,メラニー・グリフィス,ディラン・マクダーモット,ロバート・フォスター/松竹

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 アントニオ・バンデラス主演、スペイン産のSFサスペンス。

 地球の急速な環境変化の影響で、人類は激減。
 滅亡を回避するため、
 「オートマタ」と呼ばれるロボットによる大規模な環境改善計画が実施されるも、失敗に終わる。
 酸性雨が降りしきる失望の世界には、
 僅かな人類と、敗残の兵と化したオートマタ・ロボットが残された…。

 とゆー説明がされるオープニングが、ステキ。

 『ブレードランナー』を思わせる世界観、
 アシモフの三原則をモチーフにしたオートマタの設定、
 『攻殻機動隊』にも重なるストーリーと、
 かなりのSF大ネタを盛り込んだ、(ある意味)正統なSFサスペンス。

 シンプルで工業的且つケアサポート的なデザインのオートマタも、良し。
 ワイルドな銃撃戦やカーチェイスも、良し。
 妻の出産に不安を抱くバンデラスも、良し。
 と、
 ココまで揃っていながら、何故にこんな退屈なのか。。。

 面白く…ないんだなぁ、コレ。
 魅力ある要素はパンパンに詰まってるのに、面白くないフシギ。

 でもオープニングだけは、オススメ。


 監督がリドリー・スコットなので、
 いつ血生臭いドンパチが始まるかと、ヒヤヒヤしながら楽しみました。

 バカと子供を使ったミスリードが巧妙で、完全に騙された。
 予期せぬ子供の出現で、
 詐欺師のニコラス・ケイジの心境が変化して行く様は『ペーパー・ムーン』を想起させるが、
 ラストの豪胆などんでん返しは、
 もう一つ別の映画を連想させるけど、それを云ってしまふとネタバレになるので、スルー。

 エンディングの、
 若干な切なさと、ハッピーさが余韻を残す。


ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男 [DVD]

紀伊國屋書店

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 ロバート・アルトマンの映画をあまり観ていない。
 つか、
 むしろ苦手な監督さんだとゆーことをすっかり失念してこのドキュメンタリーを観てしまったので、
 まったく乗り切れなかった。

 ホントこのタイトル通りとゆーか、
 ハリウッドに嫌われてはいるけど、十分愛されてもいるじゃん、アルトマン。
 とゆーのが、
 よく事情を知らないアルトマン素人の感想。

 映画もドラマもいっぱい撮ってて、職業監督かな? とすらおもったよ。
 山田洋次みたいな。

 とゆー暴言。


クロノス HDニューマスター版 [DVD]

フェデリコ・ルッピ,ロン・パールマン,タマラ・サナス/TCエンタテインメント

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 93年公開の、
 ギレルモ・デル・トロ監督、長編デビュー作。
 ロン・パールマンが若い!

 歯車のガジェット、虫、少女、ロン・パールマンと、
 デル・トロ印がデビュー作から存在しております。
 その独特な作風を楽しむとゆー点では満足できましたが、
 マクガフィンを巡ってジジイとジジイがポカポカ争うストーリーは、
 うーん…とゆー感じ。

 少女とロン・パールマンを対比で置いてるのは面白く、これはどちらも観客の視点じゃないのか?
 とか、深読みしてみる。


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by y.k-ybf | 2017-01-10 00:17 | 映画 | Comments(0)

シャーク(鮫)が来るぞ、カメラを回せ。シャーク(鮫)映画。一本と一本。


シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄 [DVD]

ドミニク・スウェイン,トレイシー・ローズ,シンディ・ルーカス,クリスティーン・ヌエン,コーリー・ランディス/アルバトロス

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 いつものWOWOWさんで「シャーク(鮫)映画特集」をやっていたのでチャレンジしてみたが、
 シャークのゾンビが襲ってくる、『ゾンビシャーク 感染鮫』。
 水陸構わず泳いで襲ってくる、『ビーチ・シャーク』。
 シャークとゆーかシャーク型ロボが襲ってくる、『ロボシャークVSネイビーシールズ』と、
 立て続けに10分保たずにギブアップな駄作が連発。
 嬉々としてレコーダーの削除ボタンを連打しましたが、一作だけは最後まで観ましたよ。

 『シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄』
 まさかの、シャークと女囚モノがドッキング!
 コレわ期待できるぜ。性的な意味で!!

 女囚さん(監獄に収監されている女性の方々)が、
 奉仕活動かなんかで(フツーの)バンに載せられて、森へ穴を掘りに出掛けます。
 を、掘りに。
 眩しいタンクトップ姿で、水をバシャーッと浴びながら。(※囚人です。)
 そこへ、
 甦った太古の鮫、シャークザウルス(笑)が襲いかかるのDEATH!

 最初はまだ沼の水辺をウロウロしておりましたが、
 次第に泥濘の中を泳ぎ、
 最終的にはフツーに地面の中を泳いでました。
 恐るべき、シャークザウルス(笑)。

 何人かパクッとやられながらも、ロッヂに避難。
 偶々誰もいないロッヂには、
 偶々銃器がたんまりと隠してあったので、
 偶々フル武装で出発。

 何人かパクパクッとやられながらも、
 何人かは助かって、メデタシメデタシ。

 森へ穴を掘りに行く時は、
 シャークザウルス(笑)に気を付けたいものですね。


 わたくし、嘘をついておりました。
 じつはもう一本、シャーク(鮫)映画を観ておりました。
 『ドルフ・ラングレン 処刑鮫』。

 しかしコレはシャーク(鮫)映画とゆーより、
 「ドルフの映画に鮫が出た」とゆー認識なので、ご理解していただきたい。

 そのわりにドルフの活躍は少ないけどね。

 危険な動物の密売人のドルフ。
 警察のガサ入れを受けて車で逃亡するも、婦人警官の強引な追走で湖に車ごと突っ込み、逮捕。
 刑務所送りになります。
 残されたドルフの娘は婦人警官に引き取られ、
 数年後、
 湖に人喰い鮫が現れる事件が発生した頃、釈放されたドルフも娘が心配で戻ってきました。
 ドルフが娘を奪いにくると、すっかりママ気取りの婦人警官は勝手に危機感を募らせ、
 娘が自発的にドルフへ会いに行くと誘拐されたと勘違い、通報して警察を動かしてしまいます。
 それでも不安な婦人警官は、
 知り合ったばかりの学者さん(♂)を引っ張り、彼のボートまで借りて、ドルフの家へ急行します。
 案の定、
 シャークがうようよいる湖は危険で、途中、ボートは襲われて、学者さんをパクリ。
 危機一髪の婦人警官を助けたのは、なんとドルフでした。
 なんやかんやとドルフがシャークに蹴りを入れたりしながら、無事退治&救出。
 執行猶予中でありながら誘拐容疑をかけられ大ピンチのドルフでしたが、
 なんとか婦人警官が弁明をして、セーフ。
 メデタシメデタシ。。。

 とゆー、
 思わずラストまで粗筋を書いてしまいましたが、勘の良い方はもうお判りでしょう。
 シャークは湖に落ちた車から逃げ、
 ドルフは一方的に危険人物扱いされた挙げ句、
 娘との再会も不当に妨害され、誘拐犯にまで仕立て上げられる始末。
 そう。
 全ての元凶は、この婦人警官なのです!
 (善意で協力した学者さんも死んじゃうし。)

 まるで一流の死神かっつー勢いで大活躍する彼女。
 お判りですね。
 本作の主人公も、彼女だったのです。
 (ドルフは、めっちゃ脇役。)

 やはり、安定のシャーク(鮫)映画でした…。無念…。


 ま、でもね、
 シャークは意外と小ぶりで、カワイかったですよ('-^*)


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by y.k-ybf | 2017-01-09 23:59 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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