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めざましテレビでは断じてありません。『グッドモーニングショー』


グッドモーニングショー Blu-ray豪華版

中井貴一,長澤まさみ,志田未来,時任三郎/東宝

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 昨年公開された君塚良一監督作のコメディで、
 当時、
 この恐ろしく時代錯誤な作品を、誰が映画館で観たがるのだろーか?
 と、背筋が凍るほど疑問に感じたものでした。

 それが先日WOWOWで放送されたので、
 恐いもの見たさもあって観たのですが、意外と面白かったのです。
 ストーリー運びはさすがに巧いし、番組制作の裏側を映すツボの押さえ方も良い。
 キャストも豪華で、人物配置も抜かりない。
 伏線もしっかり回収している。

 しかし、劇中の問題は何も解決されていない。
 「ワイドショーは一回の放送だけで消える。それがいい」とか満足してるけど、
 ライフル銃を持って立ちこもった犯人へのフォローもなく、小ネタの不倫疑惑すら曖昧なままだ。

 指摘したい部分は山ほどあるけど、
 例えば、番組アンケートの件。

 途中、
 自ら命を絶とうとする犯人に対して、女性キャスターが番組アンケートを提案。
 「死んでよしor死んでほしくない」で視聴者投票が開始され、
 なんと結果は、「死んでよし」。
 これではダメだとプロデューサーが集計を改竄し、「死んでほしくない」が多数だと発表する。

 自分で説明しながらゾワゾワしたけど、ホントにこのまんまやるからな。美談っぽく。
 これさ、
 笑えないし、すげー気分悪いよ。
 投票させるのも、結果がコレなのも、改竄するのも、全部ダメでしょ。
 大衆をバカにしてるとまでは思わないけど、ココで「死んでよし」はない。流れ的にも尖り過ぎ。
 せめて、
 投票結果が「死んでほしくない」と出ても、
 「どーせ局が操作したんだろ、バカにしやがって!」と犯人が逆上する方がまだ自然。
 つーかさ、
 そんな番組アンケートが信頼されているとでも思ってる神経を疑うけどな。

 んでもう一つ、手紙の件。

 立てこもり事件の犯人は、その立てこもったパン屋さんの従業員で。
 店長からハラスメント級の厳しい扱いを受けた上、ボヤ騒ぎの犯人にまでされてしまった。
 その内情を誰かに知ってほしくて、
 主人公であるキャスターの中井貴一へ手紙を渡そうとするも、失敗。
 最期の手段とばかりに、
 店長を撃ち殺そーと店へ向かうも既に辞めており、立ちこもりとゆー形になった。
 (中井貴一に手紙を渡そーとしたのは、
  恐らくお店とテレビ局が近いからで、それ以上の意味は偶然みたいなものだろう)
 事件現場では当然、説得とゆー展開になるのだが、
 中井貴一が、
 まあ他人の話を聞かないし、黙るんだよな。
 キャスターな・の・に。
 「過去のトラウマ」が原因らしいけど、
 それまでは普通にベラベラ喋ってるから、単に都合が悪くなると黙るヒト、にしか見えない。
 トラウマが解消されるよーな描写もないし。
 他人とゆーか犯人の話をろくに聞かないし、聞かないから会話が噛み合わないし、
 「君はそー言うけど、みんな大変なんだ」とか、
 「親や家族が悲しむぞ」とか、
 何も知らないくせに責任を転嫁させるすげー適当なことばかり捲くし立てて、
 結局説得ではなく、(アンケート結果に)油断した犯人は警察に取り押さえられる。

 説得はキャスターの見せ場じゃないのか!?

 そんでこの逮捕のドサクサに紛れて、中井貴一は手紙をゲットするわけなんだけど。
 まあお判りですよね?

 事件翌日、
 早朝の番組の冒頭で中井貴一は騒動の謝罪をすると共に、
 犯人から「預けられるはずだった」手紙を読み上げて、
 事件の真相となる犯人の心情、
 そして多くの若者が影ながら苦心している労働問題の現状を伝えつつ、
 テレビとはこのよーな役割や手助けもできるメディアではないでしょうか。
 ワイドショーも微力ながら、そんな存在でありたいと思っています。
 的なメッセージからのエンディング、、、

 になると思うじゃろ? 思うべ?

 でも実際は、手紙なんか封も切らずにポイッとスタッフへ渡すだけ。
 正確には、スタッフに渡しておいてと預けるだけ。

 正解は、読まない!
 銃を向けられて死ぬかもしれない想いをしたのに、
 その手紙は読まない!!
 (勿論、観客にも手紙の内容は判らない。何故なら、読まないから)

 実際のエンディングはどーなるかってーと、
 ヘトヘトになって中井貴一が帰宅すると、
 不倫を知って怒った妻の吉田羊が、テーブルやイスでバリケードを作って待っていた。
 とゆー、オチ。
 仕方ないわねー、ぐらいの会話で崩されるバリケード。

 二人を妨げる垣根は無くなった、とでも云うのだろうか…(ほん呪風に)

 君塚良一の歪んだ思想が作品に滲み出ているとか、大衆蔑視だとかまでは思わないけど、
 この映画って、
 結局敵味方関係なく、全方位にケンカを売って敵を増やしてるだけじゃないかなー、とは思ったよ。
 誰も喜べない映画。

 キラーワードは、
 事件解決後に解放された人質の女の子に、中井貴一が言った言葉。
 「また明日もパン買いに来てくれるよね?」

 サイコパスかオマエわ。
 つか、明日営業できるわけねーだろ!

 そもそも、人質がいるのに隠しカメラを付けるって発想がアウトなんだけど、
 キリがないのでこの辺にしておきます。


 因みに、
 犯人が使用していたライフル銃のトリガーに見覚えあるなー思ったら、
 やはり「ターミネーター2」で使用されたあの銃をカットしたヤツみたい。

 日本の何処へ行けばパン屋の従業員があのライフルを入手できるのか。
 詳しく教えてもらいたいものだ。


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by y.k-ybf | 2017-09-06 20:17 | 映画 | Comments(0)

『スパイダーマン:ホームカミング』 ※ネタバレ有るよ。


 こーも短期間でリブートされるのは些か不安でもある、「スパイダーマン」。

 全ては杞憂でありました。

 今回のリブートが特殊な点は、
 二つの前シリーズがそこまで古びていないのを逆手に利用してる点と、
 MCUの「シビル・ウォー」でイントロダクションを済ませている点。
 この二つの点によって作品の方向性は限定されると共に明確となり、
 また例がないほどスピーディーに物語は展開される。

 ピーターは(実写映画化の中では)最も年齢の低い高校生となり、
 自身の正義感とスーパーパワーを持て余しながら、
 次第に「正義」の難しさと、力(パワー)を持つ責任について体験し、学んでゆく。

 MCUとゆー映画独自の「スパイダーマン」誕生を描く物語は、
 同時に、
 スーパーヒーローとわ?
 スパイダーマンとわ?
 とゆーオリジン(原作)へ立ち返る物語でもあるのだ。
 (そして結末ではその見事な回答まで示される!)

 と、
 珍しくまとまったので終わりにしたいトコロですが、まだ話足りないので続けます。

 クイーンズとゆー都会ではない街が舞台なのも効果的で、
 高層ビル群がない場所ではこんなコトになるのかと、たいへん新鮮な気分で楽しめました。

 ハイスクールの描写も面白いコばかりで、
 ネッドはいいキャラだし(「シビル・ウォー」の後で一緒に「スターウォーズ」観たのかな)、
 あのコがあのキャラになるのも驚いたし、
 イジメられる側だったインド系の子がイジメる側に回ってるのも時代の流れを感じたよ。

 トニー・スターク/アイアンマンの出番は意外と少なかったけど、
 ラストの唐突な展開が、トニーらしくて素敵。
 「彼(キャップ)が手を抜いてくれたからだ」って台詞にも、ぐっときましたよ。
 ピーターと関わることで、トニーの心境も変化しているのだろーな。

 後半、
 トニーが作ったスーツではなく、
 自作のスーツでバルチャーに挑むのも、テーマを象徴した秀逸な演出だと思う。

 今回の敵、
 マイケル・キートン演じるバルチャーは、カッコ良すぎ!
 んで予想より遥かに強敵だった。
 家族を守るため、強大な力を利用するのは、
 ある意味、ネガティブなピーターのよーにも思える。

 車内での脅迫シーンは、
 さすがマイケル・キートンとゆー迫力でした。
 やはり舞台で自分の鼻を銃で撃ち抜いたヒトは違うな!


 いい加減ホメ殺しみたいになってきたので終わりにしますが、
 三回目の仕切り直しなのに、
 ここまでフレッシュな気持ちで楽しめる作品にしてくれるとは、想定外でした。


 これは親愛なるヒーローの、新たな誕生物語である。


 (あ、ワシントン記念塔って只のモニュメントじゃなくて、あんなに大きな建物だったのね)


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by y.k-ybf | 2017-09-02 20:43 | 映画 | Comments(0)

『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』、他一本。


【チラシ2種付映画パンフレット】 『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング/宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』 出演:飯島寛騎.岐洲匠

東映

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 タイトルにもあるよーに、トゥルーなエンディング。
 本当の最期であります。

 順番的にはテレビシリーズの後日談的な扱いで、
 バレがあるぞ!
 との噂に恐々としておりましたが、
 8月21日に観た時点では、ショック死するほどのネタバレは感じませんでした。

 全員○○○○って部分かな?

 シリーズ本編だけではなく、
 冬と春の映画も比較的巧くいってる、「エグゼイド」。
 今回も世界観を崩すことなく、きっちりまとめてきました。素晴らしい。

 敵となる仮面ライダー風魔の目的が、
 医療系ドラマとしては避けられない問題を抱えている点も良い。
 子供の願い、父親の想いとゆーこのテーマは、もっと掘り下げてもよかったぐらいだ。
 そして先日、
 TVシリーズも最終回を迎えた。

 レベル1が攻略の鍵になる、とか、
 OPの映像、第一話のシーンが再現される、とか、
 じつに「判ってる」クライマックスで、シリーズの完成度を証明するよーな結末でありました。
 バグスターを生命体の一つと認める解釈はとても現代的で、
 ココに人工知能やロボットの意味合いを嵌め込むのは容易だけど、
 寧ろゲームに対する世代間の認識の違いが含まれているよーな気もする。
 とても冷静で、自然に。

 一方、ゲーム病で消滅した人々は、甦らなかった。
 コレこそ英断だったと思う。
 このファミリー向けジャンルのドラマならば、
 甦らせても誰も文句は云わないだろーし、受け入れてもくれるだろう。
 しかしシナリオは医療ドラマの嘘ではなく、「甦らない」展開を選択した。
 今回の映画の結末と合わせて、
 この軸のブレなさこそが「エグゼイド」とゆー作品の強みであり、物語の魅力だったのではないだろーか。


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by y.k-ybf | 2017-09-02 20:30 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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