映画のまとめ 『フォービドゥン/呪縛館』、とか。六本。



 決して面白いホラーではないけど、珍しいアプローチで語られる、ハウス系ホラー。

 ある事情で都会から郊外の古い館へ引っ越してきた、パパママ息子の三人家族。
 しかしこの古ぼけて不気味な館には秘密があった…。

 とゆー粗筋は、
 ホラー好きなら何十回と目にしたモノだろーし、
 怪しく深い森、
 奇妙な町の住人、
 館に隠された陰惨な事件、
 謎の老婆と、
 見慣れたタグがバンバン張り付いてくる。
 しかもストーリーの軸が「家族」とくれば、ああ、そーゆー感じね、と。
 そのパターンね、と。
 何となく展開を予想してしまうけど、それが全部裏切られました。

 凄く…もなくて、
 画期的…でもないんだけど、
 あまり観たこともない結末を向かえます。

 ここから全力ネタバレになりますが、
 まず、
 心霊を体感するのがママ一人だけで、あとは息子がチラッと見掛ける程度。
 パパはまるで気付いてないばかりか、ママの精神的衰弱を疑い始める。
 とゆーのも、
 まだ生まれたばかりの娘を不慮の事故で亡くしており、そのショックを癒すための引っ越しでもあって、
 癒えぬトラウマに苦しんでいると、パパは判断しているのです。

 ここで巧みに重なるのが、古い館の秘密。
 立派な館には鉄の扉で閉ざされた、所謂座敷牢のよーな部屋が隠されており、
 「世間に見せたくない形の子」はここに幽閉されておりました。
 その子(娘)はこの部屋で実父の手により殺害され、迷える魂は部屋ごと隠蔽されてしまう。
 それを見付けて暴くのが越してきたママで、
 隠された部屋の扉を開け、(意図せずも)魂を解放した後、
 過去のトラウマ(娘の死)から逃げてばかりじゃダメだと、再び都会へ戻るシーンで物語は幕を閉じます。
 ママも、トラウマからの解放へ向かうわけですね。
 (殺された娘とは、父親との未練ある別離とゆー共通点もある)

 この物語の何が珍しいかってーと、
 ママの視点以外では、(ママが半狂乱になったのを除けば)ほぼフツーの日常であるのと、
 心霊に関する対応が皆無なまま、
 意地悪な言い方をすると野放しなままとゆートコ。
 (謎の老婆(霊能力持ち)は電話一本掛けるだけで、繋がらぬまま終わります)
 この大胆な作風は、
 ある意味、ホラー版『壊れゆく女』とも云えるのではないだろーか。

 そー考えると、やはり斬新なのかも、だ。


 分かり難くはない。
 寧ろ全部説明してくれるので分かり易いぐらいだ。
 只、
 回りくどいのは確かで、
 時間を遡る形で麻薬王「サンダウン」への復讐のプロセスが描かれるのだけど、
 凝った作りの割にカタルシスが微妙とゆーか、
 順序通りに描いても差ほど変わらないんじゃないの?
 と感じられてしまうのが、残念。

 復讐する相手もね、そっちじゃないよーな気もするし。

 秘密が明かされるラストで、
 んんんんん? ってなる感覚は、じわじわ楽しい。

 『メメント』の影響とゆーより、
 単純にタランティーノ・フォロワーな気もします。


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 ハッカーを捕まえるにはより強いハッカーを!
 とゆーハッカー映画の主演が、クリス・ヘムズワース。
 あの風貌で、天才ハッカー役でございます。

 冒頭、
 中国の原発がハッカーの標的にされ、メルトダウンの危機に。
 日本人的にはじつに複雑な案件ですが、
 だいぶマシな描写になっているのは、マンの巧みさでしょうか。

 あ、
 監督はマイケル・マンです。

 アジアを舞台に、
 マン監督らしいハードなガン・アクション、硬派な映像美が、あるにはあるんですが、
 切迫した状況のわりに淡泊とゆーか、だるだるーっと進行するのだな。

 脚本の問題もあるだろーけど、クリスが醸し出す主人公補正感が半端なく。
 も、
 最初っから何か企んでるんだろな、と思わせてしまうし、
 どーせ死なないんだろな、と安心してしまう。(加えての、ハッカーの万能感である)
 これは監督も予想外だったのか、やる気がなかっただけなのか。
 本来はシーンを詰めればいいトコなのに、
 ムダにしか感じられない情緒な描写が鬼盛りでございます。
 (電話待ちの僅かなシーンでも、女を抱いたりするからな。
  それはリアルだけど要らんやろ)

 リアルとゆーキーワードで観ると、
 片付ける為に片付けられた仲間の死など、いろいろ楽しめる映画ではありますが、
 犠牲になってる部分も多々あり、間延びしてるよーに感じられる。


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 タイトルは、「電話を切るな」とゆー意味なのですね。

 イタズラ大好きナノサイズな脳ミソの若者らが、手痛いしっぺ返しを食らう、
 ざまあなシチュエーション・ホラー。
 電話やPCを使った、得体の知れない者に監視される恐怖はシンプルに恐ろしい。
 日常が一本の電話でガラッと変化する演出も良く、とてもよくまとまっておりました。
 自宅から逃げられなくするため、削られたであろう要素も惜しいぐらい。

 冷徹な真犯人の容赦の無さも、今では少し懐かしく感じました。
 そんな結末も、良し。


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 『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』、です。

 SNSによって世界中へ拡散し、若者を中心に大流行した危険なゲーム「ナーヴ」。
 数多くの死傷者を出しているにも関わらず、
 熱狂は覚めないばかりか、「勇敢な殉教者」としてその犠牲は語り継がれていた。
 「ナーヴ」は旧世代への反抗であり、新しき規律になると信じられている。
 兄を「ナーヴ」で亡くしたヴィーはゲームを憎み、避けるように暮らしてきたが、
 親友が参加すると知らされ…。

 みたいなストーリーではなく、
 もちっと軽快で、恋愛要素も絡んでおります。
 スリラーかな?

 ミッションがポンポンっと立て続けに起こる前半はテンポ良く、惹き付けられる展開だったけど、
 意外とね、
 意外とヒドいコトが起きないとゆーか、
 後半からの、都合良く事態が収束する感じが勿体無かったです。
 ドロドロせず、じつはみんないい子だったりしてね。
 あのビッチなヤラしい子まで。

 本作でもまたハッカーが大活躍しますが、万能キャラ過ぎるって。
 ハッカー。



 とても過激で下劣なコメディと見せ掛けて、
 ハッピーなエンディングにまとめる展開は古典とゆーか、保守的にも感じられた。
 悪人もそこまで悪く描かれないし、バカはバカなりに頑張ってるし。

 主演がジェイソン・ベイトマンで、
 あそーか、
 『モンスター上司』っぽいな、と。


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# by y.k-ybf | 2018-01-05 22:51 | 映画 | Comments(0)

デビッド・リンチの映画、三本。


 「ツインピークス」の続編、「リターン」を観た。
 最初とゆーか最後まで戸惑いっぱなしで、
 恐らく半分も理解できてはいないけど、映像体験としては格別の楽しさがありました。

 ネタバレになってしまいますが、
 「リターン」は拡散されたクーパーのドッペルゲンガーを「回収&改修」する話であると同時に、
 「リターン」全体が前シリーズのドッペルゲンガー的未来の姿でもあるのかな、と思いましたよ。
 過去の選択されなかった可能性が、ドッペルゲンガーであるとゆー解釈の。

 個人的な感想なので正否はどっちでもいいんだけど、
 リンチは世界を平等に狂わせて、その清と濁を愛しているのかも。
 などと、まとめてみる。

 そんなデヴィッド・リンチの過去作を、観てみたよ。


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 84年公開の、SF超大作。

 昔テレビで放送しているのを観て以来、二十年ぶりぐらいかも。
 ストーリーなど当然覚えておらず、
 只々退屈だった、とゆー記憶しかないのは、作品の評価と同じ。
 では今観返すと、‥‥‥うん、退屈。
 でもコレ、
 アレンジに失敗したのは監督&脚本の責任かも知れんけど、そもそも原作が映像化に向いてないんじゃないかなー。
 壮大な物語と設定が、全て裏目に出ている気がします。
 特に主人公の「心が読める」とゆーチート能力が、ストーリーをメタメタにするんだな。
 ラスボスみたいに強いし。

 ある意味、タライ回しにされた映画化企画。
 当時の状況を考えると、このアート路線しか道は残されていなかったのかも、と思います。
 フォローです。

 リドリー・スコットも監督候補だったとの噂もありますが、
 個人的にはやはりホドロフスキーの「DUNE」が観たかったな。

 退屈ではあるけど、そこまでツマラナくはなかったです。
 フォローです。

 スティングは、逆にあのまま活躍せずに終わった方がオモシロかったのに。


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 90年公開。
 ニコラス・ケイジとローラ・ダーンの愛の逃避行。

 真っ先に連想したのは、プレスリー繋がりで『トゥルー・ロマンス』(93)。
 しかしリンチは寧ろ、
 プレスリーやジェームス・ディーンが主演をやるよーな青春純愛映画をやりたかったのかなー、
 と思いながら観ておりました。
 そしたら、
 あの踵を鳴らすステップや黄色いレンガ道などなど、
 コレは「オズの魔法使い」だったのですね。
 しかも映画の方の。

 狂気や暴力性ばかりに目が向いてしまうけど、
 愛の逃避ではなく、
 逃げるな、留まれ! とゆーラストのメッセージが、とても良い。
 (だから、車は渋滞で「止まって待って」いるのだな)

 ニコラス・ケイジの「ラブ・ミー・テンダー」も、素敵でしたよ。
 ここで自然に歌えるのはニコラスぐらいだろーなあ。


 現在、リンチの長編映画の最新作となります。

 長い。
 兎に角、長い。
 そして難解。
 一見TVのリアリティショーのよーな、ハンディカメラの映像と画角。
 呪われた映画のシナリオ。
 見慣れぬ異国の生活。
 ミニチュアみたいなウサギの家。
 分散する欲望と、仮初めの性と死。
 コレって、
 TVのエンタメそのものじゃないの? と。
 チャンネルを合わせて、夢中になって、
 情報を鵜呑みにして、
 昨日のアレ観た? と話終えると忘れてしまう、TV。
 チャンネルを変えれば何処へでも行けて、誰にでも成れる。情報の幻想。
 それを女優さん視点で描いたのかな? と。

 どーも突発的に、リンチ自身がカメラを担いで撮影したシーンも少なくはなく、
 モキュメンタリー的な要素も含んでいるのかも。

 映画最大の禁手(だと思う)、撮影するカメラまで映してるからなー。遂に。


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# by y.k-ybf | 2018-01-05 22:17 | 映画 | Comments(0)

イッツ・シリアス 『コーマ』、とか。サスペンスな四本。


コーマ [DVD]

マイケル・ダグラス,ジェヌビエーブ・ビュジョルド,リチャード・ウィドマーク,エリザベス・アシュレイ,リップ・トーン/ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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 78年公開の、医療系サスペンス。
 監督はマイケル・クライトン。

 大病院の闇が恐い。

 わたくしは人気のない巨大な建物が恐ろしく、
 同時にゾクゾクするほどの魅力を感じてしまうので、
 この映画に出てくる謎の施設など、まあ最高でした。
 七十年代らしい、距離を取らない撮影も良い。

 大病院で起こる不審な死を巡り、若い女性医師がたった一人で巨悪に挑む。
 恋人にすら信じてもらえず、殺し屋にまで命を狙われる恐怖は、
 社会での孤立、孤独を表現しており、
 それが今でも古びない恐怖になっているのだろう。

 荒唐無稽なストーリーのよーだけど、
 医療描写はさすがにリアルで、都市伝説なネタに信憑性を与えております。

 マイケル・ダグラスも出てますよ。


39-刑法第三十九条- [DVD]

鈴木京香,堤真一,杉浦直樹,樹木希林,江守徹/バンダイビジュアル

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 99年公開、森田芳光監督作。

 テーマはタイトルにあるので、省略。
 公開精神鑑定とゆー異常事態を描く、法廷サスペンス、、、でいいと思います。
 わたくしも誤解しておりましたが、
 所謂サイコ・スリラー系な事件を追うとゆーより、真相に隠された心理を解明するとゆードラマでした。
 サイコ要素はだいぶ少ない。

 只、
 このドラマとテーマと、独特な演出が噛み合っているかとゆーと疑問で。
 正直その接点は理解出来なかった。
 しかし疑問のわりには散漫にならず、逸脱もせず、
 森田芳光作品の中では、手堅くまとまっている気がします。

 鈴木京香を「一般人」に封じ込める手腕も見事ですが、人物をクセだけで描写しているのも凄い。
 アップが異常に多く、人物を重ねて映すのは、
 精神(心)の境界線を際立たせる意図なのか。
 近付けば近付くほど線が交わり、融合してるよーに見えますね。


 この後、
 監督の作品は『黒い家』、『模倣犯』とダーク系が続くことになります。

 わたくしは『模倣犯』も好きなんだけどね。


アウト・オブ・コントロール [DVD]

キャサリン・イザベル,クリストファー・ロイド,マイケル・アイアンサイド,ジェシー・マッカートニー,ティム・ドワロン/アルバトロス

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 要するに、
 『メメント』を反時系列ではなく、シャッフルで繋いだらどーなるか?
 とゆー、実験作。
 そしてその実験は見事に失敗している。只々分かり難い。

 失敗の原因は明白で、
 記憶が途切れるだけではなく、人格もチェンジするみたいで、記憶の繋がりがまるで掴めない。
 更に主人公の目的もよく判らぬまま進行するので、
 じつに、どーでもよくなる。
 ストーリー自体はシンプルなんだけど、
 記憶も人格もメチャクチャなニンゲンの言動を、誰が鵜呑みにするとゆーのか。
 更に更に問題なのが、理屈の弱さ。
 こーゆー不規則に展開する物語で頼りになるのは、道理的な予測。
 そーゆー理由だから、こーゆー行動を取ったのね。
 と、
 具体的なシーンが無くても予測で理解できるものだけど、
 その理由、理屈が頼りないと、
 なんで? とゆー疑問の方が強く残ってしまう。
 本作では事の発端となる部分が、あまりに浅い。
 そこで逃げる?
 そこで撃つ?
 それは覚えているの? ってなるわけだ。
 結局、完全な誤解と逆恨みだったしね。
 せめて、
 記憶が継続するシーンの一つ一つがもう少し長ければ、印象は違ったのかも。

 ノワールには成れていないけど、
 バイオレンス映画としては結構よく出来ており、見応えだけはありました。
 フツーに編集した方がまだマシだったのでわ?
 と思うよ。


サバイバー [DVD]

ミラ・ジョヴォヴィッチ,ピアース・ブロスナン,ディラン・マクダーモット,アンジェラ・バセット,ロバート・フォスター/Happinet(SB)(D)

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 『Vフォー・ヴェンデッタ』の、ジェームズ・マクティーグ監督。
 ミラ・ジョ(略)主演の、テロ・サスペンス。

 凄腕外交官が、
 凄腕テロリストに狙われるけど、
 強力な主人公補正を発揮して逃げ回り、飛行機にまで乗ってNYへ向かい、
 テロを防げるのか、防げないのか。
 とゆーお話。

 何ら新鮮味を感じないストーリーに思えますが、
 コレがなかなか悪くなく、少し懐かしい安定感すら感じました。
 九十年代前半ぐらいの。

 ピアーズ・ブロスナンの殺し屋がまたハマっておりまして。
 スゴい迫力でずいずい追い詰めるけど、逃げられるとゆー。
 そこがまた良い、エンタメ。

 ストーリーの核心となる部分があっさり切り捨てられて、
 結局何も解決してないよーな気もするが、最期にあるテロップが出ましてね。

 要約すると、
 「NYを標的にしたテロリストは沢山いたけど、沢山捕まえましたよ」とゆーもので、
 文面通りの意味だとは思いますが、
 こーゆー映画の最期に提示されると、その意図は何? と勘ぐりたくなる。

 頑張ってます、ってコト?


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# by y.k-ybf | 2018-01-05 21:54 | 映画 | Comments(0)

すばらしき音楽映画たち。『ストレイト・アウタ・コンプトン』、とか。三本。


すばらしき映画音楽たち [DVD]

ハンス・ジマー,ジェームズ・キャメロン,ダニー・エルフマン/キングレコード

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 素晴らしい映画音楽の歴史を辿ります。

 巨匠たちが、
 「アナタはスゴいですねー」
 「いやいや、アナタほどではナイですねー」
 と、イチャイチャするのを眺めます。

 名作映画のハイライトシーンが、
 名曲にのせて惜しみなく流れ続けるので、まったく飽きない、
 贅沢なドキュメント。


 ドキュメント?


ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~ [DVD]

チャドウィック・ボーズマン,ネルサン・エリス,ダン・エイクロイド,ヴィオラ・デイヴィス,クレイグ・ロビンソン/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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 ジェームス・ブラウンことJBは、
 わたくしの世代的には最早歴史上の人物レベルの方なので、詳しくなくとも逸話だけは耳にしております。
 そんな嘘か真か判らぬエピソードがてんこ盛りの、
 JB伝記映画。

 R&Bとソウル・ミュージックが全編に流れ、伝説として語り継がれるライブシーンが再現される。
 チャドウィック・ボーズマン演じるJBのダンス、ステージングも完璧。
 カリスマ性とゆー言葉で片付けていいのか判らんけど、
 JBの非凡なキャラクターが十二分に表現されており、たっぷり堪能できました。

 ちょっと切ないラストは意外でしたが、とても良い。
 この複雑な心情は、ぐっときます。

 リトル・リチャードやブーツィ・コリンズなど、
 ビッグネームがサラッと登場するのも魅力でしたが、
 ポピュラー音楽の歴史ではなく、
 JBの音楽遍歴が中心なため、若干分かり難い部分もある。
 そこを丁度補足してくれるのが、
 たまふるのJB特集となっておりますので、併せて聴くとより楽しめますよ。




ストレイト・アウタ・コンプトン ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

コーリー・ホーキンス,オシェイ・ジャクソン・Jr,ジェイソン・ミッチェル,オルディス・ホッジ,ニール・ブラウン・Jr/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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 作品に合わせた云い方をするならば、クソ面白い伝記映画。

 ヒップホップに疎いわたくしですが、
 疎い故に何が起こるか判らず、ハラハラと興奮しながら最後まで楽しめました。
 みんなずっとカネ金カネ金云ってる、すっげーリアルな青春映画にもなっているのが良い。
 とゆーか、
 明らかにN.W.A.とゆーより、
 イージー・E、アイス・キューブ、ドクター・ドレーの青春映画だよね。

 所謂「ギャングスタ・ラップ」が生まれる背景は判ったけど、
 ムーブメントとしか描いていないので、
 音楽性の構造や革新性がイマイチ漠然としてるのが、ヒップホップ素人には掴み難かった。


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# by y.k-ybf | 2018-01-05 21:27 | 映画 | Comments(0)

『スピード・レーサー』、とか、エンタメ大作四作。


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 ウオシャウスキー兄弟(或いは姉妹)が08年に監督した、『スピード・レーサー』。
 皆さんご存知のよーに、
 原作はタツノコのアニメ「マッハGoGoGo」。
 (「スピード・レーサー」は、アメリカ放送時の改題)
 それをほぼフルCGに近い形で、実写映画化。

 しかし公開当時、
 そこそこのヒットで、評価もイマイチだった。らしい。
 08年と云えば『ダークナイト』、『アイアンマン』が公開された年で、
 前年(07)には『300』、『トランスフォーマー』。
 次の年(09)には『ウォッチメン』、『第9地区』、『DRAGON BALL EVELUTION』が公開された。
 こーして並べてみると、
 如何に『スピード・レーサー』の(原作を尊重した)マンガチックなストーリーとカラフルな映像世界、
 エンタメ大作然とした作風が流行とミスマッチだったのかが、よく判る。
 (『アイアンマン』と『トランスフォーマー』ですら、リアリティは不可欠だった)

 今でこそ原作を再評価し、その特色を(残して)映画に反映するべき、
 とゆー要望が増えているのに、
 アメコミ映画の流行に火がついた08年に公開されたが為に、その恩恵を受けられなかったのは皮肉にも思えます。

 まあ、ね。
 キャストもビジュアルも演出も、
 過剰にバタ臭く、ツヤツヤとコレステロール高めなのは否めないけど、
 タツノコアニメの実写化的には間違ってるとは思えないし、
 何より17年の今、
 初めて観た本作は、予想以上に「マッハGoGoGo」だったんだよ!

 あのクソガキキッズやエテ公サルの悪ふざけも含めて、
 懐かしさすら感じるオマージュ愛を、わたくしは積極的に評価したいと思います。


ターザン:REBORN ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

アレクサンダー・スカルスガルド,マーゴット・ロビー,サミュエル・L・ジャクソン,クリストフ・ヴァルツ/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 何故に今、ターザン?
 とゆー疑問が湧いてしまうけど、
 恐らく西洋の方にとって、ターザンってのはスーパーヒーローのオリジンの一人なんだろーな。
 怪傑ゾロとか、そーゆーの。
 ヒーロー映画が流行している今、それがリメイクされた理由かも?
 とゆー仮説を思い付く。

 一度ジャングルから離れてイギリスで暮らしていたターザンが、
 再びジャングルへ戻る、お話。

 続編と云えば続編なのだが、そもそものオリジナルの話をよく知らない。
 とゆー方のために、
 ちゃんと過去に何があったかも説明してくれます。安心設計。
 ってコトは、リメイクじゃなくてリブートになるの?

 さておき。
 ターザンの活躍と勇姿を期待して観たわけですが、
 うん、、、
 うん、間違ってはいないけど、予想とは違ってた。。。
 「桃太郎」かと思って観ていたら、
 お供がロデム、ロプロス、ポセイドンだったとゆーか。
 桃太郎、も、負けずに活躍。
 みたいな、微妙な気分になったのは、まわりが頑張り過ぎるから。

 サミュエルは銃の名手って設定でオイシいトコ全部もってゆくし、
 クリストフは嬉々として非人道な悪役を演じるし、
 マーゴット・ルビーすら、
 河へ飛び込み、カバに襲われたりと大奮闘を見せてくれます。
 (逃げるクリストフの船を機関銃で阻止するのもサミュエルで、
  エピローグで更にでかい顔してるのも、サミュエル)

 敵にも仲間にも食われっぱなしのターザン。
 お約束のツタを使ったアクションや、ゴリラとの喧嘩ファイトも見せてくれますが、
 渋い。激渋い。
 しかもゴリラ(義兄)に負けるしな。

 水牛のスタンピートとゆー見せ場もあるけど、
 ターザン、目立ってないしなー。。。

 動物の殆どはCG任せだと思うけど、
 そこも巧くハマっておらず、迫力に欠けるのもイタイ。

 特にフォローも無しだ。


ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影(シャドウズ)ブルーレイ+DVDセット (2枚組) [Blu-ray]

ミーガン・フォックス,ウィル・アーネット,ピート・プロゼック,ノエル・フィッシャー,アラン・リッチソン/パラマウント

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 前作の感想を確認したら、やはり似たよーなコトを云っておりまして。
 兎に角、このカメ共への思い入れが皆無な為、まったく感想が湧いてこないの。

 前作と比べると困惑や葛藤の心情を描いている分、
 気楽さには欠けるけど、欠点なわけでもなく。
 前作と同じぐらいは楽しめました。

 …あの車は、もっと贅沢に使ってもよかったんじゃないかな。


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ブレントン・スウェイツ,ニコライ・コスター=ワルドー,ジェラルド・バトラー,コートニー・イートン,エロディ・ユン/ギャガ

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 コレ、
 原題は『ゴッズ・オブ・エジプト』で、
 正直どっちでも大差はないけど、
 「砂漠の王」についての話だから、邦題の方が相応しい気もする。

 ハリウッドに限らず西洋のヒトは神話が大好きなよーで、
 一定のスパンでこーしたキラキラ神話系の映画を作りますね。セイント映画。
 以前はギリシャ系が主流だったけど、今回はエジプト系。
 太陽神やら冥界神やら超合神! やら、まあ景気のいいお話でございます。
 しかしこの映画の売りは、完全にヴィジュアル。
 妄想を刺激する、キラキラ輝くキャラクターと、
 美しく構築された美術&CGを堪能する為だけの映画なので、
 その点ではかなりハイレベルな作品に仕上がっていると思います。

 逆にそこさえ間違わなければ、
 いくらでも続編は作れるし、楽しめるのではないでしょーか。
 逆に。


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# by y.k-ybf | 2018-01-05 21:02 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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